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2024.4.14 『幌向炭山』(ホロムイタンザン・361m)  早春の里山に癒されて・・・

 私は疲れている。

コロナ禍が続いた3年間は、

この繁忙期でも注文が少なく、

けっこう休みが多かったのだが、

それが明けると日常が戻り、

この時期は月~土曜日の6連勤となってしまった。

それでもコロナ前に比べると、

仕事の量は減っている。

コロナ前だとこの時期は、

月~土曜日の6連勤に加え、

早出と残業を繰り返していた。

それがないだけまだましではあるが、

やはりこの時期に週一休みはきつい。

行きたい山に行けない辛さ・・・

 この度の週末は、

Hiromiが金曜日から南日高に、

車中泊数泊の予定で出かけて行ったので、

単独である故、

疲れた肉体をいたわりつつ、

のんびりと癒し登山をすることにした。

そして燃料代も節約ということで、

近場の栗沢町で「幌向炭山」に登ることに決めた。

 今朝家を出て栗沢町に向かった。

日々仕事に追われている間に、

世間の雪がほとんど消えてしまった。

融け出すと早いものだ。

栗沢町の美流渡地区も、

田園に雪は残っていなかった。

「幌向炭山」は緩やかな円錐形をしており、

その姿は西側の田園地帯から望むことができる。

 「幌向炭山」の南尾根の末端に、

地形図にはない林道が走っているので、

これに入ってすぐの地点を駐車地とした。

上空には小規模送電線が走っている。

 駐車地から送電線の作業道に入り、

数十メートル進んで笹をひと漕ぎして、

トドマツの林に入った。

ここから急登となり、尾根筋を登って行く。

東側には美流渡地区の田園地帯が広がる。

急な尾根は長くは続かず、

突然傾斜が落ちて、

平たんな尾根筋が続く。

もう農作業が始まったようで、

田園地帯から農業機械のエンジン音や、

その他諸々の音が聞こえてくる。

 尾根筋を歩いて行くと、

やがて林道の末端に合流する。

新しい林道で、

確か2~3年前に開削されたものと記憶している。

しかし、この林道を車両が走行するのを見たことがないし、

林道上にもそんな痕跡は残っていない。

 山々の北側の部分には、

いまだ雪が残っており、

ときにはそれを踏みしめて進む。

林道脇のフキノトウが早春の息吹を感じさせる。

また、途中で樹木が切れて、

東側の風景を一望できる箇所がある。

そこには美流渡地区の集落の向こうに、

「幌向岳」(836m)が、

まだ白い姿を見せていた。

 林道の後半は長い直線を結んで続き、

「幌向炭山」頂上部の基部で藪に入った。

藪は薄く苦にならない。

尾根筋にはシカ道も走っており、

短い距離で二等三角点「幌向炭山」。

もう何度目のピークだろう?

直近では昨秋Hiromi、Meguと東側から登っている。

今回利用した西尾根に続く新しい林道は、

他の山域でもずいぶん経験してきたように、

地形図に記されていないため、

藪漕ぎと決めて入山して発見したもの。

山と言うのは地形図を見て自らのルートを定め、

実際に足を踏み入れてみないと、

どう状況が変わるかわからない、

と言うことを教えてくれる典型的な山だ。

 下山も同ルートを引き返した。

まだ雪が残る部分があり、

融けたところも、

正に今融けたばかり、

ということを感じさせる早春の楽しい山歩きだった。



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