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2017.5.2 『別狩岳』(726m)

 ようやく始まったGW。

私の休日は2(火)~7(日)日までの6連休。

山行は前半、後半で分けることにした。

Hiromiがやはり同日程で6連休なのだが、

前半の3日間を仕事絡みで取られてしまった。

誠に気の毒である。

 

 昨日の朝ゆっくり家を出た。

増毛山地に向かったのだが、道中で目にする山々の融雪がまた驚くほど進んでいた。

根本的に積雪が少なかったため、ちょっと気温が上がるとすぐに融けてしまう。

それで慌てるように『別狩岳』に登ることにした。

この『別狩岳』だが、このブログで何度も紹介してきた南の『別狩岳』(666m)とは違う。

その北約10kmのところに同名で北の『別狩岳』が存在する。

そしてこちらの『別狩岳』は未踏であった。

北の『別狩岳』には春になり、融雪が進む時期まで駐車スペースがない。

それでおっくうになり、ついつい登らないまま時が過ぎてしまった。

今回はもう「登れるのか?」と心配になるくらい融雪が進んでいたので、

五番川に沿う林道の入口の雪が融けていた。

  9時、林道入口の駐車地をスタートした。

地形図によると、五番川に沿う林道が消えてからも、

川に沿って登り、適当なところから急斜面か、

「629mP」に続く尾根を伝って登るのが最短のようだ。

しかし五番川は結構な水量が有り、林道が左岸で切れることから、

必ず右岸に渡渉しなければならない。

下山で靴中を濡らすのは構わないが、登路では絶対に濡らしたくない。

それで一旦南側に周り、複雑な尾根を伝って「565mP」を目指すことにした。

尾根の下部はどこもここも雪が消え、取り付き点を探すのに時間がかかった。

一旦奥まで林道を進み、また戻って尾根に取り付いた。

しかし残雪は少なく、尾根の頭は濃いブッシュや笹で歩けない。

北側の斜面に残る残雪をトラバースしながら徐々に高度を上げて行く。

それでも残雪が足りず、随分ブッシュ漕ぎを強いられた。

ただ、北側には2本の開けた沢筋が見て取れ、

いつでもエスケープできる安心感かある。

悪戦苦闘を続けながらも開けた斜面に出ると、「565mP」は近い。

「565mP」をトラバースして「629mP」へ向かう。

この頃になると、西に『別狩岳』が姿を現した。

あとは淡々と登り、

12時30分、「629mP」。

そして稜線を歩いて、

13時15分、『別狩岳』。

頂上の先には同高度のピークが見えているので、一応足を運んだ。

 「629mP」に戻って遅い昼食をとり、下山を開始。

下山はそのまま五番川に下る。

急斜面から狭い沢へ。

沢は間もなく五番川に吸い込まれた。

五番川はやはり水量が多かった。

雪融けの増水で流れも速い。

登りに利用しなかったことは正解だった。

登りに利用していたなら、必ずリタイアしただろう。

林道に出るまで少しでも歩きやすいところを求めて、

3度渡渉を繰り返したが、最初膝上だった水量は、しまいに股間まで達した。

 15時30分、駐車地。

久しぶりの冒険的な山行で楽しかった。

浜益温泉で汗を流し、御料地の牧場で一人宴会!

カラカラの喉に冷たいビールを流し込み、

「う、うめーっ!!」

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