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2015.7.11 『チロロ岳』(1,880m)~『チロロ岳・西峰』(1,848m)



 この週末は久しぶりに土日通して自由だ。
天気も上々!



 土曜の早朝出発で北日高に向かった。
日勝峠手前からパンケヌーシ林道に入って9km先の『チロロ岳』登山口へ。



 7時に20分スタートで『チロロ岳』~『チロロ岳・西峰』を目指した。
この両ピークに登るのは久しぶりだ。
登りながら「いったいこの山に何度登っただろう?」と考えた。



記録をチェックすれば正確な回数を割り出せるが、感覚的に『チロロ岳』本峰へは15回くらい、『西峰』へは2回登っていると思われた。
本峰に比べて西峰に登った回数が極端に少ないのは、この山に登ってきた多くの時が日曜日の日帰り行だったからだ。
日曜日はパッと登って早く帰宅したい。



ただの肉体労働者(配送業務)である私は、月曜の朝が大変だ。
出勤すると注文伝票の山が待っており、その積み込みにとことん追われる。
だから日曜日は極力早く帰宅してゆっくり休みたいのだ。



 Hiromiはこの山が初めてなので、予定を組んだ時からルンルンだ。
登路に利用する曲沢は(日高における多くの沢がそうであるように)毎年その様相を変える。
豪雨による土石流の発生で沢の姿そのものが変わってしまう。



沢を利用するといっても沢靴は必要なく、登山靴で足を濡らすことなく登れる。
しかし、そんな沢でも沢登り自体に慣れていないHiromiの足は予想通りではあるが、期待ほどテンポ良くは進まない。
ゆっくり少しずつ登っては、ジリジリ差が開いて行くHiromiを待つことを繰り返していると、登り慣れた登路もずいぶん長く感ずる。



先行者4組のうち、相当早い時間にスタートしたと思われる単独行者と二の沢ですれ違った。
あとは追い越したので、スタートして3時間10分後、『チロロ岳』本峰の頂上に立った時には誰もいなかった。



空は相変わらず青く、360度の展望を楽しめた。
特に南に広がる北日高の主稜線が素晴らしく、その奥に『カムイエクウチカウシ山』や『札内岳』もがくっきりと見えていた。



 『チロロ岳』本峰に長居はせず、『チロロ岳・西峰』を目指して移動。
一旦両ピークのコルまで下って『西峰』の踏み跡をたどるのだが、こちらは年々わかりづらくなっている。
分岐からは思わず見逃してしまいそうな踏み跡だ。



その後の進路もわかりにくい。
ただ、最初のピークに上がってしまえば明瞭な登山道が続く。



11時45分、『チロロ岳・西峰』着。
ここでも空はどこまでも青く、決して雲が湧き出す気配さえない。
ゆっくり昼食を摂り、あとから到着した釧路のご夫婦としばし談笑。



 下山はまた同じ沢を下るので、長い。
ひとりで下るとたいして長くは感じないのだが、登り同様、スタスタと下ってはしばらくHiromiを待つことを何度となく繰り返す。
そしてその待っている時に脚の数カ所を虫に刺されたようだ。



全く気にはならないが、今日になってその刺された跡を見つけたHiromiが「申し訳ないです」。
「申し訳ない」ったって、しょうがないっしょ、速く歩けないんだから。



特に沢で無理をしてはいけない。
即、大怪我となってしまう。

 

 14時55分登山口着。
7時間35分のなんとも言えず、気持ちの良い山旅であった。
天候のことを全く気にぜずにすむ週末はいつ以来かな・・・
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