北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2018.3.31 『知来岳』(988m) 12度目の頂上は快晴だ~っ!
もうGWまで日曜日しか休日がないのだが、
この週末は強引に土曜休みを取得した。
今はただのアルバイトの身、
そうそう会社に尽くしてはいられない。
金曜の終業後Hiromiを拾って石狩市浜益区御料地に向かった。
午後8時過ぎ現地に到着すると、
今回久しぶりに同行することになっていた敏が先に着いており、
軽く一杯やりながら我々の到着を待っていた。
そしてこれまた久しぶりの車内宴会だ。
私が『知来岳』に初めて登ったのが1999年4月だった。
それまでにも2度挑戦したものの、
ルートが不確定で敗退していた。
初めて頂上に立ったのは滝の沢川源頭部より急斜面を登り、
頂上に直接突き上げる尾根に上がってのことだった。
しかし雪崩の巣のようなルートに身の危険を感じ、
その後新たなルートを開拓することにした。
それが今日登ったカバの沢川に沿う林道を利用してのものだった。
ただ、ここもやはり急登箇所の突破に時間がかかる。
その後カバの沢川の一本東側の沢に沿う林道を利用して、
尾根から稜線を目指すルートを開拓した。
ところが後でわかっことだが、
このルートが『知来岳』に登るためのポピュラーなルートだった。
「好きな(気に入った)山に、好きなだけ登る」というのが私流。
この山もまた気に入っている一座で、
毎年この時期が来ると登りたくなり、
この日が通算12回目の『知来岳』となった。
そんなお気に入りの一座に、
今日はカバの沢川ルートから登った。
このルート、Hiromiは一度連れて登っているがToshiは初めてだ。
ただ、敏もポピュラールートから登った経験はある。
土曜の朝6時05分、御料地の駐車スペースをスタートした。
空は快晴で申し分のない天候だ。
林道から市営牧場の広くて雪が固く締まった大地を快調に進む。
ツボ足だが帰路で気温が上がり、
雪が腐ることを想定してスノーシューを背負った。
そしてこのスノーシューは登りでも役に立つこととなった。
広い牧場からまた林道に入り、
しばらく歩いてから、
とある尾根に取り付いた。
これは以前自らの勘で取り付いた尾根であり、説明が難しい。
こ林道から尾根に取り付くと樹林帯となり、
そこは直射日光が当たりにくいことから雪が固まりきっていない。
それでスノーシューを装着。
また快調に歩を進める。
そしてこの尾根はやがて極端に傾斜がきつくなる。
そこでスノーシューをデポし、
アイゼンを装着した。
固い雪面にアイゼンがよく効く。
しかし早くも雪が腐った部分もあり、
この斜面の突破に時間を要した。
8時40分、CO.360で尾根の頭に上がった。
ここからはこれから登りゆく稜線も、
来し方のルート全体もすっきり見渡せる。
天候も素晴らしく、絶景に感嘆の声を上げながら進む。
9時10分、稜線上。
この稜線に上がると『知来岳』の鋭角な姿を稜線の西奥に見据えることができる。
そしてその背後の『幌天狗』~『群別岳』~『奥徳富岳』の純白の山並みが実に美しい。
更に東方向に目をやると、
『西暑寒岳』~『暑寒別岳』~『南暑寒岳』~『大滝山』の山並みだ。
これらの風景はもう何度も目にしてきたが、
何度眺めてもまたそれを見たくなる。
う~ん、素晴らしい!
稜線を進むとどんどん『知来岳』が近付く。
Toshiがやけに張り切って先頭を行く。
そしてHiromiが続き、私は写真撮りで最後尾。
最後の急な斜面を登りきり、
9時45分、『知来岳』。
いやあ、今日は休みを取ってよかったあ!
回を重ねて登ってきた山であるゆえ、
過去にもこんな晴天に恵まれたことはあった。
しかし、この日は私の弟と娘が一緒だ。
これがまた格別だ。
頂上をあとにして下山を開始すると、
Toshiがやたらと跳ね回る!
そしてやっちまった!
アイゼンの刃がパンツの右脚に接触し、
ふくらはぎの辺りから脚の付け根近くまでを一気に裂いてしまった。
しかし全く臆することのない敏。
今頃はもうそのことさえ忘れてしまっているだろう。
下山もまた高度感のある素晴らしい風景を目にしながら楽しく下る。
そして尾根から下る急斜面に入る地点で昼食とした。
迫力ある風景を眺めながらの昼食は格別。
昼食後は腐った雪に難儀しながら急斜面を下り、
スノーシューデポ地点で「ホッ・・・」。
スノーシューを装着するとホッとする。
それからはスノーシューのおかげで楽に淡々と下り、
12時20分、駐車地。
いやあ楽しかった!
やはり山は晴れると100倍楽しいねえ。
帰宅してHiromiといつもの「サイゼリヤ」へ。
実はこの度Hiromiが転勤となり、
江別市在住としては最後の「サイゼリヤ」となった。
この翌日近隣の町へ引越しよ~