北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2024.2.12 『野々沢』(249m) 岩見沢・三笠の境界線で
2月は三連休が二度ある。
最初の三連休中日の日曜日は、
朝から大雪に見舞われた。
この日は山行をとりやめ、
前日土曜日の午後引っ越しをした、
Hiromiのところに行って、
片付けのヘルプや買い物を応援することにしていた。
朝ワッサワッサと雪が降りしきる中、
暗いうちから除雪に精を出すも、
雪を片付けた後からどんどん積もって行く。
結局3回庭全体の除雪をし、
Hiromiのところに向かったのが、
もう昼近かった。
そしてHiromiの家の前を除雪。
中に入ると、
まだ開いていない段ボールがたくさん残っていると思いきや、
全て開けられ荷物が収納されていた。
驚いて何時まで片付けた?
と問うと、
この朝午前3時まで片付けていたそうだ。
それですぐ買い物に出かけることができた。
余談が長くなってしまった。
三連休最終日の月曜は、
Hiromiも疲れているし、
近場で楽しむこととし、
岩見沢市と三笠市の境界辺りに向かった。
そして両市の境界線が走る、
「市来知川」(イチキシリガワ)に沿って伸びる農道に入った。
この農道沿線の農家は皆離農してしまったが、
最奥の一軒だけがまだ営農を続けているので、
そこまでは除雪されている。
最終人家の先が除雪終点となっているので、
そこに駐車してスタートした。
直線の農道を500mほど歩き貯水池へ。
全面凍結した貯水池の上を歩いて、
対岸の尾根に取り付いた。
農道を歩いているときは三笠市だったが、
貯水池からは岩見沢市となる。
取り付いた尾根は斜度があり、
登るのが大変だ。
しかし辛抱強く登って行くと、
傾斜が落ちたところで、
尾根筋に続く作業道が現れるのでこれにのる。
作業道は忠実に尾根筋に続く。
そしてこの尾根と直角に交わる尾根にぶつかると、
林道に合流する。
今度は林道を歩くことになる。
途中で伐採地が望める林道は、
なかなかいい感じだ。
天気が良くて、
木々に降り積もった雪が美しい。
そんな光景を楽しみながら、
目指すピークの基部に至り、
林道を離れて尾根に取り付いた。
この尾根を忠実に登り、
三等三角点「野々沢」。
昨年交通事故で亡くなった、
岳友のYukiとたった一度だけ一緒に登ったのが、
この山だったことを思い出す。
下山は風景の良い伐採地に立ち寄った。
そこからは南に「幌向炭山」(二等三角点・361m)が、
存在感ある姿を見せていた。
その後ずいぶん雲に覆われて、
暗くなってしまった空の下、
登路でつけたトレースを楽々歩いて駐車地へ。
駐車地のすぐそばでは、
新たな伐採作業が始められていた。
2024.2.10 『竹の子山』(156m) Hiromiおめでとう!
2月の三連休初日の土曜日は、
午後Hiromiの引っ越しを控えていたので、
その前に近場の山へ、
と言うことにして栗沢町へ出かけた。
そして道々817号線を走り、
栗沢と茂世丑の中間点辺りの駐車スペースへ。
この駐車スペースは、
除雪車が方向転換をするために雪を寄せているのか?
とにかく必ず駐車できる。
この辺りの丘陵地帯は、
標高こそ低いが、
私が好む風景を楽しめる。
そしてこの朝は新たな降雪があったので、
木々の枝枝に積もった新雪が、
日の光を浴びてまばゆいばかりだ。
駐車地から一旦下がり、
その向こうを登り返していく。
すると伐採地に出て、
広い風景の中を登って行く。
すると伐採を免れたトドマツの林が、
新雪をたんまりと蓄えて迎えてくれる。
新たな降雪で、
スノーシューはふかふかの雪に飲まれるが、
その下に固い層ができているので、
ズブズブとスノーシューを取られることがなく、
きつい歩行ではない。
伐採地の中を登ったり下ったり。
その間目にするトドマツの林が美しく、
そういった風景が楽しみでこの一帯を歩く。
そして林の中の作業道を抜けると、
再び伐採地の広い風景が広がり、
前方に茂世丑地区の田園風景が広がる。
標高が低い故、
高度感はないが、
なんとものどかで平和な風景がいい。
また、この辺りは私が小学校の6年間を過ごしたところに近い。
それもあって、
この辺りの風景を好むのかもしれない。
大変のどかな田園地帯の風景を楽しみ、
自ら刻んだトレースを踏んで引き返した。
復路でも再びトドマツと伐採地の風景を楽しむ。
ホント好きな風景だ。
降雪の後はとにかく美しい。
天を衝くようにまっすぐ伸びたトドマツ。
また来年も訪れよう。
駐車地に着いて急ぎ帰途に着いた。
一旦帰宅。
そして午後、女房を連れてHiromiの新居へ!
Hiromiはこの度新居を構えた。
昨春家を持つことを決断し、
平屋の中古物件を物色していた。
数件の情報を得た後、
昨年の初冬に決まった。
そして大金をつぎ込んで大々的にリフォーム。
それがこの度完成し、
この日の入居となった。
昔から一軒家にあこがれ、
ひとり暮らしなので平屋と決めていた。
それも内部は扉を撤廃し、
通してワンフロアで使うんだと。
おめでとうHiromi!
ちなみに中古物件を探すのも、
このリフォームも全て、
我が家のリフォームをお願いした、
(株)クレアストさんにお願いした。
いい会社だよこの会社!
2024.2.3 「馬追丘陵」(250m) 天気が悪けりゃ直近で・・・
2月に入って最初の週末土曜日は、
朝起きると新たな降雪があり、
庭の除雪だけではなく、
除雪車が置いて行った大量の固い雪も片付けなければならなかった。
まだ暗いうちから始めた除雪も、
かなり時間を要し、
それを終えてHiromiを迎えに行ったのが、
もう8時半だった。
早朝からの除雪で全くモチベーションが上がらず、
助手席に乗ったHiromiに、
「どうする~?」、
と尋ねると、
「近くでいいっしょ! マオイ行こ!」。
馬追丘陵に決定。
思えばこの冬はまだ馬追丘陵に、
足を踏み入れていなかった。
ここ2日間雪が降り続いたので、
どこへ行っても駐車スペースの確保が問題になる。
確実にそれを得られるところがいい。
旧「マオイリゾートGG」の正門前に駐車。
「マオイGG」は数年前に閉鎖されたので、
人が入ることはない。
しかし「文学台」に向かう車道は、
この「マオイGG」のすぐ先まで、
例年除雪されている。
この通りには人が住む人家が3軒あるため、
いつも除雪されているのだろう。
スノーシューで歩き出すと、
新たな降雪の後と言うことで、
心配した通り雪が深い。
スノーシューが深く雪に潜る。
こりゃあ大変だ~
Hiromiが積極的にラッセルを買って出てくれるのだが、
その後を着いて行っても、
私のスノーシューは、
更に一段二段沈む。
それを引き抜いて一歩一歩歩を進めるのは、
ひじょうに体力を奪われる。
歩き出して間もなく、
車道から「馬追林道」に入った。
辺りは雪が降り続いている。
昨秋辺りからHiromiとの山行は、
ほぼ晴れ模様が続き、
悪くても曇り程度で、
雨に当たることはなかった気がする。
従ってずいぶん久しぶりに、
天候が良くない中を歩いている。
林道の途中で「文学台」に続く尾根に取り付いた。
相変わらずHiromiが先行してくれるのだが、
深い雪を踏みしめて歩くHiromiにさえ、
どうしても追いつかない私。
この尾根の登行でも、
Hiromiとの距離がだんだん広がって行く。
そしてHiromiの姿が「文学台」に消えた。
この日の最高到達点が、
ここ「文学台」の250m。
疲れてもう「おうち帰りたい」モードだったが、
もうすこし足を伸ばすべく、
「文学台」の尾根の、
一本南側の尾根を下ることにした。
この送電線の尾根には、
保守管理用の作業道がつけられている。
それを下って一旦樹林に入り、
「馬追林道」に戻った。
そして再び樹林の中に入って下って行くと、
ゴルフ場に出る。
平たんなゴルフ場に下り立つとスノーシューが、
また一段と沈みだした。
一歩一歩ズブズブ、ズブズブ・・・
もう疲労困憊だ。
HiromiはHiromiで、
常にラッセル状態だから大変なんだろうが、
私には雪の上を抵抗なく、
サクサク歩いているように見える。
そのうち深いところからスノーシューを引き上げるため、
脚の付け根が痛み出しもう苦痛でしかない。
そしてやっとの思いでゴルフ場のハウス横を抜け、
正門へと歩いて終了。
いやあ、参ったな。
やはり降雪の後は、
雪の少ないところを目指すべきだ。
2024.1.27 『最上山』(モガミヤマ・163m) 吹雪が続いた後の様子見
この週は水曜日の午後から、
2日半吹雪が吹き荒れた。
木~金曜と休みを取り、
除雪に明け暮れた。
そして土曜日は、
Hiromiが休日出勤だったので、
ひとり近場の丘陵地帯で、
雪の状態を確認することにした。
それで栗沢町へ。
道々817号線を、
栗沢の市街地から茂世丑方面に走って行くと、
「最上山」へは申し分のない位置に、
除雪車で雪が押されてできた、
車二台分のスペースがある。
ここは降雪があると、
すぐに除雪車が出動して空けてくれるので、
期待して行ってはずれたことがない。
駐車地でスノーシューを装着し、
道々の反対側に渡って尾根の末端に取り付いた。
降雪が続いた後で、
雪の状態を心配して入山したが、
思いの外締まっており、
なかなか快適に進めた。
雪面はサラサラの雪だが、
その下に固い層ができており、
スノーシューがそこで止まるため、
ズブズブと飲み込まれることがない。
尾根筋を登って行くと、
尾根筋とは垂直に交わる林道に出る。
この辺りの林道は複雑に走っており、
いったいどこが入口なのか、
なかなかわからない。
ただ、もうほとんどが廃道で、
人が手を加えなければ、
車両の通行は難しい。
針葉樹林の中に伸びる林道を歩いて行くと、
突然左手の視界が開け、
広い伐採地の風景が広がる。
そこには三笠市から夕張市方面へと続く、
山並みの風景が広がる。
そしてこの伐採地から直線的に伸びる林道がいい。
まっすぐで気持ちよく歩ける。
そんな林道を歩いて行くと、
前方に大型アンテナが見えてくる。
そのアンテナこそ「最上山」のシンボルだ。
やがて林道は左右に分かれる分岐となる。
これをどちらにも入らず、
中を取って尾根に取り付く。
あとは尾根筋を楽に登って行き、
大型アンテナの直下で、
四等三角点「最上山」。
このピークは笹に覆われているが、
過去に標石は確認している。
ピークをちょっと外した、
風の来ない針葉樹林の中で、
いつもの簡単な昼食とした。
最近は手製のツナサンドを持ち歩くことが多くなった。
下山は同ルートを引き返した。
自ら付けたトレース上を楽に歩いて。
吹雪が続いた後の青空は、
特別なものに感ずる。
そして吹雪に閉ざされた時間を、
なんだかなつかしく感じた。
しかし、吹雪なんか、
もういらね~
2024.1.21 『砂利山』(ザリヤマ・222m)~『安斉ノ沢』(218m) 尾根筋を結んで周遊ルート
1月に入って三週目の日曜日は、
一人だったので、
燃料代節約第一で、
三笠市の最も南側の里山歩きを楽しむことにした。
岩見沢市上志文から、
道々30号線を三笠方面に向かって走り、
岩見沢市宝水町で、
「坊主山」(三等三角点・161m)の南側を走る農道に入った。
この農道は冬季間除雪されている。
そして道々から農道を2kmほど走った地点に、
除雪車で広く空けられたところがあったので、
これを駐車地とした。
車外に出ると、
やけに冷えると思ったら、
気温が-17℃だった。
それもそのはず、
天気が良いので放射冷却現象だ。
軍手では指先が冷えて痛みを感ずる中、
スノーシューでスタートした。
このところ雪質が悪く、
スノーシューをズブズブ取られて、
ひじょうに辛い思いをしてきたので、
この日もそんな雪質ならば、
歩く距離を縮める予定。
ところが歩き出すと、
雪面は適度に締まってとても心地よかった。
ここでダメならば「安斉ノ沢」でやめて戻るつもりだったが、
予定通り「砂利山」との両ピークを踏むことにした。
広い畑を縦断すると林道に出る。
この東進する林道にのり、
山並みへと向かう。
そしてこの辺りの風景がいい。
広くて実に気持ちがいい。
遠く樺戸山地が美しい。
北の空は晴れているのだが、
南の空には雲が多く、
じきに空全体が雲に覆われる予感だ。
林道は直線的に伸びて行き、
山裾辺りで分岐となり、
左右に分かれて伸びて行く。
そこで林道を離れて尾根上へと向かった。
この分岐から時計回りで尾根筋を歩き、
周遊するルートだ。
斜面を登りきると、
間に伸びる2本の尾根の向こうに、
目指す「砂利山」が見えた。
ルートはこの尾根上から一旦貯水池に下り、
対岸の尾根を登り返して「砂利山」を目指す。
沢床まで下って貯水池に向かった。
そして間もなく貯水池に出たので、
対岸の尾根を登り返した。
標高差が小さいので、
じきに登りきると北側に中央霊園が見える。
それから更に尾根筋を進むと、
三等三角点「砂利山」。
西に「安斉の沢」のピークが見える。
この後は尾根筋が弧を描くように続いて行く。
素晴らしかった青空が、
だんだん雲に覆われて行く中、
尾根上を快適に進んで行く。
しかし、「安斉の沢」のすぐ手前で、
うっかりして枝尾根にのってしまい、
引き返して修正し、
四等三角点「安斉の沢」。
このピークからは西に下り林道へ。
そこで周遊ルートが完結した。
あとは長く直線的な林道上の、
自らつけたトレース上を楽々歩いて駐車地へ。
なかなか楽しいルートだっねえ。
2024.1.4 『坊主山』(栗山・168m) 降雪に悩まされた朝
1月に入って二週目の日曜日、
朝起きると30cmの新たな降雪だ。
前日の20cmをプラスすると、
二日で50cmの大雪となった。
年末年始は異常と言えるほど、
小雪で平和だったのだが、
そんなことがいつまでも続くはずもなく・・・
とにかく除雪を終わらせないと出かけられないので、
暗いうちから外に出て除雪作業に取り組んだ。
そしてそれを終えて家を出た。
何度も言うが、
朝から除雪作業に追われると、
もう山に対するモチベーションがガタ落ちで、
全くやる気なし・・・
とりあえずHiromiを迎えに行ったものの、
さてどこへ向かおうか?
もう遠くまで行く気はない。
そこで栗山町の「坊主山」に登ることにした。
この山はHiromiのところから近い。
栗山町の「坊主山」は、
無積雪期だと麓に駐車スペースを確保できるので、
すぐ登れてしまうが、
積雪期は駐車スペースを確保できないので、
人が入った痕跡を目にしたことがない。
私はこれを栗山町桜山地区から入り、
二本の尾根を乗越して登っている。
この朝も栗山町桜山地区に行き、
町道の待避所に駐車。
そこから一旦下って田園の中へ。
そして田んぼを横断して、
向かい側の樹林に入った。
この辺りはまだ雪が少なく、
笹がむき出しになっている。
このむき出しになった笹の茎に、
スノーシューのアイゼンをひっかけて、
転倒することがあるので要注意だ。
樹林を抜けると伐採地に出る。
標高こそ低いが、
栗山町の田園風景がいい。
そんな風景を眺めた後、
南に向かって下る。
そして沢床まで下って、
対岸の斜面を登る。
これを乗越して下ると、
再び沢床となり、
これも対岸の斜面を登る。
この登りは伐採地と、
トドマツ林のどちらにルートを取るか?
どちらにしても足もとに切られた枝が散乱し、
不安定でなかなか進まない。
しかし登りきると、
歩きやすい作業道に出る。
それにのって歩を進めて驚いた!
昨年までそこに存在した、
トドマツの林がなくなっている!
伐採だ。
ピーク付近は以前から伐採されていたが、
その面積が格段に広がった。
いやあ、山はちょくちょく訪れないと、
その姿がどんどん変わって行くねえ。
伐採地の中を登り、
わずかな藪の奥へと進み、
二等三角点「坊主山」。
1年ぶりかな?
復路は同ルートのトレース上を歩き、
また尾根二本を乗越して駐車地へ。
コンパクトな里山ではあるが、
風景の良さも含め、
積雪期にはなかなか楽しめる、
我が原風景の中の一座だ。
楽しかったね~
2024.1.8 『於兎牛山』(オソウシヤマ・392m) Hiromiとコズが初対面!
1月の三連休最終日は、
コズを交えて近場の「於兎牛山」に登ることにした。
Hiromiを拾った後、
由仁町川端のJR川端駅でコズと合流し、
「クオーベツ林道」の入口へと向かった。
この朝降雪があり、
それを事前に予報で察知していたため、
除雪を終えてからの出発を想定し、
近場に決めていた。
また、この朝Hiromiとコズが、
初の対面となった。
林道入口に着くと、
いまだ積雪が少なく、
ツボ足で十分と判断。
3人そろってツボ足でスタートした。
すると林道にはブルドーザのキャタピラ痕が残っており、
既にきれいに除雪されていた。
林道奥で林業の活動か、
何か工事が進められているようだ。
おかげで楽に林道を歩くことができた。
林道を1kmちょっと歩いた、
「クオーベツ貯水池」のすぐ手前で林道を離れ、
左手の伐採地の中に続く作業道に乗り換えた。
この伐採地の風景がまたよく、
残されたトドマツの雰囲気がいい。
ここで先頭を行くHiromiのピッチが上がった。
Hiromiは我々との間隔を開け、
高い位置から我々の写真を撮ろうとしたのだが、
コズにはそんなこと理解できず、
必死について行く。
私から「Hiromiについて行く必要ないから、
マイペースで歩け」、
と言ってみたのだが、
時すでに遅し。
ヒーハーと呼吸を荒くし、
へたり込んでしまった、
めまいがすると言って。
どうにも苦しそうな状況だ。
コズはザックから栄養ドリンクを取り出して飲んだ。
そういう準備をしているんだなあ。
しばらく休むと呼吸も安定し、
また歩き始めた。
伐採地を縦断して上部林道にのった。
これは「クオーベツ貯水池」の手前にある、
林道分岐から伸びる「川端林道」だ。
初めて「於兎牛山」に登った時は、
この「川端林道」を忠実に歩いたが、
ひどく遠回りとなったので、
その下山は樹林の中に入ってショートカットした。
そのショートカットした樹林が一昨年伐採され、
今は広い伐採地となっている。
「川端林道」を歩いて行くと、
この朝までに降り積もった雪が、
木々に蓄えられて美しい風景が出来上がっていた。
そんな美しい風景を眺めながら、
「於兎牛山」の西面基部を巻くようにして、
南側に回り込んで行く。
西面は斜度がきつくて登れないためだ。
そして伐採地を抜けて1kmちょっと歩き、
「於兎牛山」ピークから、
南東に伸びる尾根に取り付いた。
この取り付き点辺りの風景がまた美しい!
降り積もったばかりの雪景色は、
本当に美しい。
尾根筋を忠実に詰めて行き、
三等三角点「於兎牛山」(点名:於壮志山)。
何度も登っているこのピークだが、
雪の下の三角点標石を見つけられない。
そしてあきらめようとした時だった。
コズが探し当てた。
また、そこにある個性的な私製標識を、
Hiromiが目にするのは初めてだ。
Hiromiとコズがおやつ交換をしている。
しかし私は何も用意しておらず、
二人からただもらうだけ。
女性ってどうして山で、
このおやつ交換をするのかねえ・・・
下山は同ルートを引き返した。
再び美しい雪景色を楽しむ。
そしてこの日初対面となった、
Hiromiとコズの会話がはずむ。
楽しく歩いて駐車地へ。
するとコズがいつものように、
着替えも何もなく、
風のように去って行った。
そこで残った我々はゆっくり後片付けと着替え。
最後に車を走らせるとHiromiが言った、
「コズさんて、いい人だねえ!」。
よかったな、コズ!
2023.12.26 『東山奥』(274m) 直近で再びコズとともに!
10連休初日の午前中、
コズと栗山町南角田で「御園山」に登った後、
もう一座へと案内することとし、
直近の「東山奥」に向かった。
車での移動距離は5分ほどだ。
先日の22日にも単独で登った山ではあるが、
移動距離が一番短いこと、
コズが未踏であることから再び登ることにした。
現地は22日に訪れた時より、
積雪が明らかに増えていたので、
林道入口まで車を入れることはせず、
町道脇の集会所前に車を止めさせていただいた。
そして町道から農道へ。
この間約1kmほどの歩行で「雨霧林道」入口へ。
ここはエゾシカの防護柵扉と、
林道ゲートが重なっている。
「雨霧林道」に入ると、
すぐに右手の「円山越林道」に乗り換えた。
ここでもコズがスマホを手に、
写真を撮ったり方位の確認をしている。
積雪は増えたものの、
それでも15cm程度か?
ツボ足の歩行に支障はなく、
快適に歩を進める。
そんな中でコズが、
家に飾る植物や枯れ枝が欲しいと言い、
それらを物色しながら歩く。
この日の予報は、
昼くらいから湿った雪が降り出す、
とのことだったが、
空を見上げると降り出しそうな雲ではあるが、
なんとか踏みとどまってくれているようで助かる。
ゲートから1kmちょっと歩いた地点で、
上空を走る送電線の作業道に入った。
そして急斜面の作業道を登って行くと、
突然前が開け、
送電線を支える鉄塔の基部に達した。
南北に走る送電線の真下に、
延々と刈りわけ道が続いて行く。
この刈りわけ道を、
北海道電力は定期的に笹刈り作業をしている。
送電線を全道に張り巡らせることは、
信じられないような大事業だったが、
それを維持する作業もまた、
ひじょうに大規模なものだ。
鉄塔の下を潜り抜けて藪に入った。
背の低いコズが笹に埋もれる。
しかし長くは続かず、
すぐに濃い部分を抜ける。
すると笹は薄くなり、
丈も低くなって歩きやすい。
あとは前方奥に見えるピークを目指す。
そして四等三角点「東山奥」。
薄く低い笹のピークで、
三角点標石が地面から突き出ているため、
近付けは目につく。
そして記念撮影をすると、
どういうわけかコズが左足を上げる。
不思議~っ!
下山は同ルートを引き返した。
その沿道でコズが笹の葉をちぎったり、
松の小枝を拾ったりして行く。
みな家で正月飾りにすると言う。
「そんなものばかり拾って歩いて、
お前の家ゴミだらけなんじゃないの?」、
と言ってしまったが、
「うん、もうだいぶ片付けた!」、
と返ってきた。
と言うことは、
やはりゴミだらけだったんだねえ。
自然のものを好むのは良いことだが、
決してコズの家の中を見たくはない。
林道からゲートを越え、
農道を歩いて駐車地へ。
するとコズは瞬く間に片づけを済ませ、
「またお願いしま~す!」、
と言い残して帰って行った。
残った私はいつものようにゆっくり後始末をし、
悠々と帰途に着いた。
降られるはずの雪が、
全く降らなかったことに感謝!
2023.12.26 『御園山』(ミソノヤマ・284m) 久しぶりにコズを案内
私の仕事は25日(月)で終了。
それも月曜の朝出社して、
大量の荷物を片付けただけで、
11時過ぎには帰宅した。
そして午後、女房と年末用食料の買い出し。
それで家のことは一応落ち着いた。
あとは子供たちがやってくるので、
年末年始の食物を大晦日に買うだけ。
しかし、何でもかんでも値上がりして、
金かかるね~
結局早くに仕事が終わったため、
10連休となった初日、
ずいぶん久しぶりに、
コズと同行することになった。
最近三角点を訪ね歩くようになったコズを、
近場の三角点ピークへ案内する。
そこで選んだのが、
ごく近い「御園山」だ。
この日の朝栗山町南角田で合流。
除雪終点を駐車地として、
「不動の沢林道」に入った。
すると路面にスノーシューの跡が残っており、
それも複数人数のものだった。
これは「天狗山」(330m)を往復したものだ。
思えば先日ヤマッパーが2組、
ここを歩いていた記事を見た。
そしてそれを見た他のヤマッパーがまた訪れたか?
ヤマッパーは一人が珍しいところに登ると、
我も我もと次々続く。
誠に恐ろしい集団だ。
この日同行したコズもヤマッパーで、
数年前「天狗山」にコズを連れて登ったことを思い出す。
そもそもの発端はコズか!?
まあそうなってしまっては致し方ない。
静かな山だったんだがなあ・・・
次回は別ルートを開拓して登ろう。
駐車地から1.5kmほど歩いた地点で、
ヤマッパーの強固な踏み跡が残る林道を離れ、
沢沿いの藪に入った。
しばらくの間作業道跡をたどって行くが、
いずれ藪に埋もれてしまう。
そこで右手に杉の木が見えたところで、
上部の尾根上を目指して登って行く。
それにしても、
どうしてここにないはずの杉の木があるのか、
何度見ても不思議だ。
尾根にのると、
目の前に目指す「御園山」が姿を現す。
あとは尾根筋をたどって行く。
コズが時折スマホを手にして、
方向を探っている。
尾根筋の藪は薄く快調に歩き、
四等三角点「御園山」。
この山は私の原風景の中の一座であり、
幼少のころ暮らしていた、
栗山町南学田から最も近い距離に位置する。
下山は登路の尾根筋を途中で斜面下に下らず、
直進して下降。
すると広いゴルフ場に出る。
しばらくゴルフ場を歩くが、
雪面に出ている雑草の様子をみると、
既に閉鎖されて営業はしていないようだ。
ゴルフ場から林道に下り、
また踏み固められた林道を歩いて駐車地へ。
コズに「もう一つ行くか?」、
と尋ねると「お願いします」。
そこで簡単な昼食を済ませ、
直近の山へと移動した。
2023.12.24 『三角山』(栗山・330m)~『南高山』(284m) 広い風景を楽しみ二つを結ぶ
この日はクリスマスイヴ。
全然関係ないけどね~
先週末の土曜日も出勤したが、
もう工場の製造、中間処理、出荷とも、
全てが金曜日の夕方までに完了したため、
朝から大掃除に取り掛かった。
そして昼には解散!
まあ、私は倉庫の棚卸しが残っていたので、
15時に退社したが。
今の勤め先の最も良いところが、
このように突然休みに入ること。
本来は27日まで出勤し、
28日から年末年始休暇に入るのだが、
仕事が終わってしまったと言うか、
終わらせてしまった以上は、
残りの出勤日は有給休暇を取得する。
おばちゃんたちが多いので、
早く休みに入って、
家事全般に精を出したいのよ。
年明け4日まで休みが続く。
日曜日の朝雪が積もっていたので、
暗いうちから除雪をし、
Hiromiを迎えに行った。
すると気温が-15℃。
寒いわけだ。
その後栗山町の南端へ。
夕張市との境界近くで、
林道の入口に車をとめ、
エゾシカ防護柵のゲートを越えて、
林道に入って行った。
この朝は大した降雪でもなかったが、
除雪車が入った後だった。
しばらく除雪された林道を歩いて行くと、
小さな建物が現れる。
除雪はこの施設のためのものだった。
従ってその先は除雪されていない。
しかし積雪は少なく、
ツボ足で快適に歩ける。
林道が分岐を迎えたところで、
それを離れて台地に上がった。
すると広々とした風景が広がる。
以前ここは広い畑だった。
しかし最終農家が離農した後は、
原野と化して雑草が生い茂った。
今回もそれを承知でここに上がったのだが、
どうも様子が違う。
きれいに整備されたようだ。
そして地面をよく見ると、
細くか弱いものが生えている。
おやおやカラマツの苗木じゃないか!
どやら畑をあらためて整地して、
カラマツを植えたようだ。
このカラマツの苗木が成長し、
立派な林となるころには、
もうこの世にいない私・・・
カラマツの植林地を過ぎて尾根にのると、
またまたびっくり!
笹が刈られた登山道の様な道ができていた。
これも植林作業に関わることなのだろう。
笹刈りされた小道は、
尾根筋を我々が進む方へと伸びている。
従って藪を漕ぐことなく、
楽々「三角山」の基部に達した。
そして陽光が降り注ぐ中、
わずかな登りで、
四等三角点「三角山」。
「三角山」から一旦刈りわけ道に戻り、
再びそれを利用してやってきた方向へと戻って、
カラマツの植林地を横断して西に向かった。
次に目指す「南高山」が見えている。
その後一旦林道まで下った。
すると我々より後に入ってきたタイヤ痕が!
ハンターだ。
一瞬緊張が走った。
ハンターに人間がいることをアピールするべく、
雪原に二人の足跡をしっかりと刻んで進む。
そして一旦樹林に入り、
それを抜けると南北に走る送電線の下に出た。
送電線をくぐった奥に「南高山」のピークがある。
ここからは完全な藪漕ぎだ。
笹の斜面を登って尾根筋へ。
その後はほぼ北に向かって尾根上を歩き、
四等三角点「南高山」。
木々の隙間から、
南空知の田園地帯が透けて見えている。
下山は樹林帯を抜けるまで同ルートを戻る。
そしてそれを抜けたところで、
ショートカットして林道に下った。
例のハンターのものと思われるタイヤ痕を確認すると、
既に戻って行った後だった。
林道をスタスタ下って駐車地へ。
晩秋以降は毎回天候に恵まれている。
この日だって予報は終日「曇り」、
とのことだったのだが、
結果はご覧の通りの晴天だった。
ありがたいことだ。
Hiromiとは夕方あらためて、
久しぶりの「反省会」とした。
夕方とあるスーパーのフードコートへ行くと、
駐車場は 混んで人も大勢いた。
早く家に帰ってクリスマスを楽しまないのね~
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