第二次安部政権になってから株高円安で景気がこれまでと違いだいぶ希望が出てくるような明るさになり始めてきてます
これが「アベノミクス」効果ってことなんでしょう
じつはバブル崩壊後、景気は一度も回復しなかった・・・ということはありません。
あんまり実感がなかったことで、一応は景気の山とかはあったようです。
ただ、バブルが崩壊して、今から見ればまだ余裕がありそうだったのが97年頃まで。
たしかに93年から96年くらいまではなんだかんだといろんなことがありましたが、経済は今よりは元気だったと思います。
たしか1万円台後半から2万円台はあったと思います、日経平均株価。
そして円相場も高くてもせいぜい90円台くらい。
今から考えれば本当にいい時代だなと思いますよ。
その頃言われていた言葉「内需拡大」「規制緩和」。
そして21世紀初頭にあの小泉政権が登場。
小泉さん、たしかにカッコいいですよねー。
でもカッコいいだけで選んではいけないと教えてくれました。
小泉さんはたしかに強い政権を作った首相です。
これはどんなに自民党や小泉さん嫌いの人でも認めてくれると思います。
そりゃ5年半も政権を持続したんですから強い首相ですよ。
それまでせいぜい2年ほどなんですから。
でも、小泉政権は経済政策で前半は失敗してました。
不良債権処理を行うのはいいのですが、構造改革をやってデフレが深刻化。
これは橋本政権時の緊縮財政と増税でデフレがスタート。
あまりに経済の反動が大きく交代した次の小渕政権で積極財政政策に。
この時は財政面で公共事業等を積極的に動かして経済を回復軌道に乗せようとしてましたが、日本銀行の金融面のサポートが不十分とマスコミの「公共事業は悪」の報道でなかなか回復できませんでした。
でも、少しずつ株価等は上昇はしてました。
小泉さんの前半は「改革なくして成長なし」「痛みの伴う改革」で突っ走りました。
たしかに必要な政策でもありましたが、それによって経済はどんどん下火に。
これではいけないと金融緩和を促進しました。
でも財政は緊縮のまま。
それでも少しずつ景気は拡大しました。
でも、一部の株やら投資家は儲かるけど大多数は実感のないものでした。
その後の景気後退や増税問題・・・。
私も無い頭で色々と考え調べてみました。
そうするとあることに気づきました。
経済成長すると税収は増えることに
それと日本の借金という言葉のからくりに。
日本の借金と言いますけど、これは日本国家の借金ではありません。
日本国政府の借金なんです。
そして日本国政府の債権は誰が保有しているか、つまり債権者は誰かと言いますとこれが日本国民なんです。
でも実感として政府にお金を貸してるなんてありません。
これは間接的に貸しているからです。
ちょっと古いグラフですがどうぞ。
ほとんどが国内で国債は消化されてます。
大体94%くらいですかね。しかも円建て。
銀行や保険、郵便局等で預けたお金を運用する上で日本国債が一番安定した資産運用先として選ばれているんですよ。
しかも、日本政府は律儀に支払いに応じてくれてますしね。
この律儀に支払いに応じるってことは意外と世界では少数派。
歴史に学ぶとヨーロッパで律儀に国債支払いを行った国はイタリアにあったヴェネツィア共和国です。
共通してるのは国債価格が安定しているんですよ。
話が逸れましたが、アベノミクス。
今回は給与所得を上昇させようとしたりと皆に経済拡大の実感を得させようとしています。
どうなるかはまだまだ未知数ですが、少なくとも景気回復に希望が出てきたことはいいことです。
この流れにうまくみんなが乗っていければきっと景気はもっと良くなります。
あとは「みんなが外に食事や呑みに行ったり買い物したり」「経費けちってはいい仕事はできねー」ってなれば増税なんかしなくても税収は増えていくと私は考えてます。
少なくとも、今の政府は経済をかなり重視してくれてますから、この傾向をまだまだ続けてほしいもんですね。
20年以上、日本は不景気に苦しめられてきました。
それまで、散々「構造改革」やら「意識改革」やらのいわゆる「改革」しなくてはいけない症候群に毒されてきました。
そして「日本はもう成長しない」なんて衰退論に踊らされてきました。
でも、本当に衰退してるならなんで世界3位の経済大国なんでしょ?
外国人が日本に来て「日本は景気がいい」なんて思うんでしょ?
日本は成長してなくも景気が悪いってほどでもないんです。
皆がそう思い込まされているだけ。
せっかくその思い込み脱却のきっかけができてきています。
みんなで思いましょう、「景気は良くなる」「成長していく」と。
なんといっても景気は「気」ですから。
今回もちょっと小難しいお話でした。