北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.8.10 『上志文』(カミシブン・152m) なんでこんなに暑い!?
10日の朝「奥千代谷」から駐車地に戻った後、
同じく岩見沢市の「いわみざわ公園」へと向かった。
そこには広いパークゴルフ場があり、
広い駐車場には利用者の車がたくさん停まっていた。
おまけに大型バスも2台駐車しており、
なかなか有名なパークゴルフ場なんだと思わせる。
パークゴルフ場の最奥に駐車し、
徒歩でスタートした。
暑い!
この時点で気温は30℃を超えていた。
北海道の夏がどうしてこんなことになってしまったんだあ!?
昔は暑いと言っても、
それは直射日光の暑さであって、
空気は乾燥していた。
そりゃあ雨上がりなんかで蒸し暑いときはあったが、
すぐに空気が乾燥したものだ。
また、もう盆も近くなると空気が入れ替わり、
寒くさえ思えることもあったのに、
今はもう盆を迎えると言うのに、
この蒸し暑さが治まる気配はない。
どうしてこんなことになった?
やはり地球温暖化か!?
ここは「利根別自然休養林」という大変広い公園だ。
遊歩道が何キロにもわたって施設されている。
ただ、それが今ではなんとか遊歩道が確保されているくらいで、
閉鎖された部分もある。
案内板が外れた箇所もあり、
そのまま放置されている。
そんな中で地蔵が現れた。
しかも「八十八か所」とかで、
宗教が大嫌いな私は、
こういうものを、
しかも山の中で目にすることに不快感を感ずる。
山に宗教をもちこんでほしくない。
樹林の中の遊歩道を進んで行くと、
突然前方にスキーリフトの施設が現れる。
ここは「萩の山スキー場」で、
冬季には大勢のスキー客でにぎわう。
ただ、今は誰もいない。
広々としたスキー場の風景はいい!
リフト終点の「157m標高点」を、
「萩の山」と言うのだろうか?
スキー場に出てからは、
右手に広々とした風景を眺めながらの歩行となる。
もう遊歩道ははっきりせず、
スキー場の最上部に沿って歩く。
そしてスキー場の北の端まで歩くと、
再びはっきりとした遊歩道となる。
と、その先に建物が現れた。
どうやら見晴らし台の休憩施設のようだ。
もう古くて汚い感じさえする。
建物の前には大きな案内板があるが、
古く汚れて何が書いてあるのか、
よくわからないありさまだ。
更に歩を進めていくと、
四等三角点「上志文」。
前回ここを歩いた数年前は、
三角点になぞ全く興味がなかったので、
ここに三角点があることを初めて確認した。
しかも遊歩道の端に標石があり、
すぐ目につく。
三角点を確認して復路に着いた。
そしてスキー場南側の端にある、
リフトの降り場で簡単な昼食とした。
しかし暑くて食欲がない。
スライスハム4枚を使ったハムサンドを、
無理やりほおばった。
それとカップ麺で塩分補給。
今年の私は昨年、一昨年に比べ、
いくらか体力が回復したように思う。
その要因を思い浮かべながら歩いた。
朝食を毎朝卵入りのキャベツどっさり味噌汁のみ、
としているのがいいのか?
あるいは就寝する2時間前に飲酒をやめ、
γ-GTPが正常値に戻ったことが要因か?
だけどねえ、
「回復」ったって、
たいしてあてにはならんのよ!
だって歳だもの~
暑さに耐えながら、
ただ淡々と下って駐車地へ。
そこで気温を確認。
ゲッ!
暑いわけだ~
2023.8.10 『奥千代谷』(オクチヨタニ・252m) 暑くてたまらん!
夏季の繁忙期がとうとう終わった。
盆前は今日まで出勤の予定だったのだが、
昨日の夕方全ての発送業務を終えたため、
ほとんどの従業員が有給休暇を取得して、
今日から盆休みに入った。
職場のおばちゃんたちは、
ラストスパートをかけて追い込み、
なんとか一日でも早く休みに入ろうとする。
そしてそれが毎度現実となるので、
この職場の最大の魅力だ。
今日から8連休となる。
今日も暑いくなる予報に、
どうしたものかと思案し、
短い行程で極軽装可能な山を選定し、
栗沢町へと向かった。
そして栗沢町上幌地区で農道から、
「千代谷川」に沿って伸びる、
「シコロの沢林道」に入った。
舗装されたこの林道を、
2kmちょっと走ると、
「千代谷貯水池」が現れるので、
ここを駐車地として徒歩でスタート。
ゲートがあるわけではないが、
歩くことを選ぶ。
広く舗装された林道は、
そのまま進んで行くと、
最高標高辺りで舗装が切れる。
すると荒れた林道となり、
車での走行は難しい。
ただ、そのまま進んで行くと栗沢町美流渡に下って行く。
舗装された立派な林道だが、
ここを通る車はめったにない。
一度オートバイの集団が走るのを目にしたくらいか?
歩き始めて1kmちょっとで、
前方に目指すピークが見えてくる。
そしてほぼ2kmほど歩いた地点で、
尾根の末端に取り付く。
取り付き点は笹が刈られて煩わしさはない。
この後も林の中に幅広の、
草がきっちり刈られた作業道が続き、
短パンでも全く問題ない。
足もとに出たキノコを目にした。
キノコを見ると秋の訪れか!?
と思いたくなるが、
現実はまだまだ暑さが続きそうな気配だ。
いくらかでも涼しい日陰の中を登り切り、
四等三角点「奥千代谷」。
何度目かのピークに立った。
この後一旦舗装林道まで下り、
向かい側に続く砂利の林道に入った。
その先には見たいものが二点ある。
一点目は林道分岐から1kmほど先の、
伐採地から見える北側の風景だ。
その中には駐車地の「奥千代谷貯水池」も見えている。
そしてその背後には、
この後登る予定の「萩の山」がくっきりと見えている。
そんな良い風景を見て二点目だが、
伐採地のすぐ先で右の枝に入った。
するとそこにはヒグマ捕獲用の箱ワナが仕掛けられている。
数年前に初めてここを歩いた時から、
この箱ワナは仕掛けられていた。
箱の最奥にはエゾシカのものと思われる、
太いもも肉がぶら下げられていた。
今も健在な箱ワナだが、
中にヒグマがいなくてホッとした。
またすぐ横には小動物用の箱ワナも仕掛けられていた。
ワナを見た後は砂利の林道を舗装林道まで戻り、
あとは2kmの舗装林道を楽々下って駐車地へ。
暑い!
とにかく暑い!!
2023.7.29 『最上山』(163m) ワクチン接種直後
週末土曜日の朝、
Hiromiと夕張の「佐々山」に登った後、
一旦帰宅して女房と、
11時予約のコロナワクチン接種(6回目)に出かけた。
二か月ほど前に接種を申し込み、
この日が指定日となっていた。
もう6回にもなるんだなあ。
これまでに副反応は全くなかった。
そして午後は再び山に向かうことにした。
ただ、「ワクチン接種後は運動をするな」と言う、
医者の話しを全く無視するわけにはいかないので、
散歩程度の山へと向かった。
13時に栗沢町で同行すると言うHiromiと合流し、
「最上林道」に入って「ふるさとの森」へと移動した。
「最上山」へは「最上林道」の逆側から向かうことが多く、
「ふるさとの森」から向かうのは2度目だ。
駐車場に着くと外気温が32℃!
しかも湿気を帯びた空気が不快だ。
そんな中でもすぐそばにある遊具施設には、
親に連れられてやってきた子供たちが、
元気よく入って行く。
但し、ここはあまり知られていないようで、
家族連れの車が数台あるだけだった。
舗装された最上林道にゲートはなく、
前線開放されている。
しかしここを走行する車はほとんどなく、
入ってくるのは春先の山菜シーズンくらいか?
歩き出すとすぐ林道脇の斜面に、
人の名前が記されたプレートが現れる。
そして生年月日と思われる年月が。
これはここに植林した桜の木に。
生まれた子供の生年月日を記したもの、
と推察するが定かではない。
そんなものを眺めていると、
あやしい雲が覆う空から、
ポツポツと雨が落ちてきた。
ヤバい!
と思ったがすぐに止んでくれた。
体に負担をかけぬよう、
緩い傾斜の林道をゆっくり上って行く。
そして1kmも歩くと、
左手にチェーンゲートの入口が現れ、
これに入って雑草がはびこる小道を登って行く。
すると突然前方に巨大アンテナが現れる。
このアンテナ施設は、
ゲートの扉が開きっぱなしだった。
中に入るとその奥の高みに、
四等三角点「最上山」。
ただしこの日は下からその位置を眺めただけ。
下山は同林道を引き返した。
駐車場に戻ると、
気温が1℃下がって31℃。
相変わらずひどく蒸し暑い。
そしてかたずけを終えようとした時だった。
突然ザーッ!!
と雨が降り出した。
すごい勢いの雨に驚くと同時に、
降り出す直前に戻っていたことを、
幸運に思って帰途に着いた。
2023.7.23 『北村林』(ホクソンリン・269m) 藪の廃道を行く
日曜日の二座目は同じく三笠市で、
「北村林」に登った。
この点名を訓読みすると「きたむらばやし」と、
純日本風に聞こえるが、
音読みすると「ほくそんりん」となり、
なんとなく中国風に聞こえる。
そして現実は「ほくそんりん」と読むから興味がわく。
「右股」だの「左股」、
あるいは「二股」などという点名より、
はるかに魅力的だ。
三笠市柏町から「抜羽の沢川」に沿って伸びる、
広い舗装道路を走って行くと、
左手奥に三笠市の斎場が現れる。
山の中に立派な建物だ。
また、この斎場とは逆の右手に、
「美三林道」の入口が現れる。
この「美三林道」を利用して、
2年前『三笠山』に登ったのがなつかしい。
そして今回利用したのが、
真ん中に伸びる林道だ。
直線的に伸びる林道を500mほど走ると、
林道分岐が現れたので、
ここを駐車地とした。
ここからは駐車地からそのまま直線的に伸びて行く林道を、
利用するつもりだったのだが、
残念なことに廃道で藪状態だった。
それでかなり遠回りにはなるが、
右手に伸びる林道を利用することにした。
林道入口に突然「碑」が現れた。
そしてそれには、
「故田中信雄君を偲んでここに記念碑を建立する」、
と刻まれていた。
いったい誰のことかはわからないが、
ここにこういうものを設置すると言うことは、
いかなる許可が必要だったのだろう?
私には墓石のように見えて、
良い気持ちがするものではなかった。
気温が上昇する中、
蛇行を続ける林道を高度を上げながら進む。
歩き出して1kmを過ぎた頃、
「どうもおかしいぞ」という場面に接し、
調べてみると地形図にない林道を歩いていた。
また分岐を見落としたことに気付き引き返した。
すると見落とした分岐はすぐ近くで、
その枝の先は藪と化していた。
それで気付かずに通り過ぎたのだった。
「いやあ、こっちも藪かよ~」。
仕方なく覚悟を決めて突入!
藪の廃道林道は、
背の高い雑草が密生する部分、
または笹に埋もれた部分が交互に出てくる。
そして密度が濃い部分は進行が困難だ。
そんなとき、ふと見上げる尾根筋の藪が薄く、
そちらに上がって逃げるものの、
その場しのぎにしかならず、
尾根筋もまた藪に飲み込まれた。
「敗退」の二文字が頭から離れないが、
その「敗退」さえまた戻る苦労を考えると、
前に進むしかないと思わせる。
蛇行する藪の廃道林道を1km以上歩いたろうか、
前方に目指すピークが見えてきたので、
林道を離れて尾根の頭に上がった。
林道も尾根筋も藪に変わりなく、
辛抱して歩を出し、
四等三角点「北村林」。
標石周りの笹を刈った。
下山は最初に予定したルートを下ってみることにした。
ピークからしばらくは濃い笹の中を下ったが、
突然右手の樹木が切れて、
広い草原のようなところに出た。
北を背にしたその場所からは、
青空の下東から南、
そして西の全風景が一望できた。
素晴らしい!
この山のルートでこのような風景に出会えるとは、
全く予想をしていなかった。
広い風景を楽しみ、
更に下って行くと、
当初利用しようとした廃道の林道に下り立った。
それを問題なく駐車地まで下る。
なぁんだ、同じ廃道ならこっちの林道の方がよかった!
それにしても意外な出会いに感動した山だった。
疲れたので帰路も高速自動車道を利用して帰宅した。
う~ん、いい日だったねえ・・・
2023.7.23 『抜羽沢』(ヌッパザワ・174m) 案山子軍団の里を訪ねる
週一休みの日曜日、
私としては珍しく早く、
6時前に家を出た。
貴重な一日だけの休日を満喫すべく、
高速自動車道を利用して三笠市に向かった。
そして予定の未踏三角点ピーク麓に着き、
準備を整えてスタート。
はじめから藪漕ぎだったが、
私の背丈以上に伸びたキクイモ科の植物が密生し、
それがまた濡れているものだから、
すぐに全身ベチャベチャ!
嫌気がさして即中止!
そして別ルートを探るもはっきりせず、
次回再挑戦することにした。
そこで代案だが、
二座連続で敗退も嫌なので、
直近の経験ある三角点ピークに登ることにした。
「抜羽沢」へは三笠市立「三笠中央中学校」脇に、
利用する林道の入口があるので、
そこへと向かうと、
いたいた案山子の軍団が!
二年前「抜羽沢」に登った際、
初めて案山子軍団を目にし、
それは驚いたものだ。
しかし今回は更にその数が増えていた。
地元小農家の畑をグルリと案山子軍団が取り囲んでいる。
これを一体一体作ったんだからすごい。
写真を撮りながら、
畑の周りを車で回っていると、
土地の所有者らしき高齢のご夫婦が、
農作業をされていた。
ちょっと話しを伺おうと思ったものの、
照れくさくてやめた。
話しがずいぶん横にそれてしまった。
三笠市立「三笠中央中学校」の入口横の林道に徒歩で入った。
この中学校はどうして「中央」なのだろう?
ギリギリ端っこの山裾にあるんですけど。
学校の敷地を覗くと、
ヒグマ用の箱ワナまで仕掛けられている。
林道を進んで行くと、
すぐに貯水池が現れる。
このとき気付いたが、
蚊取り線香を車に忘れた。
すると水辺近くだからブヨがうようよ顔の周りを飛び回る。
大失敗!
林道を1kmほど歩いて尾根に取り付いた。
2年前はこの尾根の藪を漕いで登ったが、
そこに作業道が走っていることを知った。
それで今回ははじめから作業道に入った。
何のための作業道なのかははっきりしない。
ただ今年もきれいに草刈りされていた。
単調な作業道を登りきると、
直角に交わる尾根を乗っ越すかたちで下降していくので、
藪に入って交わった尾根を登って行く。
するとほどなく建物が見えてくる。
これは休憩所らしく、
かつて三笠市が炭都として栄えしころの名残か?
遊歩道が整備されていたようだ。
今ではここに一般者が上がってこられる道はない。
そして建物の脇で、
三等三角点「抜羽沢」。
下山は同ルートを引き返した。
中学校前の駐車地で着替えを済ませ、
また通り道でしばし案山子軍団を眺め、
次の山のアプローチ地点へと向かった。
2023.7.17 『向山』(ムカイヤマ・276m) 山名のない向山へ
地理院地図を開き、
奈井江町の東側山間部を眺めると、
『爾波山』(271m)の奥に、
『向山』(309m)という山名が目につく。
ただこの『向山』に三角点はなく、
その北1kmほどのところに位置する三角点名を調べてみると、
なんとこれもまた「向山」となっているではないか!
であるならば、
目下ローカルな三角点を訪ね歩いている身としては、
こちらの「向山」の方に惹かれる。
それで先日の祝日にこの山を目指した。
月曜日の朝奈井江町の伐採地で目覚めると、
外は低くガスが立ち込め、
微かだが霧雨が降っていた。
何とも重苦しく、
しばらく車内でウダウダとしていた。
そして8時近くになって重い腰を上げた。
道々「奈井江~上砂川線」にのり、
旧「奈井江温泉」から上砂川方向に2kmほど走ると、
右手に林道の入口が現れる。
この林道を利用して「向山」を目指すことにした。
ただ、地形図では途中から破線林道に変わっているので、
果たして最後まで利用できるのか不安だった。
しかし出たとこ勝負ということで、
林道入口を駐車地としてスタート。
緑濃い中を快適な林道が続く。
霧雨はすぐに止んだが、
辺りを覆うガスが重苦しい。
途中でクルミがたわわに実っているのを目にしたが、
今年はその他の木の実を含めて、
豊作になるのだろうか?
また、周囲に気を取られて歩いていて、
眼前のクモの巣に顔を突っ込みそうになる場面も。
駐車地から1kmほど歩くと林道分岐が現れ、
ここから地形図上の破線林道に入るのだが、
実際にはその破線林道が健在で、
逆側の実線で記された林道が、
びっしりと雑草に覆われて廃道となっていた。
いやあ、助かった、助かった!
林道分岐から更に500mほど進むと、
半分に切断されたヘビの死骸あり。
こういうものは目にしたくないねえ。
そしてまた分岐が現れ、
この地点からの支線は地形図にないものだった。
ただここから林道が荒れだし、
倒木越えも何か所かあった。
そしてなんとか目指すピークの基部へ。
ここまで無事に林道を利用できたことに感謝し、
短い藪漕ぎで三等三角点「向山」。
標石周りはきれいに笹刈りされていた。
この前日に登った四等三角点の「熊見沢」とはえらい違いだ。
こういう光景を目にすると、
四等三角点が気の毒になる。
下山は同林道を引き返した。
しばらく歩くと、
登りではガスに包まれて見えなかった「向山」が、
ガスも晴れてはっきりと確認できた。
駐車地に戻るとまだ時間は早かったが、
前日から4座に立った洗濯物がたくさんあり、
登山靴もまた乾かさねばならないので、
そのまま帰途に着き昼過ぎに帰宅した。
三連休初日は終日雨に見舞われたが、
残り二日間は楽しい山行を続けられたことに感謝!
2023.7.16 『妹ヶ瀬山』(イモガセヤマ・282m) 夕方だがまだ時間があるぞ!
先日の日曜日午後、
藪の四等三角点「熊見沢」から下山し、
「熊見沢林道」を抜けて一旦道々まで戻った。
車中泊を前に入浴しなければならないが、
すぐそばにある「奈井江温泉」は、
閉館してしまい利用できない。
となると、
最寄りの入浴施設は「上砂川温泉」と言うことになるので、
道々「奈井江~上砂川線」を走り、
上砂川町に向かった。
この時点で既に16時近かったが、
ただ上砂川温泉まで走って戻ってくるのはバカバカしく、
道々からそのまま入山できる、
「妹ヶ瀬山」に立ちよることにした。
道々を奈井江町から上砂川町方向に走り、
「上砂川トンネル」を抜けて、
約1kmほど走ると、
右カーブの辺りに林道の入口がある。
これを利用して「妹ヶ瀬山」を往復することにした。
「妹ヶ瀬山」には昨年別ルートから登っている。
林道入口のゲートには、
「三井鉱山」の社有地であることが示されているが、
もうこの辺りの炭鉱が全て閉山して、
長い時が過ぎている。
ゲート前に車をとめてスタート。
林道を歩き出すと、
間もなく広いところに出る。
そこに出ると右方向にボタ山が見える。
このボタ山は地形図に、
「270m標高点」と記されている。
ボタ山が地理院地図に載っているとは驚きだ。
昨年Hiromiとこのボタ山に登ったことを思い出す。
大変見晴らしの良いピークだが、
今回は既に16時を過ぎていたので、
そこに立ち寄らず前進した。
雑草にまみれた林道を進んで行くと、
突然前方に巨大アンテナが現れる。
これは第二電電の中継アンテナだ。
この巨大アンテナが、
「妹ヶ瀬山」のシンボルのようなもの。
目指すピークは巨大アンテナの奥にある。
そこで施設の柵に沿って裏側に廻る。
柵の上部には有刺鉄線が張られ、
人の進入を厳重に拒んでいる。
施設の正門から真裏に廻ったところで藪に入った。
藪は薄く問題ない。
途中の樹木が切れた部分から、
砂川市の「石山」(二等三角点・237m)が見えていた。
そして三等三角点「妹ヶ瀬山」(点名:妹ヶ沢)。
下山は同ルートを引き返した。
その途中で今月登った『御料山』(622m)と、
ジギタリスプルブレアが咲き乱れる「365m峰」が、
重なって見えていたのが印象的だ。
駐車地に戻って上砂川温泉へ。
車にマスクを忘れてうっかり入館してしまった。
「やべっ!」と思ったが遅かった。
ところが周りを見回して驚いた。
ほとんどの人がマスクを付けていない。
いつの間にかそんなことになっていたのねえ・・・
しかしマスクなしで施設に入るのは、
いまだに気が引ける。
日中に流しまくった全身の汗を、
きれいに落として奈井江町に戻った。
そして伐採地の片隅で車中泊とした。
2023.7.16 『熊見沢』(クマミザワ・316m) 頼りの林道は藪の中
日曜日の午前中「爾波山」を下山し、
「熊見沢」に登るべく移動した。
「熊見沢」は「爾波山」の東に位置する三角点ピーク。
奈井江市街地から「爾波山」を眺めると、
その裏手に当たる位置にある。
道々「奈井江~上砂川線」を走り、
旧「奈井江温泉」から上砂川方向に、
700~800mほど走った地点、
右手に現れる林道に入った。
「二股沢川」に沿って伸びる「熊見沢林道」を、
約2.5kmほど走った地点を駐車地とした。
地形図ではここまでの林道が太く表されている。
また駐車地の奥辺りで、
「二股沢川」が「熊見沢川」に変わっている。
道々自体が山の中を貫くように伸びているので、
それから2km以上も林道を走ると、
ずいぶん奥深くまで入った気になる。
駐車地からは、
直前に登った「爾波山」が見えていた。
昼近くになって快適な林道を歩き出した。
歩いているとトンボが結構飛んでいた。
トンボと言えば秋のイメージだが、
現実はまだ蒸し暑い7月だ。
トンボや周囲の風景を眺めながら歩き、
林道の斜度が増して気が付いた。
どうも違っている気がして調べると、
左に入るはずの枝を見落として、
地形図にはない林道を歩いていた。
それで分岐まで戻って確認すると、
見落とすはずだ、
利用する予定だつた支線林道は、
びっしり雑草に覆われ、
完全に廃道と化していた。
「こりゃあダメかな?」、
と頭をよぎったが、
とりあえず行けるところまで行ってみることにした。
前日の雨で濡れた雑草や笹が、
この時点でも乾ききっておらず、
身体が濡れて不快だ。
不快な藪漕ぎに、
何度かやめようと思いつつ歩を出していると、
ふと見上げた尾根筋の藪が薄い。
それで林道から尾根筋に上がり、
しばらくは快適に登れたが、
やはり笹に飲み込まれる。
しまいにはどこが林道跡なのか、
判別がつきにくくなった。
しかし尾根筋を登れば目指すピークに至る。
最後まで笹を漕ぎ、
四等三角点「熊見沢」。
下草が多い中、
標石が大きく突き出ていてくれて助かった。
ピークからの展望は、
北側がちょっとだけ。
下山は藪の登路を戻らず、
西に伸びる尾根を下って林道に下りることにした。
弧を描くように登ってきたルートを、
ショートカットすることになる。
どうせ藪漕ぎならショートカットを試みる。
そして尾根筋は藪が濃いところと薄いところの差が激しい。
そんな中で見通しのきかない、
濃い藪の中でもがいている間に尾根筋を外れ、
沢形に下降してしまった。
ただ、もう林道に近かったので問題なく、
小沢沿いの濃い雑草をかき分けて林道へ。
そして駐車地。
この辺りの植生、藪の状況を把握できたことは収穫だった。
2023.7.16 『爾波山』(ニワヤマ・271m) 立派な公園を従えた山へ
昨日の朝一泊の用意をして家を出た。
そして向かったのが奈井江町。
日~月曜日の二日間、
奈井江町の三角点ピークを訪ね歩くことにした。
奈井江町に入って、
最初に目指したのが「爾波山」。
初めて登る山だが、
地形図を見ると、
立派な林道が、
三角点ピークのすぐそばを走っている。
それで前日の雨で濡れた藪を避けるべく、
初っぱなはこの山を選んだ。
そして現地に着いて驚いた。
地形図で「立派」と思われた林道は、
なんと舗装されていた。
ゲートがあるなら、
そこから歩こうと思って出向いたら、
舗装道路を走って、
あれよあれよと言う間に、
標高190mの展望台まで上がってしまった。
それで展望台の駐車場を基点に、
徒歩でスタートした。
舗装道路を歩き出すと、
すぐ分岐が現れ、
左手の舗装道路は下降しだした。
そして直進方向は、
砂利道に変わった。
「爾波山」へはこの「巌島林道」を進む。
またそこまで続いていた舗装道路は、
「里山林道」だ。
「巌島林道」には簡易バリケードがあって、
車が入ってこないのはいい。
曲がりくねった林道を進んでいくと、
一ヶ所樹木が切れて、
空知の田園地帯を眺められるポイントがあった。
また、スピーカーが取り付けられた器具は、
どうやらヒグマ避けの警報装置のようだ。
下山の途中でけたたましい音を発しているのを耳にした。
駐車地から2kmちょっとで、
目指すピークの基部に達した。
そこで藪に入る。
ピンテが付けられている。
さすが地理院地図に、
山名が記されている山だ。
藪は短く、
三等三角点「爾波山」。
標石周りはきれいに笹が刈られ、
そばの立ち木には私製標識が付けられていた。
下山は同林道を引き返した。
そして駐車地で着替えを済ませ、
登って来た方とは逆に下ると、
すぐにセンターハウスが現れ、
広い駐車場があったので、
車から降りて周辺を歩いてみた。
するとまた展望台があったり、
遊歩道があったりと、
立派な公園だ。
ところが日曜日だというのに、
車は一台もない。
手入れが行き届いているのだが、
来る人がいない。
舗装道路を走っても、
めったに車がやってこない雰囲気だった。
もったいないねえ・・・
2023.7.15 『竹の子山』(156m) 出鼻をくじかれた
今日は出勤日だったが休みを取った。
ただのアルバイトの身としては、
そうそう会社のカレンダーに従ってばかりはいられない。
そして三連休とし、
単身中部日高へと出かけることにしていた。
ところが日を追うごとに天気予報が悪化し、
土曜日の今日は明け方から雨が降り出し、
いまだに止む気配がない。
それで遠出をするのをやめ、
近場の山で楽しむことにした。
しかしその近場もだんだん予報があやしくなっている。
また、この三連休を利用して、
Hiromiは知床へと向かったが、
そちら方面も予報がだんだん悪くなり、
予定の『羅臼岳』も明日は雨の中のようだ。
まあ、Hiromiはまだまだ登っておきたい、
メジャーな山がたくさんあるので仕方ない。
今日は午前中パソコンをいじったり、
女房と買い物をして過ごし、
昼近くになって雨降りしきる中を、
栗沢町へと向かった。
もうどこに登っても雨模様の中なので、
短い行程がいい。
それで「竹の子山」を選んだ。
栗沢市街地から茂世丑地区に抜ける道々より、
「最上林道」に入った。
そしてすぐ現れる空き地を駐車地とした。
雨が結構強く降っていたので車内で支度をし、
ザックは持たず傘をさしてスタートした。
蒸し暑いので下半身だけ雨具着用だ。
「最上林道」を戻って道々を渡り、
「最上林道」とは反対側の林道に入った。
粘土質の部分が多い林道は、
ズルズルとぬかるんで汚い!
そして湿度が高いので蒸し暑く、
傘をささずともすぐに汗で身体が濡れる。
雨用のカメラで自撮りをし、
濡れたカメラを拭き拭き前進する。
しかし大した距離ではないので、
やがて「竹の子山」の頂上基部に達するが、
濡れた藪に入る気はしないので、
そのまま引き返した。
そして伐採地に立ち寄ったが、
雑草が深くてひじょうに歩きにくい。
茂世丑地区の田園地帯を眺めて駐車地に戻った。
雨の後の面倒な始末を終えて帰途に着いたが、
その道中も雨が止むことはなかった。
明日の予報が更にあやしくなってきた!
どうか降らないでくれ~
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