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2024.4.21 『御園北』(ミソノキタ・195m)  伐採地の風景に癒されて・・・

 

 先日の日曜日、

午前中『雨霧山』に登った後、

まだ正午少し前だったので、

近くの山に寄ることにした。

車を栗山町東山地区から御園地区へと移動。

そして「伊藤の沢林道」に入った。

この林道の入口に廃倉庫が建っており、

その前が広く空いているので、

これを駐車地とした。

 このところ気温が低く、

時折霧雨が降る暗い空模様が続いている。

この日もやはり寒くて、

アウターを脱ぐことはできなかった。

 スタートして間もなく、

エゾシカの防護柵扉を抜けた。

その後すぐに施錠された林道ゲートが現れる。

ここも雪が融けて間もない時期には訪れたことがなく、

殺風景な風景が新鮮だ。

その中に咲くエゾエンゴサクが、

春の訪れを知らせてくれているのだが、

寒い・・・

 林道ゲートの奥で北側に杉の林が見える。

杉は本来北海道には自生していない。

それがどうしてここに立っているのか、

不思議な光景だ。

 杉の木を眺めて少し行くと、

左手に作業道が現れるので、

これに入って伐採地に向かう。

 

この伐採地の風景が好きで、

何度かこの上のピークに登ってきた。

 伐採地の中の作業道は、

荒れて歩きにくいが、

とにかく周囲の風景が好きだ。

まっすぐに伸びたトドマツと、

その倒木が織りなす光景は迫力がある。

以前はこんなに倒れていたかな?

と思えるほど、

数多くのトドマツが倒れていた。

それに気付くのも、

まだ雪が融けたばかりで、

下草に覆われていないせいか?

 伐採地のピークに上がって振り返ると、

これがまたよい景色で、

南北に走る送電線の向こうに、

夕張の山々が連なる。

思えばこの辺りのずいぶん多くのピークに立ったものだ。

 伐採地のピークから樹林に入り、

藪漕ぎとなるが、

その藪は薄いので苦にならない。

尾根筋を歩いて行くと、

昨年新たに伐採された地形が見えてくる。

そして次のピークに立ち、

四等三角点「御園北」。

ここの標石は倒木の下になっていた。

それに気付かず、

Hiromiがそこを通り過ぎてしまい、

引き返すよう声をかけた。

 下山はほぼ同ルートを引き返し、

また伐採地の良い風景を眺めたあと、

作業道を下った。

この伐採地は他のそれと同じく、

タラの芽が採れるところだ。

しかし、容易に人が入れるので、

長くは採れないだろう。

山菜採りの人間は、

こういうものを目にすると、

すぐに芽を根元からもぎ取って、

木をダメにしてしまう。

 林道に下って寒々とした中を歩き、

駐車地に戻った。

そして帰途に着き、

夕方あらためて「反省会」とした。

辛い4月もあと少し!

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