足尾渓谷 夏小屋沢&横向沢
2018/2/1.2
メンバー:会員外Yさん、koz(きくりん)
先週は八ヶ岳のバリエーションルートへ行く予定だったが、私の急性腰痛により山行が中止となってしまった。ご迷惑をお掛けしました。貴重な冬季シーズンの山行を逃してしまい少し残念な気持ちと共に、何故か少しほっとしていた自分がいました。休養も十分にとって体も治ってきたのはいいが、この休みはパートナーが見つからずいて、元々は一人で滝散策したりして、トップロープソロで練習しようかな、、、なんて、考えていたらYさんからアイスのお誘いが、
二つ返事で足尾渓谷へ行くことに。
日光 道の駅日光ニコニコ本陣で当日待ち合わせをして車2台で銅親水公園へ。この前日は茨城でも降雪があって、日光の道路にも雪が。
駐車場から1時間30分歩いて、横向沢でまずは練習。Yさんリードでトップロープを張ってもらい数本登る。
その後夏小屋沢へ行くと、1パーティーが登攀中だったため、黒沢へ移動するも所々岩が見えていて
氷が薄い模様、、、Yさんと話してもう一度横向沢で、私のリードの練習を数本実施し、夏小屋沢へ移動。
F1、F2はナメ状の滝でF3は中々たっている印象だったが、先々週の南沢大滝ほどではなかった。
Yさんが全てリードで行き、私はフォローで登攀。ルート感覚で登ることが出来た。
今シーズン中にはどこかのルートに入りたい気持ちが強くなった。
この日もあっという間に時間が過ぎて行きタイムアップ。
駐車場にはへっでんギリギリの18時着。温泉に入り、そのまま水分を取らずに道の駅にて車内で宴会。
ビールが美味しいこと美味しいこと。。。
翌朝、来週もアイスクライミングの約束をしてYさんは帰宅。今日もありがとうございました。
私は一人、奥日光の滝を車で散策、、地形図中の沢で等高線の込み合った場所に今後こっそり練習できる滝を見つけられないかななんて、放浪、、、やっぱり、車から降りて歩かなきゃ見つからないよななんて思って、その後、10時発でハイカーで賑わうとある滝へ行く事に。賑わう氷瀑付近の沢には、過去にネットで検索した際、賑わってない氷瀑があることを知った。そこへ行ってみようと出発。賑わう滝まではスノーシューで行く人が多く居た。その明らかなトレースを辿り約2時間で賑わう滝へ。凄い人の数だった、、、、。その賑わいをよそに一人ラッセル開始。
うん、。、、、進まない、、進めない、、、、
、、、、、。
雪が沢山降ったんだよな昨日は、、
わかんない、ワカンナイなぜ俺は、、、、、
ワカンを持って来なかったのか、、ワカンナイ、、、。
2時間腰高ラッセルで、もがきながら目当ての滝へ到着。
なんか、宝物を見つけた気分だ、、、。15m位の滝だった。
初登なはずはないが、そんなん関係なく、なんかこう今すぐ登ってしまいたいそんな気持ちにかられた。。。。
気づいたらハーネスを履いていて、スクリューで取付きに3ヵ所支点を作ってプルージックを使用したソロシステム作って(ソロに使える道具を忘れた、、)1個目の支点を作るところまで登ってみたが、冷静なって(怖くなって)辞めました。その後は打ったスクリューに墜落荷重かけてみたり、
アバラコフ作ってこれまた荷重をかけてみたり、いずれ来る?であろう(いつになることか)リードで登った際の
氷面でのビレーシステムを作ってみたり、、
根暗に一人練習をしました。いつかパートナーを見つけて登りに来たいですなぁ。
時間も押してきたので下山開始。
4時も過ぎると、賑わっていたハイカーもいなく誰とも会わなかった。18時駐車場着。
駐車場に着く直前、辺りが暗くなって来た中に光り輝く女性が現れた、、、、
強風の中、突如目に入って来たので不思議な光景だった。
撮影会?モデルさんなのかこの寒い中、大変です。。。。
カメラマンさんやモデルさんも笑顔で楽しそうだった。
そして私も
新雪の中、一人でもがいて大変でしたが、嫌いじゃないです。こんな一日も、、。
知る人は知っているであろう滝だが、見つけた時はなんかわくわくした。
誰もやったことのないことを初めてやった人や自然の造形物を見つけて
初登しようと人達はこんな気持ちだったのかな。
1人で練習して意味あるか?前に進めているか?
ラッセルは少しずつしか進めない、ワカンを忘れたら更にもがきながら少ししか、進めない、、、
こうしたい、ああしたいはある思うが、すぐにはうまくはいかない。計画性のない自分に対して、
もどかしいと思う事もある。
でもそれも今回のようなラッセルと思えば、、きっとその先には何かあるはず。いつか何か掴めるはず。
ラッセル、ラッセル、
ワカンは忘れず、ラッセル、、、、。
koz(きくりん)