さあ、本日のテーマはお役所仕事です。
お役人のお仕事はいったいどういうものなんでしょうか? 私は簡単に申し上げると、お役人のお仕事は、「狂気」だ、ということを申し上げたいんですね。そこを今日は考えてみましょう。
最近、「情報開示と情報操作」と言うタイトルでブログを書きましたでしょ。その中でも触れましたが、お役人は、情報を隠ぺいすることで、住民や国民を操作し、コントロールし、従属させようとしてんですね。お役人のお仕事は、基本が≪反民主主義≫、すなわち、民主主義をぶち壊すものです。
原発放射能漏れ大事故は、「原発は放射能漏れ事故など起こさない、儲かりまっせ」と、大ウソを言ってきたことが背景にありますね。それは狂気ですよね。昨日(1.1,2015)朝日新聞(12版▲5ページ)に(他紙にも掲載されたでしょう)掲載された、岩波書店の一面広告。そこに、大江健三郎さんが書いてましたね。「(渡辺一夫)先生の声が『狂気』という時、それは『三・一一』の悲惨をもたらした構造についてであり、さらにその日起った国民的な反省を押しつぶしている強権についてです」と。その構造は、簡単に言ってしまえば、お役人がウソをいうことですね。それが狂気なんですね。憲法十五条第二項には、
すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない
と書いてあるのに、日立などの原発開発会社や、東京電力などのような電力会社に奉仕するために、お役人はウソを言ってる訳でしょ。そのウソのために、福島の12万以上の人々が故郷を失い、避難・転居してんですね。
これは、大川小学校事件の際でも一緒ですね。「山に逃げない」ことを選択した責任者である教員(管理職か、教務主任などの役付き教員)のことを隠してんでしょ。裁判になってもならなくても、正直に話すことがない。只野君がテレビでも証言している「山に逃げようと言っていた六年生がいた」という証言は、公式の報告書からは抹殺されてんですからね。ウソとゴマカシ、ここまで至れり、ですよね。70人以上の子どもが死んでるのに、人命よりも、組織とメンツが大事なんですね。そのためには、ウソやゴマカシを平気でやる。一見冷静に見える教育委員会の受け答えが、いかに「狂気」に満ちているかが分かるだろうと思います。
私どもは、正気でいなくちゃなりませんね。
ですから、イエスは十字架に着く前の晩に繰り返し言ってたことは、本当に人間に大事なことを示し続けていますよね。
「目覚めて(正気で)いなさい」