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相田みつを美術館 開館20周年記念特別展へ行く

2016年10月27日 08時03分00秒 | シニア産業カウンセラー



10月9日(日)東京で行われるシニア産業カウンセラー育成講座への参加前日、三女夫婦と相田みつを美術館へ行った。

開館20周年記念特別展の期間中のため、相田みつを氏の長男で相田一人館長から、直接お話を伺う機会を得た。


お話の中で、学生時代から30歳まで、書家として様々な賞を受けその後、独特の世界観で「相田みつを」を書を追求していったこと。60歳になった。1984年(昭和59年)「にんげんだもの(文化出版局)」が出版され作品が世に知られるようになったこと。
そして67歳で急逝したこと、作品づくりに取り組む、みつを氏の様子なども紹介いただいた。

30年もの間、どんな暮らしをしていたのだろう、どんな葛藤があったのだろうか。想像しながら館内を巡った。これでいいのか、この生き方が正しいのか、人間のモノサシでは計れないもの・・など、自分と仏様との対話をしているように思えた。
文字ひとつひとつの息づかいを感じながら、人間の弱さと強さの両面を垣間見た。

そして、何故20年以上も相田みつをの作品に人気があるのか、魅力を感じるのか。人間のこころという宇宙の中に、無限の空間や命を宿しているかに他ならないからだと思う。どこに価値を見出すのか、何を大切に生きるのか。すべてはこころが決める。こころが洗われた美術館であった。




来場記念の1枚。美術館はJR東京駅から徒歩10分程度の場所。特別展12月11日(日)まで行われている。