北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2024.9.7 「210mP」 瑞穂ダムで地震崩壊地を巡る
週末土曜日の午前中安平町の瑞穂地区で、
「瑞穂」(四等三角点)付近の地震崩壊地を巡った後、
「瑞穂ダム」に移動した。
そしてダムの南側駐車場を利用。
ちょっとここで話しがそれる、
忘れないうちに!
例の「オニヤンマ君」件だ。
今夏はこの「オニヤンマ君」を、
徹底して帽子に付けて歩き、
その効果を検証した。
結果、アブには全く効果がないことが判明。
しかしスズメバチには、
間違いなく効果があると確信した。
そもそも「オニヤンマ君」を帽子に付けていると、
スズメバチがやってこない。
たまに羽音が聞こえても、
すぐに去って行く。
オニヤンマがスズメバチの天敵、
と言われるのは間違いないようだ。
私は過去スズメバチに4度刺されている。
だから頼もしい味方ができた。
また、鬱陶しい夏から初秋に季節が変化した今、
改めて思うことがある。
ふと気付くと、
今夏はブヨや蚊に刺されることがほとんどなかった。
毎年ずいぶんあちこち刺され、
液体ムヒの世話になってきた。
そしてムヒのボトルを使い切り、
買い足してきたものだ。
それが今夏は虫刺されでぬったのが、
たった1回しかなかった。
これは「オニヤンマ君」の効果だろうか?
確信は持てないが、
事実は事実だ。
来夏はまたこれを検証してみよう!
冒頭から話しが大きくそれてしまった。
「瑞穂ダム」の駐車場から、
広い湖岸林道にのって歩き出した。
そして間もなく現れる「鳥取橋」で、
林道から橋下の湖岸に下りた。
湖は先日の大雨で増水し、
水もずいぶん濁っていた。
その後湖岸から沢筋を少し歩き、
無数の雨裂が走る崩壊斜面に取り付いた。
この辺りは茶褐色の崩壊斜面の巣のようなところで、
広範囲に渡って崩壊地が広がっている。
急でザラザラと崩れやすい斜面を、
一旦登りきると作業道が現れる。
これにのって先へと進むが、
もう周囲の至るところが、
「胆振東部地震」の崩壊斜面だ。
こんなことを言っては、
関係方面の方々からお叱りを頂戴してしまうが、
私はこの崩壊斜面が広がる荒涼とした風景が好きだ。
崩壊して露出した茶褐色の土と、
緑のコントラストが実に美しいと感じている。
この日はそこにすっきりした青空だ。
暑くて歩くのが辛いのだが、
景色は抜群だ!
作業道は多くの地点で崩壊している。
しかしその先にも崩壊箇所を交えながら、
先へと伸びて行く。
今回は南の「210mP」を目指し、
西に下るルートとしたが、
次回は逆の東回りルートを歩いてみよう。
作業道を離れて藪尾根に取り付く。
そして忠実に尾根上を登って「210mP」。
この辺りではなかなか存在感のあるピークだが、
三角点があるわけでも、
地形図上に標高点が記されているわけでもない。
しかし私はこのピークが好きだ。
そこから北から西にかけての風景が見渡せる。
ピークを後にして、
北西に下降する尾根にのった。
笹の尾根だが、
昨年よりその密度が濃くなり、
トゲのある植物が増えて思いの外難儀して下った。
そして最後は樹林を抜けて崩壊斜面を下り、
駐車地のすぐ近くで湖岸林道に下りた。
「胆振東部地震」が発生して6年が経過したが、
その爪跡は今も変わらず残っている。