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20218.7.15 『冷水山』(702m)  観光地化が進む

 蝦夷梅雨は続くよ、いつまでも・・・

たまたま先週は雨の予報が外れて晴れた日曜日だったが、

この週末も予報はひどく悪く、それでも土曜休みがないので、

なんとか有意義な山行を求めて、土曜の夜Hiromiを拾って出かけた。

トマム方面を目指すことにしていたが、チェックする予報があまりにもひどく、

夕張まで行って先に進むのをやめた。

雨の予報ならどこに行っても同じだ。

とある車中泊地でゆっくり酒を飲み、翌日は遅くまで寝ていることに決めた。

そして日曜日の朝、天気予報は決して良い方に変わることはなく、朝からザーザー降り。

全くモチベーションが上がらず、また眠りについた。

大変心地よい眠りが続き、再度目覚めてビックリ!

時計を見ると10時を過ぎていた。

いやあ、疲れているんだなあ俺・・・

ただ、それまで同じく起きないHiromiもまた疲労が蓄積している。

 

 私の手製エッグサンドの朝食を済ませて移動。

「もうこうなったら冷水に行くべやあ」

「そだね~」

雨の中は樹林帯を歩くより、広いスキー場を歩く方がいい。

しかし、『冷水山』の麓に着いても一向に雨足が弱まることのない雨にうんざりし、

そばまでやってきて草を食むシカをぼんやりと眺め、

ラジオから流れるNHKの「のど自慢」を聴いているうちにまた眠くなり、昼寝。

やはり疲れている。

いくらでも寝られる感じだ。

こんなことは初めてかもしれない。

そしてHiromiもまた眠る。

いやな雨だが、Hiromiと二人、ちょうど良い休養になったかなあ・・・

 

 午後2時過ぎ、ようやく重い腰を上げて「レースイの湯」の駐車場をスタート。

この時になって初めて雨が上がった。

しかしまたいつ降り出すかもしれないので傘を手にして登る。

駐車地では肌寒かった気温だが、歩き始めるとすぐに暑くなる。

ルートは水を大量に含んだ草地の斜面を避け、作業道を歩く。

歩き始めていくらも高度を上げないうちに、もう濃いガスの中。

山というのはガスで何も見えなけりゃあどこに登っても同じ。

遠出をしなくて良かったと思える瞬間だ。

歩を進めるごとに汗が滴る。

スタートして50分ほどで頂上へ。

と、ここでいつもとは違った雰囲気を察知!

頂上周辺がきれいに草刈りされ、

頂上に続く小道に小灯が施設されている。

明らかに夜そこへ観光客を招き入れる設定だ。

頂上を示す表示版が設置され、ベンチも新しいものが施設されている。

そこで推測した、これは夜になって麓のホテルに宿泊した観光客を、

そこまで車で上げて夜景を楽しませるものだろうと。

その後相変わらず濃いガスの中をゴンドラの頂上駅に向かって少し歩いてみると、

私の推測は覆された。

ゴンドラで観光客を運んでいるのだ。

前述の小灯が、道案内のように頂上まで夜の観光客を誘っているのがわかる。

 

 涼しい風に当たりながら淡々と下り、
ゴンドラの麓駅に寄ってみた。

すると一時なくなっていた登山届所を再設置。

また大きな案内板が設置され、それを見ると登山可能時間は8時から17時まで。

なんじゃそりゃ~!?

これまで200回ほども自由に登ってきたこの山で、

そんなことを指定されてもなあ・・・

また、登山道も作業道一本に限定されており、

スキー場の斜面を登ってはいけないよう。

昨年経営が変わり、中国資本が入ったとされるこのリゾート地は、

なんだか窮屈になってしまった。

まあ今後もルート、時間ともこれまで通り自由に登らせてもらうけどねえ・・・

  麓でゴンドラ営業のパンフレットを目にした。

夜間だけの営業だった。

このゴンドラは10年ほど前、一夏だけ日中に営業運転されたことがある。

しかし乗る人がほとんどなく、すぐにやめてしまった。

『冷水山』を冬のスキー場だけではなく、

夏場も観光地としたい新経営陣の施策がどこまで通用するのか、

正直見ものだと思っている。

 この翌日の「海の日」は休日出勤となったがそれを拒否。

しかし天候は相変わらず霧雨とガスのため、

再び『冷水山』に登り、帰途で『長官山』に二度登って終了。

そしてもちろん「サイゼリヤ」で打ち上げだ。

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