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2022.5.12 『久茶運内』(くちゃうんない・632m)  ようやく見つけた!

 はじめにお礼を申し上げます。

この度「goo blogスタッフ選」により、

当ブログの記事が一昨日から二日間、

トップページに掲載されました。

その間約6万人近くの方々にご覧いただきましたこと、

この場にてお礼申し上げます。

ありがとうございました。

また、goo blogスタッフの方々のご厚情に、

心から感謝申し上げます。


 

 今週は水曜日一日だけの出勤で、

木~日曜日と四連休。

来週は月~水曜日の三日間出勤予定だ。

 昨日はは以前の山行で、

三角点標石を見つけられなかった山に登ることとし、

栗沢町万字に向かった。

「久茶運内」には過去三度登っているのだが、

そのいずれでも三角点を発見できずに下山した。

いずれもそこに到達しているのに、

どういうわけか、

いくら探しても見つからなかった。

それをそのままにしておくのは、

どうにも気分が悪いもので、

四度目の挑戦とした。

 栗沢町万字から、

「万字墓地」に入り、

そこの駐車場から林道に入る。

墓地の最奥に林道の入口がある。

この辺りは国有林ではなく、

北海道が管理する「道有林」だ。

 8時20分、林道をスタート。

最後にここを訪れたのが2年前で、

その時までは心細い林道だったのだが、

昨年整備されたようで、

白っぽい砂利が延々と敷き詰められている。

辺りの木々には若葉が萌え始め、

色とりどりで美しい。

いくつかの林道分岐と出合うので、

間違った枝に入らぬよう注意する。

 林道は地形図の「349m標高点」近くの分岐で、

視界が一気に開ける。

すると西に先日登った「幌向炭山」(361m)が、

端正な姿を見せていた。

ここからは次々に現れる、

伐採地の中に林道が続く。

そして320で傾斜が出て高度を上げていく。

そして「504m標高点」を過ぎると、

一旦下降して登り返す。

この辺りからは前方に、

夕張の『三角山』(770m)が見える。

また、目指す「久茶運内」も見えてくる。

徐々に高度を上げていき、

最後は伐採地に入って斜面を登る。

背後には万字地区の山林風景が広がる。

ひじょうに緑豊かな風景だ。

伐採地の斜面を登りきると、

荒れた作業道が続き、

三角点そばまでこれを利用する。

そして藪に突入だ。

しかし距離は短く、

すぐに三角点が見つかった。

あれぇ、なんでぇ!?

こんな楽にたどり着けるのに、

どうしてこれまで見つけられなかった?

なんだかキツネにつままれたような感じだ。

まあしかし、見つけられてよかった。

モヤモヤしていたものが吹っ飛んで、

「ホッ・・・」。

10時40分、三等三角点「久茶運内」

 見晴らしの良いところに戻って、

早めの簡単な昼食とした。

 下山は同ルートを戻るが、

途中数か所で藪に入ってショートカット。

藪は濃いところもあったが、

高度を下げると薄い藪の林が多く、

どこでも歩けそうだ。

あちこちでタラの芽を見たが、

数は少ない。

人が入った跡が多く見られ、

タラの木がほとんど枯れていた。

この林道は前回までチェーンゲートが設けられ、

進入禁止となっていたのに、

今回は鎖が外されたままだった。

人が入らないと林道は荒れるが、

人が入ると山が荒れる。

 12時50分、駐車地。

積年の思いが果たせた満足感を胸に、

悠々帰途に着いた。

 

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2022.5.9 『池ノ上』(140m)~『宇佐美』(194m)  春の恵みを求めて・・・

 世の中大型連休が終了し、

殆どの人が仕事を開始した月曜日、

まだ休みが続く私は、

天気も良いので山菜採りに出かけることにした。

ただ山菜とは言っても、

タラの芽とヨモギを採るだけ。

それで十分だ。

それだけでも老夫婦では、

全く食べきれないほど採れる。

まあ、ヨモギはどこにでもあるから、

好きなだけ採れるけどねえ。

私はタラの芽より、

このヨモギの天ぷらを好む。

 月曜の朝、栗山町桜丘に向かった。

そして「桜山池」近くに駐車し、

徒歩でスタート。

ここを起点に「桜山池」を、

大きく周る林道を歩くのが楽しい。

この辺りには伐採地が多く、

その荒れた伐採地にタラの芽がよく出る。

 スタートしてまず、

林道から外れて小高い丘に登る。

笹をひと漕ぎすると、

四等三角点「池ノ上」

以前一度だけこの三角点に立っているのだが、

その時の記憶がほとんど残っていない。

 「池ノ上」から伐採地を下って林道へ。

そこに「COOP 未来の森づくり基金」の看板が立つ。

以前から何か活動をしているのか気になっていた。

それで看板の裏側を覗いてみると、

10回の植樹が予定されているのだろうか?

まだ2回しかされていない。

しかも最後に植樹されてから、

既に10年が経過し、

その間に何もされていないということは、

中止になったということか?

こういうことって、

どうも長続きしない傾向にあるような気がする。

 COOPの植樹地から少し行くと、

高度を上げ始めるが、

その辺りからタラの芽が採れ始める。

ただ、既に人が入っており、

採った跡が見られる。

この林道にはエゾシカの防護柵扉があるだけで、

ゲートがなく開放されているため、

誰でも車で侵入することができる。

林道をそんな放置状態にしておくと、

とんでもない輩が入り込むもので、

貴重なタラの木を切り倒したバカ者がいる。

高い部分の芽を採るために、

ノコギリで木を切り倒したのだろう。

そんな切られた木が何本もあった。

「翌年のことなぞ全く考えず、

今の自分さえよければいい」

何とあさましい考えか!?

そんな人間は他でもろくなことをしていないと想像する。

 結局最初の伐採地ではいくらも採れなかった。

林道を進んで行き、

また藪に入った。

そして三等三角点「宇佐美」

北側の木の間越しに「栗山ダム」が見えた。

 再び林道に下って歩いて行くと、

また伐採地が現れ、

西側に遮るものがないため、

空知平野と馬追丘陵が望まれる。

この伐採地でタラの芽をけっこう収穫した。

タラの細い木を引き寄せるのに、

指が樹皮の針に触れ、

何度も「いてっ!」。

腕や脛をこの針に擦り、

出血する場面もあった。

 林道を更に進んで行くと、

東側に伐採地が現れ、

その向こうに夕張の『冷水山』や、

『鳩ノ巣山』、『三角山』などが見えている。

いい風景だ!

それを過ぎてしばらく歩くと、

今度はまた西側に伐採地が広がり、

ここから「桜山池」を見下ろせる。

しかし残念なことが。

昨年の伐採後に林業関係者が放置していったゴミだ。

何かのスプレー缶や、

ジュースなどの空き缶が捨てられている。

伐採後の現場には、

必ずこのようなゴミが見受けられる。

決してあってはならないことなのだが・・・

 林道は最終地点で送電線をくぐり、

また伐採地に出る。

ここはもう桜山地区の丘といったところで、

すぐ下に畑作地帯が広がっている。

タラの芽採りの仕上げはここだ。

けっこうな量になった。

そしてここでヨモギも収穫。

ヨモギは先端の穂の部分だけを摘みとる。

これもレジ袋を満たした。

 最後の伐採地から「桜山池」がすぐそばで、

池に下って駐車地へ。

帰宅後女房に言った。

「自分が処理できる範囲の量を取ってくれ」と。

でなきゃあ、また多すぎるだの、

めんどくさいだのと言い出す。

天ぷらにするとかさが増えるので、

少しだけ取った。

それでも我々夫婦にとっては、

何食分にもなる。

天ぷらは隣りの住人にもあげて、

とりあえず乾杯!

残ったタラの芽とヨモギは(残ったと言うか、そちらの方がはるかに多い)この翌日、

私とHiromiが毎週「反省会」の場としている店の主人、

つまり私の高校時代の後輩のところに置いてきた。

 

 

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2022.5.7 「馬追丘陵」散策  新たなネギ畑発見!

 土曜日ずぶ濡れになったHiromiを家まで送って行き、

着替えて最寄りの馬追丘陵に行くことにした。

ところが助手席で眠っていたHiromiが、

家の前に着いても半分寝ぼけた状態で、

全くやる気が感じられない。

それでHiromiと別れ、

ひとりで馬追丘陵に向かった。

 途中の畑に電気柵が巡らされていた。

この辺りの田畑にも、

エゾシカが出没しているということか?

エゾシカの繁殖力は凄まじい!

 馬追丘陵には旧ゴルフ場から入ると、

もう閉鎖されて3~4年にもなるゴルフ場は、

なんだか自然の中の良い風景、

と言った感じだ。

水際から突然「ピーッ!」という鳴き声とともに、

ワシと思われる鳥が飛び立った。

尾が白いから「オジロワシ」か?

鳥のことは全くわからないが・・・

水の中を覗くと30cmを超える鯉が泳いでいた。

釣りをしてみたいが、

さすがにそこまではできない。

 ところどころでタンポポを目にした。

私は花の中で、

この自然に咲くタンポポが一番好きだ。

素朴で飾り気がなく・・・

ただ、花の命は短くて、

しばらくすると綿毛になってしまう。

その前に大いにタンポポを愛でなくては!

 ゴルフ場はちよっとコースを外れると、

ゴルフボールが随分目につく。

こんなにロストして、

ただでも金がかかるゴルフって大変だねえ。

 ゴルフ場を縦断して樹林帯に入った。

見事なトドマツの林を登って行く。

すると真新しい林道に出た。

この林道は今冬確認しているが、

雪が融けてから目にするのは初めてだ。

どうやら昨秋雪が降る直前にできたようだ。

近く伐採作業が始まるのか?

周囲を見回すと、

見事なトドマツ、カラマツの大木が林立していた。

 林道から小沢をのぞき込むと、

白い花がたくさん咲いていた。

これを目にして、

沢に下りてみることにした。

鳥だけではなく、

花の名前もわからないが、

とにかく白い花がたくさん咲いていた。

そんな小沢を下って行くと、

あったあった!

ありそうな気配の中で、

やはりギョウジャニンニクが自生していた。

馬追丘陵では既に採りつくされてしまい、

もう採れないと思っていたが、

やはり人が足を踏み入れないところにはあるものだ。

ギョウジャニンニクは、

はじめパラパラとしか見られなかったが、

小沢を下るほどに増えだした。

家には持ち帰れないので、

採るつもりはなかったが、

来年以降楽に採れることになった。

私の頭の中には、

色々な山で自生するネギ畑が入っているが、

ここは最も近く、安全で、楽に採れるところとなった。

これは大きな収穫だった。

この日この辺りを歩いてみてよかった。

これもやる気のないHiromiのおかげだ。

 またゴルフ場を縦断して駐車地へ。

午後2時ころ自宅に着くと、

予報通り雨が降り出した。

 

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2022.5.1 『天狗山』(栗山・330m)~『御園山』(284m)  二つの三角点を林道でつなぎネギ採り

 1日の日曜日は、

天気予報もはっきりしないので、

ギョウジャニンニク採りを主目的とし、

栗山町の里山二つを林道で結んでみることにした。

ギョウジャニンニクは、

相変わらず我が家にも持って帰れない。

強引に持ち帰ると、

女房の機嫌が悪くなり、

口を利かなくなる恐れがある。

ただ、いつもHiromiと山行後の「反省会」をしている、

私の高校の後輩が経営する飲食店で、

「ギョウジャニンニクを食べたい」と言っていたのを、

Hiromiが覚えていた。

それじゃあ採りに行きましょう!

と言うわけで、

先日に続き「天狗山」に向かうことにした。

 日曜日の朝Hiromiを迎えに行き、

栗山町南角田の「不動の沢林道」に向かった。

その時点では、

「天狗山」ではなく、

「御園山」に登ってギョウジャニンニクを採り、

そのまま下山して帰途に着くことにしていた。

しかし考えると、

Hiromiは山菜採りなぞ全く眼中になく、

中でもギョウジャニンニクは嫌いな山菜だ。

ニンニク系がダメなんだわ。

そんな興味のないHiromiに、

ただ付き合わせるのも申し訳ないので、

より長く歩くことを望むHiromiのために、

この両ピークを結んでみることにした。

ただ、「曇り」予報の割には、

いつ降り出してもおかしくない空模様が気になった。

 7時35分、「不動の沢林道」入り口を駐車地としてスタート。

私はスパイク長靴、

Hiromiは登山靴だ。

この長靴が失敗だった。

 林道を進み500mほどで、

エゾシカの防護柵を抜けると、

そこから沢に下って渡渉し、

ショートカットで上部林道に合流した。

辺りは先日よりこぶしの花がずいぶん開いていてる。

ところどころには桜の花も見られる。

また、木々の若葉もようやく出始めたところだ。

殺風景な中にも現段階での色付きを楽しみながら歩き、

8時35分、四等三角点「天狗山」

この辺りにもギョウジャニンニクは自生しているが、

ここでは採らない。

 「天狗山」より「天狗林道」に下り、

更に「不動の沢林道」に下った。

そして今度はそれをやってきた方とは逆の、

奥に進むことにする。

そしてこの辺りからは、

「不動の沢林道」が「伊藤の沢林道」に変わる。

「御園山」に向かうのだが、

地形図を見ると、

蛇行する林道が結構長い。

ただ、そんなローカルでマイナーな林道でも、

初めて歩くのはワクワク感がある。

ところが「伊藤の沢林道」に入ると、

間もなく雨が降り出した。

「くもり」の予報が、

やはり裏切られて降り出した。

強く降るわけではないが、

どうにも不快で愚痴が口をついて出る。

しかしHiromiは何も言わず、

ただ黙々と歩を進めていく。

この林道は表面に締まった砂利が多く、

スパイク長靴ソールのピンが、

石にカチカチ当たって不快だ。

それが歩きにくくて疲れる。

登山靴でスタートしなかったことを後悔した。

 途中雨が強くなりだすと、

一刻も早くミッションに終止符を打ちたく、

自然と歩幅が広がり、

歩くスピードが増す。

そしてようやく「御園山」の、

取り付き点に到達する頃には、

歩行距離が10kmほどに達していた。

薄い藪を越えて針葉樹林に入り、

10時25分、四等三角点「御園山」

 「御園山」からは、

藪漕ぎで「不動の沢林道」に下る。

その途中でこの日の主目的である、

ギョウジャニンニク採りとする。

予定通りびっしり育っていた。

しかし2週間前ここを訪れた時には、

殆ど出ていなかったギョウジャニンニクが、

たった2週間でこんなにも成長することに、

改めて驚かされた。

いつもなら私が山菜に手を出しても、

知らん顔で先に行ってしまうHiromiも、

私の後輩のためだと思って手伝う。

後輩はYuzoと言うのだが、

HiromiもYuzoには色々世話になっているので、

珍しく気を遣ったものだ。

ギョウジャニンニクはそこら中に生えているので、

レジ袋があっと言う間にいっぱいになった。

ミッションを終了して下ることにしたが、

この頃には雨も上がっていた。

 藪をかき分けて下るが、

時期的にダニが衣類にたくさんつくので、

チェックして払い落しながら下る。

そして沢筋に出て古い作業道跡をたどって、

林道ゲートそばで、

「不動の沢林道」にのった。

あとは1kmほど歩いて、

11時30分、駐車地。

結局総歩行距離が12kmとなり、

思いがけなく長い距離を歩けたことに、

Hiromiも満足して帰途に着いた。

そして夕方改めて「反省会」。

そこでYuzoにギョウジャニンニクを渡すと、

喜んで近所の飲食店にも分け与えていた。

 

 

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2022.4.27 『幌向炭山』(361m)  春めく里山で林道歩きを楽しむ

 26(火)でGW前の仕事が終わった。

そして昨日から14連休がスタートした。

祝祭日以外は「コロナ休」が続く。

 昨日の朝栗沢町美流渡に向かった。

極力燃料代を抑えなければならないので、

近場の山に出かける。

道々脇の砂利道を入って行くと、

地形図にない林道がある。

その林道を入ったところに駐車。

昨秋「幌向炭山」の南尾根を登ってみようと思い、

偶然この林道を見つけた。

すぐそばを小規模送電線が通っている。

送電線の保守管理用作業道に入り、

すぐ送電線の下をくぐって作業道にのった。

古い作業道で、

もう利用されなくなっている。

作業道は少し高度を上げ、

水平に続いて行くので、

作業道を離れて尾根筋を登った。

傾斜のきつい尾根だ。

それを登りきると水平状態で続く。

ふとそばのトドマツに目をやると、

古いがヒグマの爪痕が残っている。

そしてそれがあっちにもこっちにも!

人家がすぐその下にあるというのに、

なかなかヒグマの影が濃いところだ。

 藪の薄い尾根筋を進んで行くと、

突然林道に出た。

辺りをよく見ると、

林道の中間部に出たのではなく、

終点に出たことが分かった。

いったいどこが入口なのだろう?

 ここから気持ちの良い林道歩きが始まる。

はじめは曲がりくねって延びる。

すぐに「幌向炭山」の頂上部が見える。

日陰部分にはまだ雪が残っている。

林道をちょっとはずれると、

汚れたエゾシカの角が落ちていた。

そうそう、前述の尾根筋は、

エゾシカのフンがひどくてねえ。

絶対に避けようがないほど、

フンが散らばっている。

どこの山もそうだが、

エゾシカの数がすごい勢いで増えている。

林道に出ると、

そのフンがほとんど見られなくなるのでホッとする。

 林道の途中で見通しの利くところがある。

そこから美流渡の集落が望まれ、

その向こうには「幌向川ダム」が見えている。

そしてその北側には、

これまでに登った三角点ピークが、

いくつか見えている。

この辺も随分登ったものだと、

しみじみそれらのピークに見入る次第だ。

だれも知らない山ばかりだけどねえ・・・

 曲がりくねった林道が、

直線的になると、

やたらとフキノトウがでている。

いかにも春先といった風情だ。

 300で林道は「幌向炭山」の西側を、

霞めるように伸びていく。

そこで斜面に取り付いた。

するとピンテならぬ、

オレンジテープが現れた。

これは昨秋登った折にも気になっていたものだ。

数が多いのだ。

最初のテープから3m先に次のテープ。

その次は10m先で、

またその次は5m先だ。

こんなテープの付け方ってあるかい?

だいたいすぐ下を林道が走っているのに、

テープなんかいらねえし・・・

そんなテープを気にし、

足下のフンにも気を配りながら登り、

ニ等三角点「幌向炭山」

三角点の標石上にも小動物のフンだもねえ・・・

 昨秋から気になっていたオレンジテープ。

二度目の今回は放っておけず、

上から回収しながら下った。

するとピークから林道までの、

わずか150mほどの間に回収したテープが、

なんと14本だ!

150mで14本、

つまりほぼ10m間隔と言うことだ。

誰だいったい!?

全てがオレンジだから、

同一人物の所業だろう。

 ここのところ風が強くてねえ。

この日もゴーゴーと強風が吹き荒れていた。

そんな風に木々の上部が、

大きく振られて怖いようだ。

時々大きな音に驚かされる。

「あっ、折れた枝が落ちてくるのか?」と。

それでも楽しい林道歩きだ。

昼を少し過ぎたころ下山し、

帰宅して女房と買い物。

そして今日は朝からGWの山へのお出かけ準備と、

今年初めてのワックスがけ(車)に精を出した。

 

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2022.4.24 『天狗山』(栗山・330m)  ネギ採り爺さんだよ~ん!

 日曜日はHiromiが「母さん孝行の日」で、

日帰り温泉に連れて行くことになっていたので、

グッドタイミング!

と言うことで、

ギョウジャニンニクを採りに出かけた。

もう一週間早いかな?

とも思ったが、

この日に収穫しなければ、

アルバイト先が27日から休みに入るので、

待っているおばちゃんたちに渡せなくなる。

 日曜の朝はゆっくり出て、

栗山町南角田に向かった。

そしていつもの「不動の沢林道」入り口を駐車地として、

徒歩でスタートした。

もう南空知の里山には、

雪がほとんど残っていない。

歩き出してすぐ、

こぶしの花が目についた。

幼少の頃の思い出の中では、

こぶしはまだ雪がたくさん残る中で、

白い花を咲かせていたと記憶しているが、

それは間違いだったのだろうか?

 林道歩きで次に目についたのが、

すぐ脇のトドマツの幹につけられた、

ヒグマの爪痕だ。

一週間前にここを歩いた時にはなかったものだ。

ヒグマが動き回り、

人里近くまで出てきている。

 エゾシカの防護柵内に入って、

一旦沢に下りショートカットをした。

沢から林道への斜面には、

見事なトドマツの林が続く。

そこにつけられた標識には、

稙付け年が「S31年」となっている。

その当時2歳だった私は、

この林に近いところに住んでおり、

いつもこの山の方を眺めていた。

その時にこんな大木群の若木を、

植える作業が行われていたことを思うと、

一種のロマンを感ぜずにはいられない。

 更に林道を進み、

高度が上がって行くと、

上空を飛ぶ飛行機が目につくようになる。

千歳空港に着陸する飛行機は、

一旦栗山町の上空まで来て旋回し、

北側から千歳空港に着陸する。

その数が一昨年から激減していた。

新型コロナウィルスの影響だ。

しかしこの日は結構次から次へと飛来し、

便数が増えたことを思わせる。

 230で林道から送電線下の作業道に入る。

それを登って行くと視界が開ける。

やがて「天狗山」の頂上部が見えると、

一旦「天狗山林道」に出て、

目の前の藪に入る。

登る人が増えたようで、

踏み跡ができてきた。

そして四等三角点「天狗山」

真新しい私製標識の取り付け位置が高く、

雪が降り積もった積雪期に付けられたことを思わせる。

 簡単な昼食を済ませ、

下山途中でギョウジャニンニクの収穫だ。

一週間早いのでは?

と、心配していたが、

もう十分いい感じに生育していた。

短時間でレジ袋大二つ分を収穫して下山。

それを翌日会社に持っていくと、

待ち望んでいたおばちゃんたちが、

あっと言う間に奪い合うようにして、

それぞれの分を確保した。

我が家にはただの1本も持ち帰らず、

全てをおばちゃんたちにあげた。

俺って、ホントいい爺さんだよなあ!

まあ、家には持ち帰れないんだけどねえ・・・

 

 

 

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2022.4.15 『御園山』(284m)  ネギはまだ早すぎた~

 今週も月~木曜日と4日間出勤して、

今日から月曜日まで4連休。

この時期になると勤め先では、

しばしば山菜の話しになる。

そして「Aちゃん、ギョウジャニンニク食べたい!」

とおばちゃんたち。

そう言われると、

この人のいい爺さんは、

「採ってきてやるかぁ」と、

ついついその気になってしまう。

それで今日は栗山町で『御園山』に登り、

ギョウジャニンニクの状況を見ることにした。

今年は雪が多かったので、

おのずと雪融けも遅くなり、

まだちょっと早い気がしていた。

北海道ではギョウジャニンニクのことを、

「アイヌネギ」と呼んで親しんでいる。

 今朝栗山町南角田から、

林道入り口を駐車地として、

「不動の沢林道」に入った。

もう歩きなれた林道を行く。

しかし、雪というのは融けだすと早いもので、

先日まで白一色だった世界が、

もうほとんど雪が融けて、

春先の殺風景な世界が広がる。

ただ、藪に入るにはその方が都合よい。

雑草が勢いを増すと、

やたらと抵抗が大きくなる。

 かつてはこの林道沿いに人家があったらしい。

牧畜を営んでいたようで、

サイロだけが残っている。

それを過ぎて林道を離れ、

古い作業道に入った。

沢沿いに続く作業道は、

やがて向きを変えて林の中に続く。

辺りは次第にカラマツオンリーの林となる。

ただその中に杉が林立する部分がある。

北海道には自生しない杉が、

何故ここに生えているのか?

その数は20本ほどと思われる。

 作業道はカラマツ林に吸い込まれて消滅。

そこから藪を漕いで尾根筋に上がるが、

さして濃くはない藪なので楽に進める。

そして尾根上に上がると、

進行方向左手に「御園山」のピークが見える。

あとは尾根筋を忠実に歩いて行くのだが、

ピンテが目についた。

以前はなかったもので、

これがまた5~10m間隔で付けられている。

以前にもこういう付け方を目にしたが、

なに? この間隔の狭さ!?

だいたいはっきりした尾根筋である上、

枝尾根も決して間違うようなものではない。

必要のないところに、

やたらピンテを付け、

それを回収もしないのは、

山にゴミを捨てることと何ら相違はない。

やめてほしいものだ。

また、笹に触れるとダニが着く。

今年もダニの季節がやってきた。

 わかりやすい尾根筋を忠実に詰めて、

四等三角点「御園山」

この辺りに自生しているはずのギョウジャニンニクだが、

残念ながら全くない。

まだ雪が融けたばかりで早すぎた。

その後下山しながら見て歩くも、

今生えてきたばかりのものが少々。

まだ2週間かかるなあ。

 下山は藪斜面を下らず、

尾根筋を進んでゴルフ場に出た。

そしてまだ営業されておらず、

ところどころに雪が残る中を歩き、

ふと斜面下に目を落とすと、

ゴルフボールが落ちている。

最初は気にも留めなかったのだが、

辺りを見渡すと、

結構な数のボールが落ちているので、

それを集めたくなった。

まるで子供が宝探しをするように、

それに没頭する67歳!

枯れた草の上や中からどんどん見つかるので、

これがまたなかなか楽しい。

そして見つけた数は50個を超えたようだ。

私はゴルフに興味がないので知らなかったが、

ゴルフボールってカラフルになったんだねえ。

集めたボールはそのままにして立ち去った。

するとまた目について拾う。

それがすぐ手のひら一杯になる。

 ギョウジャニンニクは早すぎたものの、

思いがけない遊びができて楽しかった。

 

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2022.4.9 『一本松』(600m)  三笠の片隅でひっそりとたたずむ静峰へ

 「一本松」とは三笠市の「桂沢ダム」西に位置する、

ニ等等三角点を有する山。

昨年の同時期に単独で登った。

土曜日はこの面白い点名の山に、

Hiromiを登らせる計画。

アプローチは「桂沢スキー場」になる。

 土曜の朝「桂沢スキー場」に着いてみると、

スキー少年団が結構な人数で、

まだ豊富に雪が残る斜面で練習をしていた。

その脇を登って行くのは、

どうにも気が引けるので、

北側の公園に移動して、

林道に入ることにした。

 7時55分、公園の駐車地をスタート。

ツボ足ですぐ林道に入った。

雪は固まりきっておらず、

若干足を取られる。

直線的な林道を歩いて行くと、

カーブを描き出すので、

Co.200辺りで尾根に取り付いた。

それを忠実に登って行くと、

スキー場の上部に続く尾根に上がる。

広い尾根で樹木はまばら。

しばらくは歩きやすい平坦な尾根を行く。

すると450で目の前に急斜面が現れる。

これを登るのが結構なアルバイトだ。

Hiromiはこの日も元気いっぱいで、

どんどん先を行く。

この日は曇りの予報だったが、

上空は美しい青空が広がって、

気持ちの良い登行が続く。

高度を上げるほど、

背後には北の風景が広がって行く。

 急登に耐えて登って行くと、

傾斜が落ちて楽になった。

そして前方の小ピークに上がる。

9時15分、地形図上の「515m標高点」。

小休止とした。

ここからは三笠市幾春別の市街地が一望できる。

 「515m標高点」からは、

おおよそ100mほど下り、

南向きの細尾根に乗り替えて、

200m近くの登り返しとなる。

これが大変なのだが、

この尾根からの眺めが素晴らしい。

ところどころ雪が融けて、

笹がむき出しとなっている。

時には笹の茎を握りしめて登る、

急な個所もある。

そしてCo.590で東西に走る稜線に上がった。

これを東方向に進むと、

最後は「桂沢ダム」に至る。

「一本松」へは西方向に進む。

細尾根が若干広くなると、

どんどん下って行き、

下りきると突然前方の樹木がなくなり、

「一本松」の東斜面が眼前に現れる。

美しい光景だ。

Hiromiも大変お気に入りだ。

最後の登りは白一色の斜面。

これを登って行くと、

背後に北の山々の大パノラマが広がって行く。

そしてピークの針葉樹の中に三角点がある。

今年は積雪が多く、

三角点標石は目にできないが、

昨年は融けていたので、

それを確認している。

10時15分、ニ等三角点「一本松」

 風が強かったので長居はせず、

下山を開始した。

下山は登路のルートをそのまま辿る。

一旦深く下って稜線を登り返し、

北に向かう急な尾根を下る。

途中風のこないところで昼食とした。

そして下りきった後は、

「515m標高点」への登り返しだ。

大した登りでもないんだが、

アップダウンを越えてここまでくると、

この登り返しがきつくてねえ・・・

Hiromiなんかシャンシャンと登ってしまった。

その後を追いつくこともできずに登り、

あとは下降と平坦な尾根歩きで楽なもの。

もう少年団の練習も終わっているであろうと、

スキー場を目指した。

予想通りスキー場には誰もおらず、

快適に下って、

12時15分、駐車地。

Hiromiが、

「今日も楽しかったなあ。

ありがとうございました!」

苦しゅうない・・・

 帰路でHiromiのところに寄り、

愛車ハリアーのタイヤ交換をしてやった。

 

 

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2022.4.1 『竹ノ子山』(156m)~『最上山』(163m)  雪雲から逃げきれず・・・

 今週は月~木曜の4日間出勤した。

週に4日も出勤したのは、

いったいいつ以来だろう?

12月以来だろうか?

久しぶりに4日連続で仕事に出ると、

途中で曜日が分からなくなった。

来週も月~木曜の4日間出勤の予定だ。

そのペースが4月末まで続くかな・・・

 今日は新型コロナウィルスワクチンの、

3回目接種日のため、

昼までに帰宅しなければならなかった。

 それでパッと登って帰宅しようと、

当別の山に向かって家を出た。

ところが当別町に入ると、

急に雪が降り出し、

あっと言う間に前方の視界がひどく悪くなった。

それでUターンし、

栗沢町に向かった。

以前にもこんなことがあり、

やはり栗沢町に向かったものだ。

そして栗沢町に入ると、

こちらもワッサワッサと雪が降り出した。

どうも雪雲に追いかけられた感じだ。

 栗沢町の市街地から、

栗沢町茂世丑地区に向かって道々を走ると、

ちょうど峠の頂上付近に、

「最上林道」の入口がある。

これに入ると、

今冬林業の木材搬出作業がなされていたため、

駐車スペースが空けられていた。

そこを起点にまず北側の「竹ノ子山」を目指す。

そして戻って逆側の、

「最上林道」を伝って「最上山」まで歩くことにした。

いずれにしてもたいした距離ではないが、

とにかく雪がひどい。

 駐車地から林道を出て、

少し道々を歩くので、

スノーシューは手に持ってスタートした。

そして道々を渡り、

伐採地に続く林道に入った。

すると雪が固い!

すでによく締まって、

ツボ足で歩ける状態になっていた。

スノーシューを林道脇にデポして歩き出す。

こりゃ快適だ!

しかし、とにかく雪がひどい!

カメラは雨の日用のものを使用するが、

それでも湿ったひどい雪に濡らすのはためらう。

周囲には晴れていたなら美しいであろう、

伐採地の風景が広がる。

ここは無積雪期に歩いているが、

積雪期の風景は見ていない。

 雪が降りしきる林道から、

トドマツの林に入ると、

樹木のおかげで降雪は少なくなった。

そして小山に上がると、

三等三角点「竹ノ子山」

東側の樹木が切れているので、

晴れていたなら良い風景が楽しめる。

ここから林道に戻らず、

樹林の中を歩いて伐採地に出た。

すると雪が小降りとなり、

麓の田園風景を眺めることができた。

また伐採地からは、

次に目指す「最上山」が見えていた。

「最上山」のピークには、

巨大アンテナが建つのですぐわかる。

 林道に下りスノーシューを回収して駐車地へ。

そしてそのまま「最上林道」を進んだ。

するとまた雪が降り出し、

今度は瞬く間に吹雪となってしまった。

もう嫌!

引き返そうかと思ったが、

また止みそうな気がして、

そのまま歩き続けた。

ただ黙々と歩いて行くと、

前方に巨大アンテナが見えてくる。

そしてそれに近付くほど雪が小降りとなり、

ピークに立つとほぼ止んだ。

四等三角点「最上山」

この時点で11時を回ったところだったので、

早めの昼食とした。

 昼食を終えて林道を引き返して行くと、

またまた雪が降り出し、

結局降ったり止んだりを繰り返しているだけだった。

駐車地に着いても降り続いていたので、

かたずけが落ち着かない。

ようやく終えて帰途に着く。

すると近い距離の栗沢市街地まで走ると、

上空は青空だ。

更に市街地を抜けると、

道路が乾いたままだ。

雪が降ったのは山間だけだったのだ。

高い山でもないのに、

随分違うものだこと。

 帰宅後女房と予約していたクリニックへ、

ワクチン接種に向かった。

 

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2022.3.19 『坊主山』(栗山・168m)  雪に降られるはずだったが・・・

  19日(土)からの三連休は、

「春の嵐」に当たってしまい、

最初からひどい予報だった。

それで三連休の初日は、

湿った雪が降る中で長い時間歩くのは嫌なので、

Hiromiの住まいから近い、

栗山町の『坊主山』に登ることにした。

この山へのアプローチは、

積雪期となると近くに駐車地を確保できないため、

栗山町桜山地区から往復することになる。

 桜山地区の町道沿いに拡幅された駐車帯があるので、

ここを駐車地としてスタート。

ここから『坊主山』の頂上部が見える。

町道からそのまま南側の田に下った。

そして田んぼを横断してカラマツ林に入った。

林は間もなく広葉樹林に変わる。

そしてそれも長くは続かず、

突然前方が開けて伐採地に出る。

スタート時点でいや~な湿雪が降っていたのだが、

ここに来て上がってしまった。

まだまだ降り続く予報だったが、

いったいどういうわけだろう?

いやいや、上がってくれて助かった。

 伐採地の風景を眺めて先に進む。

一旦下って小沢を渡った。

そして登り返し、

一尾根越えてまた下り、

沢形を越えて伐採地へ。

ここからが急登だ。

この日も前を行くHiromiは元気で、

急斜面をグングン登って行く。

ただ、最高標高が168mであるから、

すぐに登り切ってしまう。

伐採地から東の風景が望まれる。

この後一旦針葉樹林の中の作業道を歩き、

再び伐採地の急登となる。

そして登りきるとその奥に、

ニ等三角点『坊主山』

途中で上がった雪はその後も降っては来ない。

ピーク辺りからの展望を楽しんだ。

 下山は登路で最初に現れた伐採地まで、

同ルートをたどる。

この前日歩いた「中小屋川」と違って、

この辺りは雪が締まって歩きやすい。

 伐採地のピークに上がると、

栗山町が丸ごと望める。

標高差は小さいがいい眺めだ。

雪は降りそうにないし、

いい日になったじゃないか!

やはり行動を起こさなきゃだめだ。

天気予報に従って山行を中止していたなら、

間違いなく後悔していたところだ。

計画を立てても天候不順なら、

別の山に変更すればよい。

私は常にそうしてきた。

そうやってこの時点で4,300回を超える山行を楽しんできた。

Hiromiとあきらめていた今日の天候だったが、

思いのほか楽しめたことに満足し、

早めの帰途に着いた。

Hiromiはこの後「母さん孝行」が待っている。

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