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2024.3.7 『月形』(305m)  毎年外せない山へ

 昨日の朝Hiromiの車を我が家に置き、

増毛山地の南端へと向かった。

ところがこの朝は、

天気予報で「晴れ」という割には、

空全体が灰色の雲に覆われ、

車を走らせる前方は低山さえガスに覆われて、

その姿がさっぱり見えなかった。

それで当別町の「ふくろう湖」の湖岸を走っているとき、

ふと思い出した「月形」(二等三角点)に変更することにした。

そこですぐ月形町に通じる道々に乗り換えて、

月形町豊ヶ丘地区へと向かった。

そして「豊ヶ丘貯水池」下部の、

農道脇に駐車。

ここは一日に数台程度しか車が走らない。

 「豊ヶ丘貯水池」を起点に、

「月形」を目指すルートは、

昨春初めて歩いてみたが、

なかなか景色の良いルートで、

Hiromiにも歩かせたいと思っていた。

 駐車地手前の「豊新橋」を渡って、

「豊ヶ丘貯水池」に向かった。

もうツボ足で大丈夫かな?

とも考えたが、

ツボ足だとそこそこ足を取られるので、

スノーシューを装着した。

 貯水池に向かって登って行き、

その手前で左手の尾根に取り付いた。

そしてこの尾根を忠実に登って行く。

すると背後には木の間越しに、

空知平野の田園地帯の風景が広がって行く。

また、この朝空全体を覆っていた雲が、

いつの間にかすっかりなくなり、

とびっきりの青空が広がっていた。

気温もグングン上昇し、

アウターなんか必要ない。

 最初の尾根で150mほど高度を稼ぎ、

西に向かう尾根に乗り換えた。

すると間もなく目指す「月形」の、

純白の峰が見えてきた。

美しい姿だ。

そして周りの風景も素晴らしい。

そこでHiromiが口にした、

「今日ここに登ってよかったね!」。

そうなのよ、

毎シーズンここは外せないなあ!

 大変良い風景の中で、

尾根筋を快適に歩いて行く。

そして250で林道に合流した。

これは「分監山」麓から続く「樺戸林道」で、

無積雪期にはこの林道入口から入って、

「月形」を目指すことになる。

 しばらく明るく開けた林道を歩いて行くと、

左手に尾根の末端が突き出しているので、

この尾根にのって登って行く。

尾根は左手に樹木がほとんどないので、

素晴らしい風景を眺めながらの登行だ。

樺戸山地の核心部がそっくり眺められる、

正に極上の景色を堪能!

そしてなだらかな山頂へ。

二等三角点「月形」。

無積雪期にも数回登って、

三角点標石は確認している。

また、そばの立ち木に、

私製標識が付けられていた。

昨年まではなかったものだ。

私製標識の作者は、

栗山町の「天狗山」(四等三角点・330m)や、

当別町の「金沢」(二等三角点・126m)に付けられている私製標識と同じだ。

小さな木切れにマジックインキで点名を書き、

木にコイル状の針金でくくりつけている。

 ピークから少し東に移動すると、

空知平野が丸々望めるところに出る。

なんとものどかで広い風景を、

しばしうっとりと眺めた。

 下山は一旦林道に下った後、

ピークから見えていた、

地形図にはない林道に入ってみることにした。

ところがこの林道は、

既に廃道となって久しく、

崩壊箇所が次々に現れて、

一旦沢床に下って登り返す場面もあり、

なかなか苦労させられた。

そして最後は沢筋を下った後、

登路の尾根に登り返して貯水池へ。

沢筋に下って登り返すというノルマは抱えたものの、

そう言った意外性があるから面白い。

 終わってみると、

このルートはやはり毎シーズン楽しみたいルートの一つであると痛感した。



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