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夢がつないでくれたもの

2014年11月12日 11時12分59秒 | シニア産業カウンセラー

夢がたくさんある。全オリジナル曲でおこなうワンマンライブの開催。日本一周旅行など・・。でも一番大きな夢は、40代~50代の人達がイキイキに生きることを支援活動を仕事とすること。

数年前その話を知人に話したら「意味がわからない」と言われた。確かに、わかりづらいよな・・。そう思うようになったのは私が40代の頃のこと。家族を顧みず仕事ばかりして、身体やこころを壊しそうになった時期でもあった。その壁を壊した経験が、その夢への発想に繋がっているのかも知れない。

転機から抜け出すのには、結構時間が必要だった。思い出すとまず手始めに、これまでの人生を棚卸したことが思い出される。これまで生きてきた自分を決算して人生の決算書を作った。それは、自分の人生にまったく自信が持てなくなったからだ。

大きな画用紙に、さまざま視点で振り返りをしたことが思い出される。資産は家族、仕事、友人仲間、今生きてることなどなど・・。負債は、家のローン、病気、欠点・・・。そこから見えてきたもののひとつ、それは年齢も体力も元には戻らない、衰えていく早さだけということ。そこで生きるテーマを決めることで、弱い自分を乗り越えようと決めた。そして「磨く」というテーマを作った。そして今ある自分の健康やスキルとキャリアに磨きをかけようと思い具体的に動くことにした。

まず、毎朝1時間早く起きて自己啓発のための読書を続けた。毎回本を5冊借りてきて、ノートにまとめた。ある程度まで進んだので、そしてこれまで仕事やボランティア活動で学んだことを体系的にまとめることができたらと、生涯学習コーディネーターを学び資格を取得した。自己啓発を生涯学習で、40代~50代の方が生きやすくなるセミナーを通して、支援することができるのではと考えた。

そして、更に学びを深めたいと産業カウンセラーの勉強を1年間かけておこない資格取得。ここではある理論との衝撃的な出合いがあった。

それは、米国のキャリア研究者、ドナルド・E・スーパー(Donald E Super)の理論。キャリアとは、人生のある年齢や場面のさまざまな役割の組み合わせ」であるととらえた。そして人々は、自分にとって重要な価値観を、仕事あるいはほかのライフ・ロール(役割)において達成しようとするということを実証した。

深い意味は理解できなかったものの、目の前の霧が晴れたように感じた。
これまで生涯学習という切り口で支援しようとしていたが、40代~50代は仕事のこと家庭のこと、親のことなど、学びに避ける時間やゆとりはない。それに第一面倒くさい。

それなら、仕事を通じて精神的・経済的な自立や生き甲斐や働き甲斐を支援することが、40代~50代を支援することに繋がると思い、キャリアコンサルタントとして活動することが夢の実現の一歩だと確信した。

産業カウンセラーの講習が終わると同時にキャリアレインボーと名付けた活動組織をつくり、自分にできる支援を開始し今年で3年目を迎える。そして、念願叶って今年4月からそのキャリアを積める職場へと転職。仕事として自立支援ができる立場になった。来年には、経済面から40代~50代を支援できるようファイナンシャル・プランニングの勉強を開始した。

55歳の私。記憶力も衰えがちであるのは志と努力する気持ちだけ。不安な面も多々あるが、ひとりでも多くの方の支援ができるよう頑張りたい。神様、仏様、見守っといて下さい。