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2018.6.30 『神居尻山』(947m)  蝦夷梅雨の合間に新緑を楽しむ

 この週末は土曜だけの山行だ。

そしてこれが最後の土曜休みで、

この先は盆まで日曜だけの週一休日となる。

これが現在の勤め先に来て3度目の夏季繁忙期となるが、嫌だねえ・・・

 

 6月も中旬を過ぎてからの北海道は、

梅雨の季節が到来したようなぐずついた天候が続く。

元々北海道には「蝦夷梅雨」と言われる時期がある。

それは通常7月で、6月からぐずつくのは珍しい。

 

 この週末も天気予報では土曜日が「降らないだけまし」程度。

そこで全く期待せず、久しぶりに『神居尻山』に登ることにした。

土曜の朝はゆっくり寝ていようと、金曜の終業後にHiromiと出かけた。

そして『神居尻山』が見えるところで車中泊。

土曜の明け方目が覚めて『神居尻山』に目をやるも、

麓まで濃いガスに覆われて、その姿は全く見えない。

想定内、想定内・・・

7時近くまでダラダラと寝ていた。

これがまた気持ちいいのよねえ~

Hiromiは私が起きるまで絶対に起きないしぃ・・・

 

 8時ちょうど、道民の森神居尻地区の最奥駐車場をスタートした。

ルートはAコースを登り、Bコースを下る。

入山はAとBの間にできた登山口を選んだ。

ここから入るとすぐに「彫刻の森」遊歩道に合流し、

やがてAコースに合流することになる。

この日は湿度が高く、登り出すとすぐに汗が吹き出だした。

 『神居尻山』の標高差だが、

「北海道夏山ガイド」には697mと記されている。

 

しかしそれは単純に登山口と頂上の標高差であり、

アップダウンがなく、登り一辺倒のB、Cコースの話しだ。

それがAコースとなると5.8kmの登山道に、

けっこうアップダウンがあるため、

獲得標高が単純な標高差を超えることになる。

今回はそれをHiromiのGPSで検証してもらった。

そして帰宅後に送ってくれたデータによると、

Aコースの獲得標高は853mであった。

 

 新緑が美しい中を登って見通しがきく南向きの尾根にのると、

辺りの笹薮にタケノコが目立ち始めた。

北海道には竹がないため、この笹竹をタケノコと呼んでいる。

こういう山の幸を目にすると、だまって通り過ごせないのよねえ~

笹薮の奥には入らず、登山道の脇に生えているものだけを採る。

山菜採りには興味のないHiromiだが、

いつになく協力的で、「これはどうだ?」、「あれはどうだ?」と、

男丸出しの言葉で前を進みながら次々と教えてくれる。

小さなビニール袋をほぼいっぱいにできたので、

また歩行を続けて頂上を目指す。

早朝は麓まで重苦しくおおっていたガスだが、歩を進めるごとに上がっていく。

そして頂上に続く稜線に出ると、ついにガスに捕まった。

南から吹き上げてくるガスが辺りを覆う。 

 10時35分、『神居尻山』。

ガスで何も見えない中でラーメンタイム。

ところがラーメンが出来上がる頃になると晴れだした。

スッキリとはいかないが、

流れるガスの合間から、時折遠くの景色を望むことができた。

その後下山を開始し、

Bコースの北に伸びる尾根の末端辺りまで下ると、

とうとう頂上まですっきりと晴れた。

そして湿った空気の中、太陽光線が加わって暑い、暑い。

 

 12時ちょうど、駐車場。

天候を全く期待していなかった割には良い山行ができたことに満足。

そんな満足感に浸りながら、

戻ってきて今週も「サイゼリヤ」へGO!

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