北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.10.10 『長官山』(254m) Chiharuデビュー!
ChiharuはHiromiの妹!
最近になって急に山登りに興味をもちだしたよう。
この前日の「反省会」にChiharuを呼んで、
ゆっくり話しをしてみた。
すると姉のHiromiが、
楽しそうに山登りしている姿を長いこと見てきて、
「自分もやってみたい」、
という思いに至ったそうだ。
それで姉に相談すると、
最低限必要なものを用意するよう言われ、
それらを用意した。
その中にはもちろん登山靴やザックも含まれる。
ところが、言われるまま用意したのはいいが、
姉からはさっぱり誘いの言葉がない。
どうやらHiromiも、
Chiharuが言われるまま必要品を、
速やかに用意するとは思わなかったようだ。
「Chiharuなんか、どうせ口先だけでやりたいと言ってるだけだべ」、
的に・・・
それがパッと準備されたものだから、
逆にあっけにとられた感じだ。
先日の車中泊の折、
Chiharuがザックと靴を買った、
という連絡を受けて驚くHiromiを見た。
そんなこんなで、
やる気があるなら手を貸しましょう!
と言うことになった。
Chiharuのデビューは、
一旦10月22日と決めたのだが、
「反省会」の後、
「明日は雨だが、どこかに登ってみるか?」、
と問うと、
「行きたいです!」、
と即答だったので、
この日の山行となった。
但し雨の中なので、
直近の「長官山」とした。
この日の朝「長沼スキー場」集合。
Hiromiを拾ってスキー場に行くと、
Chiharuは既に到着しており、
車の中だと言うのに、
雨具のフードまでかぶり準備万端だった。
ただ、雨の中でのデビューで、
真新しい登山靴を汚すのも嫌だろうから、
持参していた長靴に履き替えさせた。
舗装道路から遊歩道へと、
路面が安定したルートを歩く。
さてスタート!
と言うことで2~3歩歩いてHiromiが、
Ciharuの姿を見て気付いた。
「Chiharu、それ後ろ前じゃないの!?」。
あっちゃ~っ!
見ると雨具のズボンが後ろ前だ。
そしてそんな姿を写真に撮らせてくれたり、
履き替えずそのまま行く、
と言うサバサバとしたCiharuだった。
それにしても、
いかにもデビューの新人らしくていいねえ!
この日はスキー場から車の走らない舗装道路を歩き、
「文学台」分岐を直進して「長官山」へ。
その後「文学台」に立ち寄って駐車地に戻った。
一貫して雨は降り続いたが、
小雨程度で助かった。
ChiharuもHiromi同様、
その小雨が気持ちいいと言って、
歩行を楽しんでいた。
とりあえず、まずまずのデビューができてよかった。
2022.10.6 『馬追』(うまおい・229m) 雨の中歩いた林道を再び・・・
今週は火~水曜日の二日間出勤して、
木曜日からまた5連休。
楽なもんだぁ~
木曜日は馬追丘陵の「馬追」に登った。
この山には近年毎年登っており、
今夏も雨の中を登った。
その雨の中が良くなかった。
ザーザー降りの中を歩き、
カメラも濡らして写真がボケていたという印象が、
どうもいつまでも引っかかる。
それでそれを払拭するために、
また登ることにした。
それともう一点、
前回ピークのすぐそばで伐採をするための、
作業道ができていたので、
その後伐採の進捗状況も気になっていた。
この朝長沼町から、
道々「夕張~長沼線」を走り、
峠付近から「由仁林道」に入った。
この林道にはゲートがあり、
ダイヤルキーで施錠されている。
林道に入っていきなり目についた、
人工造林地を示すプレート。
そこには「S29年」と記されていた。
これは私が生まれた年だ。
しかもその頃はここ長沼町に住んでいた。
私は沼田町の今は無き、
昭和炭鉱で生まれた。
そして生まれて間もなく、
当時小学校の教員だった父の転勤で、
長沼町に引っ越したのだ。
それから物心がつくまでは長沼町で暮らし、
記憶が残っているのは、
2歳くらいで引っ越した栗山町の生活からだ。
赤ん坊の時にこの林が植林された。
感慨深いものがあるプレートだった。
林道上には最近車が走った痕跡が見られない。
水たまりも透き通ったままだ。
しかし特に変わった景色もなく、
変化に乏しい。
変化と言えば、
たまに木の間越しに、
麓の田園地帯を眺められるくらいか。
また、千歳空港が近いので、
上空を旅客機が低空飛行で頻繁にやってくる。
ゲートから3kmほど歩くと、
正面に目指すピークに続く尾根が見えてくる。
しかしそこは笹が大変濃いので、
一旦ピーク下に続く林道を歩いて、
南側に回り込む。
ここでまた人工造林地のプレートを目にした。
今度は「S7年」と書いてある。
これは今は亡き母が1歳だった頃だ。
この辺りは随分早くから林業が盛んだったことを思わせる。
ピークの南側に回ると、
伐採用の作業道に出合う。
これを利用して尾根の取り付き点に向かうが、
期待した伐採作業は、
その後進んでいなかった。
いつになったら開始するものか?
来年また見に行こう。
作業道から笹の尾根に取り付き、
薄い藪をかき分けて進む。
そしてピークに到着するも、
簡単に見つかるはずの標石がない。
どうやら新しい笹に覆われてしまったよう。
少し探してそれを見つけ、
周りの笹刈りをした。
三等三角点「馬追」。
前回から随分笹が増えたものだ。
また作業道に下り、
林道に戻った。
そして林道をゲートに向かって行くと、
突然路面に真新しいタイヤ痕が!
車とはすれ違っていないし、
エンジン音も耳にしていない。
いったいどこへ行ったものか?
往路で透き通っていた水たまりも、
車が通ったせいで濁っていた。
時期的に山菜採りではなく、
ゲートのキーナンバーを承知しているところを見ると、
おそらくハンターだろう。
しかしこの一帯は全期間にわたって禁猟と、
ゲートに貼り紙がしてあった。
ハンターの中には、
法や規則に従わない者がいる。
そういうハンターには、
くれぐれも気を付けなければならない季節となった。
ゲートに戻って再度貼り紙を確認。
道々を渡って向かいの駐車地到着。
着替えを済ませて帰途に着いた。
2022.9.23 『茂世丑』(もせうし・192m) 今度は雨だぁ~
今月二度目の一般的三連休は、
雨で始まった。
にも拘わらず、
今回別行動としたHiromiは、
北に向かって出発した。
行き当たりばったりの山旅になったに違いない。
私は金曜日から月曜日までの4連休。
金曜日は朝起きると雨が降り出し、
みるみる降り方が強くなった。
さてどこへ出かけようか?
と考えたときに、
なるべく燃料がかからず雨の中を短時間で登れる三角点ピーク、
と言うことで、
栗沢町茂世丑に向かった。
雨降りだが気温が15℃と低いので、
雨具着用で藪に入ることにした。
茂世丑地区の農道に入り、
「茂世丑一の沢貯水池」の、
ゲート前を駐車地とした。
外は雨足が強いので、
車内で準備を整え、
すぐ目の前のゲート内に入った。
このゲートは施錠されていなかったが、
すぐ先の貯水池までしか車が入れない。
その先の林道は既に廃道となっている。
小さな貯水池の風景を眺め、
イタドリに覆われた林道の先で藪に入った。
はじめ濃かった笹は一旦薄くなって歩きやすい。
そして再び密度を増すが、
茎の細い笹なので、
そう苦にはならない。
短い距離で一つ目のピークを越えると、
尾根筋の奥に目指すピークが見えてきた。
そしてこんな200mにも満たない里山でさえガスに覆われだした。
最後はハイイヌガヤをかき分けてピークへ。
人が訪れた痕跡はない。
笹をかき分けて三角点標石を探し、
三等三角点「茂世丑」。
麓の地名がそのまま点名になっている。
樹木に覆われたピークは、
全く展望が利かない。
一旦林道に下って、
奥へと歩いてみることにした。
雨はずうっと降りっぱなしだ。
雑草に覆われた林道を歩いて行くと、
規模の小さな伐採地が広がっていた。
そしてそこにはエゾシカがおり、
じっとこちらの様子をうかがっている。
いつものことだが、
そのうち突然ピョンピョン跳ねて、
すごい勢いで逃げて行った。
あの脚があったなら、
どんな山も短時間で登れるだろうな。
また、伐採地を見下ろすところに、
古い軽トラックが不法投棄され、
雑草がそれを覆っていた。
不法投棄と言うのは、
どこに行ってもあまりにも多すぎる。
そんな様子を眺めて何気なくポケットのスマホを出したところ、
ベチャベチャだ!
どうしたことかと、
ポケットに手を入れてみると、
何とポケットの中に水が溜まっているではないか!
やべぇ、スマホが壊れたら大変だ!
それで引き返した。
貯水池まで戻ると、
足下に猟銃の薬きょうが落ちていた。
こんな田園地帯のそばで発砲するハンターがいることに驚いた。
駐車地に戻っても雨が弱まることはなく、
何とか着替えて帰途に着いた。
そして車の外気吹き出し口にスマホを置き、
乾かしながら帰途に着いた。
幸いスマホが故障することもなく、
ホッ・・・
2022.9.16 『最上山』(163m) ワクチン接種後・・・
木曜日の夕方、
予約していたクリニックで、
4度目の新型コロナワクチンを接種した。
その際医者の問診で、
「今日、明日は激しい運動を控えてください」、
と言われた。
初めからそのつもりでいたが、
改めて医者にそう言われると、
ちょつとビビってしまう68歳だ。
ワクチン接種後に突然死した人の数は少なくない。
しかし山が好きで、
行かずにはいられない私。
翌金曜日は極力体に負担がかからない山に登ることとし、
栗沢町に向かった。
栗沢町から道々「茂世丑~栗沢線」に入り、
中間点辺りを駐車地とした。
今年の冬のある日、
樺戸山地に向かって走っていると、
ひどい降雪となり、
慌てて引き返してここに来た。
そしてスノーシューで「最上山」に登った。
この日はその同じルートを、
雪のない今辿ってみることにした。
「最上山」までの距離は短いが、
藪の状態だけが心配だった。
道々脇にちょうどよい駐車地があり、
スタートしてすぐ道々を渡って藪に入った。
この取り付き点での藪の状態は悪くない。
薄い笹をかき分けて行くと、
地形図に記された林道に出た。
もう廃道になって久しいらしく、
雑草が覆いつくしていた。
それを200mほど進み、
再び藪に入って一段上の林道に上がった。
ただこれも同じく雑草に覆われて、
利用されなくなって、
長い年月が過ぎたようだ。
積雪期にははっきりとした林道だったのだが。
また、この草にまみれた林道を歩いていると、
名前はわからないが、
ある植物の種がやたらと衣類に付着する。
嫌いなんだよねえ、これ・・・
衣類についたのを見ると、
なんかざわ~っと、
寒気がするんだわ。
草にまみれた林道を歩いて行くと、
東側に伐採地が現れて、
これがなかなかいい風景だ。
紅葉が深まると更に美しい光景となるだろう。
伐採地の風景を楽しんだ後は、
直線的な草付き林道を歩き、
林道分岐点が現れたので、
この分岐の間の尾根に取り付いた。
この尾根が「最上山」のピークへと誘ってくれる。
ただけっこう笹が深く、
密度もそこそこだ。
救いは茎の細さで、
かき分けて進むのに抵抗が小さくて済む。
心配したこの登りでの藪の状態に安どして進む。
藪を200mも進むと、
この山の特徴である、
巨大アンテナが見えてきた。
すると一層笹が深くなったが、
辛抱してピークへ。
この山には藪を漕いできた側とは逆の正面に、
舗装された林道が続いている。
これまでに数回登り、
いずれも舗装林道を利用した。
ここまで舗装林道を歩いてくると、
いきなり深い笹に入って、
裏側の三角点を探す気にはなれないもの。
一度も三角点標石を目にしていなかった。
ところが藪漕ぎの今回は、
自然と三角点ピークに立ったもので、
深い笹をかき分けて標石を探すと、
あったあった!
四等三角点「最上山」。
この山で初めて目にする四等の小さな標石だ。
下山は藪を引き返さず、
アンテナ施設の表に回って、
遠回りで舗装林道から、
雑草に覆われた林道に入ることにした。
途中の伐採地に再び寄って昼食。
あとは同ルートを歩いて下山。
駐車地に戻ると雨が落ちてきた。
降られる前に下山できてよかった。
新型コロナワクチン接種後の副反応は無し。
注射した腕の筋肉がちょっと痛む程度。
2022.9.15 『東山奥』(274m) 送電線作業道を利用する
今週も月~水曜日の3日間出勤して、
木曜日から5連休。
木曜日は夕方新型コロナのワクチン、
4回目接種を控えていた。
その前に当然山には出かけた。
木曜日の朝家を出て、
栗山町東山地区に向かった。
そして「雨霧林道」ゲートのすぐ前の、
空き地を利用して駐車地とした。
すぐにゲートを越えて林道に入った。
と、同時に分岐となるので、
右の「円山越林道」に入る。
分岐を直進すると、
『雨霧山』(509m)頂上基部をかすめ、
夕張市南清水沢に下って行く。
「円山越林道」に入ると、
周囲は巨木の森が続く。
多くはトドマツだが、
時折現れるカラマツも幹が太い。
そんな景色を眺めていると、
足下にドングリが落ちていた。
この秋の状況はどうなのだろう?
ヒグマや他の動物たちが、
腹を満たして冬眠できるほど、
山では豊作の秋となるのだろうか?
林道を進んで北電の送電線作業道に入る予定だったが、
1kmほど歩くと、
左手に新しい作業道が開削されていたので、
で興味深々でこの作業道に入ることにした。
作業道は林道が続く尾根の上部を、
やはりこの尾根に沿って伸びて行く。
そしてそれほど歩かないうちに、
下降しだしたので、
作業道から離れて藪に入った。
間もなく尾根の頭に上がると、
そこから送電線と、
それを支える鉄塔が見えた。
送電線が現れると、
その下には保守管理用の作業道があるわけで、
これを目指して笹を漕ぐ。
ところが送電線の下は、
樹木が刈り払われているので、
日当たりが大変良く、
笹も太陽光をいっぱいに浴びて元気がいい。
密度が濃くて進むのが大変だ。
わずかな距離で作業道にのったが、
なんだかくたびれた。
作業道を南に向かうと、
鉄塔下に至るので、
ここで再び藪突入。
しかしこちらも濃い部分は短く、
樹間で藪は薄くなった。
あとは楽々登って、
四等三角点「東山奥」。
久しぶりのピークなので、
標石周りの笹を刈った。
藪から鉄塔に戻り、
下山は「円山越林道」に下らず、
送電線下の作業道を、
送電線に沿って北上し、
「雨霧林道」に当てて駐車地に戻ることにした。
初めて歩く送電線の作業道もまた、
興味深々だ。
送電線下は直射日光を受けて暑い。
空気は乾燥しているのだが、
陽射しはまだ強い。
しかし日陰に入ると寒いくらいだ。
送電線はまっすぐ北に伸び、
その下の作業道も、
極力送電線に沿って伸びて行くので、
地形によってはかなり傾斜のきつい部分がある。
また沢形の底に下りるところも。
更に除草が間に合わず、
廃道状態の部分もあった。
しかし総延長がいったいどのくらいになるのか、
見当もつかない送電線下の、
作業道を維持していくというのは、
どれほどの経費がかかることか?
激しいアップダウンの末、
「東山川」の左岸に続く「雨霧林道」に下った。
下った地点がもう少し東にずれていたなら、
「雨霧林道」が「東山川」の右岸に変わるため、
崖地形に出くわして下りられなかったところだ。
まあ、あらかじめ地形図で、
送電線作業道が左岸林道に下ることを、
確認してからの行動だったのだが。
ゲート直前の林道分岐で、
ちょうど周遊ルートの完了だ。
いやあ、送電線の作業道はなかなか面白かったねえ。
駐車地に着いてすぐ帰途に着き、
休んでから女房とワクチン接種に出かけた。
2022.9.10 「ボタ山」(三笠・230m) ここは景色がいい!
土曜日に「幌内」下山後、
すぐそばのボタ山に登った。
三角点があるわけではないが、
樹木が少なくて見晴らしがいいのボタ山は、
私の「お気に入り!」
一度Hiromiにもその景色を見せてやりたいと思っていたので、
この度はちょうど良い機会だった。
三笠市幌内地区奥の市道脇に駐車して、
チェーンゲートを越えた。
「立ち入り禁止」とあるが、
そこは自己責任で足を踏み入れる。
「三笠鉄道記念館」のすぐ南側の、
広い作業道を登って行く。
時折隣りの「鉄道記念館」から、
蒸気機関車のけたたましい汽笛が響き渡る。
あまりにも大きな音なので、
はじめはドキッとした。
Hiromiは平然としてるけどねえ。
広い作業道を400mほど上ると、
正面にボタ山が現れる。
二度登ったボタ山だが、
この季節は初めてだ。
ボタ山はやけに緑が濃く、
いや~な感じだ。
と言うのも、
このボタ山にはトゲのある植物が多く、
緑の濃さはその嫌な植物が、
山全体を覆いつくしている、
と言うことになる。
以前にも登下降した踏み跡を登って行く。
すると懸念通りトゲのある植物を、
そろりそろりとかき分けて進まなければならない状態だ。
それでも密度が濃いため、
身体のあちこちにトゲが当たる。
そのたびに二人して「痛い!」、「痛い!!」、
と声を上げる。
そして何とか見通しの利く上部に上がる。
すると背後には東の、
『奔別岳』(823m)方面の風景が広がる。
そして間もなく、
360度の視界が開ける。
これにはHiromiも、
「おおーっ!!」っと、
感嘆の声を上げた。
この後西の最高標高地点まで進むのだが、
それまで悩まされたトゲの植物はなくなった。
ところが今度はアザミだもの!
もうほとんどが半分枯れているにも関わらず、
ズボンの生地を通して、
チクチク刺さってくる。
そこでまた、
「痛い!」、「痛い!!」。
疲れるわぁ~
避けきれないアザミを、
なんとかかわしながら進み、
この直前に登った「幌内」の全容を見ながら、
最後は急登でピークに達した。
そこからは360度、
遮るもののない風景を楽しめる。
その中には地元幌内の市街地も、
間近に見えている。
風景を堪能しながら昼食とした。
下山は例のトゲむき出しの植物を避けるべく、
ルートを変えてみたが、
一面を覆いつくしたトゲから逃げられるわけもなく、
「痛い!」、「痛い!!」。
最後はイタドリの藪を抜けて、
下部の作業道に下った。
そして駐車地に着いたのが正午前。
すぐ帰途に着き、
午後はまたHiromiが自宅で仕事に精を出した。
2022.9.10 『幌内』(310m) 広い伐採地からピークへ
この週末はHiromiが忙しく、
仕事を家に持ち帰って続ける状態だったので、
一泊で出かける予定を中止し、
日帰り山行に切り替えた。
そして近場の山に登って、
帰宅してまた仕事をすることに。
土曜日の朝Hiromiを迎えに行き、
三笠市に向かった。
この日は三笠市幌内地区から、
三等三角点「幌内」に登ることにした。
この山には一昨年Hiromiと登っているが、
その時は林道を詰めて、
適当なところから藪に入ってピークに立った。
ところが今年7月に私が単独で、
同ルートから登ってみると、
ピークのすぐ西側に伐採地が広がっており、
下降にこの伐採地を利用すると、
大変楽に下ることができた。
それで今回はその伐採地を利用して登ることにした。
幌内地区の最奥に林道入口があり、
チェーンゲートが設置されている。
ゲート脇には入林ボックスがあるので、
入林届に記名した。
すると前回ここを訪れたのが、
7月1日の記載で私の名前だった。
ただ、こういうものに、
正直に記載して入林する者は少ない。
山菜採りの連中なぞ、
記載者は皆無だろう。
歩き出すと地面にクルミが、
コロコロとたくさん落ちていた。
子供のころこのクルミの外皮を取るのに、
手を真っ黒に染めたことを思い出す。
林道は大きく蛇行しながら、
徐々に高度を上げていく。
はじめは樹林の中を行くが、
190まで高度が上がると、
伐採地の風景が広がり、
明るい林道歩きとなる。
そしてこの日も快晴だ。
二日連続で快晴というのも珍しい。
240で林道を離れて伐採地に入った。
雑草がはびこって足元が見えない。
足元には刈り払われた枝が散乱しており、
ひじょうに不安定だ。
草をかき分けながら、
ゆっくりゆっくり登って行く。
すると背後には幌内地区の風景や、
遠く樺戸山地の山並みが広がって行く。
いい景色じゃないか!
伐採地を登りきると、
わずかな藪漕ぎで、
三等三角点「幌内」。
このピークには、
例の黄色い私製標識がある。
こういうものを嫌う人もいるが、
私としては無いよりましだと思っている。
下山も伐採地を慎重に下った。
後ろでバキッという音がするので、
振り向いてみると、
Hiromiが尻もちをついている。
歩きにくい伐採地をゆっくり下って林道へ。
ホッとする瞬間だ。
その後は緩やかな斜度のある林道を、
快適に下って行く。
そして1ヶ所ショートカットをして、
結構な距離を稼いで下部林道に下った。
ゲートまで戻って、
入林届に下山時刻を記入。
駐車地まで歩く間にまたたくさんのクルミだ。
それを目にしたHiromiが、
「これ梅じゃないの?」。
梅のわけねえべ!
どこまでもとぼけたやつだ。
この後すぐ近くの「ボタ山」に登ったのだが、
そこから「幌内」の全容が見えていた。
2022.9.10 『長官山』(254m) 新たな林道造成が・・・
金曜日は燃料節約山行で、
馬追丘陵の『長官山』に登った。
久しぶりに旧「マオイゴルフ場」から入山して、
ゴルフ場を越えて藪に入るルートだ。
この朝農道脇に車を停めて、
林を抜けてゴルフ場に入った。
正面に『長官山』が見えている。
そしてゴルフ場の芝が伸び切ってフカフカだ。
深すぎて登山靴のつま先が引っかかる。
このゴルフ場が閉鎖されて、
今年で3シーズン目か?
芝がこうなってしまっては、
再開しようにも、
芝を張り替えなきゃオープンはできないだろう。
もったいない話しだ。
ゴルフ場の池には鯉がいる。
じっと水面を見ていると、
時々鯉が水面まで上がってくるのが見える。
ここで釣りをすると面白いだろうな。
ひじょうに歩きにくい芝の上をゆっくり歩いて、
ゴルフ場を縦断する。
そしていつもとはルートを変えて、
ゴルフ場の一番高い地点から藪に入った。
ところがすぐに藪を抜けてしまい、
突然予想しなかった林道に出た。
以前はなかった新しい林道だ。
これには興味津々で、
しばらく林道を歩いてみることにした。
広く立派な林道は、
頻繁に車両が走っているようで、
路面が固く締まっている。
しばらく林道を歩いて行くと、
前方に車両が数台停まっていた。
どうやらその先で工事か、
あるいは伐採作業がされているらしい。
邪魔をするのも恐縮なので、
そこから藪に入った。
するとこれがいつも利用している尾根で、
良い方向に誘ってくれる。
藪を抜けて針葉樹林の中を歩いて行くと、
はっきりとした踏み跡が現れた。
それにのって進むと、
しだいに踏み跡がしっかりとした登山道のようになった。
しかも最後は笹刈りがされていた。
いったい誰が何のために?
またこの頃になると、
先ほどの林道奥から、
けたたましい機械音が聞こえるようになった。
明らかに伐採作業の音だ。
快適な登山道のような小道を登って、
「文学台」に上がった。
ここからは南から西にかけての風景が、
遮るもののない中で見渡せる。
しかもこの日は雲一つない快晴だった。
ここは地元長沼町の観光名所だ。
見たことはないが、
ここから見る夕陽はさぞ美しいことだろう。
観光客が2名写真を撮っていた。
「文学台」からは遊歩道を歩く。
そして『長官山』の頂上が近付くと、
人の声がしたので頂上はスルー。
手前の送電線鉄塔下の作業道に入って下降した。
天気がいいのは大歓迎なのだが、
もう暑くて暑くてヘロヘロぎみ。
暑さには本当に弱くなった。
送電線下作業道の半分ほど下った地点で、
右手に続く作業道に入った。
すると間もなく林道に出た。
これは登路で出くわした林道の延長線で、
更に火葬場方面に続いたいた。
以前はなかった林道が、
突然現れたことに、
またまた驚かされた。
そして周囲を見ると、
誠素晴らしいトドマツの巨木が林立する。
これだもの、伐採が始まるわけだ。
登りなれたところも、
たまには登ってみないと、
景色がどんどん変わって行く。
作業道の途中、
もうゴルフ場がすぐそばになって現れる廃車!
昭和30年代に活躍したのであろう、
トヨタカローラだ。
ドアには「長沼町」と書かれている。
長沼町の公用車だったのだろうが、
どうしてここに不法投棄されているのか?
何故いつまで経っても処分されないのか?
これを目にするたびに思うことだ。
林を抜けてゴルフ場へ。
また伸びきった芝の上を歩く。
そして木陰に滑り込み、
ヘタヘタと座り込んだ。
疲れた!
暑いのはダメだぁ・・・
簡単な昼食を摂って、
また深い芝を踏みしめて歩き、
ようやく駐車地へ。
なんか疲れたけど、
久しぶりの『長官山』は、
新たな発見ができて楽しかったねえ。
2022.9.8 『奥千代谷』(おくちよたに・252m) 「安・近・短」で貯水池めぐり
今週も予定通り月~水曜日の三日間出勤したが、
三日も出勤するほどの仕事量ではなく、
二日でかたずくものを、
無理やり三日に引き伸ばしている感じだ。
従って水曜日は13時半に退勤した。
先日台風が日本海を北上して行ったあと、
天候が安定して素晴らしい晴天の昨日、
「安近短」で近場に出かけた。
但し、今回の「安近短」は、
「安く、近く、短パンで!」と言うこと。
北海道の空気は乾いて、
ようやく北海道らしい季節となったが、
それでも直射日光は強く暑い!
短パンで歩きたい気分だったので、
そんな自由が利く山へと出かけた。
昨日の朝栗沢町上幌から、
「シコロの沢林道」に入った。
舗装された林道を約2kmほど走ると、
「千代谷貯水池」が現れる。
この辺りには人工の貯水池が点在している。
林道にゲートはないが、
この「千代谷貯水池」を駐車地として、
徒歩で舗装林道を歩き始めた。
「シコロの沢林道」は、
その全線を歩いているが、
舗装部分はまだかなり先まで続く。
いったい何の目的で舗装にしたのか?
車なぞめったに通らない林道だ。
この日も車が走行することはなかった。
晴天の中で広い舗装林道を歩いているとシマリスが現れて、
ガードレールのワイヤーの上を歩いている。
シマリスなぞ珍しくもないが、
ガードレールの上にいることが面白い。
そして警戒心が薄い。
日差しが強く短パン大正解!
歩き出して2kmほどで、
「奥千代谷」の基部に達したので藪に入るも、
藪はほんの一瞬。
樹林の中は笹が刈られていて、
藪はなく歩きやすい。
短い急登を経て、
四等三角点「奥千代谷」。
一旦林道に下り、
そこにある分岐から支線林道に入った。
こちらは砂利道で、
もうかなり草が生えている。
直線的な林道の奥に広い伐採地が現れて、
そこからは駐車地の「千代谷貯水池」が見える。
改めて、いい天気だぁ~
広い風景を眺めた後は、
また林道を先へと進み、
林道分岐から1.5mほどで、
「茂世丑二の沢貯水池」に至る。
コンパクトな貯水池だ。
ここの堤にはワラビがたくさん生えていた。
「茂世丑二の沢貯水池」から引き返すのだが、
途中で獣用のワナが仕掛けられているところを覗いてみた。
ヒグマと小動物捕獲用の箱ワナだが、
「中に動物がいたらどうしよう?」と、
恐る恐る近付く68歳。
幸い何も入っていなかった。
ただ、ヒグマ用の箱ワナには、
エゾシカの脚が数本ぶら下げられており、
辺りを覆うその臭いに「ゲゲ~っ!」。
吐きそうになった。
腐っているのか?
臭いから逃げて林道へ。
直線的な林道から舗装林道に戻り、
てくてく歩いて「千代谷貯水池」へ。
こちらの貯水池の方が、
広くて美しい。
水のある風景を眺めながら、
ゆっくり昼食を摂り、
すぐそばの駐車地へ。
天気がいいと、
どこの山でも楽しく歩けるねえ!
そして片道1時間弱の帰途に着いた。
2022.9.2 『御園山』(みそのやま・284m) 原風景の中で
金曜日は我が原風景の中の一座、
「御園山」に登ってきた。
私は就学前の幼少期に、
栗山町南学田で暮らしていた。
そこで山の方から砂利道を、
砂ぼこりを巻き上げながら走ってくる夕鉄バスを見て、
「いつかあの山の方に行ってみたい」と、
強く思っていたことを、
今でもはっきりと覚えている。
その山並みの中で、
南学田から直線距離で最も近いのが、
この「御園山」だった。
「御園山」には主に、
南角田の「不動の沢林道」から入り、
途中で林道を離れて藪漕ぎでピークに立ってきた。
それで今回は久しぶりに、
「伊藤の沢林道」を歩いてみたい、
と思い立って出かけた。
栗山町御園から、
「札幌ワシントンゴルフクラブ」の、
北隣りの林道に入った。
これが「伊藤の沢林道」だ。
林道に入るとすぐ廃屋が現れる。
そこを駐車地としてスタート。
歩き始めて間もなく、
エゾシカの防護柵ゲートが現れる。
すると扉のロックがはずれたままだ。
この扉を開けて出入りした際は、
必ずロックをしなければならない。
何故そんな簡単なこともできないのか?
最低限のマナーと規則を守れない者に、
林道に立ち入る資格なし!
エゾシカ防護柵から100mほどで、
林道ゲートが現れ、
きっちり施錠されている。
林道はこうして施錠されていた方がいい。
でなければ必ず不法投棄をするために、
わざわざ入り込む輩が現れる。
ゲートの先の土場に、
この春山のように積み上げられていた木材が、
きれいになくなっていた。
林道には雑草が生えて、
最近車両が走行した痕跡はない。
昨年は奥で伐採作業が実施されたので、
林道もしっかりしていたが、
人が入らなくなると、
あっと言う間に荒れていく。
昨年の伐採の際に「立ち入り禁止」としたようで、
チェーンゲートの鎖と鍵が残されていた。
見るものがなく退屈そうな林道を歩いて行くと、
人工造林地の標識が現れた。
そこには「昭和54年」と書かれていた。
いやあ、この標識は色々なことを思い起こさせてくれる。
昭和54年と言えば、
我々夫婦が結婚した年だ。
その頃はかわいかったんだよ、
我が女房は!
目がクリクリっとしてねえ。
あれから40年!
いや、43年!!
変わったのでございます・・・
そして次に現れた標識が「昭和27年」。
私が生まれる2年前だ。
この「伊藤の沢林道」は、
私が生まれる前からここにあったのだ。
いやあ、ロマンを感じるねえ~
駐車地から4kmほど歩き、
「御園山」に続く尾根の取り付き点に達した。
ここからは「伊藤の沢5号作業道」が、
かつては付けられていたのだが、
今は廃道で笹や草に覆われ、
倒木も重なって見る影もない。
まあ、藪漕ぎで進むわけだ。
そして四等三角点「御園山」。
藪漕ぎで下半身を濡らしたので、
すぐその場を離れて林道に戻った。
そこで簡単な昼食とし、
また来た道を引き返した。
途中で送電線の作業道を利用して下り、
けっこうなショートカットができた。
しかし送電線の作業道ってのは、
本当にすごいもので、
どこまでも付けられている。
大企業でなければ、
これほどの維持管理はできないだろう。
あちこちで利用させていただいている、
送電線の作業道に感謝!
駐車地に着いたのが昼過ぎ。
のんびりと着替えを済ませて帰途に着いた。
この日は前日と違い、
空気が乾燥してひじょうに気持ちの良い山行を楽しめた。
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