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2017.12.10 『佐主岳』(619m) 別ルートでエバとともに

 昨日の日曜日は、再び『佐主岳』に登った。

と言うのも、先週『佐主岳』から戻って、

それまでよく見ていなかったその周辺を地形図で確認してみると、

途中から別の林道を利用して登山口に到達できることがわかった。

それでは早速それを検証しに出かけようということにした。

そして今回はエバが参加だ。

エバとは今年の5月、彼のblog『エバ夫婦の山紀行ログ』

http://blog.goo.ne.jp/ebach...

上に私がコメントを入れたことから交流が始まった。

エバは5月に還暦を迎えたので、私より3つ年下だ。

そんなエバから山への同行申し入れがあったのが先月。

それでこの日の同行登山となった。

 

昨日の朝6時半に穂別キャンプ場で合流。

簡単な挨拶を済ませ、

6時40分、キャンプ場の駐車場をスタート。

エバの計測で、このときの気温が-15℃。

冷たい空気に触れ、顔がみるみる赤くなる。

初対面のエバと歩きながら、色々話しをする。

そしていくらも歩かぬうちに言われた、「歩くスピードが速すぎる」と。

それが私とHiromiのペースなのだが、エバはもっとゆっくりだと言う。

少々ペースを落として歩き、

6時55分、林道分岐。

いつもはこの分岐を左手の石山の沢川に沿う林道を進む。

しかし今回は右手のホロカサヌシュベ沢川に沿う林道を進んで登山口に至ることにしたものだ。

ところが北海道有林の名もなきこの林道は、

スタート地点から笹が生い茂り、何とも心細い。

そして平坦な地形から、いよいよ高度を上げようと言う辺りで林道は決壊し、沢中に崩れ落ちていた。

ここで突破しにくく先の様子がまるでわからない地形を避け、

左岸沿いの林道から右岸の尾根に乗り換えた。

するとすぐに古い作業道が現れ、これを利用できる限り利用しようと進む。

しかし、マメなエバが後ろでスマホGPSを操作し、進路の修正を申し出る。

そしてそれに従って藪の中で方向を変えて進むと、

またチェックが入り、進路の修正だ。

結局そのおかげで早く藪を抜けることができた。

動物的勘を重んじ、あえてGPSや地形図を持たないで入山する私。

脳内GPSのおかげで方向を失うことはない。

目的地、来た方角、林道が走る位置は常に頭の中にある。

それに向かって歩き、タイムアウトとなるようなら辿った行程を忠実に引き返し、

次回のチャンスを待って再チャレンジする。

しかし昨日はエバのおかげで撤退せずに済んだ。

 

 予定の林道に戻ると青空が広がりだした。

そしてその面積はどんどん広がり、無風!

なんとも穏やかな日ではないか。

そんな話しをすると、エバは晴れ男なんだそうだ。

そしてそのエバだが、林道を歩いていると「脚がつりそうだ」と言い出した。

思えばエバはこのところ山行間隔が空いている。

我々の年齢では、ちょっと油断するとアッという間に体力、筋力が衰える。

エバはベテラン。

そんな時に備えての医薬品も常備しており、

それを服用することによって難を逃れた。

 

 長いがおしゃべりしながら楽しく林道を歩いて、

9時45分、登山口。

登山口で雪をかぶった表示版をゴム手袋のエバがきれいにする。

ここから一気に100m近く標高を稼いで頂上に立つ。

ここでエバがバテた。

いや、エバにしてみればそれが通常のペースなのかもしれない。

だが、かなり辛そうに見える。

ただ、百戦錬磨の獅子。

問題なく頂上へ。

10時30分、『佐主岳』。

沢や藪を嫌って無積雪期は登山道しか歩かない私と違い、

エバは登山道のない山に登ることが多い。

従って、その足で極めたピークは私よりはるかに多いのだが、

この山に関しては初登だったということに驚いた。

のどかな頂上で昼食を摂り、しばし風景を堪能して下山開始。

11時25分、登山口。

 

 登山口まで下ったあとは、先週往復した林道を下る。

3人で淡々と下るも、エバとHiromiの会話が耐えない。

そして13時25分、林道分岐。

この地点でちょうど一周したことになる。

そしてその一周に6時間半を要した。

なかなかいい距離でないかい?

 

 13時45分、駐車場。

帰宅後この日の歩行距離をHiromi、エバの双方が送ってくれたが、数字が違う。

で、足して二で割って、総歩行距離約17km、獲得標高700m。

 

 夕方「サイゼリヤ」へ出かけたが、ここにエバがJRに乗ってやってきた。

この日の「反省会」と称し、

カンパーイッ!

 

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