標記は、第一生命「サラリーマン川柳」よりの一句。今の時代を言い当てている句だと思い、考えを巡らせてみた。
その前に減らす人もいなくて、少ない人数で回しているのに、成果だせなんだけどね・・。人を機械のように命令すれば答えがでてくる錯覚している人が増えていると感じる。何故そのように意識に変わったのだろうか。理由のひとつに、世の中に便利なものに囲まれて生活する中で、せっかちになったことが考えられる。
車、パソコン、スマートフォン、家電製品。そしてお金を出せば、料理、掃除、リラクゼーションなどのサービス、便利になった。そして、お客様は神様になった!?。
一方、それらのサービスの質が少々不満であったりすると機嫌が悪くなる。また、道路が渋滞しているという避けられないことに対しても、不機嫌になる自分も感じる。便利な生活に慣れてくるとそんなささいな出来事さえもストレスになる。
しかし、考えてみると、ある時はサービスを受ける側であっても、サービスを提供する側になる可能性は高い。そして、サービスを提供する側、される側ともにストレスのスパイラルに陥る。そんな世の中に向かっているのではないか。そもそも人間には、時間、能力、人間関係という限界もある。だからこそ、許し合うということが大切なのではないか。
今一度、立ち止まって考えてみたい。忙しく過ぎていく毎日、せめて自分や周りの人達が日々楽しく仕事、そしておつきあいができる配慮、また自身が経営者ならエンゲージメントを感じられる職場の仕組みづくりをおこなうなど、何かできるかも知れない。