エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現在も生きる、ルターの学びと、学びを通した気付き

2015-05-08 07:52:21 | エリクソンの発達臨床心理

 

 ルターも、その実、お勉強家でした。

 Young Man Luther 『青年ルター』p198の第3パラグラフ 7行目途中から。

 

 

 

 

 

 

ルターは、どんなユマニストに比べても、学者としても、空想家としても、イチャモンの多い外国語通でした。最初の学期の講義では、想像の翼を広げて、自分でも当惑することもありました。仲間を探したことありました。でもね、結局ルターは自分自身の1人の道に舞い上がることになりました。ルターに惹きつけられた聴衆たちも、何が起きているのか、ルターの講義が自らの責任で、国中の反感をを買うことになるまで、知りませんでした。ルターの役割があまりに政治的、思想的になってしまったために、ルターが最初にやった講義が忘れ去られ、19世紀末から20世紀初めになって初めて、再発見されることになります。ルターは、自分が神学的に関わった前史のすべてを、ルターが有名になった、1517年に事件に、全部はめ込んでしまう癖がありましたから、ルターが歴史の舞台に躍り出た時には、ルター神学がその概要が出来てたと、今世紀になってようやく見なされただけでした。それなのに、こういった理解が、政治となり、政治宣伝になって、ルターは、私どもがよく知るルターになったわけですね。

 

 

 

 

 

 ルターは、カトリックが使っていた聖書が、間違いだらけであることを、ギリシャ語(コイネ)とヘブライ語に遡って、原典で読んで、気付いたんですね。それで正しい翻訳に基づいて、自分の信頼を点検したんです。

 これは昔話のようで、現在進行形のお話です。

 

 

 

 

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女の子の方が高等戦術

2015-05-08 06:53:25 | エリクソンの発達臨床心理

 

 子どもはみんな、バイセクシャル。

 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p38の3行目途中から。

 

 

 

 

ホントに、女の子が、眼には見えるし、立つこともできる、男の子のオチンチンをよくよく見れば、特に父性的なものが強いところでは、「私もオチンチン欲しい」と思う女の子がいても、そんなにおかしいことではありませんよね。でもね、このオチンチンがたどり着きたいと思うところで、単純にこのオチンチンを、「全部飲み込ん」じゃいたいと強く願うようになることの方が、はるかに多いでしょう。しなしながら、私どもが、身体の部位のやり方をお話するだけじゃなくて、「無理矢理に入る」やり方と「全部を飲み込む」やり方という、人と人との関係も、男の子にも、女の子にも、必要不可欠だと申し上げる事実によって、女性の発達に関して、次のような変化も求められることになります。

 

 

 

 

 

 男の子も、女の子も大したものですね。でも、女の子の思いは、ある意味、男の子の単純な「無理矢理に入る」やり方よりも、遥かに賢く、はるかにずるい感じかしますね。

 

 

 

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後藤健二さんとマザコン宰相(最小)

2015-05-08 05:48:22 | エリクソンの発達臨床心理

 

 マザコンの弱虫。マンガ『ドラえもん』で言えば、スネ夫ちゃん。金持ちを鼻にかけ、自分は弱虫だから、いつも乱暴者のジャイアンにすり寄り、「虎の威を借る狐」よろしく、強がって見せる。重責に耐えられず、お腹が痛くなると、すぐに「僕辞める」と、仕事を投げたしちゃう。

 昨日取り上げた、元経産省の古賀茂明さんが、岩波セミナーホールで行った公演(https://www.youtube.com/watch?v=mXO3Kfjdz6Q)では、「安倍(晋三)さんは、『マザコン』と言われるのが一番嫌い」と紹介されてました。臨床心理学的に申し上げれば、それは「安倍晋三=マザコン」が当たりだから、そう言われるのが嫌うんでしょう。自分がマザコンでなければ、言われても、平常心を失うことはないはず。自分が弱虫だから、心の傾きとして、スネ夫ちゃんのように、「強そうに見える者」にすり寄り、「虎の威を借りて」エバる。これが、我が宰相、安倍晋三首相の実体であると、私は確信します。

 それで、なぜ、ミスミス後藤健二さんは、見捨てられ、見殺しにされたのか? を上掲の古賀さんの講演で教えられました。安倍晋三首相は、この1月16~21日、中東諸国を訪問しました。「ニュースハンター」(http://hunter-investigate.jp/news/2015/01/28-abe.html)によれば、

「【エジプト】(1月16日~17日)
日エジプト首脳会談及び昼食会,エルシーシ大統領と経済ミッションの会合、マハラブ首相との会談、日エジプト経済合同委員会における中東政策スピーチ、大エジプト博物館視察

【ヨルダン】(1月17日~18日)
日ヨルダン首脳会談、アブドッラー2世国王夫妻主催夕食会、アブドッラー2世国王主催日・ヨルダン経済界との会合及び昼食会、ヌスール首相との会談、ヨルダン国立博物館視察

【イスラエル】(1月18日~20日)
日イスラエル首脳会談、ネタニヤフ首相夫妻主催夕食会、ネタニヤフ首相と経済ミッションとの会合、リヴリン大統領への表敬、ヤド・ヴァシェム(ホロコースト博物館)訪問、経済セミナー出席、エルサレム旧市街視察、ヘルツォグ労働党首による表敬、「イスラエル・パレスチナ合同青年招へい」及び「中東和平プロジェクト」参加者の同窓会、内外記者会見

【パレスチナ】(1月20日)
アッバース大統領との首脳会談及び昼食会、アッバース大統領と経済ミッションとの会合、アラファト廟訪問

 首相は、17日に開かれた「日エジプト経済合同委員会」におけるスピーチで『ISILと闘う周辺各国に2億ドル』と表明。これが発端になって、邦人2名の殺害予告につながったと見られている。」

とのことです。

 イスラミック・ステイト(ISIL)が、後藤健二さんらの殺害予告と2億ドルの身代金要求を、ウェブで公開したのが、1月20日。身代金が「ISILと闘う周辺各国に2億ドル」とみあっています。ISILの要求の中に安倍晋三首相の演説が引用されてました。これらのことから、ISILの殺害予告と身代金要求は、安倍晋三首相のエジプトでの演説に対する反応、対抗措置であったことは、火を見るよりも明らかでしょう。

 安倍晋三首相は、後藤さん等がISILに拉致されていることを知らなかったんでしょうか? いえいえ、官邸は、ISILから後藤さんの奥さんに送られたメールは全て知ってしましたし、奥さんとの面談もしてんですね。ですから、命の危険が後藤さん等に迫っているのを承知の上で、あれだけ勇ましい、強がりの演説を、わざわざエジプトまで行ってやったんです。これは「『列強諸国の仲間入り』する方が、日本市民が1人殺させるよりもマシ」という判断が、安倍晋三首相にあった、と考えて間違いありません。この前後に、「後藤さんは、3度もの渡航自粛要請を断ってシリアに行ったんだから、(殺されても)自己責任だ」との意見が、考えも、矜恃もなし、のメディアから流されましたよね。

 私は、

 弱虫マザコンの晋ちゃんの弱さのために、後藤健二さんは殺された、

と考えます。

 さらに、

 1人の日本人市民を助けられない人が、日本を守ることなど到底できない

と確信しますよ。

 

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