goo

2024.9.22 『深沢』(フカザワ・212m)  濃い笹にリタイア

 

 三連休中日の午前中、

厚真町で「知決辺川」に沿って伸びる林道を利用し、

「知決辺」(四等三角点・256m)に登った後、

同林道を3kmほど下流方向に戻り、

ちょうどよいところに駐車スペースを見つけた。

それを起点に「深沢」(四等三角点・212m)を目指すことにした。

「深沢」には尾根ルートで複数回登っているが、

笹が濃くて苦労するので、

別ルートを探ることにした。

 駐車地から林道を少し歩いて、

水量が少ない小沢に入った。

小沢を詰めて上部で尾根に取り付くことにした。

薄い笹薮であってくれ、

と願いながら。

まあ、いつもの出たとこ勝負だ。

 狭い小沢の藪は薄いのだが、

トゲのある植物が多く、

それらが次々ズボンを通して刺激してくる。

「痛い」、「痛い」と声をあげながら進む。

いくら声をあげても、

だ~れもいないからね~

 沢筋を進んで行くと、

前方に6年前の「胆振東部地震」による崩壊地が現れた。

予測していた光景だったが、

降雨による浸食で、

地肌に刻まれた深い雨裂が、

崩壊斜面の荒々しさに拍車をかける。

そして斜度がきつい。

ピッケルで身体を支えながら、

一歩一歩登って行くが、

辛くて何度も立ち止まって呼吸を整えた。

崩壊斜面を登りきって振り向くと、

いい風景だね~

しばしほんのり秋色に変色した木々の風景を眺め、

藪に入った。

ここから尾根筋を詰めて行くが、

笹は期待を裏切り結構濃い。

一旦藪を抜けて土場のようなところに出た。

そしてその向こうで再び藪に入った。

すると今度は頑強な笹だ。

丈が私の身長を超え、

密度もかなり濃い。

なかなか前には進めず、

早々とリタイアを決めた。

この辺りはどうも笹が濃いようだ。

厚真町ももう少し南側だと、

けっこう薄いところが多いのだが。

まあ、こんなこともあるさ~

と、下山を開始。

登路できつくて辛かった急斜面も、

ピッケルで身体を支えながら下るのは、

楽だし速い!

スタスタ下って沢筋へ。

またトゲのある植物に刺されながら林道に下りた。

そして駐車地へ。

誰が来ることもない広い河原で着替えて帰途に着いた。

「知決辺川」沿線は面白い!

次回は地震で崩壊した、

「知決辺川」の最深部まで入ってみよう!

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )