日本人はconformism 同調主義。みんなと同じでなければなりません。日本人ほど制服が好きな人種も少ないでしょう。制服を卒業した後でさえ、同調主義、多数派に合わせることで得を得ようとするのが生きる姿勢になってくると、多数派の着るものを「自主的」に着るようになるほど。
でも、日本人すべてが同調主義なわけない。わが敬愛するマハトマ・まど・みちおさんは、次のようなことをおっしゃいます。「誰でも一生懸命になれば、命輝く、個性輝く」。同調主義に生きる人は、「一生懸命に生きること」を諦めてるんでしょう。一生懸命は一途とも言い換えられる。一途は一本道をまっすぐに行くことでもありますでしょ。ですから、1つのことに無心で取り組んでいれば、それこそが一生懸命です。
一途に取り組むには、さて、どうしましょ。一途は自分が好きなこと、「良いな」と感じるものを見つけるところから始まり始まりですね。先日の吉田都さんのように、自分が心惹かれる物事を見つけることが、最初の出発点でしょ。そして、自分が心惹かれる物事に、心を込めて取り組んでいく。大変なこともあることでしょう。うまくいかないことだってありますもんね。でもね、諦められないのは、自分の心が惹かれてんからですよね。
そうして、自分が心惹かれる物事に心を込めて取り組んでると、その取組そのものが、自分を確かにする感じを強めて、豊かにしてくれんですね。それが、自分自身の世界、アイデンティティになります。
一生懸命、一途な道は、自分を確かにしてくれる豊かな人生の始まりです。