煙る入鹿池

今朝カーテンを開けるといい天気です。
遠くを眺めると入鹿池の湖面が煙っています。
湖水と空気の寒暖差によりガスのように煙るようです。

望遠カメラで約2km先の湖面を撮ると、
入鹿池の先に明治村の佇まいが見れます。


そして何艘かのボートがいます。
煙ってよく見えませんね。


違う湖面にレンズを向けると確認できました。
ワカサギ釣りのボートです。


10月から3月までの入鹿池の風物詩として定着しています。


入鹿池が世界灌漑施設遺産となって今月で1年となります。
そして来週の16日には天皇皇后両陛下が私的旅行で入鹿池を見学しに来られます。

いろんな意味で脚光を浴びることは、地元に暮らす者にとって嬉しいことです。
ただこれだけの自然と観光資源であっても、
周辺には1ヵ所の駐車場すらありません。
茶店に入って食事するかボートに乗らない限り、
無料で車を停めることができないのです。

ボートに乗らない釣り人や散策のハイカーは、
ただでさえ狭い集落の道路に車を停めざるをえません。
当然私たちの生活に支障が出ます。
今日のような幻想的な煙る湖面を見ていたくても走る車窓からしか見れません

行政も自然を生かす施策はこれからでしょうが、
まず行うことは無料の駐車場とトイレの整備です。

＜　入鹿池生かす知恵まず駐車場　＞