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2018.11.10 『トマム山』(1,239m)  広い世界をのんびりと・・・

 この週末は久しぶりに土日とも自由だった。

ところが天気予報は思わしくない。

東に向かうしかないのでそれに従って、

土曜の朝Hiromiを拾ってトマム方面に向かった。

そしてトマムに着くと、

『トマム山』が頂上までスッキリ見えていたので、

「だったら登りましょ」ということにした。

 

もう夏の観光シーズンを終え、

スキーシーズンを待つばかりのスキー場は静かだ。

おまけにスロープの全てが草刈りを終えて歩きやすい。

到着してスタートしたのがすでに10時だった。

それでも時間にゆとりがあるので、

ゆっくりゆっくり登る。

いや、速く登れない訳が他にあった。

それはシカのフンだ。

フンがそこらじゅうに点在し、

それらを避けて歩くのが容易ではない。

うっかり周りの風景に見入ってはいられない状況の中、

足元をしっかり確認しながら歩を進める。

シカのフンはその生息数が増えて行くのに従って、

年々広範囲に広がってきている。

 

トマムスキー場は最下部の緩斜面を過ぎると、

どこも長い急斜面が続く。

従ってその距離の割には登りごたえがある。

そんな急斜面を登って行くと、

グイグイ高度を上げ、

振り返るとヨーロッパの、

とある山村を思わせる美しい風景が広がる。

そしてその中に建つツインタワーが、

10年近く前に外壁の塗色を変えた頃は違和感があったものの、

今ではすっかり風景に馴染んでいる。

トマムは何度訪れてもいいところだ。

 

急斜面を登りきると、

ゴンドラの終着駅まで平坦地を歩く。

このゴンドラの終着駅が、

夏場「雲海テラス」として観光客で賑わうところだ。

そしてその近くに設置された新たな展望施設前に、

ゴンドラの夏営業が9月末日で終了したことを告げる貼り紙があった。

と、このときになって雨が降りだした。

そしてアッという間に、辺りはガスに包まれた。

それほど強く降るわけではないが、

雨は雨でやはりうっとうしい。

頂上にはわずかな時間滞在しただけで、即下山を開始した。

それでもゴンドラの終着駅に戻る辺りになるとガスが晴れ、間もなく雨も上がった。

そこでラーメンタイムをとって、

その後はたくさんの陽を浴びて急斜面を下った。

下りではまたシカのフンを踏まぬよう、慎重に足場を探る。

13時近く駐車地に戻った。

まだ十分時間があるものの、

今は午後4時半になるともう暗い。

明るいうちに車中泊地に到着したいので、

そのまま南富良野町に向かい、

「金山保養所」で汗を流した。

 

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