北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2024.9.8 『虚無僧山』(コムスヤマ・198m) 暑い中風通しの良い山へ!
先日の日曜日、
厚真町で「厚幌ダム」湖岸から、
「一里沢」に登った後、
炎天下に出てみると、
いやあ、暑い暑い!
引き続き軽装で登れる山希望だが、
登山道のある山が皆無であるこの一帯で、
短パン軽装限定で登れる山はそうない。
そこで今年既に二度登っている、
風通しの良い「虚無僧山」に登って、
眺めの良いところで昼食とすることに決めた。
「虚無僧山」は以前藪山で、
初めて登った時は、
樹林の中の藪をかき分けて登ったものだ。
ところが昨年伐採が入り、
すっきりとした山容になった。
厚幌ダムから幌内地区まで戻り、
作業道に入った。
すぐにエゾシカ防護柵が現れるので、
その扉を開けて中に入る。
すると広い土場となっているので、
そこを駐車地とした。
太陽がギラギラ照り付けて暑い中をスタート。
石がゴロゴロと堆積しているが、
これは先日の大雨で上部から押し流されたものだ。
その雨量を物語るように、
この後作業道に深い雨裂が続いた。
雨裂は深いところだと、
Hiromiの腰くらいまであった。
雨裂を避けながら作業道を歩いて行くと、
突然前方の視界が開け、
広大な伐採地の風景が目に飛び込んでくる。
緑に染まった大地が美しい。
そして背後には、
次第に幌内地区の田園地帯の風景が広がって行く。
標高こそ低いが、
実に良い風景だ。
作業道はヘアピンカーブとなって高度を上げて行く。
途中やはり大雨で、
作業道の端が崖下に崩れた箇所があった。
もう一度同じような雨が降ったなら、
作業道ごと崩れ去るだろう。
蛇行して伸びる作業道は、
伐採地を離れて一旦樹林に入るが、
それを抜けると、
今度は第二の伐採地が現れる。
はじめの伐採地は数年前のものだが、
こちらは昨年伐採されたばかりだ。
従って植生も荒々しい。
素足を傷つけぬよう、
極力上部まで作業道を利用した。
そして伐採地のピークに上がる。
澄んだ青空の下、
実に見晴らしがいい。
この奥の三角点は少々藪を漕がなければいけないので、
この日はカットしてここで昼食とした。
この辺りは千歳空港に着陸する旅客機の空路となっているので、
上空を次々と飛行機が飛んで行く。
下山は蛇行する作業道をショートカットして、
雑草の斜面を下った。
するとまたカマキリだ!
ブラキストンラインから北には生息していないはずのカマキリを、
また目にしてしまった。
しかも今度のは大きい!
北海道でカマキリを見たのは、
これで三度目だ。
しかもその全てが、
ここ厚真町の里山だった。
何らかの手段で北海道に入ってきたカマキリが、
ここでは間違いなく繁殖している。
汗を拭き拭き下山。
駐車地に着くと農家のおじさんがやってきて、
「キノコ採りですか?」。
「いやぁ、山登り」、
と答えると、
ほとんど何も言わず、
ただ不思議そうな様子で立ち去った。
そして帰途に着き、
夕方いつもの「反省会」。