本年6月、(株)建設図書から、「橋梁と基礎」12月号の特集で”地域と橋”について、私が事務局を務める宮崎「橋の日」実行委員会へ執筆依頼があった。
建設図書は、建設業界では有名な情報誌。この機会を通じて全国へアピールしたいと考え同委員会で協議の結果、依頼を受けることとなった。
7月より原稿づくりを開始。初めて「橋の日」のことを知った方も多いと考え、提唱までの経緯や32年間の具体的な活動について、写真や数字を多用することで見やすい紙面をこころがけた。また、全体で10ページ以上のボリュームとなるため、「橋の日」活動が活発で組織の運営形態が異なる沖縄、鹿児島、長崎、長野の4県の方々に執筆をお願いし、取り組み事例を紹介することとした。
実際、取り掛かってみると事実の確認や写真との照合や文章作成などでなかなか作業が進まず、また担当している他の行事とも重なり難渋した。しかし、作成する過程で32年間の歩みについて、じっくりと振り返ることができ、改めて活動を整理するできた。
そして昨日、完成した本が届いた。表紙には、完成した橋の写真、美しい紙面。少しずつ課題をやり遂げた達成感と同時によみがえる活動の思い出。「橋の日」に関わって32年目。ふと、過去の自分が今の自分を励ましてくれるように思った。そして、今を生きることは未来をつくることだと感じた。
http://www.kensetutosho.com/Magazine/kyouryou/2018_12_kyouryou.html