北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2017.5.14 『藻岩山』(531m)
今朝定山渓温泉近くで目覚めた。
今日は『藻岩山』に登って、8時半に乃々を迎えに行くことになっていた。
『藻岩山』に登るなら、もっと近いところで車中泊をしたいところだが、
定山渓温泉より札幌に近付くと、なかなか良い場所がないのだ。
以前も同様の機会に、随分走り回って良い場所を探したが、
さすがに190万都市札幌、妥協せざるを得ない点が多すぎた。
6時過ぎに『藻岩山』のスキー場に行ってみると、既に数台の車があった。
そしてもう登り終えて下山してくる人がいる。
また、時間的間隔を空けながらも、新たな登山者がやって来る。
Hiromiといつものトレーニング登山として何も持たずにスタートした。
我々はスキー場大好きチームなので、正規の登山道は行かずにスキー場を登る。
ただ、スキー場を登る人も多く、踏み跡がきっちり登山道と化している。
このスキー場を登っていると『手稲山』を思い出す。
似たようなスキー斜面だ。
去年の夏、乃々を連れて登ったときは背の高い草が生い茂り、
乃々を肩車して登った急斜面は雪が融けて間もないため、下草の丈が低い。
それ故私の好みにピッタリ!
いやあ、こういうところを歩くのは実に楽しい。
頂上は観光地であることから、それなりの施設が整備されているが、
それはそれで致し方のないところ。
しかし展望は素晴らしい。
360度の展望が楽しめる中、今日のコンディションでも札幌の山々をはじめ、
遠く増毛山地や夕張山地が雲海の中に浮かび上がって見えた。
そして眼下には190万都市札幌。
札幌って、都会と自然を併せ持つ、誠に贅沢な大都市だと、改めて感じ入る次第だ。
下山はまたスキー斜面だが、
まるで異次元の彼方に吸い込まれていくような感覚を覚える風景だ。
この時期の『藻岩山』の素晴らしさを再認識。
Hiromiが一人の時に通い続ける気持ちが頷ける。
う~ん、素晴らしい!
ナジャぁ、ナジャのところからは歩いて行って登れるんだから、
この素晴らしい里山をもっと大事にしろ~
下山して少々時間は早かったが、乃々を迎えにGO!
2017.5.13 『朝日岳』(598m)
土曜の午前中『喜茂別岳』から下山し、
定山渓温泉まで戻ってコンビニで弁当を買い、それを昼食とした。
そして昼食後は豊平川に沿う散策路の入口近くで少々昼寝。
30分ほどうつらうつらして目が覚めた。
しかしHiromiはぐっすり寝込んでいる。
起こすのも申し訳ないので、ひとり登山靴を履いた。
その時は登る準備をしているうちにHiromiが目覚めて、
同じく準備を始めるだろうと思っていた。
ところがだ、目を覚ますことは覚ましたHiromiだが、
考えられない言葉が飛び出した。
「Amigoさん、一人で行っていいよ、私寝てるから・・・」
「はぁ~っ!?」
そんなわけで一人でスタートした。
豊平川に沿って上流方向へ向かう散策路を歩き、
『朝日岳』豊林荘コース登山口へ。
この散策路は落石で一部立入禁止となっていたが、
そこで作業をしていた工事関係者には、「ごめんなさいね」と謝罪して通させてもらった。
登山口からは針葉樹林の中を登る。
もう登りなれた登山道だ。
まだ木々に若葉が生い茂る前なので、木の間越しに定山渓温泉や近隣の山々が見渡せる。
頂上からは西に『定山渓天狗岳』の迫力ある頂上部が見える。
そして頂上を少し下ったところで、初めて「岩戸公園コース」を下ってみることにした。
何度も登った山だが、片方のコースしか歩いたことがなかった。
分岐から「岩戸公園コース」を歩き始めて驚いた。
なんと美しい登山道か。
登山道が美しいのは周りの植生にもよる。
「豊林荘コース」は針葉樹林で薄暗い感じだったのに対し、こちらは広葉樹林帯で明るい。
秋にはさぞかし紅葉が美しいことだろう。
更に北斜面となるので雪が融けたばかりで、
エゾエンゴサクやカタクリが、盛りとばかりに咲き乱れている。
いやあ、歩いてみなければわからないものだ。
ガスに包まれて何も見えない山より100倍楽しい山歩きができたことに感謝!
1時間半ほどの楽しい山歩きを終えて車に戻ってみると、
Hiromiはまだぐっすりと眠っており、
ロックを解除する音に驚いて飛び起きた。
それから近くの温泉で汗を流し、温泉地近くで車中泊。
まだ4時を過ぎたばかりだったが、冷たいビールを一気に喉に流し込んだ。
2017.5.13 『喜茂別岳』(1,177m)
この週末は日曜日が孫の乃々と遊ぶ、いわゆる「乃々の日」なので、
土曜日の山行を終えた後、定山渓で車中泊し、
日曜日の朝『藻岩山』に登ってから乃々を迎えに行くことにしていた。
昨日の早朝、Hiromiに来てもらい、
Hiromiの車を我が家に置いて中山峠へ向かった。
この日は天気予報によると、札幌近辺の天候が一番良いようだった。
それで、中山峠から『喜茂別岳』を経て、『無意根山』を往復する予定でスタートした。
スタート時から約4kmほどの林道を歩いている間は薄日が射していた。
ところが林道終点から樹林帯に入ると、高度を上げるほどにガスが濃くなり、
『喜茂別岳』に達する頃には全く何も見えなくなってしまった。
モチベーションがた落ちだ。
私は雨やガスで周囲の景色が見えなくなると、もう先に進む気がしない。
何が何でもがむしゃらに登るという時期はとっくに過ぎている。
写真一枚撮れない山登りには意味を感じない。
やる気をなくして即下山開始。
登下降で見るスノーモビルのキャタピラ痕が凄まじい。
正に縦横無尽に走り回っている。
そんなスノーモビルが走り回る時期には絶対足を踏み入れたくない山域だと認識。
それを知ったことが、この日の唯一なる収穫だ。
山は晴れると100倍楽しいが、天候が悪いと1000分の1だ。
ああ、つまんね!
晴れだというからわざわざ出かけたのに・・・