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2017.5.5 『鋸岳』(1,989m)

  私は携電話がいまだガラ携で、

モバイルパソコンも所有していないことから、

ブログの更新は山旅を終えて帰宅し、写真を整理してからのことになる。

従ってタイムラグが生じるので、その辺りはご容赦いただきたい。

また、一日にブログ一本をアップして終えることにしている。

ブログのアップは続けて終わらせてしまいたいのだが、

酒を飲みながらゆっくりした時を過ごすのも、

私にとっては大事な日課なのよねぇ~

 

私のGW後半の三日間は、Hiromiと十勝連峰へ出掛けることにしていた。

しかし、初日以外は天候が怪しい。

 

 5日の早朝、Hiromiを拾って高速自動車道にのっかった。

真っ直ぐ『十勝岳』麓の望岳台へ。

十勝連峰は先月相当降雪があったようで、真っ白だ。

  8時近く、望岳台をスタートした。

まだ残雪が望岳台まで残っている。

時期的にもうツボ足で歩けるので、

ピッケル、アイゼンだけをザックに納めた。

登っていくと、結構な人数の登山者が『十勝岳』に向かって行く姿が見られる。

我々はほぼ夏道に沿って「雲の平」のトラバースに入る。

そしてその頃になると、柔らかい積雪が結構深くなった。

スノーシューがあった方がいい場面だ。

その後ポンピ沢目指して下降する。

進行方向に圧倒的な迫力で迫る『美瑛岳』がドーンと構える。

ポンピ沢に出合うと、沢はまだ開けておらず、全てが雪の下だ。

それを目にして「ホッ…」。

直前で増毛山地の異常に早い融雪を目にして来たので、

正直沢が開けて増水しているんじゃないかと心配していた。

ポンピ沢はところどころ雪が深く、歩行が大変な場面も生じたが、

この山行の最大の目的である、

ポンピ渓谷の美しさを楽しみながら進む。

この渓谷の風景は、まるで海外の山岳地帯のようだ。

そんな楽しい景観を楽しみながら沢筋を詰めて行く。

急登が続くところだが長くは続かず、

やがて『美瑛岳』と『十勝岳』のほぼ中間点に当たる、広い高原に上がる。

足元の雪は、相変わらずズボズボ登山靴を飲み込む。

極力固い雪の上か、地面が露出した部分を選んで歩く。

そしてまた急登の連続に消耗する。

ただ、最後の急登は思いの外雪が締まっており、Hiromiともどもホッとした。

そして我慢のきつい急登を終えたところが『鋸岳』のピークとなる。

この頂だけを目指して登る登山者なぞいない。

しかし私はポンピ渓谷を抜けて終着点とするこの山が好きだ。

何故ならここから『十勝岳』に向かうと、

そこは大勢の人で賑わっているから。

従って、今回も『鋸岳』からそのまま爆裂火口に下り、

風のこないところで遅い昼食を摂った。

  昼食後は夏道に合流して下ったが、そこからはもう午後だというのに、

『十勝岳』の頂上を目指して登り行く登山者がたくさん見受けられた。

それに対し、下山方向には人影なし。

タイミングよく下山したものだ。

深いが膝や足首に優しい積雪のクッションを楽しみながら、淡々と下った。

Hiromiは久しぶりの十勝連峰に大満足!

  下山後白金温泉に下って温泉入浴。

温泉から出てきて、車の後ろで何やらゴソゴソしていたHiromiが私の前に現れて ドキッ!

一瞬お化けかと思った。

この日は今年最高の紫外線が降り注いだようだ。

こんな日の山歩き、女性は大変だわなあ…

しかし、そんなことより、

顔にパックした写真をブログに載せても構わないというHiromi、なんとおおらかなことか。

そのあたりがHiromiの最大の長所だな。

パック完了後、秘密の車中泊地で、今年初めての車外  かんぱ~いっ!!

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