2018/12/15 裏妙義・木戸壁右カンテ
事前の山行募集に呼応いただいたのはS子さん。
「S子さん、久々にクライミングどうっすか?」という目論見で木戸壁を提案。
この計画に乗ってきたのが、kakさん。
そう来なきゃ。
最終3名でのクライミング。
同年代のメンバ-だからこそ、の思いが頭をよぎる。
裏妙義木戸壁は12月でもクライミングのできる貴重な存在。
5ピッチほどのマルチクライミングではあるが、高度感はなかなかのもの。
また、岩の不安定性で慎重な行動を要するため決して気の抜けない登攀となる。
S子さんの華麗なリ-ドを拝みたかったのですが、sakがリ-ドを拝命。
「頑張らせていただきます。はい。」
予想以上に壁は立っているものの、アバタ岩がそこかしこにあるので困難さはない。
しかし、ドアノブ状には荷重負担をかけないように気を使う。
フリクションは効くし、着実に足を求めて行く。
ハンガ-ボルトはこまめにあるので、ヌンチャクの数を確認しながら登っていく。
途中、ピッチ切りを見誤る場面もあったが、順調な登攀。
松の木テラスから右カンテを行くところ(たしか4ピッチ目)は痛快です。
振り返ると裏妙義の岩塔が林立する奇景。
ほかにも登られている岩塔があるのだろうか。
5ピッチで終了し、同ル-ト下降。
ドアノブ岩への引っ掛かり対策で50mロ-プ1本での懸垂下降。
ピッチ切りはこまめに行くのが吉。
要所の懸垂支点に捨てビナがあるのでわかりやすい。
懸垂下降2本目、下に見える懸垂支点へ行くと、次が斜め懸垂になりそう。
それを嫌ってショ-トカットして松の木テラスへ向かったが、5mほど足りず不安定な場所で切る。
面倒がってはいけませんね。
無事に取付。
途中、雪がちらつく場面もあったけど、南面なのでさすがに寒さは感じなかった。
登攀終了後「もぐもぐタイム」
それぞれに想いを晴らした山行となったのではないだろうか。
S子さんとは谷川、八ヶ岳など幾つも山を越えたものだが、現在は膝の怪我もあり苦難の時期。
kakさんも、先の西大星で味わった苦渋払拭の思いがあったと聞く。
sakとて体の衰えに立ち向かう年頃。
クライミングはやっぱり楽しいですね。
そう言える、それぞれの再起を願って。
sak