2011.07/10(日) 天気:晴れ→雷雨
草津大沢川毒水沢遡行してきました。
メンバー:単独。 装備:ザイルφ8.0×30m(使用せず)
今回の登山行程は、前夜発車で浅間山火山博物館で仮眠して朝仕事~万座ハイウェイまで移動して仕事、そして天狗山スキー場Pまで移動、
8:00発~8:09登山道~9:29-10:00毒水橋[入渓]~10:40-55香草温泉~11:27二俣~12:28雪渓~13:00登山道~13:43白根山レストハウスの1日です。
大病を患ってからの始めての登山になる。どの程度できるのか不安でもあり久々の山行は楽しみでもある。仕事で草津白根山の行かなくてはならないので、いい沢は無いかと探してみたら途中に秘湯がある興味深い沢を発見する。いろいろスケジュール調整し、実施することが可能であることがわかる。後は天気しだいである。
入山した時は良い天気であったが、入渓して滑床を登っていると白根山のほうにあやしい黒雲が・・・。のんきに入浴している暇は無さそうであり、常にエスケープルートをさがしながら遡行することになる。詰めの二俣でポツリと雨が、涸れ沢にはいると豪雨になり足も完全にツリ大きな岩の陰で雨宿りをするがいかんせん沢の中、ここも水没するのは明白であり、すこし小降りになったところで行動を再開する。濁流とかした涸れ沢沿いに登山道を目指すが、足にきており一歩一歩ふみしめる感じである。雪渓脇を通過するころには、足場もよくなり登山道に出る。予定を変更して白根山レストハウスに向かいバスで天狗山スキー場に戻る。
草津国際スキー場は三ヶ所のスキー場の総称のようで、天狗山スキー場と言わないと地元の人は判らないようである。梅雨明けしたらしく良い天気だ!
ガンガン照りの中アスファルト道路をてくてく歩くとまもなく登山道の入口にでる。でっかく熊出る注意せよにコンパスと共に熊鈴を着ける。
登山道は広く木々がかぶっていて涼しい。なだらかな道をしばらく行くと途中の蟻の戸渡りの標識が、戸隠山を想像していたがぜんぜん危なくない。
途中に常布ノ滝展望台があるので寄り道をして見学するが。遠くでかすかに見えるだけある。滝下まで行く道があるが封鎖されているので止めにする。
湿原が脇に見えると、まもなく毒水沢橋にでる。沢にはでっかく立入り禁止と書いてあるので這って入ることにする。ここで沢靴に履き替えハーネスを着ける。
沢に入り白濁した水を口に含んでみるが、酸っぱくて飲めない。毒水沢のゆえんである。沢のところどころの水たまりには湯の花が沈殿している。
明るい滑床をあるいていくとガッンと大きな滝があらわれる。30mほどあるが一目で登れないと判る。右よりはっきりした巻道がある。
小さな滝を超えていくと、大きめ滑滝がある。水流右側より登れる。岩のフィリクションが効くのでフェルト底よりアクアステルスのほうが相性がいいようだ。
いよいよ香草温泉を思わせる滝があらわれる。草津温泉特有の緑の岩が源泉のようだ。水流右側よりすんなりと登れる。
第一番目の源泉である。湯はちょろちょろなので入るのは難しいが、天然のサウナのような構造になっている。今回は夏なので遠慮したい感じだ。
第二の源泉である。思ったより湯がたまってなく。入るのにはそうとうな土木工事が必要になるだろう。次に行くことにする。
山の方を見ると雲行きがあやしくなり、ガシガシと滝を登る。登ってきた沢がよく見える。明るくて良い沢である。
いくつかの源泉を過ぎて、滝上の水たまりを見ると湯の花が。手を入れてみるといい感じの湯で、ここなら入浴できます。
沢の詰めは小滝の連続で、病み上りの私は大分足にきいてきました。何度も滝にとりついた瞬間に両足がつった時には肝を冷やしましたが、日頃の訓練で冷静に対処する。
上部の二俣のあたりで豪雨になり遠くで雷が聞こえる。増水しても逃げやすいように右側に傾斜の緩い涸れ沢から登山道をめざす。雪渓ごしに白根山が見える。
by Apple