2018/6/7-8 実川硫黄沢
実川硫黄沢に訪れたのは3度目。
いずれも6月。
この季節の硫黄沢はいろんな”オイシイ”ものがいっぱいです。
去年沢デビュ-したfulさんにも、沢の楽しさを余すことなく教えてあげなきゃ。
ということで、fulさん初の泊付沢旅。
硫黄沢自体は概ね、記憶もあるんだけど、細部で渓のイメ-ジが変わったなぁ、と思う事しばし。
核心直前の滝が水量多く、脆い泥壁を這い上がることとなったが、それ以外は快適。
硫黄沢で唯一残念なのは、渓の透明度が低いこと。
まぁ、贅沢は言えませんが。
適当に山菜を収穫し、竿先をしならせつつ行く。
適当に幕場を見出し、ここと決めたら、まず一杯。
そんな沢旅の時間軸、たまりません。
とはいえ、やることは満載。
久しぶりの焚火に、寝床の確保そして晩餐の準備。
sak自身、初めての硫黄沢で「こんな山の楽しみ方があるのか!」と感動したものでした。
まぁ、これはこれで私も教えていただいたことをfulさんに伝授して、「恩返し」みたいなものです。
という事で、いつもに増して杯は進み酩酊するがよし。
酩酊しすぎて、写真がありませんが。
空けて翌日も朝からポレポレ。
残り熾で火を焚いて、雑炊の朝食。
最後の見せ場は何と言っても長池の湿原。
どうにか終り加減の水芭蕉を愛でることもでき満足。
カッコウのさえずりが湿原に響くと、絵に描いたかのような高原での朝景。
癒しの王道
宣言してもいい。
硫黄沢はそれに違わぬ好渓だ。
sak