北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2017.3.20 『622mP』~『647mP』(夕張・小松)
日曜の夜は石炭の歴史村近くで車中泊。
そして翌月曜の朝、また未踏の800m超峰を目指してスタートした。
従って予定した山行は表題とは違う。
結論として敗退であった。
この日目指したのは『835m峰』~『832m峰』。
そのルートを小松より志幌加別川の支流を利用して、
尾根末端に取り付くこととした。
ところが沢沿いに進んでいくうちに沢筋があまりにも狭く、
雪が安定していると言っても崩壊の痕跡はそこらじゅうにあるわけで、
一人なら進めても、Hiromiをそれ以上の危険にさらすわけにはいかず、
一旦目の前の尾根を上がって様子見をすることにした。
この時点でこの日の予定は概ね敗退と決まった。
私のルート選定ミスだ。
しかし、そのままでは終われぬ。
次回のルート探索を開始。
樹木が密生しているため、
先を見通せないのがなんとももどかしい。
登っては下り、また登り返しては下って先を見通すことを繰り返す。
そんな中を強引に突破して登ることはできるが、
もうそんな気力はなかった。
そしておおよその地形判断ができた時点で引き返した。
引き返したとは言っても、また沢に下り立つのではなく、
雪崩の危険性がある沢を避けて歩くルート探索だ。
おあつらえ向きに、地形図にはない林道が現れた。
これを利用しながら、途中で『622mP』と『647mP』に立ち寄った。
『647mP』付近ではラーメンタイムをとり、
腹ごしらえをして更にルート探索を続けて下山。
昼近くになると南斜面は雪が腐り、
スノーシューを深く飲み込む。
Hiromiと二人してゴロンゴロンと、
腐れ雪との格闘を繰り返す。
しかし、この日の空はどこまでも、いつまでも青く澄んで、
ただ歩いているだけで気持ちがいい。
結果として敗退ではあったが、新たなルートを開拓できたこと、
知りたかったところの地形を把握できたことで、
夕張大好き男の私としては、収穫の大きな山行となった。