晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

津島天王

2021-07-10 06:00:23 | 地域の文化や出来事
今年は地区の氏神神社を護る社寺係を担当しています。
7月に入ると津島神社からお札を受けることになっており、
昨日は長のM氏と津島神社まで出向いた。

津島市は尾張平野でも住む犬山市とは西と東の対極にあり、
高速道路を使っても一時間かかった。
思い出せば40代だったから今から25年ぐらい前に、
3年間勤務した土地でもあります。

津島神社は全国に3000余ある天王信仰の総本山です。
除疫、授福の神である「牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)」とも呼ばれ、
京都の八坂神社と並ぶ天王社として崇められています。

我が地区には「お天王様」と呼ぶ社が神社内と他に二ヶ所集落の片隅 にあります。
もう途絶えてしまったがかっては「セキノ方送り」と言って、
津島天王祭の前日に子供たちが竹笹をかつぎ村の中を巡りながら天王社二ヶ所を廻り、
村人たちは悪病や汚れを各々の紙に託しその笹に結び付け村境へ送ったと、
いつぞや紹介した「入鹿史」に書かれています。


今は形ばかりの天王信仰となってしまったが、
疫病を払う無病息災の願いは、
正に今世界と日本を襲っている新型コロナウイルスとの闘いそのものです。
「科学と信仰」は一見相反する事柄と思われるが、
その深い根底には同じ「幸せ」を求める人間の心があります。

< 天王の札に願込むコロナ退治 >

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