父は、私の故郷延岡市で一人暮らしをしており、あと2ヶ月で85歳を迎える。現在もシルバー人材センター(以下センター)で週4日程働いてる。
センターで働くことになったきっかけは65歳の時。定年後のある日、よく行く釣り場で時々一緒になる方が海外ボランティア活動から帰ってこられ、「遊びだけじゃなく、人のためになることで自分らしく生きていきたい」と話した言葉にショックを受け、このままではいけないと一念奮起。センターに登録し働き始めた。
その頃の父は、働くことによって、職場の仲間、仕事先の方とも仲良くなり、世界が広がったように感じた。パソコン教育にも通い始め、ホームページを立ち上げるなど、仕事一辺倒だった父が変わり始めた。
それから20年間、週5日働きながら2つの農業法人の監査なども引き受けるなど、精力的に活動している。一方、女性の友達もたくさんでき、私も飲み会にも数回誘ってもらったが、異性の友達ができると元気になるようである。
センターでは男女問わず働いており、自然と異性の仲間ができることで、イキイキしてくる人も多く、中にはそんなつきあいを家族が反対して、センターを辞めさせることもあるのだそうだが、連れ合いが元気になることはうれしいことであり、どうして信じてあげないのかなと私は思う。
センターでは男女問わず働いており、自然と異性の仲間ができることで、イキイキしてくる人も多く、中にはそんなつきあいを家族が反対して、センターを辞めさせることもあるのだそうだが、連れ合いが元気になることはうれしいことであり、どうして信じてあげないのかなと私は思う。
今夏、お盆に帰省した際、父は作ったばかりのトラック荷台を見てくれた。左右の衝立と底面の板があると、ゴミ焼却場で荷物を一挙に捨てられるとのこと。昨年夏に倒れて依頼、役職は降り、仕事の量を減らしたという父。しかし、仕事がないとじっとしていられない性分で、今年から選定作業で出るゴミを運ぶ仕事などの比較的手間のかからない仕事へとシフトして働き始めた。
暑い日差しの中真っ黒になりながら働いている父を見ると、元気でいてくれて本当にありがたいと思う。反面、交通事故を起こしたり、巻き込まれたりしないよう祈るばかりである。
若い時から元気だった父。人との交流、良く食べよく眠ること、プラス思考が現在の父の健康を支えているように思う。そして、人から必要とされる存在が仕事であったり、家事や孫育てやボランティアなどの無償の仕事であったりすると思う。
若い時から元気だった父。人との交流、良く食べよく眠ること、プラス思考が現在の父の健康を支えているように思う。そして、人から必要とされる存在が仕事であったり、家事や孫育てやボランティアなどの無償の仕事であったりすると思う。
お金は使えば無くなるが、こころはいくらつかっても減らない。不安な時代でもあるが、身の回りの人とつながって、そして支え合って楽しく生きていけたらと思う。
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