acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

平標山 ヤカイ沢 山スキー

2015年04月03日 23時56分19秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2015年3月27日

メンバー:sasa

コース:駐車場-ヤカイ沢-平標山-ヤカイ沢-駐車場

 

みつまたで車中泊し、7:30分に火打峠駐車場へ移動する。
駐車場には数台の車が止まっていて、すでに出発したようだ。

駐車場から板を肩に担いで出発した。別荘地の道路終点からスキーでトレースを進む。
藪っぽい樹林帯を抜けると、正面に平標山の全体が見渡せる。
今日も天気が良く、昨日のかぐらスキー場の感じからして、早い時間から日に当たっている正面の斜面は重い新雪になっていると考えられる。

左岸の尾根を回り込んだ辺りから尾根沿いの登りになる。昨日のトレースはクラストぎみで、たまにシールがスリップしてしまう。
稜線に出ると風でクラストした雪稜になり、シールでなんとか進める感じだった。ルートの南側には雪庇が出来ているので注意が必要だ。

平標山の頂上は、雲ひとつない青空と富士山まで望める大展望が広がっていた。

今回は登ってきたルート沿いに滑り降りることにする。頂上から続く斜面はザラメ状でなかなか良い感じだ。
尾根沿いの上部樹林帯は快適な新雪が楽しめたが、標高が下がるとだんだん重い雪になり苦労した。


近くにある苗場温泉の雪ささの湯に寄ってみる。ここは茶褐色の湯で小赤沢温泉や松代温泉の湯に似た感じでいい温泉だった。

 

火打峠駐車場(夏タイヤのマイカー)

ヤカイ沢から平標山

平標山頂上

谷川岳方面

頂上から続く斜面

上部樹林帯の斜面

 

 

 

 

 


神楽ヶ峰 中尾根 山スキー

2015年04月02日 22時50分18秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2015年3月26日

メンバー:sasa

コース:かぐらスキー場-第5ロマンスリフト-神楽ヶ峰-中尾根-かぐらスキー場

 

23日から日本海側は雪が降り続き、水上から先はチェーン規制になっていた。
25日の昼にはチェーン規制が解除になり、パウダースノーを楽しもうと思い、かぐらスキー場へ行くことにした。

かぐらスキー場は初めてで、スキー場内の地理があまり分かっていない。やたらとゴンドラやリフトを乗り継いで上を目指す。
少し遅れて第5ロマンスリフトの運転になり、たちまちボーダーやスキーヤー達が集まる。
遭難者がいるようで、ヘリが飛ぶためゲートから先は通れなかった。仕方ないので神楽ヶ峰から延びるとなりの尾根を登る。
ラッセルは、くるぶし程度でいい運動になる。頂上からは苗場山が目の前にあり迫力がる。
しばらくビール休憩してから稜線を北上。中尾根は樹林帯が多い尾根だった。シールを剥がし、パウダースノーがありそうな北面の沢を滑る。
雪がフワフワで滑っていて超楽しい! 

リフトを乗り継ぎ、2回目はゲートから入れた。どうやら遭難者は無事に発見されたようだ。
ひと登りで中尾根に到着する。2回目は尾根上を滑るが、モナカになっていたりで滑り難い。
ゲレンデに合流し駐車場へ戻ると足がパンパンになっていた。

 

神楽ヶ峰

苗場山をバックに

中尾根 北面の沢

シュプール

2回目の登り

中尾根

 


月山・飯豊山(石転び沢)スキー登山

2015年04月02日 19時06分04秒 | 山行速報(山スキ-)

2014年 5/03(土)-06(月祝) 天気:晴れ→雨・晴れ→曇り・晴れ→雨
月山・飯豊山(石転び沢)スキー登山に行ってきました。
 
メンバー:Apple(単独)
装備:山スキー一式
 
今回の登山行程は、前夜発車で常磐道=磐越道=東北道=山形道=寒河江SA(車中泊)まで入る。
03(土):寒河江SA=月山IC=R112=10:05姥沢P=10:35-45リフト上駅~11:15牛首~12:55-13:00月山山頂~13:30-45四谷川西側斜面~14:10姥沢小屋~14:30姥沢P(車中泊)
 
昨年GWは厳しい山スキーだったので、今年は癒し系の月山をチョイスする。
軟弱山スキーヤーは、このへんが丁度いいのである。
 
早朝に起きて混まないうちに月山姥沢駐車場まで入り車でのんびりする。
明るくなると天気はまずますである。リフトが動き出す時間に合わせてシールを付けて出発。
リフト乗り場に着くと結構な人が待っている。さすが人気のスキー場である。
リフトに乗りこれから登るルートを観察しながら朝日岳の山々を眺める。
終点で降りGPSとビーコンのスイッチを入れ登行を始める。
トレースがあるのでそれに沿って登るが、大きく下って登り返すルートのようだ。
体力無いので登り返しが無いよう、トレースを外れ姥ヶ岳をトラバースするように尾根に向かう。
月山山頂が良く見え、すばらしい天気である。
尾根沿いに登り這松をかわしながらシール登行する。
ギリギリまでシールで行ける雪面を選び、雪の消えたところもブッシュをシールで登る。
山頂の平らな部分になりスキーを脱ぐ。(帰り滑らないからね)
坪足で山頂の祠で参拝する。ご利益ありそう!
山頂付近は意外と風があり風が冷たい。
廻りの写真を撮り早々にスキーデポ位置にもどりシールをはがして滑降する。
雪はザラメでいい感じ、楽しく滑れる。
四ッ谷川上部の平原に滑り込み、風の無い所で大休止して行動食をほおばる。
リフト東側の尾根下を滑るが、途中亀裂や雪庇が崩壊しそうなところは飛ばしで滑降する。
姥沢小屋後に回り込んでリフト下の斜面に出て一服、雲行きがあやしくなったので急いで駐車場に戻る。
車に着いてスキーを脱いだら土砂降りの雨が来た。間一髪セーフであった。
この後はひとり大宴会。駐車場に残った車は5~6台であった。

 
月山姥沢駐車場    リフト乗り場

  
姥ヶ岳に向かう   姥ヶ岳東面に向かう  稜線で休憩

 
一番長い雪面    振返って眺める

   
月山山頂にて     山頂からの眺め


04(日):7:50姥沢P=8:25リフト上駅~9:05-20姥ヶ岳~9:40-50南斜面沢コース~10:10姥沢P=R112=湯殿山IC=山形道=鶴岡IC=R7=R290=R113=道の駅白い森おぐに(車中泊)

昨夜はもの凄い風で車が転げそうだった。酔いも冷める。
車の頭を風上に向けたら揺れが少なくなって寝ることができた。
朝日が昇ると昨日の風がうそのように晴れ上がった。微風快晴またまた山スキー日和である。
リフトに乗り景色をながめながら行くコースを考える。
今日は姥ヶ岳を登り南西斜面をすべり姥沢に戻ることにする。
シールがばっちり効き快適に登行し姥ヶ岳山頂を踏む。大休止し他のスキーヤーと談笑する。
ゆっくり眺めを堪能したら、シールははずして朝日連峰に飛び込むように滑降する。ザラメ雪で快適である。
リフト乗り場に着くと、スキーヤーで大渋滞であった。
もう一本行きたかったが、あきらめ石転び沢に向かうことにする。
途中観光しながら、道の駅白い森おぐにで車中泊する。
もちろん大宴会。村上で買ったハマチは美味かったな~っ。

 
今日もいい天気   リフトより朝日連峰を見る

   
リフト降り場     姥ヶ岳への斜面   姥ヶ岳山頂よりの空 月山を眺める

  
姥ヶ岳山頂   朝日連峰に向かって滑降 滑った斜面を振返る

 

05(月):道の駅白い森おぐに=6:10梅花皮荘P~7:25飯豊山荘~7:55-8:20音身平~9:20-35石転び沢出合(手前1000m)~10:55飯豊山荘~12:00梅花皮荘P=小国警察署=道の駅白い森おぐに(車中泊)
 
今日は行程が長いので暗いうちに出発する。
途中で陽が昇り雪の飯豊山で見えた。神々しい景色であった。
梅花皮荘の林道ゲート前の駐車スペースに車を止め準備をしていると、
警察官のパトロールで昨日遭難があったとルートなどを詳しく聞かれた。
あまり気に留めず重いスキーとブーツを担いで林道を歩く。
飯豊山荘までのアスファルト道路と温身平まで砂利道は除雪が完了していた。
ここで運動靴をデポしてスキーを履いてシール登行を始める。
思った以上に雪は溶けており、雪の繋がりを探しながら進むのでスピードが上がらない。
堰堤はスキーを担いで階段を上がる。その上からは枝沢を何度も徒渉しながらで難儀する。
石転び沢出合の大分前で雲行きが怪しくなり冷たい風が吹き下ろす。
何かヤバイような感じになり大休止して考える。
まだ先は長いし届かないだろう。行動食を食べて下山することにする。
石転び沢は遠かった。次回は宿泊道具を持ってリベンジするとにしよう。
飯豊山荘ゲート前まで粘って手で漕ぎながらの歩くスキーで滑り込む。
梅花皮荘で風呂にはいりサッパリして帰路につくが、この後は遭難対策で大変な2日間を経験する。

   
梅花皮荘林道ゲート前 長い尾林道を歩く 飯豊山をバックに 除雪は完了している

  
飯豊山荘ゲート前  温身平       雪のブナ林を縫って行く

  
石転び沢を遠望する ここで撤退する   石転び沢は遠かった

by Apple


早池峰アイオン沢スキー登山

2015年03月31日 09時49分04秒 | 山行速報(山スキ-)

日時:2015年3月28日(土)

メンバー :kim 他2人

コース    :区界道の駅(6:00)~駐車場所(6:15)~夏道登山口(7:10)~林道ゲート(7:40 )~アイオン沢(8:45)~事業看板(9:20)~頂上(12:30/13:00)~事業看板(14:00)~ アイオン沢(14:40)~ゲート(15:15) ~夏道登山口(15:30)~駐車場所(16:30)

早池峰山の北面にアイオン沢と呼ぶ名前の沢があるのを御存じですか?

1948年9月に日本を襲った大型台風21号が岩手県の三陸沖を進み、岩手県では北上川やその支流が氾濫し、死者・行方不明者が700名を超える大きな被害を発生させ、早池峰山北面の沢では大きな土石流が発生し、広大な荒廃地が出現した。後日、この台風にはアイオンと名前が付けられ、この台風で土石流が発生した沢にはアイオン沢と名前が付けられた。

積雪期に山スキーで早池峰の頂きに挑むルートとして、このアイオン沢を登路とするコースがあり、積雪期早池峰の頂きがワンディー登山が可能なコースです。

夏道登山口までの林道は路面が露出している所があり、雪が無い所をシールで歩く場面があった。夏道登山口から林道ゲートまではシール登高で進むが、真新しい熊の足跡があった。

アイオン沢に入り林道看板までは左岸を登るが、今年は積雪が多いので途中から沢の中を進む事が出来て、密な樹林帯に苦労する事は少なかった。

林道終点の看板付近では、青空に輝く太陽の下、これから登るアイオン沢を見上げると、崩壊地の左側に白い急斜面が上部まで続き、登高意欲が湧いてくるのを感じる。

アイオン沢下部急斜面の登高は避けて、尾根を一つ越した沢状の所をシール登高した。アイオン沢下部急斜面を越してからは、右手に見える1,522mピーク寄りに進み、早池峰と中岳の稜線を目指して登った。

稜線上の1,850mのピークを早池峰の頂上と勘違いして頂上に着いたと思ったが、左方に更なる高みのピークがあり、決意を新たにして疲れた体に鞭打ってスキーで頂上に向かった。

早池峰頂上付近は、岩(石)に雪が付着して、さながら樹氷を思わせるスノーモンスターの中を進み、6時間の登高の末、念願の早池峰頂上に到着。

頂上には他の登山者が見られず、我々3人で早池峰の頂上を満喫出来た。

頂上付近はアイスバーンになっていたので、シールを装着したまま滑走開始。

シールを外してからはお待ちかねの大滑降だが、アイスバーン、ストップ雪、グサグサ雪と変化する雪質に対応する脚力が残っていなかったので、幾度か転倒しながら苦戦した滑降になってしまった。

事業看板からは、残っている体力を考慮して、林道を滑降した。帰路の林道では雪解けが進み、スキーを脱いでザックに括りつけて歩行するシーンが多々あった。

車を駐車した所に戻った時には、3人とも疲労はしていたが、心の中は満足感で一杯であった。

 


秋田駒ケ岳横長根スキー登山

2015年03月31日 08時50分36秒 | 山行速報(山スキ-)

日時  :2015年3月21日(土)

メンバー:kim 他6人

 コース :仙岩トンネル(7:20)~第1展望台(10:05)~ 第2展望台(10:40)~ 仙岩トンネル(12:30)

仙岩トンネル入口駐車場にて準備を整え、7:20 出発。

竜川にかかる橋を渡り作業道を進む。所々、片側は切れ落ちていて雪も硬いので注意して通過する。

一旦、国見温泉へ続く県道に出るが、すぐに尾根に取りつき針葉樹の混じった林をシール登高する。

急斜面が見えてきたらやや左に進路をとり、上部の白い平坦地(窪地)で小休止。滑降時に迷いやすいポイントには赤布でマーキングして歩を進めた。

ここから見上げる横長根は無木立の白い斜面が広がり、下降(滑降)時が楽しみだ。

その後はブナの疎林の尾根をシール登高するが、気温が低いせいか雪も適度に硬く登りやすい。

稜線直下は右にトラバース気味に登り、雪庇の切れ目から横長根稜線に出た。やや風があるが視程良好。

横長根の稜線をシール登高して第1展望台~第2展望台と進が、横岳までの稜線には、風で吹き飛ばされて雪が無くシール登高では進めないので、第2展望台で行動を打ち切り下降する事にした。

アイスバーンになっていたのでシールを付けたまま稜線上滑り、適当なドロップポイントからシールをはずし、滑降を開始した。

雪質が気温上昇によって適度に緩んだのでテレマークターンも決まり、快適な滑りを楽しめた。

 


安達太良山スキー登山

2015年03月24日 19時11分35秒 | 山行速報(山スキ-)

2015年 3/14(土)-15(日) 天気:曇り・晴れ
安達太良山スキー登山に行ってきました。
 
メンバー:Apple(単独)
装備:山スキー一式
 
今回の登山行程は、前夜発車で常磐道=磐越道=東北道=安達太良SA(車中泊)まで入る。
14日:安達太良SA=二本松IC=R459=8:55あだたら高原スキー場~9:40バイオレッドライン・リフト上部~10:50-11:00薬師岳展望台~11:55仙女平分岐~12:30-40_安達太良山山頂手前/滑降~13:10薬師岳展望台~14:00スキー場=道の駅つちゆ(車中泊)

年度末の多忙な中時間が取れたので、ささっと出発。
いつもの安達太良SAで宴会して車中泊。ウルトラマンダイナは健在であった。
 
朝移動して、あだたら高原スキー場に着くと、くろがね小屋のあんちゃんがいる。
雪1mぐらい積もったから覚悟して行ってねとのアドバイス。
そんなの関係ねーとチケット1枚買って出発。
登山道を登りゴールドラインのリフト乗り場に着くと行列が、リフト故障して動かない。(^_^;
バイオレットラインを動かしてもらって乗ったが、予定よりはるか下までしか行けなかった。
トレースがまったく無いなかを1人若者スキーヤーがラッセルして登っている。
おっちゃんも交代しようと頑張って追うが追いつかず。(T_T)
薬師岳展望台に直登という感じで深雪急登をなんとか乗り切る。
仙女平分岐を過ぎたころから風が強くなり視界が悪くなる。
若者は先に進んだようだが、今日はここまでかと滑降し往路を戻る。
ワカン・スノーシューのパーティは敗退したようだ。

 登山道を登るが雪が深い

深雪の急登を山スキーヤーを追う

薬師岳展望台に到着

これより少し先斜面より滑降する


15日:道の駅つちゆ=8:50あだたら高原スキー場~9:20ゴールドライン・リフト上部~9:50五葉松平~10:30-45稜線~11:00仙女平分岐~11:50-12:10安達太良山/滑降~12:50-13:00峰ノ辻~至勢平~13:15-25至勢平下部~14:25スキー場
 
昨日とうってかわって良い天気。
今日はゴールドラインのリフトは動いているので利用する。
トレースがばっちりついているので、楽に五葉松平を経由して稜線に出る。
ここで大休止していると世話になった福島県警の防災ヘリが旋回したりホバリングしたりしている。
昨日遭難してビバークした人を救助したらしい。
仙女平分岐を過ぎたころからトレースを外れ直登で山頂を目指す。
最初は快調に登ったが、山頂近くになるとクラストしたアイスバーンとなり滑る滑る。(>_<)
いまさらルート変更もしゃくなのでそのまま根性で登り山頂下に出る。
アイゼンを着けるのも面倒なのでそのままで山頂へ、帰りは滑るので緊張した。
ここから滑降しようと試みるがアイスバーンでヤバそうなので、斜滑降で雪がやわらかそうなところまでトラバースする。
峰ノ辻の上辺りから滑るが、所々が凍っており冷や汗せもんであった。
峰ノ辻で大休止して至勢平を滑降する。すばらしい広大なバーンである。
トレースの無いコースがふんだんにあるが雪が重く曲がるのが大変。
あっというまに登山道に合流する地点になるが、ぎりぎりまで粘って合流した。
狭い登山道を頑張って滑ったが足はパンパンに。
適当なところでスキーを引いて坪足で下山する。

快晴のあだたら高原スキー場
 
五葉松平から安達太良山頂を望む
 
稜線で大休止中、自分撮り
 
南側の稜線を見る
 
山頂直下のクラスト斜面
 
立派な海老のしっぽ
 
安達太良山山頂です。
 
トラバースしてここから滑降
 
山スキーヤーが滑降している
 
至勢平は広大なバーンだ

by Apple

谷川岳 芝倉沢 山スキー

2015年03月21日 21時14分39秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2015年3月21日

メンバー:sasa

コースタイム:天神平8:50-肩の小屋11:40-一ノ倉岳13:40-湯檜曽川14:50-土合橋15:40

 

今年から山スキーに復帰しようと思い2週間前に兼用靴、板、シールを購入した。TLT対応の兼用靴だったが、よくわからないのでビンディングは古い板からジルブレッタ404を付け替えた。


山スキーは10年間のブランクがあるので、前日に天神平スキー場で1日練習をして滑り方を思い出す。

水上道の駅で車中泊し、朝はゆっくり起きて天神平ロープウェイの駐車場に移動する。

朝8:30分のロープウェイに乗り天神平へ。天神尾根には登山者の列が出来ていた。
天神平からシールを付けてトラバースして行くが、全体的に雪は締まっていてアイゼンは必要そうだ。肩の小屋まではシールで登ってみたり板を担いだりを繰り返し手間がかかった。肩の小屋の広場でのんびり過ごし、食べ物や水分を補給する。

オキノ耳から一ノ倉岳へは、たまに足がズボリと潜るので疲れる稜線歩きになる。
一ノ倉岳から少し下った芝倉沢の降り口は急斜面でカリカリなので非常に怖い。傾斜のなだらかな尾根の方へいったん逃げる。
芝倉沢では先行の2名、後続の2名のスキーヤーと一緒になった。ノド付近は急斜面になるが雪がゆるみだし滑りやすくなる。デブリが目立ちはじめ全く気が抜けない中、安全そうな所で休みながら滑り下りて行く。
下部になるとデブリが沢を覆っていたので板を外して通過した。

虹芝寮付近になると傾斜はゆるやかになり樹林帯の中を安心して気持ちよく滑る。そして湯檜曽川沿いを土合橋までのんびり滑った。

 

天神平からシールを付けてトラバースして行く。

北斜面になるとクラストしているので途中からアイゼンに変えた。(自作スノープレート)

熊穴沢避難小屋を過ぎた辺りから再びシールで登る。

傾斜が急になってきたので。板を担いで登る。

オキノ耳までは登山者が多い。

一ノ倉岳の登りはズボズボ足が潜るのでシールを付けて行く。

芝倉沢の降り口。

芝倉沢上部の大斜面。

芝倉沢のノド付近から見下ろす。

芝倉沢の中間部。

デブリが沢を覆っていた。

湯檜曽川沿いを滑る。

 

 


厳冬期岩手山 ワンディ登山

2015年03月11日 21時24分44秒 | 山行速報(山スキ-)

厳冬期岩手山 ワンディ登山挑戦記                    

1、日時 2015年2月28日(土曜日)
2、メンバー kim 他3名
3、行動時間 相の沢駐車場(6:50)~砂防ダム(7:40)~スキーデポ地点1,586m(11:15) 
     ~最高到達1,740m(12:00)~スキーデポ地点1,586m(12:30~13:00) 
     ~砂防ダム(14:00)~相の沢駐車場(14:15)


前日、盛岡は春を思わせる湿った雪が降り続き、沿岸地方は快晴で強風が吹き荒れ、山には湿った新雪が降り積もったが、日曜日は悪天が予報されているので、今日の土曜日がワンチャンスと判断しての山行が実行された。しかし、樹林帯のラッセルに時間を採られると時間切れになったり、頂上付近に強風が吹き荒れていると上部はアイスバーンになっていて手強いし、悪天で視界が悪いとホワイトアウトになる等で、厳冬期の岩手山をワンディ(1日)で登頂するのは至難の業だと思うが、先週に登った白い桃源郷八幡平の余韻が残っている3文字名前の中高年の星テレマーク4人組が、今週は2月最後の厳冬期岩手山の頂を目指して相の沢駐車場に再び集結した。
シールを装着して雪の中に歩を進めるとスキーが20Cm~30Cm位沈み、ラッセルのアルバイトを強いられる一日になりそうだ。しかし、中高年の星3文字名前のテレマーク4人組は先頭を交代しながら黙々とラッセルに励み、確実に高度を上げて行った。


山の神も我々中高年の星テレマーク4人組を見捨てず、雲が流れて徐々に青空も見えるようになり、風も弱まってきた。しかし、上部に行くにしたがって雪も深くなり、スキーでのラッセルが辛くなり、先頭を交代する頻度が多くなってきた。
 途中で小さな沢を横切る所では、今日の雪質では雪崩の心配は少ないが全員同時行動は控えて、先頭がラッセルして横断するまで見守り、安全を確認してから残りのメンバーが沢を横切った。
少しでも雪崩の懸念がある場所では、登高時も滑降時も1人づつ行動して残りのメンバーは、その行動を見守り、万一の場合には速やかにアクションを取る事が必須だと思う。


小さな沢を横切った対岸の尾根には白いオープンバーンが広がっているが、少しでも雪崩のリスクを回避する為に樺の木々の中をラッセルして進むと、雪面の状態に変化が見られ、アイスバーンの所も現れるようになってきた。上を見ると所々には這松の葉が見られ、更に上部には岩が出ているのでシール登高を断念してスキーをデポし、テレマークブーツにアイゼンを装着してツボ足で更に高みを目指した。しかし、雪が締まっていない場所では膝まで雪に潜り、疲れること甚だしく、時間だけが過ぎ去って行くように感じられた。


岩手山の頂上は遥かかなたなので、御神坂コースとの合流点を目標点に定めて登高を続けたが、1,7400m地点で断念した。やはり厳冬期岩手山の頂は遠かった。
スキーデポ地点まで戻り、シールを外したスキーをブーツに-装着して滑降モードに切り替え、お楽しみの滑降開始。しかし世の中は甘くは無かった。

                         
最初はシュカブラ状のところで脚を取られて転倒したり、昨日降った湿った雪が更に重くなり思うようにターンが出来ず、今日は修行モードの滑降になりそうだ。


直滑降、不格好、斜滑降、と各自が持っている引き出しから応用技術を引っ張り出して、重い湿った雪の樹林帯を滑ると太股がパンパンに張り、途中、大休止をして無事滑降終了。
今日の修行モードの雪質の中、怪我もなく無事に滑降できた中高年の星テレマーク4人組の老練なテクニックに脱帽。


八幡平スキー登山

2015年03月10日 21時17分47秒 | 山行速報(山スキ-)

白い桃源郷を目指して (八幡平スキー登山)               

1、日時 2015年2月21日(土曜日)
2、メンバー kim 他3名
3、行動時間 御在所(7:00)~茶臼小屋(9:15~9:20)~黒谷地(9:40)
    源太森頂上(10:20)~陵雲荘(11:00)~八幡平頂上(11:30)~
源太森(12:30)~茶臼小屋(13:30~13:40)~御在所(14:30)


八幡平スキー場が閉鎖になってからは、積雪期に岩手県側からの八幡平は距離が長く、また行動時間も多く要するので敬遠気味になっていたが、今回は厳冬期のつかの間の晴天を利用して中高年の星4人組テレマーカーが、白い桃源郷の八幡平を目指した。
偶然の一致か、名前が漢字3文字で表す事が出来る中高年が4人揃ったが、名前が3文字の岳人には善人が多いとの山伝説があり、その為か今日の晴天は約束されたようなものだ。
御在所に車を停めて駐車場で身支度を整え、車から一段上がった所からスキーを履いてシール登高開始。旧八幡平スキー場の左側斜面には大規模な面発生雪崩の跡が観測されるが、これは2/17の地震の際に発生した雪崩との事。
今日の雪質はかなり安定しており雪崩のリスクは少ないと推測できるが、あまりにも好天なので雪庇崩壊による雪崩には注意が必要と感じる。
昨夜降った雪も5cm~7cm位なのでラッセルも苦にならず、快適に高度を稼ぐ事が出来た。

単独スキーヤーが1名先行していたが、挨拶を交わし我々パーティーが先行させて頂いた。
茶臼小屋には予定時間より早く着いたので、小休止して黒谷地に歩を進めた。
黒谷地では先程の単独行者が茶臼小屋をショートカットして先に到着し休憩していた。更に源太森へシールを効かせて登高するが、このあたりからは樹氷が現れてきて目を楽しませてくれる。
 

源太森からは八幡沼付近が一望でき、まさに白い桃源郷の言葉がピッタリの天空の地だ。
白い桃源郷の真ん中を進み、陵雲荘には
11:00着。予定より早い時間に着いたので八幡平の頂上を目指す事にして、陵雲荘前の緩い斜面を進むと直ぐに八幡平の頂上に到着。
 帰路はメガネ沼方面に向かい樹氷観察を堪能してから八幡沼を一周し、源太森に向かい、
源太森で大休止をしてから黒谷地にシールを付けたまま滑走し、再び茶臼小屋を目指した。

 

この頃からシールが水分を含み更に雪が付着して重くなってきた。誰かが後ろで『雪が昆布になって旨い』としゃべっていた。『雪が昆布になる?』『雪が旨い?』一度は食してみたいと思うが、後で聞いたら『雪がコブ(団子)になって重い』と言っていたそうだ。そうこうしているうちに茶臼小屋に着きここで大休止をしてシールを外しここからはお待ちかねの大滑降が楽しめそうだ。


後ろを振り向くと○岡△CCのタラさん達が到着したので話を聞くと、タラさん達は恵比寿沢の右岸尾根を登ってきたとの事。機会があったら次回は恵比沢右岸尾根を登ってみたいと思う。
 茶臼小屋前から茶臼岳の大斜面を横切って前山方面に滑り込み、ここからは途中から同一行動になった単独行者が先行して案内してくれたので、スキーでの滑降に専念出来て至福の一時を堪能する事ができ、茶臼小屋前から1時間弱で御在所に戻ってきた。素晴らしい天気に恵まれ、最強のメンバーに恵まれ、白い桃源郷を堪能でき楽しい一日だった。

 


宮城蔵王

2015年02月27日 22時28分47秒 | 山行速報(山スキ-)
2015/2/21(土) 単独

【日程】
 0650すみかわスキー場下発-0815スキー場トップ周辺-0850エコーライン合流
 -1005刈田峠登山口-1100刈田峠避難小屋-1145刈田峠登山口-1240小休止1250
 -1310刈田岳(シール剥がす)1340-1410すみかわスキー場下

【感想】
久しぶりの2月の宮城蔵王は、これ以上ない好天に恵まれ、樹氷原と刈田岳を堪能した。


営業前のすみかわスキー場からスタート


観光道路から屏風岳方面が見えてくる


中央コース越しに、肩に避難小屋をのせた刈田岳


杉ヶ峰~前山の樹氷原


ハイラインから前山方面へ入る


刈田峠避難小屋


林立するモンスター


ハイラインを行く観光用雪上車と刈田岳


宮城蔵王の山々


御釜


氷結の刈田嶺神社




赤:シール歩行 青:滑降


ebi