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2017.5.7 『冷水山』(702m)

 GW最終日の7日朝、美瑛町の車中泊地で目覚めると、

空はどんよりと曇り、目の前の十勝連峰もすっぽりとガスの中。

この日も十勝連峰で山登りを楽しみ、帰途につくことにしていたが、

モチベーションはガタ落ち。

どうしようかと考えていると、車窓を雨が叩き出した。

それでもう「やめるべ! 夕張に行って冷水に登るぞ」

「おうっ!」(おうっとはHiromiの返事で、やつは男とおんなじだから)

朝の車が大変少ない中を、ぴゅ~っと走って夕張へ。

 

 私は夕張に入るとホッとする。

大好きな夕張、気持ちの良い『冷水山』。

根っから広いとこ大好き人間の私が好み、3桁の回数で登ってきた『冷水山』。

人はスキー場なぞつまらないと言うだろうが、

私の影響を強く受けたHiromiもここが大好きで、

ひとりでもよく出かけて登っている。

ただねえ、シカの糞がひどくてねえ。

下ばかり見て歩き、それでも完璧に避けて歩くのが至難の業だ。

昨秋は一旦ほとんどなくなったんだがなあ。

そしてここも雪融けが早く、ほとんど残っていない。

以前はGWまでスキー場の全域に渡って雪が覆っていたものだ。

向かいの『鳩ノ巣山』にしても同じ。

天候が悪いため遠くへは出かけず、全面的に雪が残る両山を、

GWの間中行ったり来たりして登り続けた年もあった。

 

 雪が融けて間がなく、まだ枯れ草色の斜面を登って頂上へ。

頂上に立つと、また新たな感動が!

この冬に登った夕張市内の山が一望のもとだ。

北向かいの『鳩ノ巣山』から始まり、『三角山』、『836m峰』(幌向岳)の山並み。

それらの東には『874m峰』から続く『835mP』~『832mP』。

またその奥に見えるのは『850m峰』から続く『833m峰』。

更に視線を南方面にやると、シューパロ湖の『769m峰』。

そして更に南の『754m峰』。

この冬夕張の山にこれほど登ってきたことをHiromiに説明してやると、

感慨深げにそれらの山並みを眺めていた。

 

 頂上でラーメンタイムとし、あとはのんびりと下り、

「レースイノ湯」に浸かって山旅の締めくくりとした。

 

 このGWはいつになく天候に恵まれた。

Hiromiがようやく休めることになった後半に入って崩れだしたが、

まあ概ねよいGWだったと言える。

下山してToshiと連絡を取ってわかったのだが、

実はこの日の早朝、Toshiも『冷水山』に登っていた。

そう、ここは『ミニ山の会』の聖地なのだ。

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