北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.1.27 スノーシューハイク 栗沢町の丘陵地帯で・・・
昨日も朝起きると新たな降雪があり、
朝食後除雪に精を出した。
この朝の除雪が山へのモチベーションを、
ガックリと下げてしまう。
それでも何とかどこかへ、
と言うことで家を出た。
そして江別市から南幌町に入ると、
降雪量がグッと増えた。
こりゃあ遠くへ行ってもしょうがないから、
栗山で里山に登ろうと決めた。
ところが長沼町を過ぎ、
由仁町から栗山町に入ると、
降雪量が更に増えた。
おまけに除雪されておらず、
一歩農道に入り込むと、
30cm近くあるのでは、
と思われる新雪が道路を覆っていた。
舞い上がる粉雪が、
またラジエーター付近から舞い込むと、
トラブルの原因となるので、
予定した里山付近を通過して、
ゆっくり走って行く。
そして広い道々に出ると、
ようやく除雪車がきれいにした後だった。
こんな状態ではどこにも、
駐車できそうなところなんかない。
道々30号線を栗山町から岩見沢市方面に走り、
栗沢町茂世丑地区で、
道々817号線に乗り換えて、
栗沢市街方面に走った。
その沿線には先日、
「最上山」をリタイアした際に利用した駐車スペースがある。
ただそれも新たな降雪の後となれば、
除雪されているとは限らない。
もしそこも駐車できなければ、
そのまま帰途に着くことにした。
そして現地に着くと、
誠にタイミングよく除雪された直後のようで、
きっちり車2台分の駐車スペースが確保されていた。
ただ、気持ちは既にそのまま帰途に着くことに、
大きく傾いていたので、
どうにもやる気が起きない。
先日ここで深いラッセルを強いられて、
リタイアしたことも気持ちを重くする。
しかしまあ、とにかく周辺の丘陵地帯で、
ハイキングを楽しもう、
と気を取り直して準備を始めた。
先日「最上山」に向かった斜面とは、
道々を挟んで逆方向に取り付いた。
雪面はつい4日前の状態とはまるで違い、
あれほど深くスノーシューを飲み込んだ雪が、
既にかなり締まっていた。
まあ、歩きやすいとは言えないが、
先日よりはるかにましだ。
辺りには広葉樹林が広がり、
その向こうに針葉樹林が見える。
大雪の後だから、
雪をどっさり枝に蓄えた針葉樹が美しい。
空がどんよりと曇って、
今にも雪が落ちてきそうに暗いので、
風景の美しさは半減だ。
ただこの辺りには伐採地が点在しており、
その広さとまっすぐに伸びた、
針葉樹の風景がまたいい。
そんな風景を楽しみながら歩き、
周遊ルートで駐車地に戻った。
この週末はHiromiと別行動。
土日一泊で厚真町方面に向かいたかったが、
週末は石狩湾周辺で大雪の可能性があるという。
この「石狩湾周辺」という地域が指定されると、
私の住む江別市が含まれる。
従って遠出はできず、
必ず帰宅して除雪しなければならないということだ。
ああ嫌だ嫌だ。
しかしまだ1月だからしょうがないかぁ・・・
2023.1.23 『最上山』(163m) 負けた負けた、大雪に負けた!
今週の月曜日は5回目の、
新型コロナワクチン接種日のため、
仕事を休んで朝軽い除雪をした後、
ゆっくり出かけてサクッと登って、
午後のワクチン接種に向かうつもりだった。
この日栗沢町に行ってみると、
このところ続いた大雪で、
町中にできた雪の山の高いこと!
道々817号線で、
「最上山」に最短距離で登れる位置に、
車2台分のスペースがある。
大雪の後でそのスペースが確保されているか、
少々不安ではあったが、
着いてみるときっちり除雪されていた。
これはありがたい!
すぐに準備を整え、
スノーシューを装着し、
道々の反対側で斜面に取り付いた。
そこでガーン!!
雪が深い!
新たな降雪があったため、
深雪は覚悟していたが、
それは予想を超えていた。
サクッと登って帰るどころか、
ザクッどころか、
ズボッどころか、
もうズボズボズボ~
一歩一歩スノーシューが雪に深く飲み込まれ、
膝上のラッセルだ。
いや、ラッセルと言うより、
引き抜いたスノーシューを前に出すのに苦労する。
それに傾斜が加わると、
まるで蟻地獄のように進めない。
こりゃかなわん!
体力の限り踏ん張れば、
ピークまで行くことはできる。
しかしそれではワクチン接種に間に合わなくなる。
200mほど登るのに、
1時間近くを要した。
そしてその時点であきらめた。
最後はあの陽の射すところ、
あそこまで登ってやめよう、
と言ったスタイル。
そんな苦労とは裏腹に、
周囲の木々に積もった大量の雪が、
明るい陽光に照らされて、
なんと美しいことか!
大雪の後のラッセルはきついが、
メルヘンチックな風景に巡り合える。
この日はこれらを目にできただけでもよかった。
そして自らのトレースをたどって楽々下山。
午後女房と買い物をし、
その足でワクチン接種を受けに行った。
いつも予約しているクリニックで、
人が混むことはない。
簡単に終了して帰宅。
医師に「今日は飲酒や激しい運動は避けてください」、
と言われたが、
「えっ、酒も!? それはムリ~」。
いつものように、いつもの量を飲んで、
また平和な一日が過ぎて行った。
2023.1.22 『郡界』(283m) 雪から逃げ続ける!
先週末は天候が大荒れの予報。
そんな中で雪から逃れるべく行動する私。
少しでも青空が広がる確率の高い方に向かいたい。
但し、日帰りで遠出は避けたい。
日曜日の朝、夜中に新たな降雪はなかったものの、
除雪車が固い雪を置いて行ったので、
それをかたずけて家を出た。
この日も雪の予報で、
私が住む江別市から北側は、
分厚い雪雲に覆われていた。
そしてその下には住みたくないと思う。
この日の山行予定が定まらないまま、
空模様を眺めながらHiromiを迎えに行った。
すると馬追丘陵の辺りが、
雪雲と青空の境目で、
それより北側は雪雲に覆われ、
南側には青空が広がっていた。
そこで青空の領域で近い山に登ることとし、
由仁町川端地区から、
「クオーベツ林道」入口に向かった。
ここには確実に駐車できる場所がある。
他はこのところの大雪で、
駐車スペースを確保できないだろう。
林道入口に着くとジムニーが一台やってきて、
林道奥へと入って行った。
ハンターかな?
と思ったが間違いで、
重機のオペレーターだった。
間もなくブルドーザが動き出し、
けたたましい音を響かせて、
林道の除雪を始めた。
それはこれから歩いて行くはずの、
「於兎牛山」方向の林道だった。
そこで除雪の邪魔をすることを避け、
踏み跡のない支線林道に入った。
そして「郡界」を目指すことにした。
しばらく林道を歩いて行くと、
右手の林を抜け、
広い伐採地に出た。
伐採地の風景を眺めながら登って行く。
そして再び林道にのると雪が降ってきた。
第二の伐採地風景を眺めながらの歩行だが、
雪が降り出したことで、
モチベーションがガタ落ちだ。
雨だ、雪だというのは、
どうにも好きになれず、
正直憂鬱になり、
山行を早く終わらせたくなる。
第二の伐採地風景を過ぎると、
林道は尾根に沿って蛇行を始める。
そして歩を進めるほどに、
空が明るくなり、
青空が見えだして、
その面積が次第に広がっていった。
これよ、この青空を欲していたのよ!
林道上を「郡界」の直下まで歩き、
笹の斜面に取り付いた。
この辺りはいまだ積雪が中途半端で、
笹がしっかりとは雪に埋もれていない。
従ってスノーシューを深く取られる。
そしてスノーシューのアイゼンに、
笹が絡みついてつんのめる。
これが怖い。
しかしこの時点ではもう素晴らしい青空が広がっており、
降雪時の心理状態とはまるで違う。
気持ちがハイになったところで、
四等三角点「郡界」。
ここの標石は数年前に目にしているのだが、
昨年二度登って、
二度とも見つけられなかった。
どうにも不思議な三角点だ。
今年雪が融けたらまた探すことにしよう。
下山は林道を戻らず、
北側の尾根を下って、
廃道の林道に下りる。
この日もほとんどラッセルを買って出てくれたHiromiが、
「方向さえ教えてくれたら前行くよ~」。
ラッセルは大変ありがたいが、
相変わらず主体性のないやつだ。
北に下りゆく尾根はふかふかの新雪の上を滑るように下る。
それを好むHiromiが、
「うれしいなあ、こんなとこ下りれるなんて・・・」、
とつぶやくのを耳にした。
林道に下るとカラマツ林の中を歩く。
これが青空の下、
陽光に照らされて実に美しい。
雪が降り出したときは、
「早く終わらせたい」と思った山行だったが、
美しい風景の中を歩くのならいくらでもいい、
と勝手に思うわがままな私。
しかしまあ、終わりよければ全てよし!
終わってみれば楽しい山行で、
夕方あらためてHiromiと「反省会」!
2023.1.20 「馬追丘陵」 コズと今更ながらの登り初め!
今週の仕事は木曜日まで。
今日から4連休で、
来週は火曜日から出勤だ。
それで今日はコズと今年初めての山行を予定していた。
ただ天気が心配され、
二日前にコズから、
「天気が悪かったらやめようね」、
とラインが入っていた。
確かに雪模様の予報だったが、
直前になって確認すると、
雪は今朝まで降って止む予報。
10cmの降雪を除雪し、
7時半過ぎに家を出て、
コズとの合流場所である栗沢町に向かった。
私が住む江別市を出て南幌町を抜け、
栗沢町に入ると状況が一変した。
路上の雪が急に増えだしたのだ。
朝方になって一気に降ったらしく、
除雪車が入っていない。
こりゃあまずいなあ、
駐車スペースを確保できそうにない。
9時が合流の指定時刻だったが、
30分前には到着。
しかしコズは既に着いて待っていた。
この時点でもう、
確実に駐車できるところに向かうしかないと判断し、
栗沢町から近い、
「馬追丘陵」へと向かうことにした。
栗沢町から栗山町を通り、
長沼町に入って「マオイゴルフ場」への町道に入ると、
路面の積雪が更に増えた。
そこをほんの数台が通った跡しかなく、
コズの軽自動車は大変だ。
そして最後は「マオイゴルフ場」の、
正門前を通って「文学台」へと続く町道に入るのだが、
こちらは車1台が通った跡だけ。
ハイエースの腹を、
思いきり雪にこすりつけながら走る。
先日も雪がエアコンのファンに入り込むトラブルがあったばかりなので、
ゆっくり雪をかき分けて進む。
それで何とか正門前に着いた。
この後除雪車が入ってくるであろうから、
なるべく邪魔にならない位置に駐車した。
ずいぶん前置きが長くなってしまったが、
これから始まる行程は、
先日も伝えたので簡単に触れよう。
今はもう無積雪期でも営業をしていない、
「マオイゴルフ場」の正門前をスタートし、
すぐに現れる車道の除雪終点を、
そのまま車道に沿って進む。
今日の予定をこちらに変更せざるを得なくなった時点で、
コズに新ルートを教えることにしていた。
除雪終点から300mほど車道を歩いて行くと、
右手に「馬追林道」のゲートが現れるので、
その林道に入って行く。
今日は意外にも青空が広がり、
周囲の風景が美しい。
林道は大きく蛇行しながら伸びて行くので、
積雪期ゆえのショートカットを繰り返す。
そして「文学台」に直結する尾根まで進み、
林道を離れて尾根にのった。
この尾根に笹刈りの夏道ができたことを、
コズに知らせたかった。
するとヤマッパーに広がり、
夏道に生える新たな笹を踏みつけて、
登山道として維持できるだろうと考えた。
尾根筋ははっきりしており、
自動的に「文学台」へと誘ってくれる。
最後は直登で「文学台」に飛び出した。
ここから遮るもののない、
石狩平野の風景が広がる。
久しぶりの晴天に恵まれた。
風もほとんどなく、
なんてのどかなのか・・・
一旦『長官山』まで歩き、
戻って送電線下の作業道を下った。
そして途中で古い作業道に入り、
はじめに歩いた「馬追林道」を横断。
更に下って「マオイゴルフ場」に出た。
突然目の前に広がる広大な風景に、
コズが感嘆の声を上げる。
その広い風景も、
今日のように青空の下だと、
一層美しく見惚れてしまう光景となる。
そんな中小山の上で昼食とした。
そこでコズがまたおやつをくれた。
毎回何かを持参してきて、
「ハイ、おやつ!」、
と言ってくれる。
返すもんなんかないんだから、
くれるなっちゅうの!
昼食後はまた広いゴルフ場の中を歩く。
そして最後はセンターハウスそばを通って正門へ。
我々の車の向こうの道路は除雪車が入った後だった。
邪魔にならないように駐車してよかった。
コズはいつものようにパッとかたずけを済ませ、
「またおねがいしま~す!」、
と言い残して帰って行った。
今日はアクシデントでこちらに変更したが、
あまりにもよい天候に、
「こちらに変更してよかったかも」と思える、
素晴らしい風景を堪能できた。
2023.1.7 『竹の子山』(156m) 南空知の豪雪地帯で丘陵歩き
6日は今年に入って初めて完全休養。
女房と色々用事を済ませた。
先日南空知の大雪地帯を走った際、
車のエアコンのファンに雪が入り込んで凍ったらしく、
異音がしていたので、
友人の修理工場でみてもらった。
結果機械的に問題はなかったが、
路上に30cm以上積もった、
ひどい雪だったと改めて思う。
そんな南空知で様子見をしようと、
7日の朝Hiromiを迎えに行き、
栗沢町上幌地区に向かった。
しかし突然雪が降り出したので、
一旦はそれを回避するべく、
また南に方向を変えた。
極力雪が降りしきる中では活動したくない。
ところが直に止む気配が感じられたので、
修正して当初予定したところを目指した。
栗沢町から入る道々817号線には、
タイヤショベルで道路脇の雪が押されてできた、
駐車スペースがあることを知っていた。
それを利用してスノーシューで、
丘陵地帯に入ってみた。
あの大雪の後だからどこへ出かけても、
まず駐車スペースの確保が難しい。
ここは確実なところを狙わなければ!
駐車地から北側の林道に下りて、
その先で登り返した。
すると伐採地に出て広い風景が広がった。
藪山ばかり歩いてきた我々にとっては、
いよいよ本格的な雪山シーズンだ。
栗沢町はやはり激しい降雪があったようで、
市街地の道路脇に、
うずたかく積み上げられた雪山の高いこと。
それでも郊外の丘陵地帯では、
雪が締まってきて、
スノーシューをそう深くは取られない。
但し、この日もHiromiが、
積極的にラッセルを買って出てくれたので助かった。
伐採地からトドマツの林に入ると、
大雪の後のクリスマスツリーが見事で、
大変美しい風景が続く。
そしてそれを抜けるとまた伐採地の風景だ。
純白の輝く丘が美しい。
丘からは前方に目指すピークが見えてくる。
この後樹木が生い茂る中に入り、
三等三角点「竹の子山」。
東側の樹木が切れて、
栗沢町の田園地帯が広がる。
何とものどかな風景だ。
そんな風景をこの後も南側のピークから眺め、
林道に下って道々を目指した。
Hiromiがこの程度では物足りないので、
南西方向の「最上山」を周って戻ることにした。
一旦道々に下り、
対岸の「最上林道」に入った。
広く舗装された林道だが、
雪の上だと歩くのに時間がかかる。
そして今シーズン初の本格的なスノーシュー歩行に、
脚の付け根が痛み出した。
毎年積雪期の始まりは、
この痛みに耐えなければならない。
また、ここでやけに空腹を感じて、
それも足取りを重くする。
この日は短時間で下りて、
コンビニ弁当を食べることにしていたので、
空腹を満たすものは持っていなかった。
そんなこんなで、
結局「最上山」の頂上部基部で、
トレードマークの巨大アンテナを目にしただけで素通り。
下降する林道にのって下った。
そして最後は道々に下ったが、
少々行き過ぎて、
200m道々脇を戻るように歩いて駐車地へ。
周遊ルートが完結した。
パッとかたずけを済ませて、
栗沢町のコンビニで昼食。
空腹を満たして帰途に着いた。
この後Hiromiは、
4年ぶりにスマホを買い替えるため、
時間予約したショップへと走った。
2023.1.1 『長官山』(254m) 新年の活動開始!
昨夜は家族一同、
日付が変わってもしばらく起きていたので、
孫たちは当然いつまでも起きてこない。
しかしこの年寄りはいつも通りに目が覚めた。
夜中の1時まで起きていたなんて言うのは、
おそらく20年近く前が最後じゃなかろうか?
そこで孫たちが起きだす前に、
トレーニング登山と決め込み、
馬追丘陵の『長官山』に出かけた。
途中でHiromiのところに寄り、
一緒に行かないかと誘おうとしたが、
訪ねてみると正に今起きた、
というボケ顔で出てきたので、
「こりゃダメだ」とひとりで向かった。
『長官山』火葬場コースには、
昨日歩いたスノーシューのトレースが、
しっかりと残っていて歩きやすい。
そこへ元旦ともなれば、
さすがに誰も訪れる人がいない。
静かな山の中を歩く。
すると頭の中を色々なことが駆け巡る。
今年はコロナの影響がどうだろうか?
出勤日数は増えて行くだろうなあ。
暑い時期には久々に登山道歩きを続けてみようか?
今年もHiromiとの週末別行動が増えるだろう。
すると燃料代がかさむなあ。
新たな三角点ピークを求めるのは、
しだいに距離が遠くなり、
運転がおっくうだし、
燃料費もかかるなあ。
などととりとめもないことが、
次から次へと頭に浮かぶ。
まあそれが年初の思いか。
ふと気が付けば、
随分回を重ねて歩いたこの火葬場コースだが、
最後に歩いたのはいったいいつだったろう?
冬は雪景色がきれいだし、
春から初夏は新緑が実に美しい。
そして秋には素晴らしい紅葉を楽しめる。
自宅から30分の近場にあって、
様々な楽しみを与えてくれる「馬追丘陵」、
そして『長官山』。
実にありがたい存在だ。
そんな存在に今年も大いに世話になることだろう。
近場で燃料費を節約するなら「馬追丘陵」。
雨でどこへ行っても同じなら、
近場の「馬追丘陵」。
降雪でどこも駐車できなくなれば、
困ったときの「馬追丘陵」。
頼りになる存在に感謝しつつ、
今日のトレーニング登山を終えた。
そして自宅に戻り、
また虎と遊んで、
子供たちは午後帰って行った。
大活躍だったババはもうぐったり!
即横になった。
そして我が家に老夫婦の平穏な生活が戻ってきた。
2022.12.30 『御園山』(284m) 今年もお世話になりました
私の山行は毎年12月30日で終わる。
現在中学1年生の孫が生まれる前は、
大晦日も元旦も関係なく、
ひとり山旅に出かけていた。
しかし孫が生まれてからは、
大晦日に必ずやってくるので、
31~1日は家にいるようになった。
そしてここ10年近くは、
Hiromiと30日に最後の山に出かけ、
締めくくることを続けてきた。
昨日の朝は20cmほどの新たな降雪があったので、
朝除雪をしてHiromiを迎えに行った。
先日も申し上げたが、
私が住む江別市は除雪の状況が悪く、
なかなか除雪車が出動しない。
従ってこの朝も積もったまま道路に放置された雪を、
蹴散らすように車を走らせた。
このとき既にガタガタになった路面もあった。
それに引き換え、
この日南幌町から長沼町、由仁町、栗山町へと車を走らせたが、
どこもきれいに除雪されていた。
どうも江別市の対応が納得できない。
今年最後の山は、
Hiromiのところから近い「御園山」に決めた。
前夜雪が降り出したときに、
「御園山」の雪が降り積もった、
針葉樹の風景を見たくなった。
晴れてくれれば素晴らしいだろう、
との願いを込めて!
そしてその願いは叶った。
栗山町南角田から「不動の沢林道」に入るころ、
どんよりと曇っていた空に、
青空が顔を出し始めた。
「これはいけるぞ!」、
と期待が膨らむ。
林道には20cmほどの新たな降雪があり、
それがなければまだツボ足で歩けた。
昨年の12月28日、
単独でここに入った時には、
深雪に腰まで埋まって身動きがとれなくなり、
途中でリタイアしたことを思い出す。
スタートして1.5kmほどで、
林道を離れて藪に入った。
まだ積雪が少ないので、
笹や他の雑草が立ったままだ。
ただ、藪とは言っても、
古い作業道の跡が残っているので、
それにのって進む。
そしてトドマツの林を抜けると、
おおーっ!!
樹氷が輝いているじゃないか!
これが見たかったのよねえ~
先をラッセルして進むHiromiに声をかける。
「いつでも交代するぞ!」。
するとそのたびに、
「まだ大丈夫!」と返ってくる。
これはこのジジをいたわってのガンバリか?
あるいは自らの肉体を鍛えたいだけか?
まあ、それはトーゼン後者だろう。
美しい樹氷の林を抜けて尾根上に上がる。
ここからは尾根をつないでピークに向かう。
このルートはHiromiも歩いているのだが、
まるで初めて経験するように言う。
「ここはなかなか面白いルートだねえ」。
何度登っても新鮮な気持ちで登れていいねえ。
そして小さなアップダウンを越えて、
四等三角点「御園山」。
今年何度目かの、
我が原風景の中のピークだ。
下山は美しい樹氷の林を下らず、
尾根筋を西進してゴルフ場に下った。
ゴルフ場の広い風景もまたいい。
そしてHiromiは相変わらずラッセルを譲らない。
正直頼りになるわぁ。
この下山では色々なことが頭を巡り、
ひとり回顧にふける。
今年の山行は220回。
そのうちHiromiとともに登った回数が、
ちょうど100回だ。
また、新たなピークに立ったのが51座。
実に楽しい1年だったねえ。
最後の山行を締めくくるのに、
誠にふさわしい風景を眺めながら林道に下り、
駐車地に戻った。
そして今年も楽しませていただいた山々に感謝!
また、当ブログにお付き合いいただいた方々に感謝申し上げます。
最後に1年怪我をすることなくともに楽しめた相棒に感謝!
1年の締めはやはりいつものところで「反省会」。
来年は1月2日から活動を始めます。
天候がよければ3泊4日の山旅でスタートする予定です。
その場合はブログの更新が5日になりますので、
宜しくお願いいたします。
みなさん良いお年をお迎えください。
2022.12.27 『三角山』(栗山・336m)~『南高山』(242m) コズは晴れ女だった!
昨日は栗山町でコズを、
「三角山」~「南高山」へと案内した。
先日一人で別ルートの、
「板江別林道」から「南高山」には登ったが、
昨日は久しぶりに栗山町滝下から両ピークを巡った。
朝JR石勝線の、
由仁町川端駅で合流。
川端駅から取り付き点までは近い。
石勝樹海ロードを夕張方面に向かい、
夕張川に架かる「川端橋」を渡って、
約500m走ったところ左手に、
エゾシカ防護柵扉を備えた、
林道の入口が現れる。
このゲートの前に、
ちょうど二台分の駐車スペースを確保できた。
正直この朝はここに、
駐車スペースを確保できるか心配して出かけた。
先日降った大雪の後、
ほとんど降らずに時間が経過したことがよかった。
8時05分、ゲートから林道に入った。
この林道はこの先しばらく続くが、
やがて荒れて廃道となっている。
はじめは除雪されているが、
その先に水関係の施設があるため、
その保守点検用にあけられている。
林道の除雪は500mほど先の施設までで、
その先は大型クロカン四駆が走ったのであろう、
深いわだちが続いていた。
おそらくハンターが入ったのだろうが、
その跡は古いものだった。
林道を奥に進んで行くと、
半壊した納屋が現れ、
その奥に人家が見える。
その人家も廃屋で、
以前中をのぞいた時は、
エゾシカのフンがじゅうたんを敷き詰めたように、
床いっぱいに広がっていた。
かつてここに暮らしていた家族は、
今どこでどう暮らしているのだろうか?
この辺りにはもう一軒人家の廃屋がある。
自ら山肌を切り開き、
畑として生計を立てていたのだろうが、
畑としては小規模で、
決して暮らし向きは楽ではなかったであろうと、
勝手ながら推察してしまう。
納屋を過ぎて林道を離れ、
少々の藪漕ぎで一段上の畑に上がった。
いや、厳密には畑の跡だ。
ここから藪を進むことになる。
ただ藪と言っても雑草が枯れた後なので、
大きな抵抗はない。
畑の跡を進んで尾根に上がった。
そして尾根筋を進んで行くと、
前方に「三角山」の頂上部が見えてくる。
また辺りのトドマツには、
ヒグマの爪痕が数多く残されている。
ヒグマの影がなかなか濃いところだ。
そんな風景を眺めながら、
最後は少々の急登を経て、
9時15分、四等三角点「三角山」。
「三角山」からは途中まで戻り、
そのまま北向きから西向きに変わる尾根筋を進んで行く。
高度がどんどん下がり、
畑の跡まで下って平たん地を歩く。
これは尾根筋のアップダウンを回避するためだ。
そしてその先で再び尾根筋に上がった。
すると長くは続かず、
トドマツのうっそうとした林の中の作業道に入った。
この作業道も短く、
突然前方の視界が開け、
送電線の下に出る。
あとは送電線の下をくぐって、
前方の斜面に取り付く。
雪をかぶった笹原が少々歩きにくいけれども、
特に問題なく登って行く。
そして登りきると、
あとは稜線状の尾根を、
ほぼ北に向かって歩いて行くと、
10時30分、四等三角点「南高山」。
木々の葉が全て落ち、
麓の田園地帯がよく見える。
空はどこまでも青く晴れ渡り、
風もなく誠に穏やかな中で昼食とした。
下山は送電線下からトドマツの林を抜け、
古い畑を横切って林道に下った。
そして11時40分、駐車地。
気に入ったルート歩きが終了した。
コズは「晴れ女」だそうで、
今回も良い天気にしてくれた。
ありがとう!
2022.12.24 『坊主山』(栗山・168m) メリークリスマス!
今日はクリスマスイヴ。
そんな日にふさわしいトドマツの、
巨大なツリーを眺めて歩く山行だった。
但し我が家は高齢者夫婦の二人暮らし。
クリスマスなんか、
全く関係ないけどねえ。
このところ天気予報やテレビ、ラジオのニュースで、
「天候が荒れる」という予測ばかりが叫ばれる。
それでどうも腰が重くなってしまい、
今日~明日とまた厚真に出かけようと思っていた山行を中止。
近場で日帰り山行をすることにした。
雪が我が家の庭に降り積もる、
とわかっていながら、
車中泊の山旅には出られない。
近場の山で楽しむにしても、
突然降ったり融けだしたりする積雪を相手に、
駐車地の確保が難しく、
現地に出向いてみなければ、
何とも言えない状況だ。
それで今日は予定先を決めきれず、
とりあえずHiromiを迎えに行った。
そして中途半端な積雪状況の中で、
結論を出したのが、
栗山町の「坊主山」だった。
この山に登るための駐車スペースが、
確実に確保されるため、
現地に出向いての変更の必要がないため、
この山に決めた。
今朝湿って重たい雪を処理して、
Hiromiを迎えに向かったのだが、
家を出て市道から国道に出ると、
もう交通事故だ。
昨日何台も側溝に転落した車を目にしたばかりなのに、
また事故現場の目撃だ。
何度も繰り返すが、
江別市は除雪状況が悪い!
Hiromiを拾って栗山町桜山に向かった。
「坊主山」へは無積雪期だと、
ほとんどの登山者が、
西の鳥居から入って登るものと思われる。
しかし、私は南の継立側から藪漕ぎで登っている。
この両ルートは積雪期に入ると、
駐車スペースが全くないので、
取り付きようがない。
それで積雪期限定で、
北側から登る。
昨冬このルートから登ってみると、
なかなか良い印象を得たので、
今回も同ルートをたどることにした。
栗山町桜山の「シャトレーゼ洋菓子工場」すぐ奥に、
町道沿いの待避所があり、
冬季間も除雪されて広くなっている。
それを駐車地として利用する。
駐車地からは伐採ピークの奥に、
「坊主山」の頭が見えている。
ツボ足ではちょっと辛そうなので、
今シーズン初めてスノーシューを装着した。
そして町道から田園に下った。
下りきったところには、
コンクリート製の用水路が流れているので、
近くの橋を渡って田園の上を歩いた。
前方のカラマツ林の斜面を登るのだが、
その手前にも細い用水路が流れている。
私は飛び越せるが、
Hiromiは無理だろう。
昨冬はもっともっと積雪が多くなってから、
このルートを歩いたので、
用水路の存在は確認していても、
何の苦労もせずに渡った。
まだ雪の少ない今これを覗いてみると、
落ちたらまずい、
自力では上がれない深さだ。
偶然そばに何かの設備が用水路に蓋をしていたので、
これを利用して渡った。
ここで斜面への取り付きだが、
やはり雪が少ないので、
むき出しの笹が滑り一旦滑り落ちて登り返した。
カラマツの林を抜けると、
落葉樹の林となり、
短い距離でその先の伐採地に出た。
広い風景はいいのだが、
やはりまだ雪が少ないせいで、
少々ブッシュがうるさい。
この伐採地からは、
栗山の市街地方面が見渡せる。
なかなかいい眺めだ。
そしてここは我が原風景の中の山並みだ。
小学生のころ、
逆側からこの高みを眺めていたのだ。
伐採地の小山を越えて一旦南側に下る。
たいした高低差でもないが、
沢筋まで下って登り返した。
それを登りきったところでまた下る。
つまり尾根筋を二本乗っ越すことになる。
そしてまた沢筋まで下ると、
眼前に伐採地が現れる。
その端を登って行くが、
右手には見事なカラマツと、
トドマツが林立する林がある。
急斜面を登って行くと作業道が現れるので、
しばらくこれを利用する。
すると前方に雪をかぶった、
巨大クリスマスツリーがたくさん現れる。
そこまで何も感じていなかった「クリスマスイヴ」を、
巨大ツリーに意識させられた。
なかなかいい眺めだ。
最後は伐採地の急登から藪に入り、
二等三角点「坊主山」。
笹がむき出しになって、
スノーシューのアイゼンに絡みつくので、
頻繁につんのめり、
転倒する場面もあった。
下山はほぼ同ルートを引き返した。
そして最終場面では、
登路と同じところを下り、
用水路の橋にピンポイントで当てなければならなかった。
最後は町道に登り返して駐車地へ。
たかだか168mの里山ではあるが、
積雪期のルートは変化に富み、
アップダウンを繰り返す、
なかなか手応えのある山行となった。
この後はまた雪が降り出して、
積雪が増える予報だが・・・
2022.12.23 「馬追丘陵・文学台」(220m) 困ったときのマオイ
今週も月~木曜日の4日間出勤して終えた。
結局今年も金曜日まで仕事をすることはなかった。
来週の月曜日出勤して、
棚卸しと大掃除をして解散となる、
ところではあったが、
その棚卸しも大掃除も、
木曜日と金曜日の空いた時間に終えてしまった。
結局月曜日に出勤しても、
やることがないので、
みんなで有り余る有給休暇を取得して休むことにした。
結果、今日から年が明けて、
1月9日まで休みとなった。
18連休!
だからこの会社はやめられないもなあ。
全く楽なもんだぁ~
最近パターン化している、
金曜日のコズ同行登山を、
今日も実施する予定でいた。
ところが今朝起きてみると、
外は天気予報通り30cmほどの降雪があった。
しかも気温がプラスということで、
湿って重い雪だ。
それがその後も止む気配なし。
そんな状況では、
山に出かけても駐車スペースの確保が難しいため、
予定を立てることができない。
Hiromiと二人の場合は、
1台の車で出かけるので、
予定を次々に変更することができる。
結局今日はコズとの山行を中止した。
湿った重い雪は降り止まないが、
外へ出て除雪をしないわけにはいかないので、
8時ころになって外へ出た。
今年の年明けに向かいのお宅のご主人が、
病気で他界したため、
奥さんが未亡人となって一人暮らしをしているので、
そこも除雪してやらなければいけないので大変。
それを終えて9時過ぎに家を出た。
私が暮らす江別市は除雪が悪い。
除雪車がなかなか出動しないため、
居住地域をはじめ、
国道に出てもガタガタ道路が続く。
ところが隣りの南幌町に入ると、
早速除雪車が姿を見せて活躍していた。
従って路面の雪が削られて大変走りやすい。
そしてそのまま栗沢町に走ると、
やはり除雪車が活動していた。
何もしていないのは江別市だけだ。
栗沢町で山に登るための駐車スペースを探したが、
どこにも見当たらず、
栗山町を通り越して長沼町に入った。
こんなときは結局馬追丘陵だ。
馬追丘陵で先日目にした、
「文学台」に直接上がる刈りわけ道の入口まで、
ゴルフ場からではなく、
誰もがわかる林道入口からつないでみることにした。
「マオイゴルフ場」の正門前に駐車し、
ツボ足でスタートした。
そう、まだツボ足で歩けた。
ゴルフ場の正門前に冬季となると毎年あるバリケードと、
「通行止め」の立て札が見当たらない。
そばに行ってみて驚いた。
簡易的なバリケードと「冬季通行止め」の立て札を、
倒した上車で踏みつけて通ったバカ者がいる。
どうやら大型クロカン四駆に乗った者の仕業のようだ。
何故そんなことを平気でできるのかねえ?
この通りには人が住む民家だって3軒あるというのに・・・
ゴルフ場の正門前から約300mほど歩くと、
右手に「馬追林道」のゲートが現れる。
以前ゴルフ場から上がった林道は、
このゲートが入口だろうと予測していた。
ゲートを過ぎると林道はどんどん下降していく。
そして辺りは白と黒の、
まるで水墨画のような風景だ。
それはそれで美しいが、
私は青空の下でこの樹氷を楽しみたい。
蛇行して伸びる林道がおおよそ下りきった辺りで、
左手に「文学台」へと続く尾根が現れ、
ピンテとともに刈りわけ道が確認できる。
先日同様これを登って行く。
するとピンテの数が増えたようで、
他にも登る人がいるようだ。
この尾根が「文学台」に突き上げることを知っている人となると、
馬追丘陵全体を相当熟知した人だろう。
刈りわけ道を快適に登って「文学台」へ。
石狩平野を広く見下ろせるところから、
雪模様の今日は全く何も見えなかった。
ここで「長沼山岳会」製のベンチで昼食とした。
下山は戻らず車道を歩いて進む。
この秋紅葉を楽しんだ砂利道は今樹氷が美しい。
新緑、紅葉、樹氷と、
いつも楽しませてくれる砂利道だ。
砂利道から舗装道路に入って下って行くと、
「馬追林道」のゲートが左手に現れる。
ここでちょうど一周したことになる。
あとは300mほど歩いて駐車地へ。
湿った雪が降り続いたものの、
なかなか楽しい山歩きだった。
帰路で江別市に入ると、
三か所で車が側溝に転落していた。
うち一台はパトカーと救急車が、
到着したばかりのようで、
これから救助活動が始まるようだった。
これは未熟な運転者が起こした手事故とは決めつけられない。
江別市の除雪が悪いせいだろう!
特に我が家の辺りがひどい。
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