北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2018.4.8 『844m峰』~『樺戸山』(890m)~『鳥越山』(669m) 樺戸山地の核心部を歩く
昨日の日曜日は天気予報がパッとしなかったので、
近場の樺戸山地で慣れ親しんだルートを楽しむことにした。
土曜の終業後、Hiromiの車を私の家に置いて出かけた。
もう江別市民ではなくなったHiromiは、
私のところに車を置いて出発というバターンが多くなりそうだ。
浦臼町札的内地区の除雪終点まで入って車中泊。
日曜の朝5時に目覚ましをセットして起床だが、
この起床が辛い辛い。
仕事が忙しく疲れているせいか・・・
なんとか起きだして準備を進めるも、
どうにも動きが緩慢だ。
6時15分、駐車地をスタート。
札的内川に沿う林道をスノーシューで歩く。
もうツボ足でも良さそうなのだが、
日が昇ってから雪が腐りだした時の備えとして、
スノーシューを利用した。
林道の雪面はカリカリに凍っており、
スノーシューでテンポよく歩ける。
歩き出して間もなく、
進行方向に存在感著しい『844m峰』が、
その美しい姿を見せてくれる。
そんな姿を目にしていつも思うこと、
それは「何故この山に名前が付けられなかったのだろう?」。
林道は札的内川に沿って西へと進む。
そしてこの林道は奥行きが浅く、
最初の大きな砂防ダムからだと2kmも歩けば終点となる。
それからは沢に落ち込む急斜面のトラバースとなるので、
スノーシューはザックにくくりつけ、
アイゼンを装着する。
カリカリの雪面にアイゼンのサクッと感が心地よい。
地形図上で行く手左(南)に『鳥越山』が位置する辺りで、
右手(北)に枝沢が現れる。
その枝沢には砂防ダムが連なっている。
その枝沢入って忠実に登って行くと、
夏道のCo.760と『844m峰』のコルに突き上げる。
しかしこの登りがなかなかきつい。
おまけにこの日はスタート早々どうも調子が悪い私だ。
やはり仕事の疲労が残っているせいだろうか・・・
私は調子が悪いと腰というか、
背中に重だるい痛みを覚える。
この数日前から仕事中もその痛みがあり、
この日は沢型の急登に入ってからそれがひどくなった。
そして標高が600mを超えるとひどいガスだ。
何も見えなくなった時点で、Hiromiが「下りようかぁ・・・?」
視界がなくなったことで、
モチベーションががた落ちになっただけではなく、
どうもルートファインディングの面で不安があるようだ。
それでもとりあえず『844m峰』の頂上までは行くぞ、
と言って進む。
きつい登リに耐えて、
9時15分、『844m峰』。
なぁんにも見えね!
しかし欲が出る。
そのまま引き返せば楽なのだが、
とにかく今は週一の休みしかないこの身。
そんな私の事情を十分理解しているHiromiが先に進みだした。
実はこの時Hiromiもまた靴擦れの痛みを抱えていたのだ。
濃いガスに包まれた稜線を淡々と歩く。
そして9時55分、『樺戸山』。
ここで『隈根尻山』に立ち寄りたいところだが、
とにかく何にも見えねっ!
『樺戸山』より南に続く尾根を下る。
その先には『鳥越山』がある。
何も見えない中を下って行くと、
標高700m辺りでガスが晴れた。
そしてみるみるうちに樺戸山地全体のガスが晴れ、
これまで辿って来た稜線が目の前に現れた。
いやあ、『844m峰』で引き返さなくて良かったと思える瞬間だ。
それからは見慣れた風景ではあるが、
ガスが晴れて思いがけない風景を楽しみながら下った。
11時ちょうど、『鳥越山』。
つい一ヶ月前にも立った頂上だ。
そこから見下ろす空知平野の景色は、
見慣れたものではあっても、
これまた何度見ても見飽きない素晴らしい景色。
そんな景色をしばし堪能して下山を進める。
林道に下りて昼食。
その後、最下部の林道に下りると雪が多少腐りかけ、
一歩一歩がズボズボ状態だった。
しかし止まってスノーシューを装着するほどでもなく、
まあツボ足の許容範囲だ。
これでこの春は今後ツボ足登行可能と断定。
12時30分、駐車地。
いやあ、何度歩いてもいいルートだねえ。
二人して満足し、樺戸山地に感謝!
月形温泉で汗を流し、我が家に戻ってから「サイゼリヤ」へ。
それからHiromiは40分ほど車を走らせて帰らなきゃならないんだが、
「私も晩御飯食べなきゃならないから~」と、
気軽に付き合ってくれる。
ありがてぇ~っ!
そんなHiromiに、我が愛する女房が手製のとんかつと、
キャベツの千切りを持たせてやった。
そんな女房にも感謝~っ!!