法学教室4月号

2010-04-01 17:52:27 | 司法試験関連
法学教室の面構えが可愛くなった(笑)紙質が変わり,レイアウトもポップな感じになったような気がします。個人的には前の方が重厚感があって良いような気もしますがこれも時代の流れでしょうか。きゅーとな法学教室の誕生なり。

巻頭の特集記事は,3,4年生向けに法学部での勉強の仕方について東京大山下教授,早大大塚教授,慶應大三木教授,香川大村上教授の座談会です。その中に「答案の書き方」というお題があるのですが,是非読んでみることを勧めます。

その中で慶應の三木教授が「マジックワードに頼るな」という趣旨の発言をされています。この点に関連したことについても,先日行った「このままでは受からない~」ガイダンスでかなり具体的にお話をしたところです。

また,山下教授・三木教授の「問題抽出能力についての見解」部分も一読すべきです。私の言うところの「論点の抽出と選別」に係る話ですね。何故論じ「なければいけないのか」をチェックする癖をつけるということです。

ある意味極々当たり前のことを言っているだけなのですが,改めて確認することに意義があるように思えます。back to basicの重要性ですね。
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2010年度Opening Day

2010-04-01 12:24:44 | 司法試験関連
新年度です。昨日までの冷え込みが嘘のように春めいています。伊藤塾前の桜坂もエンジン全開状態です。気持ちが良い四月馬鹿です。
本日エイプリルフールでありますが,四月馬鹿ってあんまり聞かなくなりましたね。

受験生的にはあと7週間となりました。いよいよ感万吉となる頃合ですが,これから試験本番まで如何にセットアップしていくかが非常に重要になってきます。

試験本番にやらされる事・やるべき事は何か,当日どのようなパフォーマンスを見せなければいけないか,その点をよく考えましょう。論文であれば,2時間で1問書ききることがやるべきパフォーマンスです。だとすればそれに向けたセットアップの仕方って何でしょうか。基本書なりを朝から晩まで読み込むことでしょうか。暗記しまくることでしょうか。なんか作業中の「頭の使い方」がこれらでは違うような気がします。要はそういうことです。

間違ってもラスト10日間をひたすら短答対策で丸暗記ばかりやっていました,ということにならないようにしましょう。試験前はどうしても知識を補充したくなります。これは不安の解消策として「知識量でフォローしよう」,というふうになりがちだからです。気をつけなければいけません。論文突破の為に重要なのは,「武器(=知識)の数」ではなく,手持ちの武器を「如何に使いこなせるか」です。これを肝に銘じましょう。

知識補充の時間と,頭の使い方の時間のバランスを意識しましょう,ということです。もう暗記するな覚えるな,ということではないです。定義や要件効果,判例の言い回しに不安のある人は,論文用セットアップの作法の一環として当然これらの事項の暗記の時間は必要です。


先日,重点講義下巻,西田刑法総論・各論,山口刑法各論を大人買いしました(笑)。西田刑法各論と山口刑法各論の同じ箇所を並び読みするという贅沢な(同時にまるで進まない)読み方をしてみています。そのうち飽きるような確信があります。



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