平成21年度重要判例解説 吉野の独り言(民事訴訟法編)

2010-04-14 14:01:06 | 司法試験関連
大トリは眠訴!じゃない民訴!

民訴①
 短答向け。旧司憲法の問題にはなりそうですが。解説は判例を上手く類型化してくれています。

民訴②
 決定要旨だけで十分。情報公開・個人情報保護審査会の権限と混乱しないこと。

民訴③
 この分野が手薄な人は短答対策として解説1くらいは読んでおきたい。棄却か却下か,その主体は原裁判所か上告裁判所か,決定か判決か,等を意識しながら条文を確認しておく。

民訴④
 民事執行法の判例。出ても短答か。

民訴⑤
 民法④と同じ判例。解説3・4は興味があれば。

民訴⑥
 民事保全法の判例。判旨だけで十分か。興味がある人は,解説1・2等も。解説3は,間接強制金の法的性質に関する損害賠償説と制裁説の説明になっている。

民訴⑦
 判旨は読んでおく。余裕があれば解説2も。ただ倒産法の判例ですね。

民訴⑧
 倒産法の判例。企業法務の授業が懐かしく感じられる判例。

民訴⑨
 民事再生法の判例。

民訴⑩
 民事再生法の判例。

というわけで,いわゆる「民訴判例」という感じのものは少なかったですね。判例セレクトⅡ掲載判例も似たり寄ったりで,狭義の民訴判例というよりは,倒産手続・保全・執行が寧ろ多い広義の民訴判例ばかりですね。セレクトには自己査定文書に関する文提の判例が一つ掲載されています(最高裁平成20年11月25日 ← 判例六法の220条,223条に関連判例として引用されています。20年度重判民訴4事件です)。

以上,これにて「平成21年度版独り言」はお仕舞い♪
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