北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.10.21 『御園北』(ミソノキタ・195m) 原風景の中で紅葉を楽しむ
先週末土曜日の午前中、
夕張で『雨霧山』道中の紅葉を楽しんだ後、
帰路の栗山町御園地区で、
四等三角点を有するピークに立ち寄った。
ここは私の原風景の中の一座だ。
夕張の紅葉が一週間で、
あっと言う間に深まったので、
「もしや平地でも」と言う思いで寄ってみた。
御園地区の田園地帯で、
「伊藤の沢林道」に入った。
するとすぐ右手に廃倉庫が現れるので、
その前の広い空き地に駐車した。
以前ここにで車中泊をしたこともある。
駐車地から林道を歩き出すと、
間もなくエゾシカの防護柵扉が現れるので、
これを開けて林道内に入った。
そして路面を確認すると、
車両が入った痕跡なしだ。
ハンターがいないことに安どして進む。
林道に沿って伸びる沢は、
地形図に記されていないが、
「伊藤の沢」と言うのだろうか?
また林道は下草がはびこって荒れており、
今シーズンはほとんど車両が走行していないらしい。
以前は車両の出入りが頻繁だった気がするが。
その中にはハンターの車も何度か目撃している。
林道を歩き出して1km弱で、
左手の作業道に入った。
そこには伐採地が広がっており、
その作業道を利用して登る。
そしてその風景を目にして驚いた!
うわぁ~っ、
きれいじゃん!
そこには目に映る風景の全てが紅葉に染まっていた。
何度も訪れている伐採地だったが、
この時期に足を踏み入れたのは初めてだった。
ただ曇っているため、
ちょっと暗いのが残念だ。
作業道を登って伐採地の最上部まで上がり、
その先の針葉樹林に入った。
そして薄い藪の尾根筋を進む。
すると前方に新たな伐採地が広がっていた。
来し方の伐採地とは南北の位置関係になる。
また新たな伐採地の奥には、
「継立山」(175m)が見えていた。
そんな新たな伐採地を眺めながら進み、
四等三角点「御園北」。
三角点標石は倒木に隠れかけていた。
三角点をあとにして、
再び登った伐採地に戻る。
すると針葉樹林を抜けたそこには陽が射し、
目にする一帯の山々が紅葉に輝いて見えた。
まだ若干色付きは浅い感じだが、
十分萌えている。
その中には南のゴルフ場の、
緑の芝の一部が見えていた。
ここにこの紅葉の時期に、
足を踏み入れてこなかったことが悔やまれる。
また、私が就学前の幼少のころ、
住んでいた地域も眺められる。
あの頃は何も知らず、
逆にこちら側を眺めていたんだろうなあ。
伐採地の最上部で、
しばし周囲の紅葉に見入った後は、
登路とは別の作業道をゆっくり下った。
目の前に広がる紅葉の風景を楽しみながら。
いやあ、何度も言うが、
ホントきれいだわぁ・・・
林道に下ってトボトボ歩き、
駐車地手前の水たまりで、
登山靴を洗うHiromiの姿がおもしろい。
そして駐車地へ。
スタート時からかなり黒い雲に覆われていた上空だったが、
そこまで降られなかったことに感謝!
しかし心配したその雨は、
帰途で降り出し、
しまいには土砂降りとなった。
いやあ、良いタイミングで下りられたことに、
重ねて感謝!
2023.10.14 『馬追』(ウマオイ・229m) 気持ちの良い午後の山へ
先週末の土曜日午前中、
北の都市からやってきたMeguを交えて、
「幌向炭山」に登り、
Hiromiの所用に我々も付き合った。
そしてそれが終わったのが12時を過ぎていた。
急いで最寄りのコンビニに駆け込み、
各自弁当を購入して昼食。
その後Meguの車をHiromiの家の前に置き、
私の車で向かったのは、
直近の「由仁林道」入口だ。
もう13時を過ぎており、
他の山に向かう時間が無くなった。
林道入口そばに駐車して、
徒歩で「由仁林道」に入った。
気温が上がって暑く感じ、
私は半そでシャツでスタートした。
「由仁林道」は紅葉が進まず、
なんかつまらんねえ。
しかし、しゃべりだしたら止まらない、
Meguの話しを聞きながら、
飽きることなく歩いて行く。
Meguとは1年ぶりに会うので、
話しが新鮮で面白い。
普段は黙々と歩くHiromiも、
さすがにこの日はMeguと、
尽きぬ会話を重ねながら、
ゆっくり歩いて行く。
林道ゲートから3kmほど歩くと、
前方にこんもりとした「馬追」のピークが見えてくる。
そこで「指を指せ!」と言うと、
素直にピークを指さす二人。
この後一旦ピークの左側を、
巻くように先へと進む。
最短距離の北側からピークへの尾根に取り付くと、
笹が濃くて面倒なことになるので、
逆の南側で取り付くことにする。
ピークの東側を歩いて行くと、
突然前方の視界が開けた!
あら~っ、伐採地でしょ!
しばらく訪れていない間に、
伐採作業が行われたんだなあ。
そこからは標高が低いので、
高度感こそないが、
空知平野の広い風景が見渡せた。
やはり伐採地はいいねえ!
ピークの直下を一旦南側に回り込み、
作業道を若干利用して藪に入った。
そしてわずかな距離の藪漕ぎで、
三等三角点「馬追」。
下山は同様に藪から作業道、
林道へと下り、
またぺちゃくちゃおしゃべりをしながら歩いた。
駐車地に着いてHiromiがGPSを確認すると、
7.5kmほど歩いたのねえ。
時刻は15時を過ぎていたので、
急ぎHiromiの家に二人を送り届けて帰途に着いた。
そして夕方あらためて「反省会」。
初めてMeguも参加だ。
「反省会」終了後は、
これも初めてだが、
MeguがHiromiのところにお泊り!
2023.10.14 『幌向炭山』(ホロムイタンザン・361m) 友遠方より来りて集う!
先週末の土曜日は、
Hiromiに午前11時、
どうしても行かなければならないところがあり、
それに間に合うべく「幌向炭山」に登ることにしていた。
そこへ金曜の夜になって、
北の都市に住むMeguからHiromiに連絡が入り、
山行に参加したいとのことだった。
それでMeguには気の毒だが、
早朝のまだ暗いうちに家を出てもらった。
栗沢町上幌地区の農道を走って行くと、
「幌向炭山」の端正な姿を確認できる。
Meguとは午前7時半に、
栗沢町美流渡で合流した。
すぐ奈良町から「石油の沢川」に沿って伸びる林道に入った。
そして林道入口付近を駐車地とした。
Hiromiは女子会山行で、
Meguやその他のメンバーと、
たまに会っているが、
私がMeguと会うのはちょうど1年ぶりだ。
歩き出して間もなく、
左手の作業道に入るのだが、
久しぶりに会ったMeguの話しに気を取られ、
うっかり見落としてしまった。
それを少し先に進んで気付き、
そのまま予定ルートとは別尾根をつないで、
周遊しようとも考えたが、
この日ばかりはどうしても急ぎ下山しなければならないため、
引き返して予定の作業道に入ることにした。
作業道は前回ここから入山した2年前とは、
下草の勢いが全然違い、
どうりで見落としたわけだ。
この作業道を入って行くと、
伐採地が現れる。
その風景を好む私とHiromiだが、
Meguもまた気に入ったようだ。
伐採地の広い風景を眺めた後は、
そのまま先に伸びる作業道を進むが、
伐採地から先は笹に覆われて廃道だ。
笹は前回ここを訪れた時より勢いを増し、
二人の姿が見えなくなる場面も!
辛抱強く笹をかき分けて行くと、
針葉樹林の中に入り、
笹は勢いをなくした。
そしてここで斜面に取り付き、
今度は急登に耐える。
スパイク長靴の私とMeguは靴中で足がよじれて、
急登に四苦八苦。
しかし長くは続かず、
稜線上の尾根に上がった。
あとはほぼ平坦な尾根歩きとなり、
最後は方向を変えて進み、
二等三角点「幌向炭山」。
辺りはいくらか紅葉が進んで、
それはそれなりに美しい。
下山は最短時間で下れる、
同ルートを引き返した。
笹にまみれた林道を抜け、
再び伐採地の良い風景を眺めて駐車地へ。
すぐにかたずけを済ませ、
Hiromiの所用場所へと向かった。
その後もう一座へ向かうことになっていたので、
Meguも自分の車でHiromiの所用場所へと向かった。
そしてそこに到着したのが11時01分!
危なかった!
ホッ・・・
2023.9.17 『竹ノ子山』(156m) 頭ボ~ッ、胸はムカムカぁ・・・
土曜日の朝「安斉ノ沢」から駐車地に戻り、
汗だくの衣服を着替え、
帰宅方向に車を走らせた。
そして栗沢町上幌地区で、
とある林道に入った。
この時点でまだ頭がボ~ッとしていたので、
もう一座楽なところに登って帰ろうと思い、
「竹の子山」を選んだ。
この「竹の子山」にはこれまで、
南側の林道を利用してきたが、
一度北側の林道を利用しようと思っていた。
それで今回は、
その北側の林道に入ったものだ。
この林道に入って驚いたのだが、
入口から舗装道路となっていた。
そしてゲートがないので、
林道に入ってすぐの待避所を駐車地とした。
登山靴で舗装道路を歩くのは、
なんとも奇妙な感じだが、
楽なのは楽だ。
しかし気温が上昇して暑い!
歩き出して1kmも進まないうちに、
樹木が切れた部分が現れたので、
丘の風景を見たいと、
そこにあった作業道に入ってみた。
するとそこにはベンチやテーブルが現れて驚いた。
更に歩を進めると、
自家製と思われる展望台や、
木の枝にロープで吊られたブランコまで作られていた。
今は不在だが、
以前ここには人が住んでいたようだ。
なるほど、丘の上の良い風景だ。
それにしても、
ここにお住まいだった家族はいまどこに?
面白い光景を目にした後は、
再び舗装林道に戻り、
更に先に進むことにした。
すると間もなく分岐が現れ、
直進する舗装道路と別れ、
左の作業道に入った。
この作業道は、
伐採用に造成されたものらしく、
伐採作業が終了してからは利用されていないようで、
もう車両の走行は困難だ。
広い伐採地の中に続く作業道は、
大変気持ちよく歩けるのだが、
この日はとにかく調子が悪く、
ボ~ッとした頭に、
まだムカムカ感が続いていた。
食べていなかったことで体力が落ち、
そこに暑さが追い打ちをかけて、
歩くほどにヘロヘロになって行った。
そして三角点ピークの基部に達した時には、
わざわざ藪に入る気力もなく、
その前で引き返した。
復路の途中で昼食としたが、
全く食欲のないところに、
最近持ち歩いている自家製のツナサンドは重く、
全部は食べられなかった。
しかし、昼食の時点で頭のモヤモヤは解消し、
ムカムカ感もほんの少しだけになった。
暑い中を、更に暑い舗装道路にのって駐車地へ。
帰途でコンビ二に寄り、
アイスを買って食べた。
口当たりの良いアイスは、
重いツナサンドと違い、
スムーズに入って行く。
そこで企てた、
この夜は前夜飲めなかった酒を、
フツーに飲んで全快しよう、と。
ふふふ・・・
2023.9.17 『安斉ノ沢』(218m) 不安、病か・・・?
週末土曜日から、
一般には3連休となった。
そこで私は19日(火)も休みを入れて、
4連休としていた。
そしてこの連休はHiromiと別行動としていたので、
一人で中部日高の三角点ピークを登り歩く予定でいた。
車中泊3泊分の準備を整え、
土曜日の朝起きて階下に降りると、
どうしたことか!?
右へ左へと二度三度よろけてしまった。
こんなことは初めてだったので、
自分の肉体に何事かが起きていることを察知した。
すぐに日課の一番目の仕事である、
洗濯物を取り込んだ。
(我が家では40数年前から、洗濯は私の仕事)
すると突然吐き気がしたので、
トイレに駆け込んで嘔吐。
しかし胃の中が空なので、
何も出ずただただ苦しいだけ。
それからが大変だった。
吐き気が治まることはなく、
終日横になって過ごした、
「水分を取らねば」と、
ポカリを少々口に含んだだけで、
すぐトイレに駆け込まなきゃならない。
結局何度か嘔吐を繰り返したのちあきらめて、
何も口にしないことにして、
だだ寝て過ごした。
それから夜になると吐き気は続いたが、
水は飲めるようになった。
いったい何が原因かわからない。
日曜日の朝起きると、
頭がボーッとし、
吐き気がいくらか残っているものの、
何か食べなきゃと、
食欲のない口にお茶漬けをかき込んだ。
それで吐くならまた吐いてやれ、
という思いで。
しかし何事もなく済んだ。
実に36時間ぶりに食べたものがお茶漬けだった。
朝7時を過ぎて家を出た。
多少頭がボーッとし、
ムカムカ感が残るものの、
運動をしなきゃ回復しないことを知っているので、
迷わず山に向かった。
但し、体調の異変のため山中で倒れることも想定し、
極力林道を歩くことにした。
藪中で倒れると発見されないかもしれない。
行先はいつも必ず女房に知らせている。
そこで向かったのが、
三笠市の最も南側。
「坊主山」(三等三角点・161m)の裏手。
そこには立派な林道が走っており、
広い風景を楽しめる。
ゲートのない林道で、
適当なところに駐車し、
徒歩でスタートした。
歩き出しても頭はボーッとしたままで、
ムカムカ感も残っていた。
この林道は積雪期に一度歩いている。
林道の両側には広い畑の風景が広がって、
大変美しいところだ。
最初の右カーブを過ぎると、
林道はほぼ直線となり、
進行方向奥に目指す「安斉ノ沢」が見えてくる。
と、ここで強烈な臭いだ!
広い畑にまかれた堆肥の臭いだろう。
まだムカムカ感が残る身としては、
この臭いがきつい。
こらえながら目指すビークの取り付き点に近付くと、
大量の廃棄物!
どうしてこういうことをするのかねえ?
せっかくの風景が台無しだ!
廃棄物を目にした後、
間もなく藪に入った。
そして短い距離で、
四等三角点「安斉ノ沢」。
久しぶりに訪れた。
ピークからはそのまま先に進んで、
西に下降する尾根を下った。
途中樹木の切れ目から、
三笠市の「中央霊園」が見えていた。
尾根の先に広いところがあることを知っていたのだが、
季節を間違えた。
今は丈の高いススキが、
びっしり一帯を覆っており、
遠くの景色なんか眺められなかった。
林道に下って、
また長い直線道路を歩いた。
ムカムカ感は幾分引いたが、
まだ頭がボーッとしていた。
それで駐車地に戻って、
もう一座へと向かった。
2023.9.10 『北村林』(ホクソンリン・269m) 藪にはまって消耗・・・
先日の日曜日二座目は、
同じく三笠市で四等三角点「北村林」に登ることにした。
この山には今年7月、
単独で登っており、
広い風景を望めるところがあるので、
次回はHiromiを登らせようと思っていた。
コンビニで早めの昼食を摂った後、
三笠市柏町から「三笠市火葬場」に向かう市道に入った。
そして火葬場まで行き、
あらためて施設を眺めると、
まあこの山間部には似合わない、
立派な建物だった。
それを目にしたHiromiが口にした、
「ここ叔母さんの遺体を運んだとこだわ」。
過去の思い出だが偶然だった。
火葬場の入口を中に入らず、
直進する林道がある。
これに入って600mほど進むと、
林道分岐となるので、
そこを駐車地とした。
前回駐車したのもここだった。
前回は林道分岐から右に入り、
山中を大きく回る形でピークを目指した。
しかしそれは途中から雑草や笹に覆われた、
廃道林道を歩くもので、
結構苦労したため、
今回は分岐を直進して、
最短距離でピークに立つことにした。
林道分岐からいきなり藪の廃道林道を行く。
なんだか前回より雑草が増えた感じだ。
その上既に枯れ始めた植物が横たわり、
その茎が足に絡みついてつんのめる。
ひじょうに歩きにくい。
おまけに暑いしぃ・・・
もう9月も中旬に差し掛かっていると言うのに、
なんだこの暑さは!?
全国的に異常高温が続いた夏だったが、
それがいまだに続いている。
廃道の林道を500mほど歩いて藪に入った。
たくさんのススキが秋の訪れを感じさせるが、
実際にはススキが全く似合わない暑さだ。
開けた地形から樹林に入った。
前回樹林の中は藪が薄いという印象だったが、
どうやら勘違いだったようで、
藪漕ぎを強いられた。
短い尾根なのに、
けっこう苦労させられる。
特にピークが見え始めると、
深い笹に飲み込まれる。
そして何とか抜けると、
四等三角点「北村林」。
暑い中の藪漕ぎでくたびれた~
下山は同ルートを引き返すが、
ちょっとミスをした。
ピーク直下の深い笹を越えると、
樹木のない広いところに出る。
これは三笠市が炭都として栄えしころ、
露頭炭を採掘した跡だろうか?
広い風景が素晴らしい!
そこで樹林の中には戻らず、
風景を眺めながら林道へ下ることにした。
そしてそれが失敗だった。
辺りを覆う笹は下るほどに深くなり、
しまいには笹以外のシダ類や、
ツルを這わせた植物が身体に巻き付き、
進むのにひどく消耗させられた。
呼吸は「ぜぇぜぇ」、「はぁーはぁー」。
雑草から足を思いきり引き抜くので、
膝周りにけいれんが走る。
やっとの思いで草地獄から抜け出して、
林道に下りた時には、
もうヘロヘロ~
そして駐車地に戻ってぐったりぃ・・・
もうあのルートには足を踏み入れない。
三笠インターから高速自動車道を利用して帰宅。
Hiromiといつもの「反省会」とした。
2023.9.10 『盤ノ沢山』(バンノサワヤマ・213m) 尾根筋を読んで目指すピークへ!
冒頭から余談になるが、
食事療法で体質の改善を図っているHiromiの話し。
体重が49kgだった2か月前に始め、
現在は45kgに落ちたと言う。
そして驚くのが体脂肪率だ。
なんと16パーセントだと言う。
男性でも16パーセントなんて、
なかなかいないのに女性でだよ!
測定したのはトレーニングジムの「カーブス」だそうだから、
間違いはない。
カーブスの職員も驚いていたそうで、
間違いじゃないかと、
測定しなおしたそうだ。
すごいねえ、
サイボーグHiromi!
先日の日曜日は三笠市に出かけた。
そして以前から気になっていた、
「盤ノ沢山」に登ることにした。
「ばんのさわやま」と言うと、
芦別市の『番の沢山』(740m)が頭に浮かぶ。
しかしここでは三笠市の三角点ピークを指す。
三笠市東清住町の市道を、
太陽光発電施設の前まで入り、
広く空いたところを駐車地とした。
なかなか規模の大きい太陽光発電施設だが、
「こんなところに・・・」、
と驚いた次第だ。
市道はここで通行止めとなっており、
その先は草木に覆われてしまっていた。
駐車地から廃道になった市道を、
少し進んで藪に入った。
この藪の状態がわからず、
いつもの出たとこ勝負だった。
ただ、辺りの樹林が濃いので、
藪は薄いだろうと予想していた。
そして予想は的中した。
取り付き点からわずかな部分で、
笹をかき分けて登ったものの、
一旦登りきると薄い藪が続いていた。
その後は薄い藪の尾根筋を拾って進む。
枝尾根が次々現れるので、
短い行程ではあるが、
念のためにピンテを付けて進む。
尾根は小さなアップダウンを繰り返し、
目標のピークが近付くと、
薄かった藪は濃い笹に覆われた。
笹はHiromiをスッポリ飲み込む部分もあったが、
茎が細いのでかき分けるのは容易だ。
そしてピークに至るが、
人が入った痕跡のないピークで、
笹をかき分けながら、
三角点標石を探すのに時間を要した。
ようやく探し出したところで、
三等三角点「盤ノ沢山」。
周囲の植生は笹ばかりではなく、
ワラビがいっぱいだ。
思えばここは三笠。
三笠の山にはワラビが多く自生している。
下山はピンテを回収しながら、
登路のルートをそのまま引き返した。
それにしても暑い!
9月も中旬に入ると言うのに、
なんという暑さだ。
汗だくで下山し、
駐車地についてすぐに着替えをし、
近くのコンビニに向かって早めの昼食とした。
そして暑いがもう一座。
2023.8.27 馬追丘陵「文学台」(250m) 雨の予報がはずれて・・・
先日の日曜日は明け方から雨が降り出す予報だった。
しかし朝起きてみるとまだ降り出してはおらず、
いずれ降り出すことを覚悟し、
近場の馬追丘陵に出かけた。
予報ではこの雨が降った後、
空気が入れ替わって涼しくなる、
とのことだったが、
馬追丘陵の麓に着いても雨が降り出すことはなく、
車外に出るといつもの、
じっとりと肌にへばりつくような暑さのままだった。
雨が降り出したなら、
そのまま濡れて歩こうと決め、
旧「マオイゴルフ場」に入った。
旧ゴルフ場を縦断して上部の林道に上がる。
旧「マオイゴルフ場」は、
閉鎖されてもう5~6年になろうか?
長沼町から土地と施設全般を借り受けて営業をしていた運営会社が、
クラブハウスの老朽化を受け、
町に改修を求めたところ、
それは運営会社の方で負担すべきだ、
と突っぱねられた結果、
それに反発した運営会社が、
営業を放棄した旨、
当時の新聞に記事として載っていた。
それ以来ゴルフ場は何の手も入らず、
全く放置されたままになっている。
そんなゴルフ場が、
年々荒廃していく様を見てきた。
ゴルフ場に入ると、
伸びきった芝のあちこちに他の雑草が育っている。
すぐ大きな池が見えるのだが、
循環することのない池の水は、
藻の繁殖で水が緑がかって見える。
そんな水面を見つめると、
水面に動くものが現れる。
コイだろうか?
長いことこの池で生き続けてきたのだろうが、
このままではいずれ水が腐り、
全て息絶えてしまうのではなかろうか?
池を離れて上部を目指して登って行く。
モミジが葉を赤く染めている場面に遭遇したが、
暑さで赤くなったのだろうか?
また、伸びきった芝が登山靴に絡みついて、
ひじょうに歩きにくい。
カートの移動用に施設された、
舗装の小道があるので、
利用できるところはそれを利用して歩く。
そしてゴルフ場の最上部で藪に入る。
しかしすぐに抜けて目の前に林道が現れる。
これは2年前に造られた「馬追林道」だ。
しばらくこの林道を歩く。
この時点でも予報では、
雨が降っていることになっているが、
雨どころか日が照って暑くてしょうがない。
ポットに入れて持参した氷水のうまいこと!
夏場はいつも氷水をザックに入れて歩く。
林道の途中で「文学台」へ直接突き上げる尾根に取り付く。
この尾根上には、
以前藪中にうっすらと踏み跡が続いていたのだが、
昨年それに手を加え、
きれいに笹刈りされた方がおられる。
結果立派な登山道ができた。
これを快適に登って行くと、
見晴らしの良い「文学台」に飛び出す。
そこから眺める石狩平野の向こうには、
雨雲がびっしり張り付いて、
広い範囲で雨が降っているようだった。
「文学台」から『長官山』に向かうと、
人の話し声が聞こえてきたのでそこには行かず、
その手前で送電線の作業道に入って下った。
そして登路で歩いた「馬追林道」へ。
林道に下り立つ直前、
奇妙なものを目にした。
真っ赤な実(?)がたくさん!
その様はまるでプリマハム製の赤ウインナーのようだ。
しかもそれはそこ一ヶ所だけに存在する。
こんなものを見たのは初めてだ。
林道から古い作業道を抜け、
再びゴルフ場に下った。
そしてまた池のそばを歩くと、
水面には魚がたくさん浮かび上がっていた。
ここで釣りをしたら入れ食いだろう、
などと考えながら、
しばしその光景に見入ってしまった。
池を離れて駐車地へ。
一貫して雨が降り続く予報の時間帯にもかかわらず、
一滴も雨に当たることはなかった。
その点はラッキーだったが、
とにかく蒸し暑くて不快だ~
2023.8.17 『於兎牛山』(オソウシヤマ・392m) 盆休最終日は台風接近!
先週の話しになるが、
私の盆休み最終日の17日は、
台風7号が本州に甚大な被害を及ぼした後、
日本海を北上することとなり、
朝から雨が降っていた。
それで女房に「於兎牛山でも登ってくるわ~」、
と告げて家を出た。
はじめ降っていた雨は、
現地に近付くと止んだが、
荒れ狂ったような空模様が落ち着かない。
由仁町川端地区から、
「クオーベツ林道」の入口へと向かい、
いつもの駐車スペースに入り、
車外に出て驚いた。
すごい湿気を感じる空気が漂っている。
台風の影響によるものだ。
じっとしていても汗がにじみ出る中をスタート。
先行者の車が一台停まっていたが、
「於兎牛山」に向かったのだろうか?
歩き出すと汗がふき出すものの、
この前日完全休養としたので、
なんだか身体が軽い感じだ。
調子よさそうなふりしてるけど、
当てにならないよ!
年寄りなんだから、
ただの勘違いかもね~
「クオーベツ林道」を歩いて行くと、
「川端林道」と出合う。
本来はこの「川端林道」に入って、
「於兎牛山」の基部まで行くのだが、
この林道は弧を描くように、
大きく北側をまわって伸びている。
つまりひじょうに遠回りをするわけで、
これを歩いたのは初めて「於兎牛山」に登った時、
一回だけだ。
その後は樹林の中を抜けてショートカットしている。
「川端林道」出合いを過ぎると間もなく、
「クオーベツ川」に架かる、
「九尾別橋」(くおべつばし)を渡る。
そしてしばらく行くと、
「クオーベツ貯水池」だ。
この貯水池は春先美しい水面が広がるのだが、
現在は渇水期で河川部分にだけ水が流れていた。
林道入口の「入林届」に、
目的を「クオーベツ貯水池見学」、
としている人がいた。
これだけを見に来る人もいるんだねえ。
「クオーベツ貯水池」を眺めた後、
林道を少し戻って伐採地の作業道に入った。
ここは2年前に伐採されたもので、
それ以前はトドマツの林の中を登ったものだ。
伐採地の風景は広々としていい。
その中を登って行くと、
「クオーベツ貯水池」の一部が見えた。
そして更に登って行くと、
北方向から続く「川端林道」にのる。
あとは「於兎牛山」基部までこの林道を行く。
「於兎牛山」の頂上直下まで行くと、
新たな斜面の崩落現場が現れた。
思えば先月大きな地震があった。
その地震で崩れたものと思われる。
「於兎牛山」頂上部の基部を、
北から南へと林道に従って回り込む。
頂上部の北から西にかけての斜面は、
崖状地形で登れない。
南側に回り込んで尾根に取り付く。
林道から尾根への取り付きは、
登山道のように固められ、
ずいぶん登りやすくなっていた。
それだけこの山に登る人が増えたということだ。
尾根筋は薄い藪漕ぎで、
間もなく前方に目指すピークが見えてくる。
そして三等三角点「於兎牛山」(点名:於壮志山)。
四季を通して気軽に楽しめるピークだ。
それを物語るような、
なんとも温かみを感ずる私製標識あり。
これを制作した方の人柄がにじみ出ているようだ。
下山は同ルートを引き返した。
頂上付近は冷たい強風が吹き、
若干寒ささえ感じたが、
林道に下るともう暑い。
汗を拭き拭き下って行く。
そして駐車地に戻ると、
先行者のパジェロがまだそこにあった。
どうやら「クオベツ山」に行かれたようだ。
「クオベツ山」までは、
この林道入口から約10kmの歩行距離がある。
これで今年の盆休みが終わった。
8連休で山に向かわず完全休養としたのは、
16日一日だけだった。
いい盆休みだったけど、
暑さには悩まされたなあ・・・
2023.8.11 「馬追丘陵・文学台」(250m) 忙しい一日!
11日の「山の日」は、
毎年恒例の墓参りに出かけることにした。
但し、私の家系に墓参りなどという行事はない。
行くのは女房方の墓参りだけだ。
女房方の墓は千歳市で義兄が守っている。
その義兄に対して、
女房の立場が悪くならないように出かける。
私は人に言わせるとバチあたりな人間だ。
墓参りに行く前に、
時間がないので馬追丘陵に出かけた。
そして「長沼スキー場」から、
「文学台」を往復して帰ることにした。
長沼スキー場に着くと、
まず目に入るのがテントだ。
スキー場の駐車場を、
無積雪期はキャンプ場として利用している。
これはコロナ禍でキャンプがブームになった結果だ。
海も川も水もないただの駐車場で商売とは、
たいした商魂だ。
7時前にスキー場麓の駐車地に着くと、
既に30℃近くに達していた。
「山の日」を、
よりによってどうしてこんな暑い時期に制定したんだあ?
この日も極軽装でスタート。
風通しの良い広い車道を登ることを選択した。
「文学台」までの車道は、
めったに車が通ることはない。
この日も往復する間に、
一台の車も目にすることがなかった。
はじめ舗装道路だが、
途中の分岐で砂利道に入る。
この砂利道沿線の緑が美しい。
秋には素晴らしい紅葉が楽しめるところだ。
そんな美しい樹間の砂利道の奥には、
石狩平野を一望できる「文学台」だ。
そこには既にススキが穂を広げていた。
これもまた秋の訪れが近いことを思わせるが、
とにかく現実は暑く、
この時点でシャツがベチャベチャだ。
石狩平野の風景を眺めて復路に入った。
すると前方から見たことのあるやつが来る。
よく見るとHiromiではないか!
この日は全く別行動としていたので、
この出現には驚いた。
別の入山口から登ってきたHiromiと、
とりあえず「文学台」に戻って記念撮影。
その後Hiromiはそのまま私に着いて、
スキー場麓まで下りてきた。
そしてひとり登り返していった。
Hiromiはまだまだ運動したいのよねえ。
しかしHiromiもまたこの日は、
亡くなって久しい父親の墓参りに行くと言っていた。
一旦帰宅し、
車を洗車して女房を乗せ、
千歳の墓地へと向かった。
女房は「暑い中を出かけるのが嫌だ」、
としきりに口にする。
やめたっていいんだよ!
俺なんか義理で行くだけなんだから。
高い燃料を使って、
女房のためにやっていることで、
何故不満を言われなゃならん!?
アホくさっ!
墓地に着くと墓参りの人の多いこと!
不平不満を口にし続けた割には、
一生懸命墓石を洗う女房だった。
とにかく義理は果たして帰途に着いた。
そして帰宅して車のワックスがけだ。
暑い中での作業は汗だくだった。
しかしこれで一段落。
翌日から山旅だ~
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