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2022.6.24 『馬追』(うまおい・229m)  雨にも負けず・・・

  金曜日は朝から雨。

前日の木曜日はなんとか雨をかわせたが、

この日ばかりは逃げようがない。

おまけにただの雨ではなく、

強風がプラスされる予報。

あきらめて馬追丘陵に出かけた。

 南北に長い馬追丘陵は、

北の長沼スキー場から、

南の道々「夕張~長沼線」間に遊歩道がつけられている。

そして道々の更に南側には、

「由仁林道」が国道274号線まで続いている。

この由仁林道を利用して、

「馬追」に登ることができる。

この日は雨の中で、

久しぶりに「馬追」に登ってみることにした。

 10時ちょうど、「由仁林道」の、

施錠されたゲートを越えて林道に入った。

暴風雨の予報だったので、

風に飛ばされた木の枝が、

頭に直撃すると大変なことになる。

それでヘルメット着用でスタートした。

ひどい雨模様の中、

早速目に入ったもの。

それは空知森林管理署による、

人工造林地を示すプレートだ。

「S29」とは「昭和29年」の意味で、

この年に私は生まれた。

つまりここの林は私と同じ歳というわけだ。

なんだか感慨深いものがある。

 雨足が強く路面が川のようになっている。

また、大きな水たまりが広く、

長くなっているところも。

カメラは雨の日専用のものを使うが、

それでもシャッターを切るたびに、

ポケットからタオルを取り出して水をふき取る。

しかし雨足の強さには対抗しきれず、

ずいぶん濡らしてしまった。

 雨が激しい分周囲の緑が、

美しさを際立たせているよう。

緑が光り輝いて見える。

道中で一か所東側の田園地帯を見下ろせるところがあるのだが、

さすがにこの日は低い雨雲と、

降りしきる雨に煙っていた。

 歩き始めて1時間ほどで、

「馬追」の基部に達したので藪に入った。

するとやたらピンテが目立つ。

前回登った時にはなかったものばかりだ。

「おかしいな」と思って辺りを見回すと、

そのすぐ西側で伐採の準備が進められていた。

重機でつけられた作業道や、

既に切り倒した木の切り株が見えていた。

 11時10分、三等三角点「馬追」。

ここは「馬追丘陵」(まおいきゅうりょう)だが、

ここの点名は「うまおい」と読む。

 また藪を漕いで林道に下りた。

あとはまた降りしきる雨の中を、

ただ淡々と歩いた。

あちこちで水たまりが氾濫し、

沢に流れ出している。

そしてそれを応援する如く、

長靴で泥を削って水路を広げる。

子供のころよくそんなことをして遊んだっけ。

 12時05分、駐車地。

下山しても尚降り続く雨の中、

かたずけが容易ではない。

しかし車がハイエースなので、

着替えは車内でできる。

しかし室内を濡らす。

すっかり着替えを終え、

持参した簡単な昼食を摂って帰途に着いた。

 

 

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2022.6.16 『長官山』(254m)  ひでえ雨・・・

 今週も月~水曜日の三日間出勤だった。

来週も同様の予定だが、

新型コロナウィルスの感染が減少する中で、

少しずつ仕事量が増えてきた。

もう少しで出勤日数が増えるかもしれない。

思えば昨年、一昨年のこの時期は、

仕事がほとんどなく、

長い休みの連続だった。

それはそれで、決して時間は無駄にしないのだが。

 今日は雨降り。

だからと言って山に向かわないという選択肢のない私。

山に登る以外にすることがない。

いや、いつでも山に登っていたい。

山登りが身体に染みついている。

それが山好きと言うものだ。

 今朝家を出る時点で、

最終的に予報をチェックするも、

雨に降られないで済むところはない。

それで空模様を見ながら、

とりあえず長沼町方面に進路を向けた。

しかしどこまでも続く雨空で、

遠くの山が霞んで見えない。

そうなるとどこへ行っても同じこと。

であるならば、

極力燃料を無駄にしない、

最寄りの馬追丘陵で楽しむことにした。

 馬追丘陵は南北に長い尾根が続く丘陵地帯だ。

この尾根の北端が「長沼スキー場」で、

ここから南に向かって、

道々1008号線の、

通称「夕張~長沼線」までの間に、

遊歩道がつけられている。

遊歩道とは言っても、

しっかりと管理されているわけではなく、

まあ登山道がそこについている、

と言うのが妥当なところだ。

そしてその遊歩道がつけられている部分の、

北半分に三角点が三か所存在する。

今日はこれをめぐることにした。

 朝8時過ぎに「長沼スキー場」麓をスタート。

このときは一旦雨が上がっていた。

馬追丘陵を歩くのは久しぶりだ。

はじめは舗装されているのに、

めったに車が走ることのない町道を歩く。

舗装道路は大きく蛇行して高度を上げ、

「長沼スキー場」の上部をかすめるように続く。

その後砂利道となり、

車はその先の「文学台」まで入ることができる。

その「文学台」と車両進入禁止の、

遊歩道との分岐地点に、

レンガに見立てた公衆トイレが建つ。

これが気持ち悪くてねえ。

なんだか強烈な臭いがきそうで、

いつもこの前は息を止めて通過する。

そんなトイレなぞ誰も使用することはないと思うのだが・・・

 一旦「文学台」に立ち寄るも、

空知平野は雨空の下で、

湿った空気に煙っている。

すぐに戻って遊歩道を進む。

間もなく『長官山』だが、

その直前で再び雨が降り出した。

雨具を着用して頂上へ。

そしてそのまま「子午線標」方面に下った。

これは旧「馬追温泉」から、

遊歩道がつけられている尾根の、

一本東側の尾根だ。

遊歩道の尾根とはほぼ並行して南に伸びる。

この尾根筋を下り始めて驚いた。

去年までは薄い踏み跡が続いていたこの尾根に、

立派な登山道ができていた。

どなたかが草刈りをされ、

それ故に歩く人も増えたようで、

草かぶりのないしっかりした登山道だ。

以前は笹漕ぎで歩いたものだが、

楽々下って行く。

すると雨足が強くなった。

雨具に雨粒がバチバチ当たる。

この尾根の先で藪に入り、

一つ目の三角点を目指すつもりでいたが、

それどころではなくなった。

そのまま登山道を下った。

そして正規の遊歩道に合流すると、

突然の強い雨が遊歩道上に流れを作っていた。

そうなるとモチベーションガタ落ちで、

予定は中止し、

遊歩道上を登り返して駐車地に戻ることにした。

強い雨はしばらく続き、

また弱くなったが止むことはない。

再び『長官山』に登り返して、

「長沼スキー場」に向かった。

遊歩道から車道に変わるところに、

遊歩道全体を示す案内板があるのだが、

これが新しいものに替えられていた。

登りでは気付かなかったのだが・・・

 砂利道から舗装道路に向かうが、

紅葉が美しい砂利道は、

緑の時期も大変美しい。

 最後は舗装道路からスキー場に出て、

広い斜面を下った。

そして直下の駐車地へ。

 帰宅して明日以降の予報をチェックすると、

明日以降も雨が続く予報だ。

梅雨前線が東北地方まで北上したという。

「北海道には梅雨がない」と言われるが、

この時期はぐずついた天候が続くことが多い。

それを北海道では「蝦夷梅雨」(えぞつゆ)と呼んでいる。

 

 

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2022.6.2 『ボタ山』(230m)  子鹿物語

 昨日「松倉沢」下山後、

この地が炭都として栄し頃の名残である、

直近のボタ山に登った。

昨夏暑いときに登ったが、

ここの風景がとても気に入っている。

 三笠市幌内町の奥に入って行くと、

広い空き地の横にチェーンゲートの林道入り口がある。

チェーンは二重になっていて、

「危険につき立ち入り禁止」、

と書かれているが危険なところはない。

自己責任で入って行く。

 車が入ることもないので、

路面が緑の美しい草に覆われている。

すぐ下に「三笠鉄道村」を見下ろせるところがある。

更に登って行くと、

突然前方に小山が見えてくる。

ボタ山の一部だ。

これを登るのに良いポイントを選んで取り付く。

そしエゾシカの踏み跡的なところを登って行くが、

トゲをもった植物が多く、

それに触れると痛みが走る。

 登るほど背後には緑の山の風景が広がる。

一旦登りきると、

広い風景の中に幌内町の住宅地が見える。

あとは風景を楽しみながら、

西側の最高標高点まで歩く。

とその時、

すぐ目の前に何か動物がいる。

ゆっくり近付いてみると、

子鹿が横たわっていた。

こちらの気配は感じているはずなのに、

全く動かない。

原因は不明だし、

外傷も見当たらないのだが、

どうやら重症か重病でもう息も絶え絶えという感じだった。

前足を投げ出した格好から察して、

脚を骨折したのだろうか?

とにかく私にはどうすることもできない。

静かにその場を離れて最高標高点まで歩いた。

 ピークからは、

これまでに登った三笠の山々が、

手に取るように望まれる。

その中には今年登った「一本松」(600m)や、

直前に登った「松倉沢」も確認できる。

また南側には沼が見下ろせ、

その向こうには一昨年登った「幌内」(三等三角点)が、

伐採地を抱えて鎮座する。

簡単な昼食を摂って下山を開始。

また子鹿のところに寄ってみたが、

先ほどより更に目がうつろで半開き状態。

いよいよ死が迫っているようだった。

これも自然界に生きるものの宿命。

一方でエゾシカが増えすぎて、

食害が膨大に膨れ上がっているという現実もある。

決してこの子鹿にその責の一端を負わせる、

と言うつもりはないが・・・

 なんだか素晴らしい風景を堪能した割には、

重苦しい心境で下り、

ゆるゆる駐車地へ。

子鹿のうつろな目が頭から離れない。

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2022.6.2 『松倉沢』(231m)  林道と藪で周遊ルート

  今週は月~火曜日2日間出勤の予定だったが、

1日プラスで先週と同じく水曜日まで仕事をした。

そして月曜日まで休みで、

来週は火~水曜日2日間出勤の予定。

今週のようにまた変更があるかもしれないが。

まあどっちにしても、

楽なもんだぁ~

 今朝家を出て三笠市幌内町に向かった。

未踏の三角点ピーク「松倉沢」に登る計画だ。

 今朝8時10分、幌内町の端で、

「奔幌内川」に沿って伸びる林道に入った。

この林道は先月「清光山」に登る際に利用した。

林道を1km弱進むと分岐が現れる。

 

これを直進すると「清光山」方面で、

今回は左手の林道に入った。

林道が沿う沢もここで分かれる。

直進するのが「奔幌内川」で、

左手が「幌内川」か?

分岐にこの林道名を表す表示板があったが、

もう文字は消えていた。

川が「幌内川」だから、

おそらく「幌内林道」だろう。

 既に廃道のこの林道は、

分岐より500mほど進んだ地点で決壊し、

川に流されていた。

ただ少ない水量の川は簡単に渡渉できる。

そしてここから高度を上げだした。

するとそれまでフキやイタドリばかりだった植生が変わり、

林道脇にワラビやウドが見られるようになった。

特にウドが多く次から次へと現れる。

しかしもうかたくなっているので、

来年まで収穫はできない。

また一つウド畑が見つかったねえ。

 林道は180で分岐を迎えた。

右手から上がってくる林道はしっかりしていて、

車が走行した跡が続いていた。

地形図によると、

三笠市唐松に続いている。

 分岐を左手に進むが、

この先は地形図上で破線林道となっているので、

状態がどうか心配していた。

しかし問題なく進める。

そしていくらも進まないうちにまた分岐となり、

地形図にはない方向にも林道が伸びていた。

しっかりしたその林道ではなく、

心細くなる地形図上の破線林道を進む。

 笹付きの破線林道を、

200で離れて藪に入った。

もう目指すピークは近く、

薄い藪を漕ぎながら進み、

9時40分、三等三角点「松倉沢」

思ったほど時間がかからなかった。

久しぶりに角が欠けた標石周りをきれいにしてやった。

 下山はルートを変えて、

登路とは逆の尾根を下る。

林道は東から北を巻くように、

遠回りで続いていた。

それを藪漕ぎで尾根を下り、

大きくショートカットする。

藪が薄いことを祈るのみ。

ダメであればエスケープして、

「幌内川」に沿う林道に下る所存だ。

 ピークからしばらく濃くはない笹が続いたものの、

間もなくすっきりとし、

尾根筋はまるで登山道のような状況となった。

ただ長くは続かず、

笹が濃くなったり薄くなったりを繰り返す。

しかし濃くて苦労するというところはなかった。

 枝尾根に注意しながら下り、

予定通り駐車地に近い地点で、

「奔幌内川」に下った。

そして川から林道に上がり、

10時45分、駐車地。

なかなか面白い周遊ルートだった。

次回は紅葉の頃Hiromiを連れて登ろう。

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2022.5.28 『幌向炭山』(ほろむいたんざん・361m)  緑美しき季節

 今回の週末はHiromiが、

日曜日に出勤となったため、

土曜日しか登れない。

なのに雨の予報だ。

しかも午前8時くらいに降り出すとのことで、

どうすりゃいいの?

と、山の選定に悩んだ。

そして近くて短時間で登れて、

Hiromiがまだ歩いたことのないルートということで、

「幌向炭山」南尾根ルートとした。

このルートは片道2km強だが、

大変変化のあるルートだ。

ルートの3分の2は林道歩きになるが、

その林道も車が走行することはない。

 土曜の朝Hiromiを迎えに行き、

栗沢町美流渡に向かった。

すると曇り空が次第に晴れだした。

「あれっ、降らないの?」と、

勘違いしてしまいそうな中を、

7時30分スタート。

すぐに小規模送電線の作業道に入った。

そしていくらも進まぬうちに、

南尾根の端に取り付く。

そこには古い作業道があり、

針葉樹林内に続く。

作業道は間もなく消失するので、

殆ど藪のない樹林の中を登って行く。

これがいきなりの急登で、

心臓に負担がかかる。

ただ長くは続かず、

登りきると平坦な細尾根歩きとなる。

木の間越しに美流渡地区の田園地帯が見える。

 快適な尾根を歩いて行くと、

突然林道が現れる。

そしてそこは林道の末端だ。

ここから林道歩きとなるが、

周囲の緑が実に美しい。

地面の色と緑とのコントラストも、

なかなかいいものだ。

そんな中を楽しく、

気持ちよく歩いて行く。

そのうち林道脇には、

見事なフキの群生が現れる。

スラっとまっすぐに伸びたフキが、

私にはひじょうに魅力的だ。

Hiromiは全く興味ないけどねえ・・・

 歩を進めるほどに、

上空の雲行きが怪しくなってきた。

ピークの直下で林道を離れ藪に入った。

笹とハイイヌガヤの藪は、

この朝までの雨を含み、

漕いで行く我々の身体を濡らす。

身体が濡れる気持ち悪さに耐え、

8時30分、ニ等三角点「幌向炭山」

と、ここで雨が降り出した。

前日の「三ノ沢」同様、

ピークに立った途端の降雨だ。

すぐに下山を開始!

林道に下り立つと雨足が強くなり、

あっと言う間にずぶ濡れだ。

それでも林道周囲に目を向けて歩くと、

ウドが次から次へと現れる。

ただもう成長しすぎて、

堅くなってしまっている。

来年収穫する畑がまた一つ増えた。

 林道から尾根筋へ。

そして針葉樹の中を急下降し、

9時15分、駐車地。

この時点で一旦雨が上がってくれたので、

後かたずけがスムーズにできた。

まだ早い時間だったが帰途に着き、

午前中のうちに帰宅した。

どうもこの週末はぐずついた天候が続く。

 

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2022.5.27 『三ノ沢』(186m)  雨降る前の急ぎ働きⅡ

  金曜日の『坊主山』下山後、

上志文に戻って「萩の山スキー場」向かいに位置する、

「三ノ沢」(三等三角点)に登ることにした。

いつ雨が降り出してもおかしくない空だ。

水田の中に続く車一台しか通れない、

狭い農道を通って林道入口に向かう。

ちょうど今水田では田植えの真っ最中だ。

林道入口の100mほど手前に駐車スペースがある。

 歩き出すとゲートの手前左手に、

小さな墓地が現れる。

墓石の数を数えてみると8軒分だけだ。

そして簡易的なゲートには、

栗沢町のゴミ分別の案内だ。

なんでここに?

指定袋は4種類?

そりゃ大変だ!

私が暮らす江別市は、

指定袋が1種類だけ。

要は燃やせるか燃やせないかだけだ。

 ゲートから先は直線的な林道が続く。

周囲の緑が美しい。

路面は荒れて車が走行することはないようだ。

また、林道脇にはいいフキが生えている。

雨が降らなければ、

フキ採りをしたいくらいだ。

 駐車地から1kmほどで、

三角点ピークの基部に着いた。

ここから藪に入るが、

薄そうなところを物色する。

そして突入!

笹はそう濃くないが、

ハイイヌガヤがけっこううるさい。

しかしそう長く漕ぐわけではなく、

前方が明るくなって、

三等三角点「三ノ沢」

と、ここで雨が降り出した。

雨はみるみ笹を濡らす。

そんな笹に身体を擦りながら下る。

ところが林道に下った時点で雨が止んだ。

雨が上がっているうちに駐車地に着いて、

あとかたずけをしてしまいたい。

そして間に合った。

あとかたずけを済ませて、

車で走り出すと、

再び雨が降り出し、

今度は止むことなく降り続けた。

下山時に一時的に雨に当たった程度で済んで、

まあラッキーだった。

昼過ぎには帰宅して、

久しぶりにのんびりと昼寝をした。

 

 

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2022.5.27 『坊主山』(三笠・161m)  雨降る前の急ぎ働き!

 金曜日は午前中から雨が降り出す予報。

それじゃあ降られる前に、

短時間で登れる里山へ、

と言うことで、

三笠市の「坊主山」に登ることにした。

道々30号線脇にたたずむこの山は、

いつでもすぐに登れそうで、

「そのうち」と思いつつ、

これまで登らないできた。

ただその奥にある三角点ピークには、

いくつか登っている。

 金曜日の朝道々30号線から農道に入り、

「坊主山」麓の採石場入口に駐車した。

そしてどこから登ろうか、

とそばまで行ってみると、

突然ウドの群落が!

もう育ちすぎなので、

来年採ることにする。

 採石場は目下休業しているようで、

パワーショベルが一台見えるものの、

人影や車は見当たらない。

そんな採石場を眺めていると、

その奥の高みに立って風景を眺めてみたくなった。

 結局東側から尾根に上がることとし、

藪に入って急な斜面を、

ブッシュにつかまりながら登った。

そして尾根筋まで上がると、

藪は薄くなって歩きやすくなった。

この後はほぼ北に向かって尾根筋を歩く。

2つの顕著なピークを越えて進むと、

三等三角点「坊主山」

立派な私製標識があって驚いた。

しかしどこかで見た字体だ。

うん、栗山町の「坊主山」だ。

その写真も添えておく。

この私製標識の制作者は、

「坊主山専門委員」だろうか?

 下山は一つ手前のピークまで戻り、

登路とは逆の尾根を下った。

すると予想通り採石場の上に出た。

しばし景色を眺めた後は、

そのまま採石場を下った。

そして駐車地へ。

小粒だが面白い山だった。

 この時点で雨が降り出していると予想していたのだが、

下山してみるとまだ雨は落ちてこない。

であるならばもう一座!

 

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2022.5.15 『清光山』(せいこうざん・301m)  ワラビっしょ!

 

 今回の週末はHiromiと別行動だったので、

日曜日はワラビ採りを兼ねて登ることにした。

Hiromiは山菜に全く興味がなく、

ただ登るだけなので、

一緒の時に山菜採りは無理だ。

しかし私はこの時期、

どうしても採っておきたいものがある。

そこにそれがあることを知っているので、

ただ放置したままでいることが難しい。

しかし、だからと言って自宅に持ち帰るわけではない。

女房が加齢とともに、

様々なことをおっくうがるようになり、

山菜もまたその処理を嫌う。

だからギョウジャニンニク以外を持ち帰るにしても、

ほんの少量に限られる。

 日曜日の朝三笠市幌内町に向かった。

そして「奔幌内川」に沿って伸びる林道入り口を駐車地として、

8時10分、徒歩でスタートした。

もう廃道となった林道だが、

ジムニークラスと思われるタイヤ痕が残っていた。

まあ、この時期は山菜採りだろう。

 新緑の中を1.5kmほど歩くと分岐となる。

左手の林道入り口にチェーンゲートがあり、

昨年はチェーンが張られ、

きっちり施錠されていた。

しかし今回は開放されたままだ。

それもそうだろう、

その先はいくらも車で進めない。

路面が笹に覆われているところや、

倒木がふさいでいるところもある。

そんな林道をゆっくり高度を上げながら歩いて行くと、

あるある!

ちゃんと予定の場所にワラビが出ている。

帰路で収穫することとし、

先へと進んで行く。

するとまたワラビ地帯が現れる。

思ったよりもかなり伸びている。

 林道分岐から1.5kmほど歩いた地点で、

林道を離れて藪に入った。

ここから一旦沢に下り、

対岸の尾根を登り返して「清光山」を目指す。

ここでショートカットをすると、

そのまま林道を歩いて行くのに比べ、

3分の1の距離でピークに立てる。

 沢筋へ急な尾根を下る。

そして水量の少ない沢床から、

対岸の尾根に取り付いて登って行く。

藪が薄いので助かる。

この尾根を登りきると、

突然古い作業道に出た。

既に全面が笹に覆われているが、

広い作業道だ。

しかも予定した尾根に沿って伸びていく。

利用できるところは、

これを利用することにした。

しかし作業道を覆う笹がうるさくなってきたので、

すぐ左手の尾根筋に上がった。

すると尾根上の藪は薄い。

楽々歩いて行くと、

見覚えのあるピークが見えてきた。

10時15分、四等三角点「清光山」

このピークもびっしりワラビに覆われている。

三角点の等級に関係なく、

一つ一つバカにせず登ってきたことに対するご褒美だ。

ここではレジ袋大の3分の1程度を収穫。

 下山は同ルートを辿って林道に戻った。

そしてワラビの収穫地点でどんどん採る。

とにかく狭い範囲に集中して出ているので、

レジ袋はすぐいっぱいになった。

それを何とかザックに詰め、

ワラビの中で昼食とした。

昼食後はウドを採って下る。

それにフキも少々。

少量のウドとフキは自宅用。

 13時10分、駐車地。

急ぎ帰宅してウド、フキ、ワラビを、

いつもHiromiと反省会をしている、

後輩の店に届けた。

重くて駐車場からやっと運んだ。

俺って、ホントいい先輩だよなあ!

そして自宅に戻り、

女房に「このくらいの量ならどうだ?」、

と尋ねると、

「うん、この量ならすぐ処理できるからいいわぁ」

えらそうにぃ・・・

 

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2022.5.20 『御園北』(みそのきた・195m)  フキ採りに徹する日だったが・・・

 金曜日は山菜採りに徹すると決めて、

栗山町に出かけた。

ただ、途中で雨が降り出す予報だったので、

その前にフキ採りを終わらせてしまいたいと思っていた。

 フキはアルバイト先の、

おばちゃんたちが期待を寄せているもの。

毎年この時期になると、

「Aちゃん、フキまだぁ!?」

とせがまれる。

様々な山菜の中で、

フキを最も欲するのだから、

まあ安上がりで、

楽と言えば楽だが、

今年はそう楽でもなかった。

 山菜採りに徹するとは言っても、

まず里山に登ってからだ。

栗山町御園地区で、

林道入り口に駐車し、

「伊藤の沢林道」に入った。

ゲートの先に木材の集積場があり、

搬出を待つばかりとなっていた。

そしてその中には買い主が、

「清水町森林組合」と言うものもあり、

ちょっと疑問がわいた。

清水町と言えば、

森林が豊富なところと認識しているが、

それでもこの地から買わなければいけないのか?

 林道を少し歩いて伐採地に入った。

美しい風景の中を登って行く。

辺りにはタラの芽がたくさんある。

どうやらここはあまり知られていないようだ。

採られずに成長したものが多い。

また、採ってあっても、

芽を丸ごとむしり取るのではなく、

枝を切っている。

翌年に向けて大事にしている証しだ。

林業関係者だろうか?

 伐採地のピークに上がると、

その奥の樹林の中に「御園北」(四等三角点)があるのだが、

そちらはカットした。

もういつ降り出すかわからない空模様となっていた。

急いで下って林道脇のフキを採り始めた。

ところがここのフキは、

虫が入っているものが多い。

一本一本切り取って中を覗き込む。

虫に食われたものが多いので、

さっぱり溜まらない。

場所を変えることとし、

林道を出て近くに移動した。

そして採り始めると、

ついに雨が降り出して中止。

結局少し採っただけで終わってしまった。

参ったな・・・

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2022.5.14 『坊主山』(栗山・168m)  ダメだぁ雨だわぁ~

 

 先週末の土曜日は雨!

前日の金曜日は運よく雨に当たらずに済んだが、

土曜日は逃れようがなかった。

あきらめて雨具着用で、

山菜の生育状況を偵察がてら、

栗山町の『坊主山』に登った。

この日はHiromiが土曜出勤だったが、

こんな雨の日でよかったわぁ。

 『坊主山』に登るためには、

通常西側の神社鳥居から入るだろう。

すると楽に登れそうだ。

しかし容易に登るだけで面白みがない。

それで私は南側の伐採地を登る。

南側には何とか駐車できるところがある。

ただ、現在はそばを流れる、

「ポンアノロ川」の河川改修工事が行われているため、

工事車両が多くて落ち着かない。

 小雨の中をスタートして、

すぐ伐採地に入った。

カラマツの苗木が、

若々しい黄緑の葉を開かせている。

そこにタンポポの黄色い花が咲いて、

何ともいい雰囲気だ。

そばにはフキがいい食べごろに育っている。

雨が降っていなければ、

採って帰るところだが・・・

 ひと山乗っ越す格好で次の伐採地に入る。

ここには伐採された斜面が、

いくつも横並びとなり、

その間を笹が覆っている。

 伐採地の上に上がると、

遠くの景色が見えるところだが、

低いガスが100m以下を覆っている。

一つ目の伐採地から笹藪を越えて、

次の伐採地に出る。

そしてまた笹漕ぎで次の伐採地へ。

すると前方に頭がガスに隠れた『坊主山』が現れる。

標高は低いが、

晴れていたならなかなかの眺めが楽しめる。

 最後の伐採地から針葉樹林に入った。

ピークそばで笹を漕ぎ、

ニ等三角点「坊主山」

こんな低いピークでさえガスの中だもなあ。

すぐ下山に入るが、

雨足が強くなった。

緑は美しいがヤバッチイねえ・・・

 一旦伐採地の下部へと下り、

ウドの状況を見たが全く出ていない。

最後はまたひと山越えるが、

下山しても雨の中では、

片付けに車の中を濡らしてしまうので、

小降りになるまで木の切り株に座って、

しばし茫然。

すると短時間で弱くなった雨の隙に下って着替え。

車を走らせると雨は上がり、

空が明るくなった。

まあ、そんなもんだぁ・・・

 

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