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2024.9.8 『一里沢』(イチリサワ・268m)  厚幌ダム湖岸で尾根に取り付く

 先日の日曜日は、

9月に入ってもまだ日中の気温が30℃になると言うので、

軽装で登れる山を選定。

この朝Hiromiを迎えに行き、

厚真町へと向かった。

そして久しぶりに厚幌ダムへ。

その途中の吉野地区には、

6年前の「胆振東部地震」で亡くなられた方々を弔う、

献花台がテントの中に設置されているところがある。

つい先日の6日もテレビや新聞等のニュースで取り上げられていた。

また、この献花台が設置された裏側の斜面は、

幅約1kmに渡って、

全てが一瞬のうちに崩れ去った。

そしていち早く取り組まれた災害復旧工事が、

一番最初に完了したところでもある。

 厚幌ダムまで走って驚いた。

そこを走る道々933号線はこれまで、

ダム横の「厚幌トンネル」の前でゲートが閉じられ、

その先へは車両を乗り入れられなかった。

6年前の胆振東部地震による災害と、

その復旧工事が進められるためだ。

それがこの度は開通したようで、

大きなゲートが開かれたままだった。

それでそのまま車で「厚幌トンネル」を抜け、

先へと進んで行った。

2年前には工事が停止する盆の期間中に、

Hiromiと徒歩で歩いた道々だ。

 道々を走り「厚幌トンネル」を抜けて、

二つ目の「一里沢橋」を渡ったところに、

ちょうどよい駐車スペースがあったので、

これを利用した。

そしてそれは取り付く尾根の目の前と言う、

絶好の位置にあった。

駐車地から眺めるダム湖は、

先日の大雨の影響で、

泥水が大量に流れ込んで濁っていた。

 駐車地から目の前の尾根に取り付いた。

このルートは2年前に歩いているので、

短パン軽装でピークまで行けることを知っていた。

尾根筋はすっきりして気持ちよく歩ける。

おまけに広葉樹の植生がよく、

尾根自体が大変美しい。

そんな尾根歩きを楽しみながら、

小さなアップダウンを越えて、

徐々に高度を上げて行く。

そして北側の樹木の切れ間から、

ダム湖とその向こうに、

「花美有山」(二等三角点・309m)が見えると、

目指すピークはもう近い。

一山超えて、

四等三角点「一里沢」。

ここの標石は地面から大きく飛び出していた。

また、2年前にはここから更に奥へと足を伸ばし、

「一里沢奥」(三等三角点・394m)を往復したことを思い出す。

 復路に入るころには日も高くなり、

天気予報通りかなり気温が上昇していた。

それでもこのルートは、

一貫して樹林の中を歩くため、

常に日陰なのでまだ涼しい方だ。

また、尾根上にはずいぶんたくさんのドングリが落ちていた。

先日大雨をもたらした低気圧が、

強い風を伴って木々の実を、

まだ緑のまま落としてしまったのだろう。

 復路も楽しく歩いて駐車地へ。

ここは本当に美しい尾根歩きを楽しめた。

暑いけれどもう一座に登りましょう!

 

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