寒波は月曜くらいまでで、
その後は少し暖かくなるようです。
このぐらいの寒さで震える人間ですが、
日本へやって来た冬鳥たちにとっては、
極寒のシベリアに比べれば楽園なのかも。
毎年冬の我が里へやって来ているはずの野鳥に会えず、
どうしたんだろうと気をもんでいたが、
やっと昨日会えました。
ツグミです。
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歩き方に特徴があり、
両脚を揃えて数歩ぴょんぴょんと歩き、
体を45度に傾けて静止します。
これは餌を探しているのと、
外敵がいないか探りながらのポーズとのこと。
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10月には遥々日本海を渡って来ているのに、
やっと感が強いですね。
後2ヵ月余しっかり付き合っていきましょう。
この里へ定住している留鳥も、
餌探しで特に午前中は群れで忙しく飛び回っている。
ビワの蜜はメジロの大好物なようです。
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同じくヒヨドリも鵜の目鷹の目で、
餌探しに余念がないです。
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そう言えばお馴染みのスズメを殆ど見かけなくなりました。
余りにも多すぎて シャッターを切るのが憚れたぐらいだが、
いつの間にか希少鳥になってしまったのか。
日本の原風景の中で生きてきたスズメにとって、
都市化と建築様式の変化で巣が作れなくなったこと。
農薬の多用で餌となる虫が少なくなった。
気候変動により気温の上昇や季節の変動が昆虫の発生パターンを変え、
スズメの繁殖や食餌行動に影響を及ぼしているとのことです。
一茶が詠んだ「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」
は遠い昔の話となってしまったのかな。
これは大名行列の様をスズメを通して、
百姓の哀歓を庶民目線で詠んだものだが、
スズメはどこにもいたことを物語っています。
そのうち渡り鳥も来てくれなくならないよう、
自然環境は守って行かなくちゃですね。
< 愛しき鳥住みにくい日本さらば >