先日、尊敬するKさんからアシタネプロジェクトの活動のスタートを記念して、宴席を設けていただいた。Aさんは84歳、現役のコンサルタントとして活躍されており、つきあいは20年程になる。また、奥さんともどもお世話になっている。
以前Kさんは、ある組織の専務理事として辣腕を揮っていた。いろんなアイデアを形にして改革を続けていた。その当時はカミソリみたいに鋭い印象で、近寄りがたい存在だった。しかし、40代前半、新事業の立ち上げのため、年間360日程働いた年があった。正月の2日、会社で仕事をしていると対面のビルの3階でKさんが仕事をしているのを見たことがある。お互いよく仕事していた。その頃から親しくなった。
振り返ってみると、何か新しいことをしようと思うと、やはり時間は必要である。人生を賭して闘う時は一生のうち数回はあるように思う。しかし、今だから言えることで、その当時は、家には眠りに帰る程度で、家族から見放されそうになったことや健康を害しそうになったこともあった。そんな自分が働き方改革を進めることは、ある意味必然なのかも知れない。
この日は、仕事観についてお話したがKさんと共通点を見つけることができた。それは「喜ぶ顧客の顔に喜ぶ自分」を大切にし、そのための努力は惜しまない点である。何故これまでの気付かなかったのだろうか。憧れの人に認めてもらえる自分、いつかお会いしたときにしっかりお話ができる自分になることで、自らの成長を実感できるかも知れない。