立山室堂周辺スキー
2013年11月23ー25日
メンバー T氏、kei2氏、Nak
23日 快晴
8:30始発だと思ってのんびり寝ていたが、回りを歩いて行く人の足音が気になり7時頃起床。7:30切符売り場へ行くもすでに長い行列、今夜の宿を共にするSさんに見つけてもらいお金を渡して買ってもらった。私は休日のアルペンルート初体験だった。すごい人、バスで立っている人もいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e8/b3dc7541575fa429aed5cf44b185b580.jpg)
凍ったダムでは一度転んでしまった。
扇沢など下の方は以外と雪が昨年より多かったが、タンボ平はまだまだ雪が足りない。汗だくになって室堂に到着。天気は最高である。
不要な荷物をターミナル横にデポしてシール歩行で室堂を出発、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/40/cd02da0db7da04fca5cbc27c48480e15.jpg)
まずは傾斜の緩い浄土山西面の展望台を目指す先行者のトレースを追う。
ヘリがやたらと飛んでいるので何かと思ったら、大きな雪崩事故が大走り沢下部で起こったことを知った。しばらく様子を見守った。すぐに富山方面へ飛んで行くヘリが何台か、遭難者が見つかったようだ。大走り尾根の取り付き付近にいれば我々だって巻き込まれてしまっていただろう。
2550m付近から非常に緩やかになってからがだらだらと長い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/34/8cdebdf8910b6ed87c248c0cb559b051.jpg)
浄土山西側の急斜面、深いラッセルにめげずに単独の登山者が登っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ac/ca215d661d92aba5f4274c45d85e86af.jpg)
展望台付近に到着して、薬師岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳まで見える。白山は雲海に浮かんでいる。しばし休憩してパノラマを楽しむ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4d/bd40e5f8ada4b76a3d2e6b10f0ee21e6.jpg)
シールをはずして バックルを締めて滑走面をさっとなでて確かめて、と山スキーはモードの切り替えにすることがたくさんある。さて滑降開始、こんな景観の中で今シーズン初の滑りをできる幸運に感謝。最初は傾斜がなくてほとんど直滑降でも大丈夫だ。直滑降でスキーが浮いてくるまで待ってから、少しだけターンですぞ。軽い新雪でとても滑りやすい。
最高にいい天気だが、一応危険地帯を想定して、見える範囲で止まって区切りながら一人づつ滑るようにする。
2550m付近からシュプールが多く雪面荒れ気味。シュプールのないところを探しながら下る。最後は緩斜面をスキーに乗せてもらって自動的に(室堂着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3a/c34356046c118c0bc5f6cf12deece142.jpg)
大日岳はいつものように真っ白で異様な景観
デポを回収して シール無のアルペンモードのまま、みくりが池温泉へ向けて出発する。最初はわずかな登りなので、V字登高でしのぐ。ここで後ろにズレない場合は滑走面の滑りが悪いので、滑走面にホットワックスやチューンアップが必要です。kei2さんは荷が重いのになれないのか最後の下り、スキーを担いできた。最後の下りを途中から直滑降して勢いつければかなり上まで登れるんだけどねえ。お疲れ様でした。ちょっと早いけど、温泉にでも入ってゆっくりとしましょう。
25名の団体扱いになっていて6人ずつ相部屋に分かれ、宴会組は遅くまで頑張ってました。kei2、T氏は絶好調のようでした。Nakは早々にダウンして寝ました。
24日 ガスのち午後晴れ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/00/d1676cfffcf76e29bd7bb2e87e5fe0fe.jpg)
今日は天気がいいはずだったが、小雪模様でガスがだんだん出てくる。最初からシールをつけてゆるいアップダウンをして室堂山荘前(2460m)を通過する。ここからルートをどこに取るか悩む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/63/5ea86c74abda2d89acc10f57700a953d.jpg)
結局、ほぼ夏道通りのトレースをたどりって一の越方面へ向かう。2540m付近で谷芯を横断して大きくジグザグを切りながら登るようになる。
祓堂の少し先2617m、風当たりの弱い雪庇状の下で休憩する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/5e/5c5651b6b36506a98f86d33fe60bbeca.jpg)
このころになるとまったく視界不良でまともに滑るのは無理だ。白い雪面の傾斜がわからず、止まっているのにコケてしまう。昼ごろになると晴れるらしいがそんなに待てないので、 ただ降りるだけでも仕方が無い。
少し谷の右岸側にトラバースして荒れていない斜面を探すが、視界が悪すぎてどっちみちまともに滑られない。だらだらと、お互いが見えなくならない距離で区切りながら一人づつ滑る。2500m付近でやや狭くなった谷芯に入ると、視界が少し良くなってきてここからは結構パウダーを楽しめる。ずっと下って、玉殿岩屋手前まで来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/76/c78358151c6609f5dbbc37039d77a4e4.jpg)
ここから室堂山荘までシールをつけて登りトイレを借りた。ここは昨日が小屋閉めだったそうだ。
2448mの小ピークから玉殿岩屋前まで緩い新雪斜面滑降を楽しんだ。少し灌木の出ているパウダー斜面を下って、ちょうど室堂山荘直下のカール底のようなところに出て大休憩。晴れて来た。この間に約2名は空身でカール北端の尾根状を登り一本急斜面を滑る。まあまあ、よい雪で楽しいけど出だしの急斜面は怖くて真下に向けなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/68/dde0b9e745f000f6574287acdb094224.jpg)
再度、室堂山荘まで登り切ったところですっかり晴れ上がってよく見える立山連峰をバックに記念撮影。
それにしてもすごい雪崩のデブリが大走り沢下流、雷鳥沢の本谷全長にわたって広がっている。明日は天気が悪いらしいので名残惜しく雄大な景色を眺めながら、みくりが池温泉への緩やかな尾根にシールを滑らせる。前に出したスキーが滑り始めたら、それに乗って少しだけでも滑らせると平坦なところを早く歩けるようになります。
宿のすぐ手前でビーコンの練習をする。20mぐらい離しておいて、3~5分で見つけられたのでまずまずよし。もっと厳密には普段の装着状態からビーコンを取り出して手に持って、とにかく受信できるところまで20ないし30m間隔で粗い捜索をして受信できるところを素早く見つけ、そのあとは、ビーコンの向きをいろいろと変えて一番音や矢印が大きくなる方向に進む。ということでだいたいはみつかるのだけど、本番ではそんなに冷静でいられるわけではないので、体で覚えるまでよく練習しておかなくては!そのあと、ゾンデをすばやく組み立てる練習と雪に突き刺した感覚を確かめてみた。さらに、スコップで断面をほってみた。ややしもざらめ化していて全層にわたってどちらかといえば崩れやすいし、1mぐらい下に氷の層があった。風で吹き溜まったところでは深いところから板状に崩れて大きな雪崩になっているというわけか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5e/449ba6fe0885e51094ad1d375214c943.jpg)
そんなことをしている間にまた新しい雪崩が目のまで。大走り尾根下部の西側沢状地形である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/eb/5c3c8fb1c48f1ccdcc87b57b82eaaf83.jpg)
雷鳥沢本流はデブリで埋まり、大走り沢下部にも堆積している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/27/7afa9f61295921ba0a314d3a99ab0a72.jpg)
真砂岳直下の破断面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/8a/7da2eae80bf0e094cb9a21e96f4ecba3.jpg)
雷鳥沢上部の破断面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/a3/a0aabcfe607de1c60f34f5b48a1ac794.jpg)
山崎カールのひとつ北側沢状の雪崩跡
わりと早い時間にみくりが池温泉着。とても熱い温泉につかってから昼寝をして英気を養い、小屋締めの宴に臨んだのですが、若いときのようには食べられず、それでも久々に苦しいほどの満腹になるまで食べました。(T氏kei2氏は飲みました。私はデザートをフルコースで)
25日 曇り風やや強い
みくりが池温泉の高度が昨日よりも高度計の高度が50m上がっているので、気圧が下がったことになる。風がやや強い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/19/26a977671517a73ff5110e4a638dc64e.jpg)
シールをつけて出発、最初の下りは シールをつけてカカト開放のまま直滑降したが、初心者にはこわいようだ。少しテレマーク姿勢をとると安定すると思う。
室堂ターミナル着。扇沢方面行きの始発に乗る。平日なので入山日みたいに焦る必要がなくて楽だ。またもやダムの氷上で一度転ぶが無事に扇沢着。
薬師温泉(kei2さんの割引券使って500円)に入ってから豊科(安曇野)ICから入って中央道で帰るつもりだったが、いつもの習慣でまちがえて長野方面へ入ってしまった。次のICが40kmも先なので、そのまま長野道~信越道経由に変更する。横川で昼食休憩。桐生足利ICでおりてからR50を結城まで走り、砂沼ビーチ前を経由してR294を南下。16:00頃、とよさと着で解散。17:16帰宅。
とりあえず、初滑りの目的は果たせたでしょうか。みなさん。お疲れさまでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c0/d1c95628fbdcda746d9840033921ec47.jpg)
今回滑ったのはほとんど、室堂周辺のみ。
~Kei2です~
山スキーのデビュー戦!!
そして、今回の為にスキー一式思い切って買い替えました。(>_<)
登山を始めて、すぐにスノボからスキーに転身。
ゲレンデで10数年練習を重ねてきたが、どうしても新雪が上手く滑れない。
積雪期の立山は初めて。
天気も良く、ロケーションもバッチリ。
シールのつけ方から教わり、無理をせず、出発!
数歩 歩いただけで、“コテン”と倒れて雪まみれ。なかなか立ち上がれず苦戦。
出だしからこの調子。この先不安が↓↓↓
歩き方から指導してもらい、展望台へ。
超~気持ちいい(^_^)/ 解放感抜群。
滑りの見本を見せてもらい、おっかなびっくり滑りました。
やはりゲレンデと違い、思い切りって滑ることができない。
翌日の午前中視界不良の中を滑るが、転んでは行けないと思い、踏ん張り過ぎてしまう。
午後から晴れてきたが、斜面には沢山のシュプールが描かれている。それも深い!
回避しながら滑るのもこれまた大変。やれやれ・・・。
決めました! 今シーズンはゲレンデで猛特訓します。
※12/14、15は新潟のスクールで特訓を受けることにしました。(^_^;)
Nakさん、Tさん 楽しかったです。ありがとうございます。
これに懲りず、また連れて行ってください。
☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆
<行動タイム記録>
11月22日
「とよさと」交流センター( 20:26 発)、(21:49) 佐野ICから高速へ。(22:25) 高崎JCT、(23:08)横川SA休憩 (24:00)長野IC
。(24:20)美麻トイレ休憩、(25:16)扇沢着. 積雪50cmぐらいあるか、無料駐車場に入り込む勇気はなく駐車スペースを探してぐるぐるまわり(25:40)ようやくシェルター下の柱と柱の間に縦列駐車し、その隣の柱の向こうにテント設営して就寝。
11月23日
(10:30)室堂ターミナル(11:07)シール歩行にて出発、(11:46)2550m付近 (12:23)展望台着 ー(13:04) 滑降開始 (13:32)2550m (13:34)室堂ターミナル着 (14:00)出発 (14:16) みくりが池温泉着。
11月24日 (07:30)出発ー(8:09)室堂山荘ー(8:46)2540m付近 (9:09)祓堂の少し先2617m (9:50)滑降開始 (10:11)2500m付近やや狭い谷芯ー(シール登高)室堂山荘(11:54)2448mの小ピークから玉殿岩屋前まで滑降、室堂山荘下のカール状一本(13:21)室堂山荘前ー(15:16)みくりが池温泉着
11月24日 (07:30)出発ー(8:09)室堂山荘ー(8:46)2540m付近 (9:09)祓堂の少し先2617m (9:50)滑降開始 (10:11)2500m付近やや狭い谷芯ー(シール登高)室堂山荘(11:54)2448mの小ピークから玉殿岩屋前まで滑降、室堂山荘下のカール状一本(13:21)室堂山荘前ー(15:16)みくりが池温泉着
11/25 (07:07) みくりが池温泉発 ー(07:24) 室堂ターミナル(7:45)ー(9:38)扇沢ー(16:00)とよさと着解散
2013年11月23ー25日
メンバー T氏、kei2氏、Nak
23日 快晴
8:30始発だと思ってのんびり寝ていたが、回りを歩いて行く人の足音が気になり7時頃起床。7:30切符売り場へ行くもすでに長い行列、今夜の宿を共にするSさんに見つけてもらいお金を渡して買ってもらった。私は休日のアルペンルート初体験だった。すごい人、バスで立っている人もいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e8/b3dc7541575fa429aed5cf44b185b580.jpg)
凍ったダムでは一度転んでしまった。
扇沢など下の方は以外と雪が昨年より多かったが、タンボ平はまだまだ雪が足りない。汗だくになって室堂に到着。天気は最高である。
不要な荷物をターミナル横にデポしてシール歩行で室堂を出発、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/40/cd02da0db7da04fca5cbc27c48480e15.jpg)
まずは傾斜の緩い浄土山西面の展望台を目指す先行者のトレースを追う。
ヘリがやたらと飛んでいるので何かと思ったら、大きな雪崩事故が大走り沢下部で起こったことを知った。しばらく様子を見守った。すぐに富山方面へ飛んで行くヘリが何台か、遭難者が見つかったようだ。大走り尾根の取り付き付近にいれば我々だって巻き込まれてしまっていただろう。
2550m付近から非常に緩やかになってからがだらだらと長い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/34/8cdebdf8910b6ed87c248c0cb559b051.jpg)
浄土山西側の急斜面、深いラッセルにめげずに単独の登山者が登っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ac/ca215d661d92aba5f4274c45d85e86af.jpg)
展望台付近に到着して、薬師岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳まで見える。白山は雲海に浮かんでいる。しばし休憩してパノラマを楽しむ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4d/bd40e5f8ada4b76a3d2e6b10f0ee21e6.jpg)
シールをはずして バックルを締めて滑走面をさっとなでて確かめて、と山スキーはモードの切り替えにすることがたくさんある。さて滑降開始、こんな景観の中で今シーズン初の滑りをできる幸運に感謝。最初は傾斜がなくてほとんど直滑降でも大丈夫だ。直滑降でスキーが浮いてくるまで待ってから、少しだけターンですぞ。軽い新雪でとても滑りやすい。
最高にいい天気だが、一応危険地帯を想定して、見える範囲で止まって区切りながら一人づつ滑るようにする。
2550m付近からシュプールが多く雪面荒れ気味。シュプールのないところを探しながら下る。最後は緩斜面をスキーに乗せてもらって自動的に(室堂着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3a/c34356046c118c0bc5f6cf12deece142.jpg)
大日岳はいつものように真っ白で異様な景観
デポを回収して シール無のアルペンモードのまま、みくりが池温泉へ向けて出発する。最初はわずかな登りなので、V字登高でしのぐ。ここで後ろにズレない場合は滑走面の滑りが悪いので、滑走面にホットワックスやチューンアップが必要です。kei2さんは荷が重いのになれないのか最後の下り、スキーを担いできた。最後の下りを途中から直滑降して勢いつければかなり上まで登れるんだけどねえ。お疲れ様でした。ちょっと早いけど、温泉にでも入ってゆっくりとしましょう。
25名の団体扱いになっていて6人ずつ相部屋に分かれ、宴会組は遅くまで頑張ってました。kei2、T氏は絶好調のようでした。Nakは早々にダウンして寝ました。
24日 ガスのち午後晴れ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/00/d1676cfffcf76e29bd7bb2e87e5fe0fe.jpg)
今日は天気がいいはずだったが、小雪模様でガスがだんだん出てくる。最初からシールをつけてゆるいアップダウンをして室堂山荘前(2460m)を通過する。ここからルートをどこに取るか悩む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/63/5ea86c74abda2d89acc10f57700a953d.jpg)
結局、ほぼ夏道通りのトレースをたどりって一の越方面へ向かう。2540m付近で谷芯を横断して大きくジグザグを切りながら登るようになる。
祓堂の少し先2617m、風当たりの弱い雪庇状の下で休憩する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/5e/5c5651b6b36506a98f86d33fe60bbeca.jpg)
このころになるとまったく視界不良でまともに滑るのは無理だ。白い雪面の傾斜がわからず、止まっているのにコケてしまう。昼ごろになると晴れるらしいがそんなに待てないので、 ただ降りるだけでも仕方が無い。
少し谷の右岸側にトラバースして荒れていない斜面を探すが、視界が悪すぎてどっちみちまともに滑られない。だらだらと、お互いが見えなくならない距離で区切りながら一人づつ滑る。2500m付近でやや狭くなった谷芯に入ると、視界が少し良くなってきてここからは結構パウダーを楽しめる。ずっと下って、玉殿岩屋手前まで来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/76/c78358151c6609f5dbbc37039d77a4e4.jpg)
ここから室堂山荘までシールをつけて登りトイレを借りた。ここは昨日が小屋閉めだったそうだ。
2448mの小ピークから玉殿岩屋前まで緩い新雪斜面滑降を楽しんだ。少し灌木の出ているパウダー斜面を下って、ちょうど室堂山荘直下のカール底のようなところに出て大休憩。晴れて来た。この間に約2名は空身でカール北端の尾根状を登り一本急斜面を滑る。まあまあ、よい雪で楽しいけど出だしの急斜面は怖くて真下に向けなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/68/dde0b9e745f000f6574287acdb094224.jpg)
再度、室堂山荘まで登り切ったところですっかり晴れ上がってよく見える立山連峰をバックに記念撮影。
それにしてもすごい雪崩のデブリが大走り沢下流、雷鳥沢の本谷全長にわたって広がっている。明日は天気が悪いらしいので名残惜しく雄大な景色を眺めながら、みくりが池温泉への緩やかな尾根にシールを滑らせる。前に出したスキーが滑り始めたら、それに乗って少しだけでも滑らせると平坦なところを早く歩けるようになります。
宿のすぐ手前でビーコンの練習をする。20mぐらい離しておいて、3~5分で見つけられたのでまずまずよし。もっと厳密には普段の装着状態からビーコンを取り出して手に持って、とにかく受信できるところまで20ないし30m間隔で粗い捜索をして受信できるところを素早く見つけ、そのあとは、ビーコンの向きをいろいろと変えて一番音や矢印が大きくなる方向に進む。ということでだいたいはみつかるのだけど、本番ではそんなに冷静でいられるわけではないので、体で覚えるまでよく練習しておかなくては!そのあと、ゾンデをすばやく組み立てる練習と雪に突き刺した感覚を確かめてみた。さらに、スコップで断面をほってみた。ややしもざらめ化していて全層にわたってどちらかといえば崩れやすいし、1mぐらい下に氷の層があった。風で吹き溜まったところでは深いところから板状に崩れて大きな雪崩になっているというわけか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5e/449ba6fe0885e51094ad1d375214c943.jpg)
そんなことをしている間にまた新しい雪崩が目のまで。大走り尾根下部の西側沢状地形である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/eb/5c3c8fb1c48f1ccdcc87b57b82eaaf83.jpg)
雷鳥沢本流はデブリで埋まり、大走り沢下部にも堆積している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/27/7afa9f61295921ba0a314d3a99ab0a72.jpg)
真砂岳直下の破断面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/8a/7da2eae80bf0e094cb9a21e96f4ecba3.jpg)
雷鳥沢上部の破断面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/a3/a0aabcfe607de1c60f34f5b48a1ac794.jpg)
山崎カールのひとつ北側沢状の雪崩跡
わりと早い時間にみくりが池温泉着。とても熱い温泉につかってから昼寝をして英気を養い、小屋締めの宴に臨んだのですが、若いときのようには食べられず、それでも久々に苦しいほどの満腹になるまで食べました。(T氏kei2氏は飲みました。私はデザートをフルコースで)
25日 曇り風やや強い
みくりが池温泉の高度が昨日よりも高度計の高度が50m上がっているので、気圧が下がったことになる。風がやや強い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/19/26a977671517a73ff5110e4a638dc64e.jpg)
シールをつけて出発、最初の下りは シールをつけてカカト開放のまま直滑降したが、初心者にはこわいようだ。少しテレマーク姿勢をとると安定すると思う。
室堂ターミナル着。扇沢方面行きの始発に乗る。平日なので入山日みたいに焦る必要がなくて楽だ。またもやダムの氷上で一度転ぶが無事に扇沢着。
薬師温泉(kei2さんの割引券使って500円)に入ってから豊科(安曇野)ICから入って中央道で帰るつもりだったが、いつもの習慣でまちがえて長野方面へ入ってしまった。次のICが40kmも先なので、そのまま長野道~信越道経由に変更する。横川で昼食休憩。桐生足利ICでおりてからR50を結城まで走り、砂沼ビーチ前を経由してR294を南下。16:00頃、とよさと着で解散。17:16帰宅。
とりあえず、初滑りの目的は果たせたでしょうか。みなさん。お疲れさまでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c0/d1c95628fbdcda746d9840033921ec47.jpg)
今回滑ったのはほとんど、室堂周辺のみ。
~Kei2です~
山スキーのデビュー戦!!
そして、今回の為にスキー一式思い切って買い替えました。(>_<)
登山を始めて、すぐにスノボからスキーに転身。
ゲレンデで10数年練習を重ねてきたが、どうしても新雪が上手く滑れない。
積雪期の立山は初めて。
天気も良く、ロケーションもバッチリ。
シールのつけ方から教わり、無理をせず、出発!
数歩 歩いただけで、“コテン”と倒れて雪まみれ。なかなか立ち上がれず苦戦。
出だしからこの調子。この先不安が↓↓↓
歩き方から指導してもらい、展望台へ。
超~気持ちいい(^_^)/ 解放感抜群。
滑りの見本を見せてもらい、おっかなびっくり滑りました。
やはりゲレンデと違い、思い切りって滑ることができない。
翌日の午前中視界不良の中を滑るが、転んでは行けないと思い、踏ん張り過ぎてしまう。
午後から晴れてきたが、斜面には沢山のシュプールが描かれている。それも深い!
回避しながら滑るのもこれまた大変。やれやれ・・・。
決めました! 今シーズンはゲレンデで猛特訓します。
※12/14、15は新潟のスクールで特訓を受けることにしました。(^_^;)
Nakさん、Tさん 楽しかったです。ありがとうございます。
これに懲りず、また連れて行ってください。
☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆
<行動タイム記録>
11月22日
「とよさと」交流センター( 20:26 発)、(21:49) 佐野ICから高速へ。(22:25) 高崎JCT、(23:08)横川SA休憩 (24:00)長野IC
。(24:20)美麻トイレ休憩、(25:16)扇沢着. 積雪50cmぐらいあるか、無料駐車場に入り込む勇気はなく駐車スペースを探してぐるぐるまわり(25:40)ようやくシェルター下の柱と柱の間に縦列駐車し、その隣の柱の向こうにテント設営して就寝。
11月23日
(10:30)室堂ターミナル(11:07)シール歩行にて出発、(11:46)2550m付近 (12:23)展望台着 ー(13:04) 滑降開始 (13:32)2550m (13:34)室堂ターミナル着 (14:00)出発 (14:16) みくりが池温泉着。
11月24日 (07:30)出発ー(8:09)室堂山荘ー(8:46)2540m付近 (9:09)祓堂の少し先2617m (9:50)滑降開始 (10:11)2500m付近やや狭い谷芯ー(シール登高)室堂山荘(11:54)2448mの小ピークから玉殿岩屋前まで滑降、室堂山荘下のカール状一本(13:21)室堂山荘前ー(15:16)みくりが池温泉着
11月24日 (07:30)出発ー(8:09)室堂山荘ー(8:46)2540m付近 (9:09)祓堂の少し先2617m (9:50)滑降開始 (10:11)2500m付近やや狭い谷芯ー(シール登高)室堂山荘(11:54)2448mの小ピークから玉殿岩屋前まで滑降、室堂山荘下のカール状一本(13:21)室堂山荘前ー(15:16)みくりが池温泉着
11/25 (07:07) みくりが池温泉発 ー(07:24) 室堂ターミナル(7:45)ー(9:38)扇沢ー(16:00)とよさと着解散