goo

2023.12.22 『東山奥』(274m)  遅い積雪で楽ちん林道歩き

 

 今日は冬至!

とうとう今年もこの日がやって来た。

6月の夏至から日ごとに日が短くなり続け、

その事だけでも憂鬱になる。

しかし、これからは日が長くなっていくことに希望がもてる。

そんなことを思い続けて、

今年も暮れていく。

   今日はかねてから予約しておいた、

コロナワクチンの7回目接種日だった。

それで仕事を休んだのだが、

予約指定時刻が15時だったので、

その前に山へ、

と言うことで、

今朝家を出て栗山町東山地区に向かった。

東山地区で停車し、

上空を見上げると、

雪雲と青空の境界線から、

わずかに青空側にいることがわかる。

 道々から農道に入り、

「雨霧林道」の入口へ。

ゲートの手前に駐車スペースがある。

昨夜から結構な量の降雪予報があったので、

今日の積雪の状態を見ておきたかった。

 エゾシカの防護柵と、

林道ゲートを越えてスタート。

積雪はほんのわずか。

すぐ右手に現れる「円山越林道」に乗り替えた。

路面にはハンターのものと思われるタイヤ痕が残っていたが、

今日のものではなかった。

 美しい青空の下、

快適に歩を進めていく。

そこでふと気付いた。

前回のこの林道を歩いた時より、

なんだか明るい感じがする。

理由はすぐに理解できた。

間伐作業がなされ、

太い針葉樹が、

ところどころで伐採されていた。

じきに大がかりな伐採が入るのだろうか?

 林道ゲートをから2kmほど歩いた地点で、

左手に登山道のような小道が現れるので、

これに入って登っていく。

この小道は上空を走る、

送電線の保守点検用の作業道だ。

そして間もなく送電線を支える、

鉄塔の直下に達した。

送電線は南北に走っている。

この鉄塔から藪に入ってピークを目指す。

藪ははじめ結構濃いが、

すぐに薄くなってくれる。

それを登っていくと、

前方に明らかなピークが現れ、

四等三角点「東山奥」

昨年の暑い頃、

ここに立ったことを思い出す。

 下山は同ルートを引き返した。

送電線に沿う作業道を下ると面白いのだが、

この後用事があって、

追分に向かわなければなはなかったので、

最短時間で戻ることにした。

 静かな林道を歩いていく。

送電線の鉄塔の辺りで降り出した雪も止み、

再び青空が広がった。

大変気持ちよく歩いて駐車地へ。

そして追分に向かって車を走らせた。

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.12.3 『馬追』(ウマオイ・229m)  変わり行く林道や樹林

 

 12月最初の週末日曜日の午前中、

「支安平奥」への真新しく美しい林道歩きを楽しんだ後、

帰路の途中で馬追丘陵に寄った。

馬追丘陵は北の「長沼スキー場」から、

南の道々1008号線まで車道と遊歩道があり、

1008号線から更に南の、

国道274号線までは林道が続いている。

従ってそれらを利用すると、

南北縦断12kmのトレッキングが楽しめる。

2か月前に北の都市からMegがやってきたとき、

この「馬追」に、

道々1008号線から林道を利用して登った。

それを今回は南端の、

国道274号線から登ることにした。

こちらからHiromiが登ったのは、

積雪期だけじゃなかろうか?

 国道274号線を由仁町三川から、

長沼方面に4kmちょっと走ると、

右手に林道の入口が現れる。

もう荒廃した林道のため、

ちょっとわかりにくい。

枯れた草に車体をこすりながら入って行くと、

車1台分の駐車スペースがある。

これを駐車地としてスタート。

 林道を進むと、

すぐにゲートが現れる。

そしてゲートを越えて「由仁林道」に入った。

こちらのゲートを利用して車が入ることはなくなったようで、

廃道寸前の状態だ。

ただ樹林の中で林業は活動しているので、

他の入口から出入りしているのだろう。

 林道脇のトドマツに、

「人工造林地」の標識が付けられていたが、

「S6」と書かれている。

つまりここの植林が昭和6年になされたと言うことだ。

昭和6年と言えば、

もうとっくに亡くなった、

私の母親が生まれた年。

ここではそんな昔から林業が盛んだったことを思うと、

なんだか感慨深いものがある。

 林道を進んで行くと、

トドマツの林の中に、

作業道が縦横に走っていた。

これまでになかったもので、

伐採が始まるのか?

また、以前崩れていたところが修復されていた。

荒れてきてはいるが、

まだまだ利用価値のある林道と言うことだ。

まあ、歴史がある林道だからなあ。

 林道ゲートから1キロ半ほど歩くと、

正面にうっそうとした塊が現れる。

これが「馬追」のピークで、

左から回り込むように付けられている作業道に入る。

そして間もなく作業道を離れて藪へ。

笹をかき分けながら進み、

三等三角点「馬追」。

  すぐに藪を抜けて林道に戻った。

そこで新たに伐採されたところに立ち、

南空知の田園風景を眺めた。

標高が低いので高度感はないが、

これはこれでいい眺めだ。

のどかだ~

 下山は同林道をのんびり歩いて駐車地へ。

このところ天候に恵まれた中での山行が続き、

毎回楽しい思いをしている。

仕事が忙しい時期ではあるが、

そんな山行が続き、

なんだか満たされた感じぃ・・・

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.11.26 『炭鉱山』(169m)  何故こんなところで炭鉱山!?

 

 11月最後の週末26日の朝、

前日に続き安平町追分旭地区へと車を走らせた。

この日の目的は、

地理院地図で拾った「炭鉱山」。

旧産炭地夕張からちょっと離れた位置で「炭鉱山」とは、

自然に興味がわく。

追分旭地区で「安平川」に沿って伸びる林道に入り、

「春日林道」の入口に駐車。

駐車位置を決めて車外に出ると、

「バーン!」

銃声だ!

しかし距離はかなり遠い。

続けてバーン、バーン、バーン!

近くにハンターが入っていないことを願うが、

この林道にそんなことを予感させるタイヤ痕は残っていない。

引き続き準備をしていると、

バーン!!

今度は目の前の小山を越えた辺りからの銃声だ。

いや~な感じ。

それでもこの朝登る、

と決めた山には向かうことにした。

もしHiromiが一緒だったら、

迷わず中止したところだが、

単独だと身軽だ。

人が入った気配のない「春日林道」を進んで行くと、

300mほどでチェーンゲートが現れた。

そして分岐となるので、

右手の林道に入る。

すると突然前方が開け、

伐採地が現れた。

これよ、これ!

この伐採地の風景が見られることを期待して出かけたのだ。

左手に広がる伐採地の麓を、

巻くように林道が伸びて行く。

銃声が聞こえた方向に近付いているのではあるが、

その後銃声はしない。

獲物を捕らえて解体中か?

 美しい伐採地を眺めながら進んで行くと、

前方に目指す「炭鉱山」が確認できた。

その時遠い樹木の枝に鳥がとまっているのを発見!

コンパクトカメラのズームで捉え、

帰宅後パソコンに落として、

それがワシだったことを知った。

黄色いくちばしが、

いかにも「ワシ」そのものらしくていいねえ。

 適当なところから、

意を決して藪に入った。

あとは藪の濃さが問題だ。

はじめは枯れたヨモギが少々うるさいくらいで、

たいして気にはならない。

その中で小沢が現れ、

その上をエゾシカの防護柵が連なっていたので、

小沢の中の扉を開けるのにちょっと手間取った。

そしてそれを抜けると、

間もなく笹薮へ。

この笹の濃さがポイントだったが、

ありゃ~っ!

薄いじゃないの~っ!

標高も標高なので、

その後はスイスイと登り、

四等三角点「炭鉱山」

そこに「炭鉱」を連想させるものは何もなかった。

 再び笹薮の斜面を下って、

面倒な小沢中のエゾシカ防護柵を抜けて林道へ。

この後は伐採地に戻り、

その風景を上部から眺めるべく、

伐採地の斜面を登った。

そして上部に達すると、

直前に登った「炭鉱山」が、

くっきりと見えていた。

その後伐採地の広い風景を、

しばし眺めながら歩いて林道に下った。

途中で空に奇妙な雲を発見!

自然は面白いねえ。

そして駐車地へ。

予想以上に良い山行だったことに感謝!

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.11.25 『本安平奥』(244m)  広がる初冬の伐採地

 11月最後の週末は、

Hiromiと別行動だったので、

近場の山へと出かけた。

この朝持病の痛風の薬が切れたため、

まず医療機関へ行った。

それけで出るのが遅くなってしまった。

そうなるとモチベーションがガタ落ちで、

どうにかこうにか安平町追分に向かった。

 安平町の北の端、

追分旭地区で「本安平越林道」に続く、

名も知らぬ林道に入った。

ハンターの存在が気になったが、

路面に続くタイヤの跡はこの日のものではなかった。

ホッとして進むこの林道には、

これまで何度か足を踏み入れたことがある。

 林道を走って行くとチェーンゲートが現れるので、

その前の路肩を駐車地とした。

そして車外に出て驚いた。

目の前に伐採地が広がっている。

前回ここを訪れた、

1年半前には見られなかった光景だ。

新たな伐採地はどこまで広がったのか、

興味津々でチェーンゲートを越え、

「本安平越林道」に入った。

この時すでに昼近く。

よい天候と伐採地の風景が、

登行意欲をかきたててくれた。

 5~10cmほどの積雪を踏みしめて進む。

林道脇を流れる沢は「安平川」。

歩き出して間もなく、

左手に作業道が現れ、

伐採地に向かって伸びていたので、

その風景が見たく、

作業道を登った。

すると期待通り純白の風景が広がった。

ただこの伐採地は面積が狭かった。

 再び林道に下って先へと進む。

そして上空を走る送電線の下をくぐったところで、

右手に現れた作業道に入った。

するとこちらにも伐採地が広がる。

開放感のある美しい風景を眺めながら進む。

そして作業道は、

一旦広葉樹林の中に入るが、

すぐに抜けると前方に目指すピークが現れた。

青空の下でなかなか良い景観だ。

 斜面に刻まれた作業道を、

忠実に登って行くと、

突然開けた風景が広がる。

そこからは青空と雪雲の境界が、

くっきりと確認できる。

 この後すぐ近くのピークに向かうも、

濃い笹の中で標石を探し出す意欲はなく、

以前無積雪期に標石を確認していることもあり、

あっさりあきらめて下山開始。

 駐車地に戻ると14時半。

もう一座と思っていたが、

もう夕暮れも早いので、

そのまま帰途に着いた。

ただ新たな伐採地が広がったこの辺りに、

更なる伐採地が広がったのでは?

と言う思いに後ろ髪を引かれるようで、

この翌日再びこの地を訪れることとなった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.11.4 『竹ノ子山』(156m)  青空と広い風景が好き!

 

 11月の三連休中日の午後、

三笠市幌内地区で「松倉沢」(三等三角点)から下山し、

この日は車中泊の予定だったが、

自宅から比較的近いこと、

翌日は夕張の山に登る、

と変更したことで、

一旦帰宅することにした。

その方がよく眠れるし、

疲れもとれるというものだ。

しかしその前にまだ日は高く、

何よりも天気が良いので、

もう一座へ寄ることにした。

 栗沢町上幌で道々から西側の林道に入った。

舗装された林道をしばらく走ると、

左手に荒れた作業道が現れるので、

その入口に駐車。

ここから「竹ノ子山」を往復する。

私は9月に単独で歩いた作業道だが、

そのときは「めまい」で体調を崩した後で、

頭がボーッとし、

胸もムカムカ状態だったので、

せっかくの風景を思うように楽しめなかった。

また、私同様広い風景を好むHiromiにも、

ここの風景を見せてやりたかった。

 標高は低いが、

スタート時点で既に広い風景が広がっており、

栗沢町の田園地帯が望める。

広い伐採地の中に続く作業道は、

水たまりが多く、

全体的にウェットで歩きにくい。

しかし、前方遠くに見えるトドマツの林が、

誠に良い雰囲気だ。

そんな素晴らしい風景は、

上空に広がる青空がいっそう引き立たせている。

 ここで思い出したことがある。

私が小学生だったころ、

当時通っていた栗山小学校の高学年遠足は、

目的地がこの辺りの、

もう少し南側の丘だった。

そこから眺める栗山町の田園地帯の風景に、

深く感動したことを今でも覚えている。

私が5年生のことで、

もう半世紀を過ぎた、

58年も前の話しだ。

そのころからこの辺りの風景を眺め、

感動していた自分に、

今更ながら驚かされる。

 歩き出して1kmほどで、

目の前のトドマツ林に入った。

そして少々濃い藪をかき分けて、

三等三角点「竹ノ子山」。

広く見通しの良い風景の中を歩いてきたが、

残念ながら三角点ピークは藪中で視界がない。

 ピークから作業道に戻り、

また広い風景の中を歩く。

本当に良い天気で、

ひじょうに気持ちよく歩き、

舗装道路脇の駐車地へ。

いやあ、いい日だったねえ!

この翌日はホームグラウンドの夕張で、

カラマツの紅葉を楽しむことにした。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.11.4 『松倉沢』(マツクラザワ・231m)  廃道の林道から藪尾根へ

 先日の三連休中日の朝、

三笠市幌内で「幌内」(三等三角点)に登った後、

車ですぐ近くまで移動。

「奔幌内川」そばの市道脇に駐車。

幌内地区奥のこの市道は、

広い舗装道路なのだが、

ほとんど車が通ることはない。

ここを起点に古い林道を進み、

上部で尾根歩きに切り替えて、

周遊するルートをたどる。

そしてその上部で、

カラマツの紅葉を楽しみたい。

 駐車地に着くと、

クロカン四駆が2台停まっており、

車外で登山の格好をした男女2名が話し込んでいた。

「ええーっ! こんなところに登る人いるの~!?」

と驚いた。

こちらも車外に出て準備を始めると、

男性が話しかけてきた。

しかしどうも話しがかみ合わない。

それもそのはず、

その二人は山登りの格好をしているものの、

目的は登山ではなく、

昔の炭鉱跡を見て歩いていると言う。

山に入って遺構を探す格好だったのだ。

しかし、色々な人がいるものだ。

 駐車地より一段下に下り、

「奔幌内川」に沿って伸びる林道に入った。

林道とは言ってもとっくに廃道となっており、

2年位前まではタイヤ痕が残っていたが、

倒木が道をふさぐところもあり、

今は車での走行なぞ不可能だ。

 ヨモギやキクイモなどの雑草に覆われた林道は、

ひじょうに歩きにくい。

それらの雑草が枯れた今だからまだよいものの、

盛期のころならひどい苦労をすることになる。

 歩き出して1km弱で分岐が現れるので、

これを左の枝に入った。

すると林道は更に荒れだし、

雑草に加えて笹に覆われた部分も出てくる。

林道が決壊した地点では、

軽い渡渉をして先へと進む。

すると間もなく平たんだった林道が、

傾斜を増して明らかに登って行く。

そしてこの登りとなると、

林道を覆う雑草は薄くなった。

春にこの林道を歩いた時には、

ウドがたくさん自生していた。

 蛇行して伸びる林道は、

210で最高標高を迎えた。

すると辺りはカラマツの林となる。

黄金色に染まったカラマツの風景を、

しばし楽しみ、

林道を離れて藪尾根に取り付いた。

笹は少々濃いが、

茎が細いので問題ない。

そんな藪をひと漕ぎして、

三等三角点「松倉沢」。

木々の葉が落ち、

遠くの風景が透けて見えるピークで昼食とした。

 下山は三角点ピークから、

先へと伸びる尾根筋を歩いて行く。

この尾根は笹の濃い部分もあるが、

おおむね快適に歩ける。

実際Hiromiが、

「いい尾根だねえ」、

と口にした。

しかしその途端、

「今どこに向かってるの?」、

「おいっ!!」。

どこまでもとぼけたやつだ。

 広葉樹の葉が落ちたその先に、

直前に登った「幌内」や、

三笠の山々が見えている。

この辺りの三角点ピークもずいぶん登り歩いた。

 最後は尾根の末端から、

「奔幌内川」に下り、

渡渉して廃道の林道へ。

この時点でちょうど一周したことになる。

手ごろな楽しいルートに、

Hiromiも満足して駐車地へ。

どこに向かっているのか、

さっぱりわかってないけどねえ・・・

 後かたずけを済ませ、

車を走らせたが、

天気が良くそのまま帰途に着くのは惜しいので、

もう一つ広い風景を眺めて帰ろう!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.11.4 『幌内』(310m)  深まり行く秋を楽しもう!

 先日の今年最後となる三連休中日は、

久しぶりに芦別方面の山に入ろうと、

車中泊一泊の用意をして家を出た。

そしてHiromiを迎えに行き、

三笠経由で芦別を目指した。

栗沢町から三笠市を走って行くと、

カラマツの紅葉が実に美しい。

紅葉の最後はこのカラマツだ。

黄金色に染まった里山を眺めながら走り、

「桂沢ダム」を過ぎた時だった。

周囲の風景がガラリと変わった。

それまでの美しい紅葉が失せ、

見渡す山々は白骨に似た白樺ばかり。

急に寂しくなりHiromiに言った、

「戻って三笠で紅葉を楽しむかぁ?」、

「そだね~」。

Hiromiと二人だと、

自由に変更できるのがいい。

即Uターンをして三笠に戻った。

そしてこの時期に登ったことがない山に登ることとし、

三笠市幌内地区へと向かった。

幌内地区の最奥で市道脇に駐車。

徒歩で林道を歩き出した。

すぐに三笠市が炭都として栄えしころの名残である、

古い変電所の前を通った。

その先で通常はチェーンゲートが、

施錠されて閉じられているのだが、

この日はチェーンが外されたままになっていた。

ハンターに対する林道開放か?

ここはダイヤルキーではないので、

外しておかなければ車両が進入できない。

路面のタイヤ痕を気にしながら歩を進めるが、

この朝車両が走行した痕跡はなく、

ホッとして歩いて行く。

 林道周辺では広葉樹の紅葉が既に終わり、

ところどころで赤や黄色の葉が残っているだけだ。

そして目当てのカラマツは、

この辺りにはあまりなく、

林道の中間ほどで現れる伐採地の向こうに、

わずかに黄金色を見せているだけだった。

しかし、辺りを包む空気がひんやりとして心地よく、

実に気持ちよく歩ける。

  230まで高度を上げると、

突然目の前に広大な伐採地が現れた。

ここで林道を離れ、

伐採地に入った。

この伐採地は数年が経過しているので、

下草や新たな幼木が生えてきている上、

切りはらわれた枝が散乱しているので、

ひじょうに歩きにくい。

しかし広い伐採地故、

遮るものが何もないので、

登るほど背後に素晴らしい風景が広がって行く。

ちょうど上空の青空も広がりだし、

「気持ちいい~」と声が出る。

視界の中には三笠の市街地も見えている。

広い風景はいいね~

 最後は伐採地の最奥で、

明瞭なピークに立ち、

三等三角点「幌内」

取り付けた方の主観で、

「山」とつけた私製標識がある。

また三角点標石のすぐ横に、

深い穴が開いている。

まるで小規模な火山が噴火した跡のよう。

これはいったい何なのか?

まあ、炭都としての歴史がある地域だから、

炭鉱関連の何かがあったのだろう。

 下山は三笠市の風景を眺めながら伐採地を下り、

林道を忠実に戻って変電所跡へ。

するとそこに今まで気付かなかった、

「幌内神社」跡と言うものがあったので、

ちょっと覗いてみた。

コケにまみれた石段が歴史を感じさせるが、

その上部は悲惨な状態だった。

そして駐車地へ。

まだ早いのでもう一座へ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.10.29 『宇佐美』(194m)  原風景の中で紅葉を楽しむ

 

 先日の日曜日は、

Hiromiの車のタイヤ交換をしてやらなければいけなかったので、

またごく近場で紅葉を楽しむことにした。

タイヤ交換てのは、

取り掛かればたいした時間を要するわけじゃないんだが、

それを控えているとどうにも落ち着かないものだ。

 

 この朝Hiromiを迎えに行って向かったのが、

栗山町桜山地区。

当ブログで何度も紹介してきたが、

この地区には「桜山池」という人造湖があり、

その周囲を大きく周る林道が走っている。

歩行距離は6.4km。

これを時計回りで歩き、

沿線の紅葉を楽しむ。

 私が小学校に就学した時点で住んでいた、

栗山町湯地から最も近い三角点ピークが「宇佐美」で、

この林道沿いにある。

小学校の高学年になると、

砂利道をホコリにまみれて、

自転車で何度か訪れたことを思い出す。

当時は池に「魚釣り禁止」と、

立て札があったこともはっきりと覚えている。

また、その当時は現在のような林道などなく、

登山道のような細い小道があり、

それをたどって池の反対側まで行ったこともある。

もう60年近く前の話しだ。

 なじみ深い「桜山池」に着くと、

やはり紅葉が深まっており、

歩くのが楽しみだ。

エゾシカの防護柵扉を開けて、

林道に足を踏み入れる。

こちらもハンターの存在が気になるが、

林道の路面に最近車が走った痕跡はなく、

水たまりの水も透き通ったままだ。

安心、安心・・・

 辺りは赤、黄、オレンジの葉が、

実に美しい景観を見せていた。

その美しさを写真に収めようと、

立ち止まってばかりいる私に対し、

Hiromiは相変わらず黙々と歩くだけ。

 歩き出して2km弱で、

一旦林道を外れて藪に入った。

そして三等三角点「宇佐美」

三角点標石のすぐ北側の黄色い世界が美しい。

この北側の斜面を下って行くと、

「栗山ダム」に至る。

 藪から林道に戻って歩を進めると、

右手に広い伐採地が現れ、

左側は茶系のクヌギの紅葉が、

また違った雰囲気を醸し出している。

そして林道はまた赤や黄色に染まった中を行く。

すると西側に別の伐採地が広がる。

これは2年前に伐採されたところだ。

そこからは田園地帯の向こうに、

馬追丘陵が見えている。

天気はいいが、

この日もなんだか空気が濁った感じだ。

 更に歩を進めて行くと、

第三の伐採地が現れるので、

ちょっと座って休憩だ。

Hiromiが饅頭とバナナを食べていた。

朝食でカレーをたらふく食べた私に空腹感はなく、

食べるHiromiを、

見てるだけ~

 伐採地をあとにすると、

いよいよこのルートの最終段階に入る。

支線林道に入って大きな水たまりの多い、

荒れた林道を歩き、

頭上を走る送電線の下に出ると、

あとは「桜山池」へと下降する。

ここまで歩いてきた山並みが、

逆方向から眺められ、

どこも紅葉に染まって美しい。

 「桜山池」に下ると、

前方にオレンジ色の衣服をまとった人物が、

ゆっくりと歩いていた。

ハンターだ!

何か獲物を探しているようだが、

ここには何もいない。

近付くと挨拶をしてきた。

銃を持っていることで気が引けるのか、

なんだかペコペコしているように感ずる。

 駐車地に戻ったあとは、

Hiromiの家に行き、

タイヤ交換を済ませて帰宅。

そして夕方あらためて「反省会」。

そしてこの日の費用は、

トーゼンHiromiもち!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2023.10.28 『長官山』(チョウカンザン・254m)  外せない紅葉!

 

 先週末土曜日の午前中、

栗山町の「天狗山」で紅葉を楽しんだ後、

近くの馬追丘陵まで戻り、

長沼スキー場麓を駐車地とした。

そして舗装された町道を歩き出した。

 馬追丘陵の『長官山』は、

なかなか紅葉の美しいところで、

盛期はおおよそ10月末あたりだ。

数年前に初めてここの紅葉を目にしたときは、

「ここでこんな素晴らしい紅葉!?」

と驚いたものだ。

 長沼スキー場から、

旧マオイゴルフ場に抜ける町道は、

舗装された立派な道だが、

いったい一日に何台ここを走る車があるのか?

ほとんど車が通らないので、

まあ安心して歩ける。

しかしそんな寂しいところを悪用する輩もいるわけで、

道路際の不法投棄を目にした。

この辺りは不法投棄が目につくところでもある。

 舗装道路の途中で、

「長沼スキー場」の上部に出るところがある。

そこからはスキー場と、

空知平野の広々とした風景を眺められ、

私が好むポイントだ。

ただこの日はやはり空気に透明感がなく、

ぼんやりとしていて、

遠くの景色を見渡せなかった。

 舗装道路は最高標高を迎える辺りで、

巨大アンテナの直下を通る。

そして下降を始めると、

すぐに分岐が現れるので、

これを左手の砂利道に入る。

すると期待の紅葉が始まるのよ~

砂利道は細尾根の上に付けられ、

その両側の紅葉が素晴らしい!

この風景を一度目にすると、

毎年ここに足が向く。

 めったに車が通ることのない砂利道を、

写真を撮りながらゆっくり進む。

そして右手に「文学台」へと続く遊歩道が出合うと、

これを左に進んで『長官山』へと向かう。

間もなく『長官山』のピークに達するが、

そこで目にした空知平野が、

やはりぼんやりしていて、

その向こうに見えるはずの山々が、

霞の中にあって全く見えない。

いったいどういう現象なんだろうね?

 『長官山』のピークを過ぎて、

「火葬場コース」に入る。

するとそこに素晴らしい紅葉が広がる。

赤い葉が中心なのだが、

今年は赤くなり切らず、

オレンジ系が多い。

 とりあえずこちらの紅葉は、

ピークの近くが主なので、

それを見た後は再びピークへと登り返し、

スキー場に向かって下降した。

砂利道を下りながら、

再び素晴らしい風景の中を歩くのだが、

登りとは逆方向から眺める紅葉は、

また新鮮に見えて楽しい。

そして砂利道から舗装道路を下り駐車地へ。

この舗装道路の下りで、

乗用車2台とすれ違った。

ひじょうに珍しいことだ。

 今年の紅葉はいったいどうなるのか?

と心配したが、

結局いいものをみられたことに感謝!

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

2023.10.28 『天狗山』(栗山・330m)  一番美しいとき

 時の流れが速いと、

常々感ずる中で、

秋の紅葉の時期もあっと言う間に過ぎて行く。

今年はいつまでも暑さが続き、

紅葉はいったいどうなるのかと心配した。

そして寒くなったと思ったら、

一気に山が染まりだした。

しかし間もなく里山の紅葉も終わりを告げる。

そんな紅葉の良いポイントを、

何か所も知っている。

コロナ禍のころは休みが多かったので、

ずいぶんあちこち見て歩けた。

しかし、勤務がコロナ禍前に戻った今は、

土日しか時間がないので、

どこに絞ろうかと迷う。

そこで今回決めたのが、

ごく近場で外れのないところ。

 先週末の土曜日は、

栗山町の「天狗山」に登って、

林道の両側に広がる紅葉を楽しむことにした。

この日はHiromiが、

身内の法事で山に行けないため、

近場としたのは、

その辺のこともある。

燃料代節約だ。

 Hiromiと言えば、

私と山で知り合って10年が経過したのだが、

毎年開催される、

身内の法事に出席するようになったのは去年からだ。

それまでは「法事より山へ」、

と言うのがフツーだった。

とにかく山へ、山へ、

と言うガツガツさが消えて落ち着いた。

ようやく大人になったのかしら・・・

 土曜日の朝家を出て、

栗山町南角田に向かった。

そして「不動の沢林道」入口を駐車地として、

徒歩でスタート。

駐車地周辺から既に、

美しい紅葉が広がっており、

予想通りドンピシャだった。

しかし、この日は空気がどんよりとよどんでいる上、

前夜からの雨の名残である、

低いガスが辺りを覆って暗い。

せっかくの鮮やかな色が、

美しさ半減だ。

それでも十分美しい中を歩いて行く。

赤や黄に染まった葉が、

それは見事な世界を創り出す。

ここは私の原風景の中の山。

小学校就学前に住んでいた南学田地区から、

最も近い位置にある。

その当時から、

いやもっともっと遠い昔から、

ここにはこんな素晴らしい紅葉が、

毎年広がっていたのだ。

ここを人が訪れることはほとんどない。

「不動の沢林道」の路面にも、

最近車が走行したと思われるタイヤ痕が残っていない。

つまりここも人知れず萌え、

人目につかず散り行く紅葉だ。

 美しい世界を歩き、

250で「不動の沢林道」から、

「天狗林道」に乗り換えた。

相変わらず周囲の紅葉は、

美しさを保ちながら先へと続いて行く。

そして上空を南北に走る送電線が現れると、

前方に「天狗山」の頂上部が見える。

あとは薄い藪をひと漕ぎして、

四等三角点「天狗山」。

ここにも何度立っただろうね?

近場にあって、

四季を通じて楽しめる里山だ。

私はもの心がついたころから、

この山の方を見つめていた。

あれから70年近くになる。

それを今心行くまで楽しんでいるのだから、

不思議な縁を感ずる。

 下山は同ルートを引き返し、

再び美しい紅葉を眺めて歩いた。

そして途中で針葉樹林の中を下って不動の沢へ。

ショートカットして「不動の沢林道」に戻った。

駐車地に着いたのが、

まだ10時50分。

さて、もう一つ紅葉を楽しみに行きましょう!

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »