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2016.8.7 乃々と山登り 『藻岩山』(531m)

 

 今日は月に一度乃々と過ごす日だが、初めて山に連れ出すことにした。

小学校就学前は、山に連れて行くと必ず「だっこ~っ!」、「おんぶ~っ!」、「かたぐるま~っ!」

と言い出すのが目に見えているので、恐ろしくて連れ出せなかった。

そんな乃々も今年小学校に入学して初めての夏休み。

ジジとしては何か一つ思い出を残してやりたいとの思いがある。 

 今朝9時、札幌の中央区に住む乃々を迎えに行った。

昨日買ってもらったというピンクのキャップをかぶって出てきた乃々は小さなザックを背負っている。

「これは自分でザックを背負って登るつもりか?」

と驚いたが、中には着替えだけが入っていた。

 

 乃々の家から『藻岩山』は近い。

『藻岩山』には登山口が5箇所ある。

その中で一番人が少なく、この暑い時期には風通しの良いスキー場を登ることにした。

スキー場の登山口に着くと、持ってきた虫除けスプレーを吹きかけてくれと言う。

「自分でかければいいっしょ」と言うと、「だってママがジジにかけてもらいなさいっていったも~」。

 

 日射しが強く暑いが、風通しの良いスキー場に足を踏み入れると、間もなく乃々が「つかれた~」(想定内!)

それから「どこまでのぼるの~?」、「くさであしがかゆいよ~」、

「やまのぼりにこなきゃよかったな~」(全て想定内)を繰り返しながら、ゆっくりゆっくり高度を上げて行く。

そして草が登山道を覆っている急登箇所では乃々としてジャングル状態であり、さすがにその中を歩かせるのは酷なので、

かたぐるま~っ!

これには乃々大喜び!

「やまのほりはたのしくて、らくちんだなあ!」を連発。

そんな急登のスキー斜面を登りきると、東からの登山道と合流し、道がしっかりとする。

そこからまたひとりでとことこ登りだす乃々だが、地面の虫やアリの巣を見つけてはしゃがみこみ、ジーッと見ている。

そうやって自然に目が向く心が大切だ。

登山道は間もなく頂上の少し手前で駐車場に出る。

そこで「乃々、もうここでいいから下りようか?」と尋ねると、

「えっ!? どうして下りるの?」って、ずうっと下りたいって言い続けていたべやあ!!

それで頂上に向かいかけたが、やはり下りるとのことなので下山を開始。

下山もまた虫やアリの巣を見つけては、しゃがみこんでジーッと見ている。

そんな中、「乃々、ここで一緒に写真を撮ろう」と言うと、

「うん、ジジ、かたくんでとろう!」とまるで対等。

またそのあとで「カメラかしてぇ、ジジをとってあげるからぁ、おねがい!」

と言うので、カメラを渡して撮ってもらった写真を載せるが、なかなかセンスいいんでないかい!?

  なんだか珍道中みたいな山登りではあったが、乃々と二人だけで登るのは楽しかったし、

全く間をおかず、ずーっとしゃべり続けていた乃々だった。

また今度一緒に登ると言うだろうか・・・?

ジジは楽しかったから、また乃々を山登りに連れて行きたいよ・・・

 

 

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