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2017.12.29 『銀嶺山』(723m) 日高町のシンボル的存在に登る

  28日、『熊見山』から下山後、日高町まで戻り、

「日高高原荘」で汗を流して『銀嶺山』麓で車中泊。

天候が優れないので、高度を下げることにした。

『銀嶺山』は日高町市街地のすぐ西に位置するどっしりとした山で、

南北に長い稜線を抱く日高町のシンボル的存在だ。

私はHiromiとともに、二年ほど前の冬に一度登っている。

今回は時期が早く、積雪がまだ落ち着いていないことは、

雪面に頭を持ち上げている笹の状態でわかる。

明らかに雪不足だが、出たとこ勝負で、

8時10分、駐車地をスタート。

私のルートは南北に細長い『銀嶺山』の尾根の北の端に取り付き、

南進して縦断する格好で頂上に至る。

 

 林道入口の駐車スペースをスタートしてすぐ「ポロカワウシャップ川」を渡渉する。

水量は少ないがまたぐことができないので、

スノーシューを外しての渡渉だ。

それを終えてしばらく進むと尾根の北端が現れ、急登の開始。

雪が少ないので、スノーシューが笹にのまれる。

ただ、笹の背丈が低いので助かった。

今日使用した私の登山靴は新しく、

29cmのサイズにタブスの装着ベルト寸法がギリギリ。

従ってかかとに装着するのがやっとで、締め上げることができない。

それがネックとなり、この急登で数回外れてしまった。

頭の中を「リタイア」という文字がよぎる。

このルートの核心部である最初のピークまでの急登に耐え、

9時30分、「607mP」。

この顕著なピークに立つと、

あとは小さなアップダウンを繰り返しながら、

時には細尾根、またあるときには広々とした尾根歩きを楽しむ。

山裾は針葉樹林帯だが、尾根の両側は一貫して落葉樹林帯となっているため、

紅葉の季節は美しい景色が広がることだろう。

但し、夏道はないので藪こぎをしなければならないが。

  私のタブスは稜線状の尾根歩きとなると外れなくなった。

どうも急登で外れやすくなるようだ。

そのスノーシューだが、私は大小6セットを所有している。

そしてそのうち5セットが「NORLITE」製だ。

これが登り下りとも一番扱いやすい上、着脱に時間がかからない。

しかし製造をやめてしまったので、

それを使用するのがもったいなく、

修理に出した時の代替え用に用意したタブスを使用したものだ。

  Hiromiと浅いラッセルを交代しながら楽しく歩いて、

10時35分、『銀嶺山』。

あいにく強弱を繰り返すものの、

決して降り止むことのない雪のおかげで、

下界の風景をを自由に望むことはできない。

昼食にはちょっと早いので、そのまま下山を開始。

登路では随分アップダウンを繰り返した印象だが、

下りに入るとそのアップダウンが、どんどん高度を下げながら、

ということに気付かされる。

途中で昼食を摂り、サッサカ下って、

11時55分、駐車地。

ここで女房にメールした。

我が家の庭に積もった新たな降雪量と、

この朝除雪車が来て玄関前に大量の雪を置いていったかを確認したのだ。

すると降雪も除雪車の雪もあるとのことだったので、

明日までの山旅予定を打ち切って帰宅することにした。

江別に戻りHiromiを送り届けると、

Hiromiの車がスッポリと雪に埋まっていた。

30cmも降ったのではないか?

予定を打ち切って帰宅してよかった。

私も自宅に戻り、除雪作業に追われた。

冬はこれがあるので、副数日家を空けるのがなかなか難しい。

 

 

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2017.12.28 『熊見山』(1,175m)  天気を期待も地吹雪にやられた

 ようやくまた長いトンネルを抜けて、年末年始休暇に入った。

私の休暇は28日から4日までの8連休。

山旅は二回に分けての実施となる。

前半は28~30日。

  28日の朝、除雪を済ませてHiromiを迎えにいった。

そして日勝峠へ向かった。

北海道の西側は予報が悪く、東側が晴天予報だったから、

終日晴れ予報の十勝に近付くためだ。

ところが車を走らせる樹海ロードでは一貫して雪模様だった天候が、

日勝峠の頂上に到着すると、ひどい吹雪模様になってしまった。

もうガックリ・・・

その前に、この日は昨秋の自然災害で大きな被害を受け、

通行不能となった日勝峠が一年ぶりに開通 したことを受け、

その復興の様子を見てみたいという思いもあった。

日勝峠を登り始めると、あちこちで橋の架け替えや砂防ダムの新設工事が進められていた。

峠を登りはじめてから頂上に至るまでの間、

いったい何十台の建設機械を目にしただろう。

 

吹雪はほぼ地吹雪。

昼近くの11時50分、

『熊見山』に向かって日勝トンネル脇の駐車地をスタートした。

予定では「三国の沢覆道」の日高側出口から『熊見山』~『労山熊見山』を回る予定だった。

ところが「三国の沢覆道」がなくなっていた。

理由はわからないが、通行止めだった一年の間に、

完全に撤去されたということだ。

これにも驚いた。

辺りの景色がまるで変わってしまった。

   駐車地をスタートしてすぐ、北側の斜面に取り付いた。

それを登っていくと、1,105m標高点で稜線に出る。

この稜線を南に向かえば『ペケレベツ岳』から『ウエンザル岳』を経て、

『芽室岳』方面につながっている。

我々はそれを北に向かい『熊見山』を目指した。

稜線上の積雪はほどほどで、まあまあ歩きやすい。

ただ気象条件はあくまでも吹雪。

風が強く、その抵抗は大きい。

そしてなんにも見えないことがつまらない。

たまにはこういう気象条件の中の登行訓練も必要だという思いで、淡々と歩を進める。

大小のアップダウンを越えて、

13時ちょうど、『熊見山』。

相変わらず視界なし。

そこから見える目の前の『労山熊見山』でさえ、その姿が全く見えない。

即刻復路の歩行を開始した。

復路の稜線歩きでは、往路よりいくらか景色が見えたかなあ・・・

 

14時05分、駐車地。

一旦清水町に下って入浴して再び日勝峠に戻り、

翌日もその周辺の山に登る予定だったが、

吹雪は益々ひどくなっていたので、日高町まで戻ることにして駐車地を離れた。

 

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